JPS5930002B2 - ガス絶縁電気装置 - Google Patents
ガス絶縁電気装置Info
- Publication number
- JPS5930002B2 JPS5930002B2 JP51133572A JP13357276A JPS5930002B2 JP S5930002 B2 JPS5930002 B2 JP S5930002B2 JP 51133572 A JP51133572 A JP 51133572A JP 13357276 A JP13357276 A JP 13357276A JP S5930002 B2 JPS5930002 B2 JP S5930002B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tank
- gas
- insulated electrical
- wall
- spacer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02G—INSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
- H02G5/00—Installations of bus-bars
- H02G5/06—Totally-enclosed installations, e.g. in metal casings
- H02G5/066—Devices for maintaining distance between conductor and enclosure
Landscapes
- Gas-Insulated Switchgears (AREA)
- Installation Of Bus-Bars (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
この発明は絶縁ガスが充填されているタンク内に導体や
各種電気機器が配設されたガス絶縁電気装置の改良に関
するものである。
各種電気機器が配設されたガス絶縁電気装置の改良に関
するものである。
この種ガス絶縁電気装置においては何らかの原因でタン
ク内に物質粒子が混入する場合がある。
ク内に物質粒子が混入する場合がある。
このとき上記物質粒子には電界強度による静電力によっ
て浮上刃が働き物質粒子自身の重力きの関係で、浮上刃
が重力よりも上回った場合には物質粒子は浮上し浮上し
た物質粒子を介して閃絡する現象が生じ、絶縁耐力を低
下させる原因になる。
て浮上刃が働き物質粒子自身の重力きの関係で、浮上刃
が重力よりも上回った場合には物質粒子は浮上し浮上し
た物質粒子を介して閃絡する現象が生じ、絶縁耐力を低
下させる原因になる。
このため、ガス絶縁電気装置には上記物質粒子を捕捉す
るように働くトラップ機構が必要とされる。
るように働くトラップ機構が必要とされる。
このトラップ機構としてタンク内壁の下側部分にタンク
と同電位の網状のものを設け、この網目を通過した物質
粒子に対して捕捉を行なうものが知られているが、この
トラップ機構のみでは物質粒子の完全な捕捉をするため
にはトラップ機構が大型となり装置の小型化が困難であ
った。
と同電位の網状のものを設け、この網目を通過した物質
粒子に対して捕捉を行なうものが知られているが、この
トラップ機構のみでは物質粒子の完全な捕捉をするため
にはトラップ機構が大型となり装置の小型化が困難であ
った。
この発明は、このような点を改善する目的でなされたも
のであり、絶縁ガスが充填されたタンク内に所定間隔を
あけて配設された電気絶縁材からなるスペーサにより電
気機器を支持したガス絶縁電気装置において、電気機器
側に配置した第１のシールド電極と、タンク内壁側に組
込まれた第２のシールド電極とを備えた略楕円球状に形
成されたスペーサと、このスペーサに隣接しタンク内壁
に設けた突出部との協働により、物質粒子を完全に捕捉
するようにしたガス絶縁電気装置を提供するものである
。
のであり、絶縁ガスが充填されたタンク内に所定間隔を
あけて配設された電気絶縁材からなるスペーサにより電
気機器を支持したガス絶縁電気装置において、電気機器
側に配置した第１のシールド電極と、タンク内壁側に組
込まれた第２のシールド電極とを備えた略楕円球状に形
成されたスペーサと、このスペーサに隣接しタンク内壁
に設けた突出部との協働により、物質粒子を完全に捕捉
するようにしたガス絶縁電気装置を提供するものである
。
第１図及び第２図は、この発明の一実施例を示し、第１
図は縦断面図、第２図は第１図の■−■断面図を示す。
図は縦断面図、第２図は第１図の■−■断面図を示す。
図において、１は内部に絶縁ガスが充填され、かつ各種
電気機器が配置されているタンク、２は上記タンクに設
けられた電気機器、例えば、その一部である導体、３は
絶縁ガス、例えばＳＦ６ガス、４はトラップ機構を組入
れ、沿面距離を十分にとり、かつ、表面の電界が集中し
ないようにさらに物質粒子を捕捉しやすいように工夫さ
れた略楕円球型のスペーサで電気絶縁材で形成されてい
る。
