JPS5950162B2 - 改良されたエチレン−四弗化エチレン系共重合体及びその製法 - Google Patents

改良されたエチレン−四弗化エチレン系共重合体及びその製法

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JPS5950162B2
JPS5950162B2 JP52057656A JP5765677A JPS5950162B2 JP S5950162 B2 JPS5950162 B2 JP S5950162B2 JP 52057656 A JP52057656 A JP 52057656A JP 5765677 A JP5765677 A JP 5765677A JP S5950162 B2 JPS5950162 B2 JP S5950162B2
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    • C08F214/00Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen
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    • C08F214/265Tetrafluoroethene with non-fluorinated comonomers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
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    • Y10T428/31544Addition polymer is perhalogenated

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、新規なエチレン一四弗化エチレン系共重合体
及びその製法に関し、更に詳しく言えば、特定のフルオ
ロビニルエーテルを少量共重合させてなる物性の改良さ
れた新規なエチレン一四弗化エチレン系共重合体及びそ
の製法に関するものである。
従来、四弗化エチレンとエチレンとを重合開始源の作用
により共重合せしめ、耐薬品性、耐熱性、電気的特性な
どの優れたエチレン一四弗化エチレン系重合体を製造す
る方法は知られている。
而して、該共重合体は、その優れた性質と共に加熱熔融
成形加工が可能であるために、各種成形加工物、電線被
覆、ライニング、コーテイングなどの材料として広範囲
に使用可能である。而して、エチレン一四弗化エチレン
系共重合体の高温機械的特性、特に高温張力特性を改良
するために、テローゲン活性がなく、且つ少なくとも2
個の炭素原子を含む側鎖を与える補助量の共重合可能な
ビニルモノマーを共重合させる方法が提案されている。
例えば、特公昭47−23671号公報、米国特許第3
624250号明細書、英国特許第1292643号明
細書などを参照。かかる方法によれば、エチレン一四弗
化エチレン系共重合体の針金被覆が高温でもろくなり、
低い応力でひび割れるという欠点が解消され得る。然る
に、従来提案されているかさ高い側鎖を有するビニルモ
ノマーを使用する場合には、高温張力特性の改良に対し
て有利な結果を与え得るが、工業的実施に対して種々の
不利が認められる。例えばCF2=CF−C2F5、C
F2−CF−C4F,など一般式CF2−CF−Rfで
表わされるパーフルオロオレフインを添加してエチレン
と四弗化エチレンの共重合を実施する場合には、共重合
反応速度が著しく低下する。また、CF2=CF−CH
2−C(CF3)20HあるいはCH2−CH−0−C
−CH3のようなハイドロフルオロオレフイン、ビニル
エステルなどは、生成共重合体の耐熱性を低下せしめ、
例えば室温での伸度が初期の50%まで低下する加熱老
化時間を測定する試験(加熱温度230℃)において2
00時間以上の耐熱性を示すエチレン一四弗化エチレン
系共重合体が、か\る側鎖の導入により80〜100時
間以下の耐熱性に低下せせしめられるなどの不利を例示
し得る。
特に、前記米国特許第3624250号明細書や英国特
許第1292643号明細書においては、かさ高い側鎖
を与えるビニルモノマーであつても、側鎖に多重結合を
含むものあるいは酸性基、エステル基などを含むものが
除かれている。
例えば、ビニルエステル、不飽和カルボン酸、不飽和カ
ルボン酸アルキルエステルなどが除かれている。かかる
ビニルモノマーが除かれている理由については必ずしも
明確でないが、前記の如く耐熱老化性その他が不良とな
るためであろうと考えられる。実際にも、酢酸ビニルの
如きは、相当量共重合させないと高温張力特性の改良が
困難であり、その結果、前記の如き耐熱老化性、引張ク
リープ性の低下を招くことになる。本発明は、エチレン
一四弗化エチレン系共重合体の本来の優れた物性を可及
的に損なうことなく、高温張力特性などを有利に改良し
得る手段を提供するべく、種々の研究、検討を重ねた結
果、次の様な興味深い知見を得るに至つた。
即ち、一般式CF2−CF−0−(CF2)n−COX
で表わされる各種の特定フルオロビニルエーテルを、四
弗化エチレン及びエチレンに少量共重合させる場合には
、側鎖に多重結合 0 エステル基などを含−C−、
むものであるにも拘らず、耐熱老化性などを損なうこと
なく、エチレン一四弗化エチレン系共重合体の高温張力
特性などを有利に向上せしめ得ることを見出したもので
ある。
例えば、安息香酸ビニルエステルを第三成分として0.
