JPS5947759B2 - 紙塗工用組成物 - Google Patents

紙塗工用組成物

Info

Publication number
JPS5947759B2
JPS5947759B2 JP10493879A JP10493879A JPS5947759B2 JP S5947759 B2 JPS5947759 B2 JP S5947759B2 JP 10493879 A JP10493879 A JP 10493879A JP 10493879 A JP10493879 A JP 10493879A JP S5947759 B2 JPS5947759 B2 JP S5947759B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parts
weight
ethylenically unsaturated
paper
paper coating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP10493879A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5630418A (en
Inventor
節造 手塚
章 杉山
隆 榊山
昭 松枝
俊夫 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP10493879A priority Critical patent/JPS5947759B2/ja
Publication of JPS5630418A publication Critical patent/JPS5630418A/ja
Publication of JPS5947759B2 publication Critical patent/JPS5947759B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Paper (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Polymerisation Methods In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規なアルカリ感応型共重合体ラテックスを結
合剤とし、該結合剤と顔料とを主成分とする紙塗工用組
成物に関する。
さらに詳しくは紙被覆用顔料100重量部に対して囚
ブタジエン32ないし43重量部、アクリル酸エステル
又はメタクリル酸エステルoないし30重量部、エチレ
ン系不飽和カルボン酸lないし6重量部、及びエチレン
系不飽和芳香族単量体21ないし67重量部を少なくと
も含有してなる単量体混合物をフリーラジカル的に乳化
共重合せしめて得られたラテックス。
(B)ブタジエン6ないし19重量部、アクリル酸エス
テル又はメタクリル酸エステルoないし30重量部、エ
チレン系不飽和カルボン酸1ないし6重量部及びエチレ
ン系不飽和芳香族単量体45ないし43重量部を少なく
とも含有してなる単量体混合物をフリーラジカル的に乳
化共重合せしめて得られたラテツクス。
(O酢酸ビニルOないし50重量部、エチレン不飽和モ
ノカルボン酸10ないし30重量部,アクリル酸エステ
ル及び/又はメタクリル酸エステル20ないし90重量
部を少なくとも含有する単量体混合物をフリーラジカル
的に乳化共重合せしめたアルカリ感応型エマルジヨンよ
りなり、このうちA/Bの重量割合BS3O/70なぃ
し70/30でありさらにA+BとCとの重量割合C/
A+B/)S2/100ないし20/100である如き
アルカリ感応型エマルジヨンを主たる接着剤成分として
かつ紙被覆用顔料100重量部に対してA+B+Cを4
重量部ないし30重量部含有し、塗工時のPHbj7.
3ないし13.0にアルカリ性物質で調整されたことを
特徴とする紙塗工用組成物に関するものである。
紙を被覆する顔料に対する結合剤としてカルボキシル化
スチレン−ブタジエン系共重合体ラテツクスB3適して
いるということはよく知られているB3、単独の顔料結
合剤として使用した場合は増粘性や保水性の不足、バイ
ンダーマイグレーシヨン等を生じやすく、カゼイン、澱
粉、プロテイン等天然水溶性バインダーと主に共用され
るのが通常である。
しかしなBSらカゼイン、澱粉、プロテイン等の天然水
溶性バインダーは、それらの調整工程BS厄介なこと、
あるいはかかる水溶性バインダーを含有する塗工液BS
腐敗しやすい等の欠点B5あり、近年、これらの天然水
溶性バインダーを除く試みBS研究され、いくつかの改
良力法t)s提供された。
例えばスチレン−ブタジエン系共重合体ラテツクスとカ
ルボキシル基を含有するエチレン系不飽和単量体を用い
