JPS5930418Y2 - 磁気式回転検出装置 - Google Patents
磁気式回転検出装置Info
- Publication number
- JPS5930418Y2 JPS5930418Y2 JP15405778U JP15405778U JPS5930418Y2 JP S5930418 Y2 JPS5930418 Y2 JP S5930418Y2 JP 15405778 U JP15405778 U JP 15405778U JP 15405778 U JP15405778 U JP 15405778U JP S5930418 Y2 JPS5930418 Y2 JP S5930418Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- magnetic
- detection device
- rotation detection
- rotation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
- Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は磁気式回転検出装置に関するものである。
磁気式回転検出装置は、通常、円柱状回転子の円周上に
設けられた磁極から発散される磁束を、ホール素子、コ
イル、磁気抵抗素子等により感知検出して、その回転を
検出するものであり、回転計、距離計、回転角検出器等
に応用されている。
設けられた磁極から発散される磁束を、ホール素子、コ
イル、磁気抵抗素子等により感知検出して、その回転を
検出するものであり、回転計、距離計、回転角検出器等
に応用されている。
又、最近では、自動車における電子燃料噴射制御に関連
して、クランク軸の回転速度や回転角の検出用にも用い
られてきている。
して、クランク軸の回転速度や回転角の検出用にも用い
られてきている。
従来、このような回転子としては、アルニコ、キュニフ
エ等の磁性体からなる磁石を用い、この磁石を回転子円
周上に多極を有するごとく配置したものが用いられてい
る。
エ等の磁性体からなる磁石を用い、この磁石を回転子円
周上に多極を有するごとく配置したものが用いられてい
る。
又、最近では、これらの磁性体磁石にかわり、低密度、
低価格および高保持力を有するものが好ましいという観
点からバリウムフェライトに代表されるフェライト磁石
や、磁性粉と樹脂とを混合して底型したプラスチック磁
石を用いて構成してなるものや、回転子の外周方向全長
に亘ってゴム磁石を貼り着けたもの等が用いられてきて
いる。
低価格および高保持力を有するものが好ましいという観
点からバリウムフェライトに代表されるフェライト磁石
や、磁性粉と樹脂とを混合して底型したプラスチック磁
石を用いて構成してなるものや、回転子の外周方向全長
に亘ってゴム磁石を貼り着けたもの等が用いられてきて
いる。
しかし、例えば上述のクランク軸の回転検出のように、
機械的にも熱的にも劣悪な条件で使用されるときには、
これら従来の低密度、低価格の磁石を用いてなる回転検
出装置は脆さ、熱的安定性の点で実用に耐えないのが現
状であった。
機械的にも熱的にも劣悪な条件で使用されるときには、
これら従来の低密度、低価格の磁石を用いてなる回転検
出装置は脆さ、熱的安定性の点で実用に耐えないのが現
状であった。
本考案は、このような従来の回転検出装置の欠点に鑑み
てなされたものであり、その保持力が高く、又全体とし
てその密度も小さく、かつ低床安価に製造でき、しかも
機械的、熱的に苛酷な条件で使用される場合も十分安定
な測定精度を有する回転子を用いた磁気式回転検出装置
を提供することを主たる目的とする。
てなされたものであり、その保持力が高く、又全体とし
てその密度も小さく、かつ低床安価に製造でき、しかも
機械的、熱的に苛酷な条件で使用される場合も十分安定
な測定精度を有する回転子を用いた磁気式回転検出装置
を提供することを主たる目的とする。
以下本考案を第１図に示される実施例に従い説明する。
図中１は円柱状の円形回転子を表わす。円形回転子１は
、回転軸２にその中心を固定され、回転軸２０回転に連
動して回転する。
、回転軸２にその中心を固定され、回転軸２０回転に連