25モル%というわずかな量を共重合して得られた三元
共重合体の示差熱分析で測定された熱分解開始温度は3
45℃であり、一方、二元共重合体のそれは355℃で
あつた。
また酢酸ビニルを第三成分として得られた共重合は0.
4モル%のわずかな添加でも成形品に顕著な着色が認め
られた。さらに、これらのビニルエステル類は1モル?
程度の添加でも高温機械強度の向上に対する効果は少な
かつた。それにたいして本発明による三元共重合体は熱
分解開始温度は355℃で二元共重合体の熱安定性を損
うことなく、かつ成形品の着色も全く認められなかつた
。さらに、0.5モル%程度の添加でも顕著に高温張力
は改良されている。かくして、本発明は、前記の新規知
見に基いて完成されたものであり、四弗化エチレン/エ
チレンの含有モル比が40/60〜60/40であり、
一般式CF2=CF−0−(CF2)n−COX(但し
、式中のnは1〜10の整数であり、XはFlOH、0
R1及びNR2R3の1つであり、R1は炭素数1〜1
0個のアルギン基であり、R2及びR3は各々水素原子
あるいはR1の1つである)で表わされるフルオロビニ
ルエーテルの含有量が0.1〜10モル%であり、以下
に定義する容量流速が10〜500m1L/秒であるこ
とを特徴とする改良されたエチレン一四弗化エチレン系
共重合体を提供するものである。
本明細書中にて使用される「容量流速」なる言葉は、次
の様に定義され、分子量の目安となるものである。
即ち、高化式フローテスターを使用して、所定温度、所
定荷重30kg/dのもとに、ノズル径1mm)ランド
2nのノズルより19の試料を押出し、その際の単位時
間に押出される熔融試料の容量で表わされる値が、「容
量流速」として定義され、その単位は一/秒である。こ
こにおいて、所定温度とは、特定のエチレン一四弗化エ
チレン系共重合体の成形可能な温度領域(流動開始温度
と熱分解開始温度との間の温度範囲)で且つ流動開始温
度に近い温度が採用される。而して、本発明における特
定の共重合体に対しては、300℃が選定される。以下
に述べる実施例においては全て300℃の温度を採用し
た。
本発明の目的である高温張力特性を表わす試験法として
、高温での引張試験の他に「マンドレルラツプ試験」(
MandrelWrapTest)がある。
該試験法は次の様にして行なう。直径6.4nの伸金(
Mandrel)に、巾6.4田、厚さ1.3±0.1
n)長さ12711の短冊状の成形シートを巻きつけ、
両端をボルト、ナツトで伸金に固定する。この試験片を
、一定温度に保持した炉中に、96時間放置する。高温
伸度、強度に乏しい共重合体から得られた試験片はより
低い温度でクラツクを発生することが知られている。例
えば、高温強度に乏しいC2F4−C2F4系共重合体
について本試験を行なうと、110〜120℃でクラツ
クが発生するが本発明による共重合体では200℃以上
でもかゝるクラツクは発生しない。該試験は従来ポリエ
チレンの熱応力亀裂性試験法として業界では広く知られ
たものであり、より詳しくは、FederalSpec
ificatiOnLP39Ocに述べられている。又
、本発明は、一般式 CF2= CF−O−( CF.)n− COXで表わ
されるフルオロビニルエーテルの少量添加のもとに、四
弗化エチレン/エチレンの反応モル比を実質的に40/
60以上に保持して、重合開始源の作用下にエチレンと
四弗化エチレンとを共重合せしめることを特徴とする前
記フルオロビニルエーテル含有量が0.1〜10モル弊
の改良されたエチレン一四弗化エチレン系共重合体の製
法をも新規に提供するものである。
本発明によつて得られるエチレン一四弗化エチレレン系
共重合体は、前記の様に本来の優れた物性が殆んど損な
われずに、高温での引張強度や極限伸度が有利に改良さ
れている。
従つて、本発明による共重合体の針金被覆は高温でもろ
くなつたり低い応力でひび割れが生じたりしない。而し
て、本発明の新規なエチレン一四弗化エチレン系共重合
体は、容量流速が10〜500−/秒、好ましくは20
〜300−/秒である。
かゝる容量流速範囲にあるために、押出成形、射出成形
の如き加熱熔融成形が可能であり、粉体塗装、デイスパ
ージヨン塗装などにおいても焼付などが容易である。又
、本発明における好適な新規共重合体は、流動開始温度
が240℃以上、好ましくは250〜280℃であり、