たアルカリ感応型共重合体ラテツクスとのブレンドから
なる水性分散液を塗工紙用結合剤として使用する力法(
米国特許第3,081,198号公報、米国特許第3,
513,121号公報.特公昭49−44948号)や
、スチレン、ブタジエンと共にエチレン系不飽和カルボ
ン酸を共重合することによりアルカリ感応性を与え、紙
塗工用組成物としてカゼイン、澱粉を排除する方法(米
国特許第3,409,569号公報、西ドイツ国特許第
1,919,379号公報、特公昭49−44948号
)等がある。アルカリ感応型共重合体ラテツクスとスチ
レン−ブタジエン系共重合体ラテツクスとのブレンドか
らなる水性分散液を顔料結合剤として使用する刀法とし
ては、例えばアクリル酸又はメタクリル酸とそれらの炭
素数B5lないし2の低級エステルを共重合して得られ
たアルカリ感応型共重合体ラテツクスをスチレン−ブタ
ジエン系共重合体ラテツクスとブレンドする力法(米国
特許第3,081,198号公報)や、30%以上のエ
チレン系不飽和カルボン酸を共重合したスチレン−ブタ
ジエン−エチレン系不飽和カルボン酸共重合体ラテツク
ス又は酢酸ビニル−エチレン系飽和カルボン酸共重合体
ラテツクスをアルカリ感応型共重合体ラテツクスとして
、スチレン−ブタジエン系共重合体ラテツクスとブレン
ドする力法(米国特許第3,513,121号公報)等
BS報告されており、これらの力法で得られた紙塗工用
組成物を含有する塗工液を塗工して得られた塗工紙の物
ヒとしては白紙光沢度、平滑性、BS良好であると記さ
れ(いる。
一力、スチレン、ブタジエンと共にエチレン系不飽和カ
ルボン酸を共重合することによりアルカリ感応性を付与
し単独で顔料結合剤として使用する力法としては、スチ
レン、ブタジエン、アクリロニトリルと共にエチレン系
不飽和カルボン酸を共重合する力法(米国特許第3,4
09,569号公報)や、スチレン、ブタジエン、エチ
レン系不飽和ジカルボン酸モノエステルと共にエチレン
系不飽和カルボン酸を共重合する力法(特公昭49一4
4948号)あるいはスチレン、ブタジエン及びエチレ
ン系不飽和モノカルボン酸エステルとエチレン系不飽和
カルボン酸を共重合する方法(西ドイツ国特許1,91
9,379号公報)等B5報告されている。
これらの力法で得られた紙塗工用組成物を塗工した塗工
紙の物性を平滑性、白紙光沢良好であり、さらに耐水性
も優れていると記されている。しかしながら本発明者等
の検討によれば前記のいずれの力法で得られた紙塗工用
組成物も確かに白紙光沢等の向上、あるいは腐敗への抵
抗性等種種の特徴を有するものの共通の問題点を有して
いる。
即ちかかるアルカリ感応型エマルジヨンを使用した場合
、塗工紙に必要とされる表面接着力及び耐水性良好な組
成範囲においては得られた塗工紙は天然水溶曲バインダ
ーであるカゼイン、澱粉等との共用で製造された塗工紙
よりステイフネスHS低く、ステイフネスB3かかる天
然水溶性バインダーと共重合体エマルジヨンとの共用系
と同等の値を有する組成範囲においては表面接着力及び
耐水性BS極めて低下する問題HS見出された。特にス
テイフネスBS低いという点は厚物塗工紙については特
に印刷上大きな問題はないが薄物塗工紙を枚葉印刷機で
印刷する際、作業性HS低下し使用出来にくいという欠
点BSあり、又、製本工程においても作業能率の低下は
さけられないという商業上大きな問題を有する。本発明
者等は上記の欠点を解決すべく鋭意研究の結果、紙被覆
用顔料100重量部に対して、(O酢酸ビニルoないし
50重量部、エチレン系不飽和モノカルボン酸10ない
し30重量部、アクリル酸エステル及び/叉はメタクリ
ル酸エステル20ないし90重量部を少なくとも含有す
る単量体混合物をフリーラジカル的に乳化共重合せしめ
た極めて特異な構造を有するアルカリ感応型エマルジヨ
ンを使用し、かつ本文記載の如きそれぞれ極めて限定さ
れたブタジエン含量の範囲を有する二種の共重合体ラテ
ツクスを混合使用することによつて極めて良好な接着強
度、耐水性を有しかつ、澱粉、カゼイン等天然水溶性バ
インダーと合成共重合体エマルジヨン共用系と同等以上
のステイフネスを有する塗工紙を得られる事実を見出し
.本発明に至つたものである。
しかも驚くべきことには本発明にかかわる極めて等異な
構造を有するアルカリ感応型ラテツクスを使用して得ら
れた塗工板紙は、その加工工程において非常に優れた糊
付性を有するという意外な事実を見い出した。糊付性H
3良好になることの理由は明らかでないBS板紙分野に
おける商品価値を決定する極めて重要な性質の一つであ
りその工業的有用性には顕著なものHSある。又、本発
明による紙塗工用組成物を塗工した塗工紙のステイフネ
スは著しく良好であるため、薄物塗工紙の印刷作業性、