電気機器が配置されているタンク、２は上記タンクに設
けられた電気機器、例えば、その一部である導体、３は
絶縁ガス、例えばＳＦ６ガス、４はトラップ機構を組入
れ、沿面距離を十分にとり、かつ、表面の電界が集中し
ないようにさらに物質粒子を捕捉しやすいように工夫さ
れた略楕円球型のスペーサで電気絶縁材で形成されてい
る。
５は上記スペーサ４の上部に組込まれた第１のシールド
電極、６は上記スペーサ４の下部に組込まれ、かつタン
ク１との間に物質粒子を捕捉する電界緩和部分を形成す
る第２のシールド電極、７はタンク１内面上設けた突出
部である。
電極、６は上記スペーサ４の下部に組込まれ、かつタン
ク１との間に物質粒子を捕捉する電界緩和部分を形成す
る第２のシールド電極、７はタンク１内面上設けた突出
部である。
８は上記第１のシールド電極５及び第２のシールド電極
６を組込んだスペーサ４を使用することによる等電位線
の一部分を示す。
６を組込んだスペーサ４を使用することによる等電位線
の一部分を示す。
次に動作について述べる。
物質粒子が電界強度によって浮上する理由については既
に述べたが、物質粒子には、これ以外に電界強度の弱い
方向へ移動する現象がある。
に述べたが、物質粒子には、これ以外に電界強度の弱い
方向へ移動する現象がある。
すなわち閃絡する迄の物質粒子の運動をさらによく観察
すると物質粒子は静電力と重力との間で、上下運動のみ
ではなく、かなりランダムな運動を行なう。
すると物質粒子は静電力と重力との間で、上下運動のみ
ではなく、かなりランダムな運動を行なう。
物質粒子が偶然にも重力が勝る領域に来ると、そこに沈
着するが、静電力が勝る領域に来ると、さらに運動を続
けあるものは重力が勝る領域へ、あるものは静電力が勝
る領域へ分散する。
着するが、静電力が勝る領域に来ると、さらに運動を続
けあるものは重力が勝る領域へ、あるものは静電力が勝
る領域へ分散する。
これらの過程を繰り返しつつ結果的には、大部分の物質
粒子は電界強度の弱い方向へ移動し、運悪く静電力が勝
った領域に残った物質粒子が絶縁耐力を低下させる原因
になる。
粒子は電界強度の弱い方向へ移動し、運悪く静電力が勝
った領域に残った物質粒子が絶縁耐力を低下させる原因
になる。
以上の理由により、スペーサ４の形状とそれに組込まれ
た第２のシールド電極６の形状によって決まるタンク間
との電界緩和部分に物質粒子をかなり捕捉することがで
きる。
た第２のシールド電極６の形状によって決まるタンク間
との電界緩和部分に物質粒子をかなり捕捉することがで
きる。
なお、スペーサ４、第１のシールド電極５、第２のシー
ルド電極６等の形状及びスペーサ４の配置間隔は、ガス
絶縁電気装置を設計する際の電気的特性、機械的特性、
トラップ効果、及びスペーサ製造技術等によって決定さ
れる。
ルド電極６等の形状及びスペーサ４の配置間隔は、ガス
絶縁電気装置を設計する際の電気的特性、機械的特性、
トラップ効果、及びスペーサ製造技術等によって決定さ
れる。
さらにタンク１の内面上にタンク１と同電位の突出部７
の斜面を利用して物質粒子に働く重力も利用して、強制
的物質粒子を電界緩和部分に捕捉することができる。
の斜面を利用して物質粒子に働く重力も利用して、強制
的物質粒子を電界緩和部分に捕捉することができる。
第３図はこの発明の他の実施例であり、トラップ効果を
さらに有効にするため第２のシールド電極を磁石９で形
成したもので、特に磁性粒子には有効である。
さらに有効にするため第２のシールド電極を磁石９で形
成したもので、特に磁性粒子には有効である。
第４図、第５図は第１図に示す突出部７の応用例で第４
図はタンクと同電位の斜面シールド電極１０をスペーサ
４間のタンク内面上に取りつけたものであり、物質粒子
を上記斜面シールド電極とタンク間で捕捉することも可
能である。
図はタンクと同電位の斜面シールド電極１０をスペーサ
４間のタンク内面上に取りつけたものであり、物質粒子
を上記斜面シールド電極とタンク間で捕捉することも可
能である。
第５図は上記斜面シールド電極１０を金属網で置き換え
た斜面シールド網電極１１で、この場合は物質粒子を網
目を通して捕捉する等、さらにトラップ効果を大きくす
ることができる。
た斜面シールド網電極１１で、この場合は物質粒子を網
目を通して捕捉する等、さらにトラップ効果を大きくす
ることができる。
なお以上のものは一相のものについて述べたがこれに限
らず、例えば第６図に示す二相一括型、第７図に示す三
相一括型等、相数に関係なく使用できる。
らず、例えば第６図に示す二相一括型、第７図に示す三
相一括型等、相数に関係なく使用できる。
この場合、最下部のスペーサ以外は普通のポスト型スペ
ーサ１２等がよい。
ーサ１２等がよい。
以上のようにこの発明は電気機器をタンク内壁に支持す
るスペーサにトラップ機構を組入れ、このスペーサとタ
ンク内壁に設けた突出部との協働により物質粒子を捕捉
するようにしたので、従来のものに比し装置の小形化が
可能となるばかりでなく、トラップ効果が良く物質粒子
による影響が少なく電気的特性が向上する等諸効果があ