熱分解開始温度が310℃以上、好ましくは330〜3
70℃である。従つて、前記の通り加熱熔融成形加工が
容易であると共に、耐熱性にも優れており、更にかゝる
諸特性が保持された状態で高温張力特性などが改良され
ている。本発明において、好適な新規共重合体を製造す
るには、四弗化エチレン/エチレンの反応モル比は通常
2.35以上、好ましくは3以上が採用される。
即ち、好ましい態様においては、共重合反応系における
四弗化エチレンモノマーとエチレンモノマーの割合が前
記範囲に保持される様に実施される。例えば、四弗化エ
チレン/エチレンの仕込モル比を前記範囲から選定し、
共重合反応の進行によつて消費される分を補充しながら
、共重合反応を実施するなどである。従つて、本発明方
法においては、四弗化エチレン/エチレンの仕込モル比
を70/ 30〜90/10、好ましくは75/25〜
85/15の範囲から選定し、共重合反応進行中に四弗
化エチレン/エチレンのモル比が40/60〜60/4
0、好ましくは45/55〜55/45のモノマー混合
物を補充しながら、共重合反応を実施するのが望ましい
。かくして、四弗化エチレン含有量40〜60モル%、
特に45〜55モル%のエチレン一四弗化エチレン系共
重合体が得られる。本発明において、特定のフルオロビ
ニルエーテルは、一般式CF2−CF−O−(CF2)
n−COXで表わされるものである。
nは1〜10の整数から選定されるが、好ましくはn=
2〜6が選定される。XはFsOHlORl及びNR2
R3からなる群から選定されるが、入手の容易性、共重
合反応の容易性、生成共重合体の物性などから、好まし
くはFlOHlORlから選定され、特に0R1が採用
される。R1は炭素数1〜10個のアルキル基であるが
、好ましくは炭素数1〜5個の低級アルキル基であり、
直鎖状でも分岐状でも良い。R2及びR3は各々水素原
子あるいはR1から選定される。か\るフルオロビニル
エーテルの合成法は、英国特許第1145445号明細
書や特公昭4522327号公報などに記載されている
而して、か\るフルオロビニルエーテルの好ましい具体
例としては、CF2=CFO(CF2),〜8C00C
H3、CF2=CFO(CF2),〜8C0F1CF2
=CFO(CF2)1〜8C00C2H5などが挙げら
れ、これらは本出願人が先に出願中の特許昭50−15
4833号明細書、特願昭51−20144号明細書な
どに記載された方法などにより容易に入手可能である。
本発明方法の共重合反応において、特定のフルオロビニ
ルエーテルの添加量は、可及的に少量にするのが望まし
い。
通常は、全単量体基準で0.1〜10モル%の範囲から
選定される。余りに少な過ぎる添加量では、生成共重合
体の高温機械的特性の改良効果が認められず、また余り
に多過ぎる場合には、共重合反応速度を工業的実施に対
して満足し得ないものとすると共に、エチレン一四弗化
エチレン系共重合体の本来の優れた物性に対して不利と
なる。而して、工業的に有利に且つ優れた共重合体を得
るためには、特定のフルオロビニルエーテルの添加量を
0.3〜5モル%程度とするのが望ましい。特定のフル
オロビニルエーテルについても、前記の割合を保持して
共重合反応を実施した方が望ましく、通常は共重合反応
の進行により消費された分を補充しながら実施するのが
好適である。
本発明においては、生成共重合体中に特定のフルオロビ
ニルエーテルが少量共重合して含有されるが、通常は0
.1〜10モル%程度、特に0.3〜5モル?程度の含
有量が望ましい。従つて、共重合反応進行中に、四弗化
エチレン及びエチレンと共に、特定のフルオロビニルエ
ーテルを0.1〜10モル%、好ましくは0.3〜5モ
ル%の濃度で補充するのが望ましい。かくして、特定の
フルオロビニルエーテルが0.1〜10モル?、好まし
くは0.3〜5モル%共重合されたエチレン一四弗化エ
チレン系共重合体が得られる。なお、生成共重合体中の
特定フルオロビニルエーテルの含有量は、重合槽中に導
入した各モノマー量と重合終了後に回収した各モノマー
量の差より算出する。生成共重合体中の特定フルオロビ
ニルエーテルの含有量が余りに少な過ぎると、高温機械
的特性の改良効果が認められないが、また余りに多過ぎ
ると、エチレン一四弗化エチレン系共重合体の引張クリ
ープ、耐熱老化性などが低下し、過度にやわらかいもの