動して回転する。
回転軸２は通常の材料から構成し、又、円柱状の円形回
転子１としては、アルミニウム、ジュラルミン等の低密
度の材料から構成することが好ましいが、場合によって
は軟鉄等の強磁性体材料から構成してもよい。
転子１としては、アルミニウム、ジュラルミン等の低密
度の材料から構成することが好ましいが、場合によって
は軟鉄等の強磁性体材料から構成してもよい。
この円柱状回転子１の外周部円周方向には、その全長に
亘って多極着磁された硬質磁性体金属薄板３が設けられ
ている。
亘って多極着磁された硬質磁性体金属薄板３が設けられ
ている。
この硬質磁性体金属薄板としては、圧延加工した鉄−ク
ロム−コバルト系の磁石（スピノーダル磁石）からなる
薄板や、固体物理１３（４）２３７（１９７８）の津屋
、荒井の和文によるいわゆる高速急冷法によるアルニコ
鋼等の薄板を使用する。
ロム−コバルト系の磁石（スピノーダル磁石）からなる
薄板や、固体物理１３（４）２３７（１９７８）の津屋
、荒井の和文によるいわゆる高速急冷法によるアルニコ
鋼等の薄板を使用する。
このような材質とすることにより、後産のとおり、薄板
固着前に着磁し、これを回転子本体に固着しても特性劣
化がなく、良好な検出信号を得ることができる。
固着前に着磁し、これを回転子本体に固着しても特性劣
化がなく、良好な検出信号を得ることができる。
このような金属薄板を、上記回転子円周上に固着するに
は、薄板を耐熱性樹脂あるいはハンダ等の低融点金属を
介して回転子円周上に貼り着ければよく、又、これら薄
板を回転子円周上にビス止めすることによってもよく、
更には、回転子の円周外周部に溝を掘り、これら薄板を
埋め込んで固着してもよい。
は、薄板を耐熱性樹脂あるいはハンダ等の低融点金属を
介して回転子円周上に貼り着ければよく、又、これら薄
板を回転子円周上にビス止めすることによってもよく、
更には、回転子の円周外周部に溝を掘り、これら薄板を
埋め込んで固着してもよい。
このように形成された金属薄板に多極着磁するには、通
常上記のようにして形成した金属薄板に、所定の領賊毎
に通常の方法により着磁すればよく、回転子に金属薄板
を固着する前に、予め、平板状の金属薄板に多極着磁す
る。
常上記のようにして形成した金属薄板に、所定の領賊毎
に通常の方法により着磁すればよく、回転子に金属薄板
を固着する前に、予め、平板状の金属薄板に多極着磁す
る。
これにより、回転子本体として、アルミニウム、ジュラ
ルミン等の低密度の非磁性材料を用いたときも、薄板厚
さ方向に貫通する磁束をもつような着磁が可能となり、
着磁の切れが良好となり、着磁極数を増大でき、着磁電
流を減少できる。
ルミン等の低密度の非磁性材料を用いたときも、薄板厚
さ方向に貫通する磁束をもつような着磁が可能となり、
着磁の切れが良好となり、着磁極数を増大でき、着磁電
流を減少できる。
そして、この固着に際し、例えば回転子への貼り着は等
の際に熱処理を行い、貼り着けおよび熱からしを同時に
行えば、より好ましい結果を得る。
の際に熱処理を行い、貼り着けおよび熱からしを同時に
行えば、より好ましい結果を得る。
又、上記金属薄板３上に、更にアルミニウム等の薄板を
設けることもできる。
設けることもできる。
なお、以上は、回転子１として円柱状のものを用いる例
について述べたが、回転子１としては円筒状のものであ
ってもよいことは勿論である。
について述べたが、回転子１としては円筒状のものであ
ってもよいことは勿論である。
このように構成してなる回転子には、その円周外周部に
隣接して、それと一定間隔を隔てて、磁気検出素子４を
配置する。
隣接して、それと一定間隔を隔てて、磁気検出素子４を
配置する。
磁気検出素子としては、ホール素子、コイル、磁気抵抗
素子等いずれも使用することができる。
素子等いずれも使用することができる。
本考案の回転検出装置を用いて回転の検出を行うには、
被回転検出部の回転と回転軸２０回転とを連動せしめ、
回転軸２０回転に連動する回転子１上の硬質磁性体金属
薄板３０回転に伴う磁束変化を磁気検出素子４により検
出して容易かつ確実に行うことができる。
被回転検出部の回転と回転軸２０回転とを連動せしめ、
回転軸２０回転に連動する回転子１上の硬質磁性体金属