製本適性に顕著なものBSあり、その他白紙光沢.イン
ク着肉性も優れている。さらに又、該組成物は低剪断速
度領域における増粘性と高剪断速度領域における流動性
と塗工時に必要不可分である保水性BS良好なため、そ
の工業的価値には多大なものHSある。本発明により紙
塗工組成物に含有されるアルカリ感応型ラテツクスの一
部を形成する共重合体ラテツクス囚([はブタジエン−
エチレン系不飽和芳香族単量体、エチレン系不飽和カル
ボン酸及びアクリル酸エステル及び/又はメタクリル酸
エステルを含有する単量体混合物を公知力法の組合せに
よつて乳化共重合したものである。即ち、乳化剤として
通常アニオン系乳化剤が適当であるBS非イオン系乳化
剤の単独使用もしくはアニオン系との併用も可能である
。例えば高級アルコール硫酸エステル塩、アルコール硫
酸エステル塩、アルキルアリルスルホン酸塩、アルキル
ナフタリンスルホン酸塩及びその誘導体、アルキルスル
ホン酸塩、ポリエチレングリコールあるいはポリプロピ
レングリコールの脂肪酸エステル等H3挙げられる。触
媒としては過硫酸塩、過酸化水素等の無機過酸化物類、
あるいはベンゾイルパーオキサイド.キユメンハイドロ
パーオキサイド等の有機過酸化物類h?挙げられる。更
に過酸化物と還元剤を組合せたいわゆるレドツクス系触
媒も使用可能である。叉、必要な場合は連鎖移動剤とし
てメルカプタン類、ハロゲン化炭化水素類等を使用しう
ることも周知の技術である。重合温度は50℃から95
℃B3−般的でバツチ、セミバツチ、連続重合いずれも
可能である。使用されるエチレン系不飽和カルボン酸と
して例えばアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フ
マール酸、イタコン酸、等BS挙げられる。2種以上の
エチレン系不飽和カルボン酸を混合して使用することも
当然可能である。
又.アクリル酸エステル及びメタクリル酸エステルはア
クリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル
、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、アクリル
酸ヒドロキシエチル、メタクリル酸ヒドロキシエチル、
及びアクリル酸2−エチルヘキシル等b?挙げられる。
2種以上のアクリル酸エステル及びメタクリル酸エステ
ルを混合して使用することが出来る。
さらにエチレン系不飽和芳香族単量体はスチレン、α−
メチルスチレン、メトキシスチレン、ビニルトルエン、
α−クロルスチレン等H3挙げられる。本発明は上記の
如き単量体を必須成分とするB3、必要に応じて、例え
ばアクリルアマイド、アクリロニトリル等他の共重合可
能なモノビニル系単量体の使用を妨げるものではない。
次にA/Bの重量割合b?30/70ないし70/30
の範囲Bjもつともこのましい。Aの重量割合Bj7O
重量部以上では白紙光沢及び印刷光沢、インク着肉も低
下しさらにステイフネスも低下せしめて好ましくない。
逆にBの重量割合BS7O重量部以上になると接着強度
、耐水性B3低下し好ましくない。本発明に使用される
極めて特殊なTルカリ感応型エマルジヨンCは酢酸ビニ
ル、アクリル酸エステル及び/又はメタクリル酸エステ
ル及びエチレン系不飽和モノカルボン酸の単量体をバツ
チ式又は連続的に添加して共重合せしめ製造する。重合
力法は公知の力法で水性媒体中で乳化剤、重合開始斎k
連鎖移動剤等を使用し製造することB3出来る。乳化剤
としては、アニオン性及び/ヌはノニオン性界面活性剤
を使用する。アニオン界面活性剤としては、通常のカル
ボン酸変性スチレン−ブタジエン共重合体ラテツクスを
製造するものでよく、例えば、高級アルコールの硫酸エ
ステル、アルキルベンゼンスルフオン酸塩脂肪族スルフ
オン酸塩等BS挙げられる。ヌ、ノニオン性界面活性剤
としては、通常のポリエチレングリコールのアルキルエ
ステル型等BS使用可能である。開始剤としては、過硫
酸ナトリウム、過備酸カリウム、過硫酸アンモニウム等
の水溶性開始剤、あるいは、いわゆるレドツクス系の開
始剤のいずれでも使用出来る。連鎖移動剤、キレート卯
L無機塩等も乳化重合として公知のものが使用される。
重合温度は50℃から95℃BS一般的である。本発明
に使用される特殊なアルカリ感応型エマルジヨンCで酢
酸ビニルは0ないし50重量部BS望ましい。
酢酸ビニル50重量部以上では極端に耐水性Bi劣る。
アクリル酸エステル及びメタクリル酸エステルは20な
いし90重量部Bj望ましい、アクリル酸エステル及び
メタクリル酸エステルB32Ol部以下では重合時安定
性B3悪く、重合残渣を生じやすい、一力、90重量部
以上ではアルカリ増粘性Bi得られにくい。アクリル酸