になつてしまう。
本発明により得られるエチレン一四弗化エチレン系共重
合体は、特定のフルオロビニルエーテルを含まないエチ
レン一四弗化エチレン系共重合体の高温の、例えば20
0℃における引張強度、極限伸度がそれぞれ〜20kg
/(1−JモV11〜40%であるのに対し、それぞれ3
0kg/(1−JモV!以上、特に40〜80kg/Dl
2OO%以上、特に400〜600%と改良され、針金
被覆が高温でもろくなり、低い応力でひび割れるという
欠点が解消される。本発明方法における共重合反応は、
不活性有機溶媒又は水性媒体を使用し或は使用せずに、
パーオキシ化合物、アゾ化合物、柴外線、電離性放射線
の如き重合開始源の作用の下に、周知乃至公知の手段な
どによつて行なわれ得る。
また、重合方式としても、塊状重合、溶液重合、懸濁重
合、乳化重合、気相重合など各種重合方式が採用可能で
ある。而して、本発明者の研究によれば、共重合反応媒
体として、所謂フロン系溶媒として知られている弗素化
系或は弗素化塩素化系飽和炭化水素よりなる溶媒、好ま
しくは炭素数1〜4個、特に1〜2個のものを使用する
ことが、耐熱性、成形加工性、耐薬品性その他の優れた
エチレン一四弗化エチレン系共重合体を製造する点で有
利であると共に、反応条件のコントロール及び共重合反
応速度の保持においても、工業的実施に対して有利な結
果を与え得ることが認められている。
フロン系溶媒としては、例えば、ジクロロジフルオロメ
タン、トリクロロモノフルオロメタン、ジクロロモノフ
ルオロメタン、モノクロロジフルオロメタン、クロロト
リフルオロメタン、フルオロホルム、テトラフルオロエ
タン、トリクロロトリフルオロエタン、ジクロロテトラ
フルオロエタン、ヘキサフルオロエタン、フルオロクロ
ロプロパン、パーフルオロプロパシ、フルオロシクロブ
タン、パーフルオロシクロブタン等をあげることが出来
、これらは一種又は二種以上の混合物で使用される。而
して、本発明者の研究によれば、ジクロロジフルオロメ
タン、トリクロロモノフルオロメタン、トリクロロトリ
フルオロエタン、ジクロロテトラフルオロエタン、パー
フルオロシクロブタンの如く、分子中に水素原子を含ま
ない弗素化系或いは弗素化塩素化系飽和炭化水素よりな
る溶媒、好ましくは炭素数1〜4個、特に1〜2個のも
のを使用する場合に、生成共重合体の分子量を大にし得
ること、その他などで特に望ましいことが認められてい
る。本発明方法において、フロン系溶媒を使用する場合
、その使用量は特に限定されないが、通常は四弗化エチ
レン、エチレン、特定のフルオロビニルエーテルの単量
体混合物1モルに対して、溶媒0.05〜20モル、特
に1〜10モル程度が採用される。
単量体1モルに対して0.05モルより少ない溶媒の使
用量でも、共重合反応の実施は可能であるが、工業的に
有利な操作及び条件により共重合反応速度を大にして行
なう為には、1モル以上を使用するのが有利である。尚
、20モルより多い溶媒の使用も可能であるが、主に反
応後の溶媒回収など経済的な理由などにより10モル以
下を使用するのが有利である。又、本発明方法では、フ
ロン系溶媒に他の有機溶媒或いは水性媒体を混合して採
用することも可能である。
例えば、フロン系溶媒一水の混合反応媒体を採用するこ
とが可能であり、かゝる手段により共重合反応系の攪拌
或は反応熱除去の容易さその他で良好な結果を達成し得
るなどである。本発明方法では、共重合反応条件は、重
合開始源、反応媒体などに応じて種々変更可能であるが
、フロン系溶媒を使用する場合などには、通常反応温度
−50℃〜+150℃程度が工業的に有利に採用される
。使用する溶媒の種類及び使用量、単量体の仕込モル比
、特定フルオロビニルエーテルの添加量、重合開始源の
種類などに従つて、適当な反応温度を選択するのである
が、余りに高温では反応圧力が過大になり、また余りに
低温では共重合反応速度が工業的に満足し得る程度以下
になるので、前記範囲を採用するのが望ましいのである
。尚、反応圧力は常圧乃至多少の加圧でも充分であり、
通常2 〜 50kg/Cf7L・ゲージ程度が採用さ
れ、更に高圧や低圧も適宜採用され得る。本発明方法に
おいて、重合開始源としては、重合方式などに応じて種
々のものを適宜採用可能であり、特に限定する理由はな
い。然るに、フロン系溶媒を使用する場合には、コバル