薄板３０回転に伴う磁束変化を磁気検出素子４により検
出して容易かつ確実に行うことができる。
本考案の回転検出装置は、円形回転子の外周上に多極着
磁した金属薄帯を設けてなる回転子を用いるので、磁気
特性は良好で、しかも回転子全体としての密度も小さく
、かつ低置安価に製造でき、更に苛酷な使用条件下でも
機械的にも熱的にも十分安定な測定精度を維持する。
磁した金属薄帯を設けてなる回転子を用いるので、磁気
特性は良好で、しかも回転子全体としての密度も小さく
、かつ低置安価に製造でき、更に苛酷な使用条件下でも
機械的にも熱的にも十分安定な測定精度を維持する。
本考案者らは、本考案の効果を確認するため種種の実験
を行ったが、以下にその１例を示す。
を行ったが、以下にその１例を示す。
実験例
回転軸に外径４０＃のアルミニウム円板の中心を固定し
、このアルミニウム円板外周上に鉄−クロム−コバルト
系磁石を０．３ｍに圧延した薄板をエポキシ樹脂を用い
て貼り回げた。
、このアルミニウム円板外周上に鉄−クロム−コバルト
系磁石を０．３ｍに圧延した薄板をエポキシ樹脂を用い
て貼り回げた。
この薄板には、その貼着前に、常法に従い、約１０［の
間隔でＮ極、Ｓ極、Ｎ極・・・と約１ＯｒＩＵｒＬ間隔
で１２極着磁を行っておいた。
間隔でＮ極、Ｓ極、Ｎ極・・・と約１ＯｒＩＵｒＬ間隔
で１２極着磁を行っておいた。
磁気検出素子としては公知のホール素子を用い、この回
転装置を、自動車のクランク軸の回転検出に用いたとこ
ろ、きわめて良好な結果′を得た。
転装置を、自動車のクランク軸の回転検出に用いたとこ
ろ、きわめて良好な結果′を得た。
第１図は本考案の回転検出装置の一実施例を示す斜視図
である。 １・・・円形回転子、３・・・硬質磁性体金属薄板、４
・・・磁気検出素子。
である。 １・・・円形回転子、３・・・硬質磁性体金属薄板、４
・・・磁気検出素子。
Claims (1)
- 円形回転子と、当該円形回転子の外周部と一定間隔を隔
てて配置された磁気検出素子とを有し、上記円形回転子
の外周部には、円周方向全長に亘って、予め多極着磁さ
れた鉄−クロム−コバルト系またはアルニコ鋼からなる
硬質磁性体金属薄板を固着してなることを特徴とする磁
気式回転検出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15405778U JPS5930418Y2 (ja) | 1978-11-10 | 1978-11-10 | 磁気式回転検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15405778U JPS5930418Y2 (ja) | 1978-11-10 | 1978-11-10 | 磁気式回転検出装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5572164U JPS5572164U (ja) | 1980-05-17 |
| JPS5930418Y2 true JPS5930418Y2 (ja) | 1984-08-30 |
Family
ID=29141815
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15405778U Expired JPS5930418Y2 (ja) | 1978-11-10 | 1978-11-10 | 磁気式回転検出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5930418Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2022191083A (ja) * | 2021-06-15 | 2022-12-27 | Ntn株式会社 | 角度検出装置 |
-
1978
- 1978-11-10 JP JP15405778U patent/JPS5930418Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5572164U (ja) | 1980-05-17 |
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