JPS5937728B2 - 連続炉における鋼帯の冷却方法 - Google Patents
連続炉における鋼帯の冷却方法Info
- Publication number
- JPS5937728B2 JPS5937728B2 JP11733079A JP11733079A JPS5937728B2 JP S5937728 B2 JPS5937728 B2 JP S5937728B2 JP 11733079 A JP11733079 A JP 11733079A JP 11733079 A JP11733079 A JP 11733079A JP S5937728 B2 JPS5937728 B2 JP S5937728B2
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- JP
- Japan
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- steel strip
- cooling
- copper strip
- strip
- cooled
- Prior art date
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D9/00—Heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering, adapted for particular articles; Furnaces therefor
- C21D9/52—Heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering, adapted for particular articles; Furnaces therefor for wires; for strips ; for rods of unlimited length
- C21D9/54—Furnaces for treating strips or wire
- C21D9/56—Continuous furnaces for strip or wire
- C21D9/573—Continuous furnaces for strip or wire with cooling
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
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- Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は連続炉における銅帯の冷却方法に係り、連続炉
において鋼帯の冷却をなすに当って内部に水その他の冷
媒を通人するようにした金属回転体を用いて比較的急速
でしかも所望温度までの冷却を図り、しかも通板性の良
好なロールクラウンや圧延時のエツジドロップなどによ
ってもその銅帯幅方向における温度分布の適正化を図っ
た合理的な冷却処理を行わしめようとするものである。
において鋼帯の冷却をなすに当って内部に水その他の冷
媒を通人するようにした金属回転体を用いて比較的急速
でしかも所望温度までの冷却を図り、しかも通板性の良
好なロールクラウンや圧延時のエツジドロップなどによ
ってもその銅帯幅方向における温度分布の適正化を図っ
た合理的な冷却処理を行わしめようとするものである。
連続焼鈍炉や連続メッキ炉その他の連続熱処理炉におい
て高温状態から銅帯を冷却する方法としては従来から水
中に浸漬する方法や冷却された雰囲気ガスを用いるガス
ジェット法などが知られているが、これら従来法による
ものでは夫々に不利、欠点がある。
て高温状態から銅帯を冷却する方法としては従来から水
中に浸漬する方法や冷却された雰囲気ガスを用いるガス
ジェット法などが知られているが、これら従来法による
ものでは夫々に不利、欠点がある。
即ち水中に浸漬する方法では急速に冷却されるとしても
冷却後の銅帯は常温状態であって、この冷却された銅帯
を更に過時効処理その他の後処理するためには熱エネル
ギーを相当に必要とし、その設備が煩雑化すると共に操
業費が嵩む。
冷却後の銅帯は常温状態であって、この冷却された銅帯
を更に過時効処理その他の後処理するためには熱エネル
ギーを相当に必要とし、その設備が煩雑化すると共に操
業費が嵩む。
又ガスジェット法によるものでは所要の温度で冷却を停
止し得るとしても雰囲気ガスの冷却、その噴射のための
設備費、ランニングコストが犬となり、しかも冷却速度
がせいぜい３０ ’Ｃ／ＳｅＣ程度であることから急速
な冷却がなし得す、急速冷却後の過時効処理時間も長く
なって該設備が巨大化し、又最終製品の時効性が劣るな
どの不利も伴う。
止し得るとしても雰囲気ガスの冷却、その噴射のための
設備費、ランニングコストが犬となり、しかも冷却速度
がせいぜい３０ ’Ｃ／ＳｅＣ程度であることから急速
な冷却がなし得す、急速冷却後の過時効処理時間も長く
なって該設備が巨大化し、又最終製品の時効性が劣るな
どの不利も伴う。
本発明者等はこのような従来技術の不利を避けるために
内部に水のような冷媒を通人させた金属回転体によって
前記したｊうな銅帯の冷却することを提案したが、この
場合において更に実地的な検討を重ねた結果、その銅帯
通板性を良好にするようにロールクラウンをつけること
が必要であり、斯様なロールクラウンや銅帯自体におい
て圧延時に生ずるエツジ篩ツブなどに原因し、具体的に
冷却された銅帯の板幅方向における温度分布が必ずしも
好ましいものでないことが知られた。
内部に水のような冷媒を通人させた金属回転体によって
前記したｊうな銅帯の冷却することを提案したが、この
場合において更に実地的な検討を重ねた結果、その銅帯