ト−60やセシウム−137等からのγ一線の如き電離
性放射線やパーオキシ化合物、アゾ化合物の如き油溶性
のラジカル重合開始源を採用するのが望ましい。例えば
、線量率10〜106ラット/時で電離性放射線を採用
することが出来、またパーオキシ化合物としては、ベン
ゾイルパーオキシド、ラウロイルパーオキシドの如き有
機過酸化物、t−ブチルパーオキシイソブチレートの如
き過エステル類、ジイソプロピルパーオキシジカーボネ
ート等が、アゾ化合物としてはアゾビスイソブチロニト
リルの如きラジカル開始剤が一般的に使用される。ラジ
カル開始剤の使用量は、採用する重合条件、即ち添加す
る特定フルオロビニルエーテルの量、使用する媒体、重
合温度などによつて適宜選定する必要があるが、通常は
仕込んだ全単量体に対して0.0001〜2重量%程度
の濃度が採用され得る。本発明において好適なエチレン
一四弗化エチレン系共重合体を得るためには、フロン系
溶媒を使用し、重合開始源として一般式 0R−C−O
−O−R1 (但し、式中のR及びR”は脂肪族アルキル基である)
で表わされるパーオキシエステル型のラジカル開始剤を
使用するのが特に望ましい。
共重合反応速度、生成共重合体の諸物性、共重合反応操
作及び条件などについて有利である。R,Rlは脂肪族
アルキル基であり、その炭素数は特に制限はないが、共
重合反応温度などの関係から、R,Rl共に炭素数3〜
13個程度のアルキル基であることが望ましい。例えば
、t−ブチルパーオキシイソブチレート、t−ブチルパ
ーオキシアセテート、t=ブチルパーオキシピバレート
、t−ブチルパーオキシ一2−エチルヘキサノエート、
t−ブチルパーオキシラウレートなどをあげることがで
きる。パーオキシエステル型のラジカル開始剤の使用量
は、全単量体100重量部に対してO.O01重量部程
度以上の濃度で充分である。好ましくは、フロン系溶媒
中のラジカル開始剤濃度は、全単量体100重量部当り
0.005〜5重量部程度が採用される。フロン系溶媒
は、単量体混合物1モルに対して1〜10モル程度、特
に1,5〜5モル程度の使用量で採用される。又、共重
合反応温度は、通常は30〜120℃程度が採用され得
るが、使用するパーオキシエステル型のラジカル開始剤
の半減期などを考慮して最適温度を選定するのが望まし
い。例えば、t−ブチルパーオキシイソブチレートでは
50〜80℃、t−ブチルパーオキシピバレートでは4
0〜60℃などである。か\る反応温度を採用すること
により、長時間を要することなく良好な収量で新規共重
合体を得ることが可能である。尚、本発明方法でフロン
系溶媒を使用する場合、共重合反応終了後に溶媒が未反
応単量体と共に容易に生成共重合体から分離され得る。
又、水性媒体中で行なう共重合反応の如き反応圧力の過
大が抑制し得るので、高温高圧の採用なしに安全に優れ
た物性を有するエチレンー四弗化エチレン系共重合体を
製造し得る。しかも、この場合、共重合反応速度が前記
の如く工業的に満足し得るものである。この説明は、本
発明を何ら限定するものでない。次に、本発明の実施例
について、更に具体的に説明するが、か\る説明によつ
て本発明が限定されるものでないことは勿論である。
尚、以下の実施例中において、共重合体の物性は次の方
法によつて測定した。〔高温の引張強度・伸度〕 JIS 1号ダンベルでASTMD−638に従い測定
測定条件:200℃、200m77!/分(引張スピー
ド)実施例 1 内容積2lのオートクレーブにトリクロロモノフルオロ
メタン825f!、トリクロロトリフルオロエタン11
25g及びt−ブチルパーオキシイソブチレート0.4
39を仕込み、次いで四弗化エチレン2509、エチレ
ン17.59、及びメチル−パーフルオロ−5−オキシ
−6−ヘプテノエート(CF2−CFOCF2CF2C
F2CO2CH3)6.79を仕込む。
この混合物を充分撹拌しながら反応温度65℃に保持し
て共重合反応を行なわせる。共重合反応進行中は、系内
に四弗化エチレン/エチレン/メチルーパーフルオロ−
5−オキシ−6ーヘプテノエートのモル比が53/46
.3/O.7の混合ガスを導入し、重合圧力を15kg
/C77Lに保持する。3時間後に759の白色共重合
体を得た。
該共重合体は、C2F4/C2H4/CF2=CFO(
CF2)3CO2CH3の含有モル比53/46.3/