エステル及びメタクリル酸エステルとしてはアクリル酸
メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリ
ル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸2−ヒドロキシル
エチル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メ
タクリル酸ブチル等が挙げられる。2種以上のアクリル
酸エステル及びメタクリル酸エステルを混合して使用す
ることも可能である。
エチレン系不飽和モノカルボン酸としてアクリル酸、メ
タクリル酸等が挙げられる。更に本発明に使用するアル
カリ感応型エマルジヨンは上記成分を必須とするB3、
必要に応じスチレン、Tクリルアマイド等他の共重合可
能な単量体の使用を妨げるものではない。本発明による
紙被覆用組成物に含有されるアルカリ感応型エマルジヨ
ンを構成しているCとの重量割合C/A+BbS2/1
00ないし20/100重量部BS適当である。Cの重
量割合が2/100重量部以下では塗工液の増粘性B3
得られず、ヌ、保水性も低下するため、優れた白紙光沢
及び印刷光沢Bj出にくい。一方、又、重量割合B32
O/100重量部以上では接着強度、耐水性BS低下す
るばかりでなく、塗工液の増粘性B3大きく塗工作業B
3困難となる。本発明による紙被覆用組成物に含有され
るアルカリ感応型ラテツクスA+B+Cの使用量は全顔
料100重量部に対して、4ないし30重量部の範囲で
使用される。4重量部以下の場合には接着力B3低く、
30重量部以上の場合には紙表面B3互いに接着するい
わゆるプロツキングトラブルの危険性Bjあり、塗工後
で塗工紙の仕上時のスーパーカレンダー及びクロスカレ
ンダーのステツキングと称する紙面と金属ロール表面の
接着TJs発生するので好ましくない。
本発明による紙塗工用組成物に用いられる顔料としては
、通常の紙被覆用顔料ならばいかなるものでもよく、例
えばクレー、タルク、サチン白、重質炭酸カルシウム、
沈降性炭酸カルシウム、二酸化チタン、酸化亜鉛、水酸
化アルミニウム、硫酸バリウム等B5挙げられるB5、
これらに限るものでない。ヌ通常の紙被覆用組成物に使
用される化合物、例えば尿素樹脂、メラミン樹脂、グリ
オキザール等の耐水化剤や、ピロリン酸ソーダ、へキサ
メタリン酸ソーダ、ポリアクリル酸ソーダなどの顔料分
散剤、さらに消泡剤、離型剤、防腐剤、螢光漂白剤等各
種助剤を使用し得る。本発明による紙塗工用組成物に使
用されるアルカリ性物質は該組成物の塗工時のPHを7
.3ないし13.0に調整するために使用されるもので
あり、使用する量はPHt)37.3ないし13.0に
調整されればいかなる量でも良い。
使用されるアルカリ性物質とは例えばアンモニア、水酸
化ナトリウム,水酸化カリウム等B3挙げられる。本発
明による紙塗工用組成物はケデイミル、ホモミキサー、
セリエミキサ一など公知の装置を用いて製造することが
可能で、該組成物を用いて紙の被覆を行なうに当つては
エアーナイフコーテイング、ブレードコーテイングロー
ルコーテイング、サイズプレスコーテイング、バーコー
テイングなどオン又はオフの通常の力法によつて塗工す
ることが可能である。
又、ブレードとブレード、ブレードとエアーナイフのよ
うに一つの面に2回以上の塗工を行なう場合その一力、
ヌは両刃に該組成物を用いることBSできる。さらに塗
工は紙の片面叉は両面に行なうことBS可能であること
も周知の技術に属する。塗工量は乾燥重量で2ないし3
09/m”(片面)の範囲が適当である。又乾燥後更に
スーパーカレンダー、クロスカレンダーなどの仕上工程
を通されるBS、もとより紙被覆における公知のその他
の加工手段がいずれも適用出来る。本発明の紙塗工用組
成物を用いて製造した塗工紙は、現在最も一般的なスタ
ーチ使用配合で製造した塗工紙とのVgy住比較におい
て、ステイフネスに優れ、白紙光沢、平滑度、インキ光
沢等光学物性も優れている。又RI印刷適性( ドライ
ピツク、ウエツトピツク、吸水性)も同等もしくは良好
な物性を示している。また、スターチを使用しない本発
明の範囲外で調整された紙塗工用組成物を用いて製造し
た塗工紙は、物住テストの項目によつては優れた物性を
示すものもあるBS、全体のバランスはとれていない。
例えば、白紙光沢、インキ光沢、平滑度等が優れていて
も、RIドライピツク、ウエツトピツク等が劣るのでは
印刷用塗工紙としては不適である。又アルカリ感応型エ
マルジヨンをもちいて、塗工時に必要不可分である保水
性をもたしているが、このエマルジヨン比率BS低くな
ければ適性な粘度が得られず、充分な白紙光沢HS得ら