通板性を良好にするようにロールクラウンをつけること
が必要であり、斯様なロールクラウンや銅帯自体におい
て圧延時に生ずるエツジ篩ツブなどに原因し、具体的に
冷却された銅帯の板幅方向における温度分布が必ずしも
好ましいものでないことが知られた。
本発明は斯様な状況下において更に研究して創案された
ものであって連続炉において加熱された銅帯を所定温度
に冷却するに当って、前記鋼帯を冷却された金属回転体
に接触させつつ冷却すると共に上記金属回転体の近傍に
設けた気体噴射ノズルから前記鋼帯幅方向の温度分布を
適切とするための冷媒を銅帯端部部分のみに噴射させて
冷却することを特徴とするものである。
ものであって連続炉において加熱された銅帯を所定温度
に冷却するに当って、前記鋼帯を冷却された金属回転体
に接触させつつ冷却すると共に上記金属回転体の近傍に
設けた気体噴射ノズルから前記鋼帯幅方向の温度分布を
適切とするための冷媒を銅帯端部部分のみに噴射させて
冷却することを特徴とするものである。
即ち斯かる本発明について更に説明すると、前記したよ
うな金属回転体で冷却する場合において通板のためのロ
ールクラウンやエツジドロップなどによって仔細な接触
状態において、特に銅帯両端部に僅かな隙間を生じ、こ
のような隙間部分では熱伝導が他の部分と異ることとな
り、第１図に示すように銅帯両端部の温度が相当に高い
ものとなる。
うな金属回転体で冷却する場合において通板のためのロ
ールクラウンやエツジドロップなどによって仔細な接触
状態において、特に銅帯両端部に僅かな隙間を生じ、こ
のような隙間部分では熱伝導が他の部分と異ることとな
り、第１図に示すように銅帯両端部の温度が相当に高い
ものとなる。
そこでこのような鋼帯端部部分のみに関して気体噴射ノ
ズルを設けて補助的な冷却効果を与え、板幅方向におけ
る温度分布の適切化、特に均一化を図るものであり、上
記したような気体噴射ノズルに関する好ましい用法とし
てはその噴射圧によって銅帯と冷却回転体との接触を促
進し、しかもその噴射ガスによる冷却効果を与えるよに
する。
ズルを設けて補助的な冷却効果を与え、板幅方向におけ
る温度分布の適切化、特に均一化を図るものであり、上
記したような気体噴射ノズルに関する好ましい用法とし
てはその噴射圧によって銅帯と冷却回転体との接触を促
進し、しかもその噴射ガスによる冷却効果を与えるよに
する。
蓋し上記したような本発明方法を実施する装置の１例は
第２図と第３図に示す通りであって内部に冷却水を通人
せしめ、特に周側部に冷却効果を略均等に与えるように
冷却水を循環させるようにされた複数個のそれぞれにロ
ールクラウンを採った金属回転体１，１・・・に対して
鋼帯２を通板巻回せしめるようにしたものにおいて気体
噴射ノズル３をその鋼帯２の外面側から金属回転体１に
向けて気体を噴出させるように設けるが、このような気
体噴射ノズル３は鋼帯２の端部にのみ噴出され、中間部
は気体噴出がなされないように成っている。
第２図と第３図に示す通りであって内部に冷却水を通人
せしめ、特に周側部に冷却効果を略均等に与えるように
冷却水を循環させるようにされた複数個のそれぞれにロ
ールクラウンを採った金属回転体１，１・・・に対して
鋼帯２を通板巻回せしめるようにしたものにおいて気体
噴射ノズル３をその鋼帯２の外面側から金属回転体１に
向けて気体を噴出させるように設けるが、このような気
体噴射ノズル３は鋼帯２の端部にのみ噴出され、中間部
は気体噴出がなされないように成っている。
前記のように鋼帯２にはそれなりのエツジドロップを有
するが、該鋼帯２の端部にのみ気体噴出圧を作用させる
ことによりそのような鋼帯２の端部部分が金属回転体１
の表面に適切に圧接されて好ましい冷却効果を受ける。
するが、該鋼帯２の端部にのみ気体噴出圧を作用させる
ことによりそのような鋼帯２の端部部分が金属回転体１
の表面に適切に圧接されて好ましい冷却効果を受ける。
上記したような本発明によるものの具体的な実施例につ
いて説明すると、厚さが０．８ ｍｍで幅１０００ｍｍ
の銅帯を第２，３図に示すように金属回転体１に懸回さ
せ、ｌ ８−Ｏｍｐｍの速度で通板せしめ、６００℃程
度から４００℃程度まで冷却させる場合において、気体
噴射ノズル３に設けられた幅１．５關で長さ３５０ｍｍ
のスリットから金属回転体１の軸方向と平行にＮ２ガス
を２ｋｇ／ｃｌＩｌのガス圧で鋼帯２から３０間の距離
を採り、銅帯端部１８０間の範囲にそれぞれ噴射せしめ
前記スリットの残部は第２図に明かなように直接金属回
転体１面に吹きつけて冷却を図った。
いて説明すると、厚さが０．８ ｍｍで幅１０００ｍｍ
の銅帯を第２，３図に示すように金属回転体１に懸回さ
せ、ｌ ８−Ｏｍｐｍの速度で通板せしめ、６００℃程
度から４００℃程度まで冷却させる場合において、気体
噴射ノズル３に設けられた幅１．５關で長さ３５０ｍｍ
のスリットから金属回転体１の軸方向と平行にＮ２ガス
を２ｋｇ／ｃｌＩｌのガス圧で鋼帯２から３０間の距離
を採り、銅帯端部１８０間の範囲にそれぞれ噴射せしめ
前記スリットの残部は第２図に明かなように直接金属回
転体１面に吹きつけて冷却を図った。
即ちこの場合において冷却された鋼帯の幅方向にお゛け
る温度分布は第４図に示す通りであって殆んど均一な温
度分布となり、この気体噴射を行わない第１図の場合に
おいては両端部が３０〜４０℃程度高温であったものが
少くとも５℃以内の僅少なものとすることができた。
る温度分布は第４図に示す通りであって殆んど均一な温
度分布となり、この気体噴射を行わない第１図の場合に
おいては両端部が３０〜４０℃程度高温であったものが
少くとも５℃以内の僅少なものとすることができた。
なお前記した気体噴射ノズル３については複数個の鋼帯
両端部に向けられた分割ノズルに関して夫々の噴射ノズ