0.7であり、融点267℃、熱分解開始温度は355
℃であつた。
また該共重合体の容量流速は85w!d/秒であり、こ
のものから300℃、10分間加熱圧縮して得られたシ
ートは乳白色、半透明であり、熱分解による着色等の徴
候は全く認められなかつた。該成形シート(厚さ1,3
mm)の200℃における引張強度、破断伸度はそれぞ
れ401<9/CTl1470?であつた。実施例 2 トリクロロモノフルオロメタン726f!、トリクロロ
トリフルオロエタン12609をオートクレーブに仕込
んだ以外は実施例1と同様の条件で反応を行なわせた。
その結果5時間後に929の白色共重合体を得た。該共
重合体のモノマー組成は実施例1と同じであり、融点、
熱分解開始温度も同じく実施例1で得られた共重合体の
それと同じであつた。該共重合体の容量流速は50m7
1/secであり、また200℃における引張強度、破
断伸度はそれぞれ521<g/crl1550%であつ
た。マンドレルラツプ試験では220℃以上で試験片に
クラツクが入らなかつた。実施例 3 オートクレーブにメチルーパーフルオロ−5−オキシ−
6−ヘプテノエートを14.39を仕込み、反応中に導
入する混合モノマーの組成をC2F4/C2H4/CF
2=CFO(CF2)3CO2CH3のモル比で53/
45.5/1.5とする以外は、実施例1と同様に反応
を行なわしめた。
3時間後に859の白色共重合体を得た。
該共重合体はC2F4/C2H4/CF2−CFO(C
F2)3CO2CH3の含有モル比が53/45.5/
1.5であり、融点258℃、熱分解開始温度355℃
であつた。また該共重合体の容量流速は92vL/秒で
あり、200℃における引張強度、破断伸度はそれぞれ
42kg/Cd)510%であつた。またマンドレルラ
ツプ試験では220℃以上でクラツクの発生は認められ
ず、融点に近い250℃でもクラツクは発生しなかつた
。実施例 4 メチルパーフルオロ一5−オキシ−6−ヘプテノエート
の代りにパーフルオロ一5−オキシ−6−ヘプテン酸の
フルオライド(CF2=CFOCF2CF2CF2CO
F)をオートクレーブに6.4y仕込み、さらに反応中
に系内に該ヘプテン酸フルオライドを全モノマー中0.
7モル%含む混合ガスを導入する以外は全て実施例1と
同様の条件で反応せしめた。
4.5時間後に909の白色共重合体を得た。
該共重合体の熱分解開始温度は354℃、融点は267
℃であつた。該共重合体の容量流速は88−/Secで
あり、200℃における引張強度、破断伸度はそれぞれ
42kg/Cfil、450%であつた。実施例 5 11のオートクレーブにトリクロロモノフルオロメタン
3639、トリクロロトリフルオロエタン630g及び
t−ブチルパーオキシイソブチレート0.22gを仕込
み、次いで四弗化エチレン125g、エチレン8.7g
及びメチルーパーフルオロ一 7 −オキシ−8−ノネ
ノエート(CF2=CFO(CF,),CO,CH。
)4.49を仕込む。反応温度を65℃に保持し、反応
進行中は系内に四弗化エチレン、エチレン、メチルーパ
ーフルオローJメ[オキシ一8−ノネノエートのモル比が
53/ 46.3/ 0.7の混合ガスを導入し、重合
圧力を15kg/一に保持する。3.5時間後に40I
の白色共重合体を得た。
該共重合体はC2F4/C2H4/CF2=CFO(C
F2),COOCH3の含有モル比が53/ 46.3
/ 0.7であり、融点266℃、熱分解開始温度は3
54℃であつた。該共重合体から得られた成形品の20
0℃における引張強度、破断伸度はそれぞれ38kg/
d)480%であつた。実施例 6 オートクレーブにエチルパーフルオロ一5−オキシ−6
−ヘプテノエート(CF2=CFO(CF2)3− C
O2CH2CH3)を7.09仕込み、反応中に導入す
る混合物の組成を四弗化エチレン/エチレン/エチルー
パーフルオロ一5−オキシ−6−ヘプテノエートのモル
比を53/ 46.3/ 0.7とする以外は実施例1
と全く同一の条件で反応を行なわしめた。
得られた共重合体の融点は266℃であり、容量流速は
90−/Secであつた。200℃での引張強度、破断
伸度はそれぞれ40k9/CgL)430%であつた。
実施例 7 内容積21のオートクレーブにトリクロロモノフルオロ
メタン7129、トリクロロトリフルオロエタン968
