JPS599618B2 - 溶融ほう砂用耐食合金 - Google Patents

溶融ほう砂用耐食合金

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JPS599618B2
JPS599618B2 JP5313580A JP5313580A JPS599618B2 JP S599618 B2 JPS599618 B2 JP S599618B2 JP 5313580 A JP5313580 A JP 5313580A JP 5313580 A JP5313580 A JP 5313580A JP S599618 B2 JPS599618 B2 JP S599618B2
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JP
Japan
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corrosion
resistant alloy
molten
borax
molten borax
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JP5313580A
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English (en)
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JPS56150162A (en
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喜昭 山上
新 好光
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は溶融ほう砂用耐食合金に関し、さらに詳しくは
、ほう砂を主剤とする溶融塩用鍋の材料として耐食性の
優れた溶融ほう砂用耐食合金に関するものである。
従来において、溶融ほう砂用材料としては耐熱鋼(JI
SSCH13)が用いられているが、8000〜110
0℃の高温による酸化作用と溶融ほう砂に・よる溶解作
用のため溶融塩用鍋の壁の損傷が激しく3〜6ケ月程度
しか使用できない。
また、従来の鍋は一体構造となっているが、その理由は
溶接構造とすると溶着合余部の損傷が速く早期廃却とな
るからである。そして、このような溶融塩による溶損に
関してその機構は明らかでないが溶存酸素による合金ま
たは溶着金属の酸化と溶融塩中のNa2Oの反応に起因
するものと推測される。本発明者等は溶融ほう砂による
耐熱耐食合金また、この合金により溶接した溶着金属の
溶損量について鋭意研究を行ない、合金元素また溶着金
属元素の溶損量におよぼす影響を見出した。
その結果よりなされたのが本発明に%る溶融ほう砂用耐
食合金である。本発明に%る溶融ほう砂用耐食合金の特
徴とするところは、C0.05〜130%、5i≦56
0%1Mn≦1.54、Ni8.0〜70.0%、 C
に15.0〜35.0、残部Feおよび不純物からなり
、Ni+(Cr4−25)≧(6 C%+4(Mn’l
y−Si4))xlOを満足する、ことにある。
本発明に%る溶融ほう砂用耐食合金は、一般に電気加熱
が採用され8000〜1100℃の高温での耐酸化性に
優れており、さらに、耐熱衝性と溶融ほう砂に対する耐
食性にも極めて優れているものである。また、この溶融
ほう砂用耐食合金により溶接した溶着金属も上記と同じ
効果を有していることは当然のことである。以下、本発
明に%る溶融ほう砂用耐食合金の成分および成分範囲に
ついて説明する。
Cは腐食減量を増大する元素であるが、素地中に固溶し
、また、他元素と炭化物を形成して強度を増す効果があ
り、腐食増は他元素の効果で相殺できる。
そして、下限は通常合金に含まれる0.05%で、上限
は溶接性およびNi増量によるコストアップを考慮して
160%とする。Siは耐酸化性を向上し、腐食減量を
低減する効果を有するので、鋳造性、靭性、溶接性の良
好な範囲である590%以下とする。
Mnは酸化皮膜中に拡散して腐食減量を増大するので低
い方が望ましいが、Siととも脱酸元素として作用し、
素地の強度を増すので1.5係を越えて含有させること
はない。
NiはCrとともに耐熱金属の基本元素であり、110
0゜Cの高温ではCrと共存で8.0以上は必要であり
、C.Mnの腐食促進傾向を抑制するためには多い程望
ましいがコストを考慮して70.0係を越えて含有させ
る必要はない。
CrはNiとともに耐熱金属の基本元素であり、Niと
の共存でCr含有量は15.0%以上含有させる必要が
あり、35.0%を越えて含有させても埼その効果は飽
和してし捷う。
また、Ni+(Cr%−25)≧{6−C%+4 (M
n%−Si% ) }XlOとするのは、この式を満足
することによって耐食性が非常に良好となるのである。
そして、第1表に示す実験結果から(溶損量)台元素の
係数を求めた。即ち、A−C%+B−Si4+c −M
n%+D−Ni%+E−Cr9A−”Z(溶損量)であ
る。
次に、本発明に係る溶融ほう砂用耐食合金の実施例を比
較例とともに説明する。第1表において、1,2の成分
と成分割合となるように通常の溶製法により合金を作り
試料な作成した。
9はJISSCHl3の耐熱鋼である。
そして、これから、φ10x100の試験片をとってこ
れを1000℃の溶融ほう砂中に500時間浸漬し、そ
の溶損減量を測定した。本発明の1,2は比較9に比し
て明らかなように溶損減量比は非常に少な《なっている
。また、本発明に係る溶融ほう砂用耐食合金を溶接棒と
し、アーク溶接により溶着金属試験片φTOxlOOを
製作し、1000℃の溶融ほう砂中に500時間浸漬し
、その溶損減量比を測定した。
第1表中3.4.5.6は本発明のもので、7.8は比
較である。7はJISD3lOで溶損減量比を1として
ある。
このJIS3lO棒の規格はMn≦2.50%で、通常
、1.50〜2.50%を含有しているので耐食性が劣
る。これからも明らかなように、3.4.5.6の溶損
減量比は7,− 8に比べて極めて小さいのである。こ
の溶着金属は、潜弧溶接、またはTIG溶接によるもの
でも上記アーク溶接による溶着金属と同様な結果が得ら
れる。以上説明したように、本発明に係る溶融ほう砂用
耐食合金は上記の構成を有しているものであるから、ほ
う砂を主成分とする溶融塩に対して非常に優れた耐食性
を示し、溶融塩用鍋としての材料として極めて長時間使
用することができるという効果を有しているものである

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 C0.05〜1.0%、Si≦5.0%、Mn≦1
    .5%、Ni8.0〜70.0%、Cr15.0〜35
    .0%、残部Feおよび不純物からなり、Ni+(Cr
    %)−25)≧{6・C%+4(Mn%−Si%)}×
    10を満足することを特徴とする溶融ほう砂用耐食合金
JP5313580A 1980-04-21 1980-04-21 溶融ほう砂用耐食合金 Expired JPS599618B2 (ja)

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JPS56150162A JPS56150162A (en) 1981-11-20
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2020137924A1 (ja) 2018-12-27 2020-07-02 Ntn株式会社 トリポード型等速自在継手

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2020137924A1 (ja) 2018-12-27 2020-07-02 Ntn株式会社 トリポード型等速自在継手
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