JPS5941822Y2 - 脱水兼用洗濯機 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は脱水兼用洗濯機に関するもので、受槽内壁に装
設した電極ｌこ向けて水を噴出すること１こよって、水
位検知回路の誤動作を防止すると共に。

排水・脱水時Ｉこ発生した泡を消すことを目的とする。

従来、一般的ｆこ知られている水位検知の方式としては
、脱水兼洗濯槽の側壁より吐出した水を。

受槽内壁面に設置した電極に当てることによって。

脱水兼洗濯槽内の水と前記電極とを電気的に導通せしめ
、これによって水位を検知するとともに給水を停止し、
パルセータを回転させるといったものがあった。

この方式は、洗濯後の排水・脱水時ｌこ発生する泡が受
槽内に充満した場合には、受槽内壁面の電極１こ泡が接
触し、脱水兼洗濯槽に通じた電極と受槽内壁面の電極と
が電気的に導通した状態となり、すすぎ工程での給水が
できず、パルセータのみが回転し、布をいためてしまう
という不都合が発生していた。

これを防止するためＥこ、受槽を大きくして、泡が発生
しても受槽内壁面の電極に泡が接触しない様にするとい
った方法がとられたが、受槽を大きくすれば、受槽自身
のコストが高くつき、また。

洗濯機全体が大きくなり、運搬し難いし、また。

梱包材料が多く必要となる等の欠点を有していた。

また、受槽内ｉこ泡が発生することにより、すすぎ工程
終了後の排水・脱水時に脱水兼洗濯槽の回転を泡が邪魔
をしてその起動を悪くシ、モータに負担をかけていた。

本考案は、洗濯終了後の排水・脱水が終了した後ｌこ受
槽内壁面ｌこ設けた電極の上方側より水を噴出すること
ｌこより、受槽内の泡を押し１げると同時に、電極ｌこ
着した泡及び洗剤かす等を洗い流すことにより、すすぎ
工程で確実に給水できるようにするものである。

以Ｔ％本考案の実施例を図面を参照して説明する。

図Ｅこおいて、１は側壁上部ｔこオーバーフロー用穴１
ａ及び水位検知用の吐出穴１ｂを有する脱水兼洗濯槽で
、底部中央に洗濯軸２に連結したパルセータ３を回転自
在１こ設置している。

４は脱水兼洗濯槽１の上端ｆこ取付けたオートパランサ
である。

５は外筐６内ｌこ支持棒７１こよって懸架支持された受
槽であり、前記水位検知用の吐出穴１ｂと対向するよう
１こその内壁面の円周方向ｌこはリング状の電極８が装
設しである。

９は前記受槽５の内壁上部全周１こ前記電極８の上方部
に位置するよう１こビス１０１こより取付けられた水噴
出用パイプであり、第２図１こ示すようＩこリング状を
なし、１方面に噴出小穴９ａを複数有している。

１１は前記水噴出用パイプ９内へ水を供給する給水口で
あり、給水パイプ１２を介して電磁給水弁１３とつなが
っており、さらｔこ、この給水弁１３を介して水道へと
連通している。

１４は受槽５の底部ｉこ連通した排水ホース、１５は球
面座１５ａを設けた受槽補強板で、脱水兼洗濯槽１Ｆこ
電気的ｉこ導通した電極の役目をしている。

１６はモータであり、■ベルト１７を介してブー’Ｊ１
８）こ回転を伝達している。

１９は回転伝達機構部で、パルセータ３または脱水兼洗
濯槽１に選択的１こ回転力を伝達する。

２０は脱水兼洗濯槽１内ｉこ洗濯水を供給する給水口で
あり、給水パイプ２１および第３図に示す電磁給水弁２
２を介して水道に連通している。

第３図は給水弁１３．２２の取付は状態を示し。

両弁１３，２２ｉこ二叉パイプ２３の分岐管２３ａ。

２３ｂ１こそれぞれ配し、その出口側はそれぞれ給水パ
イプ１２．２１に連通している。

また、二叉パイプ２３の主管２３Ｃは水道Ｅこ連通して
いるっ上記構成１こおいて、洗濯工程では、第３図の電
磁給水弁２２を開放して、脱水兼洗濯槽１内へ洗濯水を
給水し、脱水兼洗濯槽１内１こたまった洗濯水は、前記
脱水兼洗濯槽１上部に設けた吐出穴１ｂより吐出し、受
槽５の内壁面Ｉこ設けた電極８Ｆこ接触する。