ルにおけるガス圧力、流量を適宜に調整せしめ、それに
よって冷却量のコントロールを図り得るようにできるこ
とは言うまでもない。
両端部に向けられた分割ノズルに関して夫々の噴射ノズ
ルにおけるガス圧力、流量を適宜に調整せしめ、それに
よって冷却量のコントロールを図り得るようにできるこ
とは言うまでもない。
以上説明したような本発明によるときは金属回転体を利
用し好ましい通板性を得るためのロールクラウン、圧延
時のエツジドロップなどの条件下で急速にしてしかも所
定温度までの好ましい鋼帯冷却を図り、しかも通板され
る銅帯の幅方向における温度分布をも適正化して連続的
且つ合理的な銅帯冷却を得しめるものであるから工業的
にその効果の大きい発明である。
用し好ましい通板性を得るためのロールクラウン、圧延
時のエツジドロップなどの条件下で急速にしてしかも所
定温度までの好ましい鋼帯冷却を図り、しかも通板され
る銅帯の幅方向における温度分布をも適正化して連続的
且つ合理的な銅帯冷却を得しめるものであるから工業的
にその効果の大きい発明である。
図面は本発明の技術的内容を示すものであって、第１図
は金属回転体により銅帯の冷却をなす場合において鋼帯
幅方向での温度分布状態を示した図表、第２図は本発明
方法を実施するための装置要部の斜視図、第３図はその
側面図、第４図は本発明による実施例で得られる銅帯幅
方向の温度分布状態を示した図表である。 然してこれらの図面において、１は冷却用の金属回転体
、２は銅帯、３は気体噴射ノズルを示すものである。
は金属回転体により銅帯の冷却をなす場合において鋼帯
幅方向での温度分布状態を示した図表、第２図は本発明
方法を実施するための装置要部の斜視図、第３図はその
側面図、第４図は本発明による実施例で得られる銅帯幅
方向の温度分布状態を示した図表である。 然してこれらの図面において、１は冷却用の金属回転体
、２は銅帯、３は気体噴射ノズルを示すものである。
Claims (1)
- １ 連続炉において加熱された銅帯を所定温度に冷却す
るに当って、前記鋼帯を冷却された金属回転体に接触さ
せつつ冷却すると共に上記金属回転体の近傍に設けた気
体噴射ノズルから前記鋼帯幅方向の温度分布を均一化す
るための冷媒を銅帯部部分のみに噴射させて冷却するこ
とを特徴とする連続炉における銅帯の冷却方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11733079A JPS5937728B2 (ja) | 1979-09-14 | 1979-09-14 | 連続炉における鋼帯の冷却方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11733079A JPS5937728B2 (ja) | 1979-09-14 | 1979-09-14 | 連続炉における鋼帯の冷却方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5641321A JPS5641321A (en) | 1981-04-18 |
| JPS5937728B2 true JPS5937728B2 (ja) | 1984-09-11 |
Family
ID=14709059
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11733079A Expired JPS5937728B2 (ja) | 1979-09-14 | 1979-09-14 | 連続炉における鋼帯の冷却方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5937728B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58137658U (ja) * | 1982-03-10 | 1983-09-16 | 山内ゴム工業株式会社 | エキスパンダ−ロ−ル |
| JPS60125331A (ja) * | 1983-12-08 | 1985-07-04 | Nippon Steel Corp | 連続焼鈍における鋼帯の冷却方法 |
| DE3463162D1 (en) * | 1983-06-11 | 1987-05-21 | Nippon Steel Corp | Method for cooling a steel strip in a continuous-annealing furnace |
| JPS59229422A (ja) * | 1983-06-11 | 1984-12-22 | Nippon Steel Corp | 連続焼鈍における鋼帯の冷却方法 |
| JPS6050124A (ja) * | 1983-08-26 | 1985-03-19 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | 鋼帯のロ−ル冷却方法 |
| JPS6092428A (ja) * | 1983-10-25 | 1985-05-24 | Chugai Ro Kogyo Kaisha Ltd | 金属ストリツプの誘導加熱装置 |
| JPS61194119A (ja) * | 1985-02-21 | 1986-08-28 | Nippon Steel Corp | 連続焼鈍設備における鋼帯冷却方法 |
-
1979
- 1979-09-14 JP JP11733079A patent/JPS5937728B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5641321A (en) | 1981-04-18 |
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