9及びt−ブチルパーオキシイソブチレート0.52I
を仕込み、次いで四弗化エチレン4891)エチレン3
2.81)及びパーフルオロ一5−オキシ−6−ヘプテ
ン酸アミド( CF2=CFOCF2CF2CF2CO
NH2)13.7gを仕込む。
この混合物を充分撹拌しながら反応温度65℃に保持し
て共重合反応を行なわせる。40分間の反応で、内圧が
25.5kg/Cnlから23.2kg/c−dに低下
した。
この時点で未反応モノマー及びフロン系溶媒を分離し、
55.29の白色共重合体を得た。該共重合体は、融点
268℃、熱分解開始温度384℃、容量流速43−/
秒のものであり、赤外線吸収スペクトルには− CON
H,に基く吸収が観察された。該共重合体を300℃で
10分間加熱圧縮して成形したシート(厚さ1.3mm
)の200℃における引張強度、破断伸度はそれぞれ5
0kg/(−JモV1) 500%であつた。実施例 8
トリクロロモノフルオロメタン、トリクロロトリフルオ
ロエタン及びt−ブチルパーオキシイソブチレートの仕
込量をそれぞれ10601)620g、0.52gとし
、四弗化エチレン、エチレン及びパーフルオロ一5−オ
キシ−6−ヘプテン酸アミドの仕込量をそれぞれ497
g、32.4y、27.49とする以外は実施例8と同
様にして共重合反応を行なわせた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 四弗化エチレン/エチレンの含有モル比が40/6
    0〜60/40であり、一般式CF_2=CF−O−(
    CF_2)n−COX(但し、式中のXはF、OH、O
    R、及びNR^2R^3の1つであり、R^1は炭素数
    1〜10個のアルキル基であり、R^2及びR^3は各
    々水素原子あるいはR^1の1つであり、nは1〜10
    の整数である)で表わされるフルオロビニルエーテルの
    含有量が0.1〜10モル%であり、本文中に定義する
    容量流速が10〜500mm^2/秒であることを特徴
    とする改良されたエチレン−四弗化エチレン系共重合体
    。 2 フルオロビニルエーテルが一般式CF_2=CF−
    O−(CF_2)_1_〜_8−COOR(但し、式中
    のRは炭素数1〜5個の低級アルキル基である)で表わ
    されるエステル基含有フルオロビニルエーテルである特
    許請求の範囲第1項記載の共重合体。 3 フルオロビニルエーテルが一般式 CF_2=CF−O−(CF_2)_1_〜_8−CO
    Fで表わされるフッ化カルボニル基含有フルオロビニル
    エーテルである特許請求の範囲第1項記載の共重合体。 4 フルオロビニルエーテルの含有量が0.3〜5モル
    %である特許請求の範囲第1項記載の共重合体。 5 四弗化エチレン/エチレンの含有モル比が45/5
    5〜55/45である特許請求の範囲第1項記載の共重
    合体。 6 四弗化エチレン/エチレンの含有モル比が50/5
    0以上である特許請求の範囲第1項又は第5項記載の共
    重合体。 7 容量流速が20〜300mm^2/秒である特許請
    求の範囲第1項記載の共重合体。 8 流動開始温度が240℃以上である特許請求の範囲
    第1項記載の共重合体。9 熱分解開始温度が310℃
    以上である特許請求の範囲第1項記載の共重合体。 10 200℃における引張強度30kg/cm^2以
    上、極限伸度200%以上である特許請求の範囲第1項
    記載の共重合体。 11 一般式CF_2=CF−O−(CF_2)n−C
    OX(但し、式中のnは1〜10の整数であり、XはF
    、OH、OR^1及びNR^2R^3の一つであり、R
    ^1は炭素数1〜10個のアルキル基であり、R^2及
    びR^3は各々水素原子あるいはR^1の1つである)
    で表わされるフルオロビニルエーテルの少量添加のもと
    に、四弗化エチレン/エチレンの反応モル比を実質的に
    40/60以上に保持して、重合開始源の作用下にエチ
    レンと四弗化エチレンとを共重合せしめることを特徴と
    する前記フルオロビニルエーテル含有量が0.1〜10
    モル%の改良されたエチレン−四弗化エチレン系共重合
    体の製法。 12 四弗化エチレン/エチレンの反応モル比を実質的
