JPS5932936B2 - 信号入力断警報装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 （１）発明の技術分野 本発明は信号伝送路において信号が到来していた後断と
なつたときにのみ警報を出力することのできる信号入力
断警報装置に関する。

（２）技術の背景 一般に信号伝送路特にディジタル伝送路は信頼性を向上
させるため予備伝送路を並設している。

また伝送路を多重化して使用するため多重変換装置（Ｍ
ＵＸ）を使用することが多い。そして伝送路には発生し
た障害のため信号断となることを警報する回路を付設し
ている場合が多い。（３）従来技術 信号伝送路の受信側に入力断検出回路を設け、入力がな
いとき直ちに警報を発するように構成する例がある。

しかしこの回路を単純に使用すると前述のように予備伝
送路や多重伝送路において当初から空きチャネルとして
いる場合はその伝送路に設けた入力断検出回路が直ちに
作動する。そのため多重伝送路では信号送信側で空きチ
ャネルにダミー信号を入力する例があるが、この手段は
操作に手間がかかる欠点があつた。また予備伝送路の場
合はダミー信号を送出することができなかつた。（４）
発明の目的 本発明の目的は予備伝送路または空チャネルにも使用で
さるような信号入力断警報装置を提供することにある。

（５）発明の構成 本発明の構成は信号入力端子に接続された入力断検出回
路と、入力断検出回路出力の印加される立上り検出回路
と、前記両検出回路出力の印加される双安定回路とを設
け、該双安定回路の出力により信号入力の断となつたこ
とを検出することである。

（６）発明の実施例 以下図面に示す本発明の実施例について説明する。

第１図は本発明の一実施例を示す構成図で、ＩＮは伝送
路受信側における信号入力端子を示し、ＳＤＴは入力断
検出回路で公知のものを使用する。ＲＤは立上り検出回
路を全体的に示し、ＦＦは双安定回路でフリップフロッ
プを使用する。立上り検出回路ＲＤは具体的には遅延回
路ＤＬと論理積演算回路ＡＮＤとで形成される。図示す
るように入力断検出回路ＳＤＴの出力をフリツプフロツ
プＦＦのりセツト端子Ｒに、立上り検出回路ＲＤの出力
をフリツプフロツプＦＦのセツト端子Ｓに印加している
。またＲＳはりセツト信号印加端子で例えば押釦スイツ
チを使用する。第２図は第１図の動作タイムチヤートを
示し、丸印の符号は第１図の対応点を示している。時刻
ＴＯにおいて、警報回路の電源が投入されたとき、入力
信号が断となつているとする。次に入力信号が時刻Ｔ１
において到来し始め、Ｔ２において再び断となつたとす
る。このとき入力断検出回路ＳＤＴが動作し８が１１８
に立上る。そして遅延回路ＤＬの遅延時間ｔだけ遅れ演
算回路ＡＮＤが動作したとき（時刻Ｔ３）６点は”０″
に下る。フリツプフロツプＦＦは時刻Ｔ２においてＯ点
の出力が゛１ｎになり警報を発する。なお入力信号が端
子１ＮにＴ４において再び到来すると０点は１０″とな
り警報は止む。或いはりセツト信号を端子ＲＳから印加
すると時刻ＴＯの状態に戻るから以後信号が有→断の変
化したときを待つている。以上は入力がデイジタル信号
として説明したが、アナログ信号伝送路の場合であつて
も同様に使用することができる。

（７）発明の効果 本発明によると、入力信号が一度は到来し、次に断とな
つたときにのみ警報を発するから、当初より信号を送信
してないチヤネルについて挿入しておいても差支えない
。

したがつて予備伝送路であつても良いので、各伝送路受
信端に全部取付けるなどシステム設計が簡便にできる。
また多数使用されるから比較的安価にできて、入力断を
有効に警報することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す構成図、第２図は第１
図の動作タイムチヤートを示す。 ＩＮ・・・・・・信号入力端子、ＳＤＴ・・・・・・入
力断検出回路、ＲＤ・・・・・・立上り検出回路、ＦＦ
・・・・・・フリツプフロツプ、ＤＬ・・・・・・遅延
回路、ＡＮＤ・・・・・・論理積演算回路。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 信号入力端子に接続された入力断検出回路と、入力
   断検出回路出力の印加される立上り検出回路と、前記両
   検出回路出力の印加される双安定回路とを設け、該双安
   定回路の出力により信号入力の断となつたことを検出す
   ることを特徴とする信号入力断警報装置。