れない。以下、実施例及び比較例により本発明を詳細に
説明するB3勿論本発明の技術的範囲は例に制限される
ものでない。尚、実施例及び比較例における部及び%は
、特にことわらない限り各々重量部及び重量%を示す。
実施例及び比較例 α〕 ラテツクス囚、(B)の調整 追添装置及び攪拌機付き耐圧重合容器に先ず重合水70
部、次に平均粒子径250λの種ラテツクス0.8部(
スチレン96%、アクリル酸4%より構成されたスチレ
ン−アクリル酸共重合体ラテツクス)、ドデシルベンゼ
ンスルフオン酸ナトリウム0.1部、エチレンジアミン
四酢酸ナトリウム0.05部を仕込みの90℃に加温し
た。
充分窒素置換後、重合容器を減圧にし、スチレン34部
、ブタジエン40部、メタクリル酸メチル24部、アク
リル酸2部、t−ドデシルメルカプタン0.3部からな
る単量体混合物と重合水50部、ドデシルベンゼンスル
フオン酸ナトリウム0.1部、水酸化ナトリウム0.1
5部、過硫酸カリウム0.5部からなる混合水溶液を同
時に追添開始し、6時間で追添を終えた。追添終了後、
平均粒子径1700λ、PH4.O、転化率99.0%
の水性分散液BS得られた。更に、上記単量体組成比の
異るものを第1表の如く同様に重合した。1〜[相]と
して第1表に示した。
Iアルカリ感応型エマルジヨン(C)の調整攪拌機付き
重合容器に水150部、過硫酸カリウム0.2部、ドデ
シルベンゼンスルフオン酸ナトリウム1.5部、ポリオ
キシエチレンアルキルフエノール0.05部を仕込み、
更にメタクリル酸メチル63部、アクリル酸17部、酢
酸ビニル10部、メタクリル酸10部を仕込み窒素置換
後、90℃に加温して3時間後に水性分散液を得た。
更に、上記単量体組成比の異るものを第2表の如く同様
に重合した。帥 塗工用組成物の調整及び紙への塗工 前虹1〕で得られた水性分散液1〜Oと前記で得られた
アルカリ感応型共重合体エマルジヨン4〜8を第3表に
示す比率でブレンドした結合剤を17部、クレー(UW
−90)90部、炭酸カルシウム(SSB、白石カルシ
ウム(株)製)10部、分散剤アロンT−40(東亜合
成(株)製)0.2部と水及びアンモニア水を加え均一
に分散させPHを9.5になるように調整し固型分60
%の紙塗工用組成物を作製した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 紙被覆用顔料100重量部に対して (A)ブタジエン32ないし43重量部、アクリル酸エ
    ステル又はメタクリル酸エステル0ないし30重量部、
    エチレン系不飽和カルボン酸1ないし6重量部、及びエ
    チレン系不飽和芳香族単量体21ないし67重量部を少
    なくとも含有してなる単量体混合物をフリーラジカル的
    に乳化共重合せしめて得られるラテックス(B)ブタジ
    エン6ないし19重量部、アクリル酸エステル又はメタ
    クリル酸エステル0ないし30重量部、エチレン系不飽
    和カルボン酸1ないし6重量部及びエチレン系不飽和芳
    香族単量体45ないし93重量部を少なくとも含有して
    なる単量体混合物をフリーラジカル的に乳化共重合せし
    めて得られるラテックス(C)酢酸ビニル0ないし50
    重量部、エチレン系不飽和モノカルボン酸10ないし3
    0重量部、アクリル酸エステル及び/又はメタクリル酸
    エステル20ないし90重量部を少なくとも含有する単
    量体混合物をフリーラジカル的に乳化共重合せしめたア
    ルカリ感応型エマルジョンよりなり、かつA/Bの重量
    割合が30/70ないし70/30であり、さらにA+
    BとGとの重量割合C/A+Bが2/100ないし20
    /100である如きアルカリ感応型エマルジョンを主た
    る接着剤成分として、かつ紙被覆用顔料100重量部に
    対してA+B+Cを4重量部ないし30重量部含有し、
    塗工時のpHが7.3ないし13.0にアルカリ性物質
    で調整されたことを特徴とする紙塗工用組成物。
JP10493879A 1979-08-20 1979-08-20 紙塗工用組成物 Expired JPS5947759B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10493879A JPS5947759B2 (ja) 1979-08-20 1979-08-20 紙塗工用組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10493879A JPS5947759B2 (ja) 1979-08-20 1979-08-20 紙塗工用組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5630418A JPS5630418A (en) 1981-03-27