    に70/30以上に保持して実施する特許請求の範囲第
    11項記載の共重合体の製法。13 四弗化エチレン/
    エチレンの反応モル比を実質的に75/25以上に保持
    して実施する特許請求の範囲第11項又は第12項記載
    の共重合体の製法。 14 四弗化エチレン/エチレンの仕込モル比を70/
    30〜90/10の範囲から選定し、共重合反応進行中
    に四弗化エチレン/エチレンのモル比が40/60〜6
    0/40のモノマー混合物を補充しながら実施する特許
    請求の範囲第12項記載の共重合体の製法。 15 四弗化エチレン/エチレンの仕込モル比を75/
    25〜85/15の範囲から選定し、共重合反応進行中
    に四弗化エチレン/エチレンのモル比が45/55〜5
    5/45のモノマー混合物を補充しながら実施する特許
    請求の範囲第13項記載の共重合体の製法。16 フル
    オロビニルエーテルとして一般式CF_2=CF−O−
    (CF_2)_1_〜_1_0−COOR(但し、式中
    のRは炭素数1〜5個の低級アルキル基である)で表わ
    されるエステル基含有フルオロビニルエーテルを使用す
    る特許請求の範囲第11項記載の共重合体の製法。17
    フルオロビニルエーテルとして CF_2=CF−O−(CF_2)_1_〜_1_0−
    COFを使用する特許請求の範囲第11項記載の共重合
    体の製法。 18 フルオロビニルエーテルとして CF_2=CF−O−(CF_2)_1_〜_1_0−
    COOHを使用する特許請求の範囲第11項記載の共重
    合体の製法。 19 フルオロビニルエーテルの添加量を全単量体基準
    で0.1〜10モル%の範囲から選定して実施する特許
    請求の範囲第11項、第16項、第17項又は第18項
    記載の共重合体の製法。 20 フルオロビニルエーテルの添加量を全単量体基準
    で0.3〜5モル%の範囲から選定して実施する特許請
    求の範囲第11項又は第19項記載の共重合体の製法。 21 弗素化系或は弗素化塩素化系飽和炭化水素よりな
    る溶媒の添加のもとに実施する特許請求の範囲第11項
    記載の共重合体の製法。 22 分子中に水素原子を含まない弗素化系或いは弗素
    化塩素化系飽和炭化水素よりなる溶媒の添加のもとに実
    施する特許請求の範囲第11項又は第21項記載の共重
    合体の製法。 23 単量体混合物1モルに対して溶媒0.05〜20
    モルを存在させて実施する特許請求の範囲第21項又は
    第22項記載の共重合体の製法。 24 反応温度−50℃〜+150℃で実施する特許請
    求の範囲第21項又は第22項記載の共重合体の製法。 25 反応圧力2〜50kg/cm^2・ゲージで実施
    する特許請求の範囲第21項又は第22項記載の共重合
    体の製法。 26 重合開始源として電離性放射線を使用する特許請
    求の範囲第11項、第21項又は第22項記載の共重合
    体の製法。 27 重合開始源としてラジカル開始剤を使用する特許
    請求の範囲第11項、第21項又は第22項記載の共重
    合体の製法。 28 パーオキシエステル型のラジカル開始剤を使用す
    る特許請求の範囲第27項記載の共重合体の製法。 29 仕込んだ全単量体に対して0.001〜2重量%
    のラジカル開始剤を使用する特許請求の範囲第27項又
    は第28項記載の共重合体の製法。 30 弗素化系或いは弗素化塩化系飽和炭化水素よりな
    る溶媒の添加のもとに、重合開始源として一般式▲数式
    、化学式、表等があります▼(但し、式中のR及びR^
    2は脂肪族アルキル基である)のパーオキシエステル型
    のラジカル開始剤を使用して実施する特許請求の範囲第
    11項記載の共重合体の製法。 31 反応温度30〜120℃で実施する特許請求の範
    囲第30項記載の共重合体の製法。 32 単量体混合物1モルに対して溶媒1〜10モルを
    存在させて実施する特許請求の範囲第30項記載の重合
    体の製法。
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