これｌこよって、電極８と受槽補強板１５か洗濯水を介
して電気的ｌこ導通して水位を検知し、パルセータ３を
回転させて、洗濯を開始する。

上記洗濯が終了すると、脱水兼洗濯槽１が回転し、洗濯
水を遠心力１こより揚水して、排水・脱水を行なう。

その際、脱水兼洗濯槽１内から受槽５内１こ排出された
洗濯水は、脱水兼洗濯槽１の回転でかき回されて、受槽
５内に泡を発生させる。

特１こ、洗濯物がアンバランス状態Ｉこあるときは、受
槽５自体の振動が激しく、泡の発生が顕著となり。

受槽５と脱水兼洗濯槽１との間］こ泡が充満し、電極８
１ここの泡が達する状態をも発生する。

そこで、排水・脱水終了後、短時間１例えば数秒間電磁
給水弁１３を開放すること１こよって、水は給水パイプ
１２を通じてリング状の水噴出用パイプ９へ流れ、前記
水噴出用パイプ９Ｔ方１こ設けた小穴９ａより噴出され
る。

この噴出水は、電極８に達していた泡を押し１げ、泡と
ともに排水ホース１４を介して機外へ排出される。

その後、電磁給水弁１３を閉じると同時１こ、電磁給水
弁２２及び水位検知回路を作動させて、脱水兼洗濯槽１
内へ水を給水し、すすぎ工程へと移行していく。

上記した実施例から明らかなように本考案（こよれば、
排水・脱水時１こ発生した泡をすすぎ工程Ｉこはいる直
前Ｅこ、受槽内に設けた水噴出用パイプからの噴出水Ｅ
こよって１方へ押し丁げ１機外へと排出することによっ
て、泡が脱水時１こおける脱水回転を邪魔せず、また受
槽内壁面に配した電極が泡を水とまちがえて検出し、誤
まった水位検知動作を行うといったことを防止でき、さ
らに、電極や受槽内壁面にこびりついて残っている洗剤
かす等を上記噴出水の勢いで洗い流し、常ｔこ電極や受
槽内壁をきれいな状態に保つことができる等の効果を奏
する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の実施例における脱水兼用洗濯機の縦断
面図、第２図はその水噴出用パイプの要部外観斜視図、
第３図はその給水系路の一部を示す側面図である。 １・・・・・・脱水兼洗濯槽％１ｂ・・・・・・吐出穴
、５・・・・・・受槽、８・・・・・・電極、９・・・
・・・水噴出用パイプ％９ａ・・・・・・噴出小穴、１
３，２２・・・・・・電磁給水弁、２３・・・・・・二
叉パイプ、２３ａ、２３ｂ・・・・・・分岐管。 ２３ｃ・・・・・・主管。

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. （１）受槽内ｔこ配した脱水兼洗濯槽の上部に複数個の
   水吐出用の穴を設け、この吐出穴より排出される水が接
   触するように前記受槽内壁面（こ水位検知用の電極を装
   着し、前記受槽内面側の上方部ｌこは、前記電極よりも
   上方に位置してリング状の水噴出用パイプを配し、この
   パイプの１面には前記電極および受槽内壁面に向けて水
   を噴出するための小穴を複数個形成し、前記水噴出用パ
   イプを電磁給水弁を介して水源に連通したことを特徴と
   する脱水兼用洗濯機。
2. （２）水噴出用パイプを二叉パイプにおける一方側の分
   岐管に連通させるとともｌこ他方側の分岐管を脱水兼洗
   濯槽の上方開口側ｔこ面する給水口ｌこ連通させ、この
   両分肢管途中Ｉこはそれぞれ電磁給水弁を配し、さらＥ
   こ、二叉パイプの主管を水源１こ連通してなる実用新案
   登録請求の範囲第（１）項記載の脱水兼用洗濯機。