JPS5947759B2 true JPS5947759B2 (ja) 1984-11-21

Family

ID=14394025

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10493879A Expired JPS5947759B2 (ja) 1979-08-20 1979-08-20 紙塗工用組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5947759B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5630418A (en) 1981-03-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4265977A (en) Paper coating composition of unsaturated acid and mono-olefin polymerized in the presence of a preformed styrene/butadiene latex
US3365410A (en) Binders for paper coating compositions
US4521494A (en) Styrene-acrylic latex containing a hetero-unsaturated monomer and paper-coating compositions produced therefrom
US4602059A (en) Polymeric compositions useful as binders in coating colors and coating colors prepared therefrom
JPS6344879B2 (ja)
US3634298A (en) High gloss paper coating composition of a latex interpolymer of alkyl acrylate-monovinyl aromatic-unsaturated carboxylic acid-acrylonitrile
JP3242855B2 (ja) ジエン系共重合体ラテックス
US3687884A (en) Alkali-swellable polyvinyl acetate grafted latexes comprising vinyl acetate, an aliphatic ester of an unsaturated monocarboxylic acid styrene, and an unsaturated monocarboxylic acid
JP3132009B2 (ja) 水溶性オリゴマーおよびその製造法
JP2811420B2 (ja) 樹脂ラテックスの製造方法
JPS5947759B2 (ja) 紙塗工用組成物
EP0109463B1 (en) Polymeric compositions useful as binders in coating colors and coating colors prepared therefrom
JPS6157439B2 (ja)
JP2002220405A (ja) 共重合体ラテックスおよび紙塗工用組成物
US4631312A (en) Polymeric compositions useful as binders in coating colors and coating colors prepared therefrom
JP3144839B2 (ja) 紙塗工用共重合体ラテックスの製造方法
JP3144874B2 (ja) 共重合体ラテックス
JP3029298B2 (ja) 紙塗工用共重合体ラテックスの製造方法
JP4033531B2 (ja) 紙塗工用ラテックス組成物及びその製造方法
JPH0381379A (ja) オフセット輪転印刷紙用塗工組成物
CA1211244A (en) Polymeric compositions useful as binders in coating colors and coating colors prepared therefrom
JPH0441511A (ja) ジエン系共重合体ラテックスの製造方法
JP3089080B2 (ja) 顔料組成物
JPH0441512A (ja) ジエン系共重合体ラテックスの製造法
CA1124422A (en) Paper coating compositions