る。
るスペーサにトラップ機構を組入れ、このスペーサとタ
ンク内壁に設けた突出部との協働により物質粒子を捕捉
するようにしたので、従来のものに比し装置の小形化が
可能となるばかりでなく、トラップ効果が良く物質粒子
による影響が少なく電気的特性が向上する等諸効果があ
る。
第１図はこの発明の実施例を示す縦断面図、第２図は第
１図の■−■断面図、第３図〜第７図は各々この発明の
他の実施例を示す断面図である。 １・・・・・・タンク、２・・・・・・電気機器、４・
・・・・・スペーサ、５・・・・・・第１のシールド電
極、６・・・・・・第２のシールド電極、７・・・・・
・突出部。 なお図中同一符号は同一または相箔部分を示す。
１図の■−■断面図、第３図〜第７図は各々この発明の
他の実施例を示す断面図である。 １・・・・・・タンク、２・・・・・・電気機器、４・
・・・・・スペーサ、５・・・・・・第１のシールド電
極、６・・・・・・第２のシールド電極、７・・・・・
・突出部。 なお図中同一符号は同一または相箔部分を示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 絶縁ガスが充填されたタンク内に所定間隔をあけて
配設された電気絶縁材からなるスペーサにより電気機器
を支持したガス絶縁電気装置において、上記タンク内に
含まれ絶縁耐力を低下させる原因となる物質粒子の捕捉
を容易にすると共に表面の電解が集中しないように留楕
円球形に形成されたスペーサき、このスペーサに組込ま
れて上記電気機器側に配置された第１のシールド電極と
、上記スペーサに組込まれて上記タンク内壁との間に電
界緩和部分を形成する第２のシールド電極と、上記スペ
ーサ間のタンク内壁に設けた突出部とを備えたことを特
徴とするガス絶縁電気装置。 ２ 突出部はタンク内壁と一体に形成されていることを
特徴とする特許請求の範囲第１項記載のガス絶縁電気装
置。 ３ 突出部は金網で形成されていることを特徴とする特
許請求の範囲第１項記載のガス絶縁電気装置。 ４ 第２のシールド電極を磁石で形成したことを特徴と
する特許請求の範囲第１項〜第３項の何れかに記載のガ
ス絶縁電気装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP51133572A JPS5930002B2 (ja) | 1976-11-05 | 1976-11-05 | ガス絶縁電気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP51133572A JPS5930002B2 (ja) | 1976-11-05 | 1976-11-05 | ガス絶縁電気装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5358646A JPS5358646A (en) | 1978-05-26 |
| JPS5930002B2 true JPS5930002B2 (ja) | 1984-07-24 |
Family
ID=15107935
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP51133572A Expired JPS5930002B2 (ja) | 1976-11-05 | 1976-11-05 | ガス絶縁電気装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5930002B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6263201U (ja) * | 1985-10-08 | 1987-04-20 | ||
| JPH0440001U (ja) * | 1990-07-30 | 1992-04-06 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5139821U (ja) * | 1974-09-20 | 1976-03-25 |
-
1976
- 1976-11-05 JP JP51133572A patent/JPS5930002B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5139821U (ja) * | 1974-09-20 | 1976-03-25 |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6263201U (ja) * | 1985-10-08 | 1987-04-20 | ||
| JPH0440001U (ja) * | 1990-07-30 | 1992-04-06 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5358646A (en) | 1978-05-26 |
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