JPS5926622Y2 - 機器の接続装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は２つの電気機器を電気的、機械的に結合するた
めの機器の接続装置に関し、簡単な操作で確実な接続が
行えるようにしたものである。

以下本考案の一実施例について図面とともに説明する。

図において、１は電気機器を構成する第１の筐体、１ａ
はその側面に設けられた透孔、１ｂは上面に設けられた
長孔、１Ｃは上下方向に設けられたＴ字状の凹部、２は
筐体１内に移動自在に設けられた第１の端子、３は下端
が第１の端子２に固定され、上端が長孔１ｂを介して外
部へ突出されたつまみ、３ａはつまみの上端を直交方向
に延ばして構成した保持片、４は電気機器を構成する第
２の筐体、４ａはその側面に設けられた透孔、４ｂは内
部に設けられたリブ、４Ｃは上下方向に設けられたＴ字
状の凸部、５，５はフィルム状に形成された可撓性を有
する第２の端子、６は第２の端子の端部を筒状にしてそ
の中に挿入された弾性体である。

なお、第１の端子２は硬質プリント基板で構成されてお
り、第２の端子５，５はフレキシブルプリント基板で構
成されている。

上記構成において、第４図に示すように第１、第２の筐
体１，４を上下方向にずらし、凹部１Ｃに凸部４Ｃを係
合すると、第１、第２の筐体１，４は第５図中左右上下
方向すなわちｘ −ｙ方向には動かなくなる。

このとき各筐体１，４の透孔ｌａ、４ａは一致し、かつ
各筐体１，４の上下面も面一となる。

したがって、その後つまみ３を第２図、第１図上下方向
に移動させると、第１図に示すように第１の端子２の先
端が透孔１ａ、４ａを介して第２の端子５，５の間に圧
入され、各端子２，５の銅箔同志が圧接されて電気的な
接続が行われるとともに、つまみ３の保持片３ａが第２
の筐体４の上面に当接し、これによって第１、第２の筐
体１，４の第１図上下方向すなわち２方向の動きが規制
される。

このため２つの筐体は機械的にきわめて安定に結合され
、したがって第１、第２の端子２，５の圧着部分に無理
な力が加わることもない。

なお、２つの筐体１，４を分離するときには、つまみ３
を矢印Ｂ方向に移動させた後、第２の筐体４を上方に引
き上げればよい。

また、保合用の凸部と凹部はそれぞれ実施例に示したも
のとは反対側の筐体に設けるようにしてもよく、各筐体
の前後面に設けるようにしてもよい。

また、実施例では左右方向をＸ、前後方向をｙ、上下方
向を２として説明したか゛、ｘ、ｙ、ｚ方向は、それら
が互に直交する方向でありさえすればどのような方向で
゛もよい。

以上のように本考案によれば２つの筐体を機械的に強固
に結合することができるから、電気的な接続状態もきわ
めて安定なものとなる。

また２つの筐体を分離したときに、第１、第２の端子を
共に各筐体の内部に収納することができるがら、はこり
等による接触不良も生じに＜＜、感電や外力による破損
等の恐れもない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例の断面図、第２図、第３図は
その分解断面図および分解平面図、第４図は結合操作を
説明するための分解断面側面図、第５図は結合した状態
を示す要部平面図である。 １・・・・・・第１の筐体、１ａ・・・・・・透孔、１
ｂ・・・・・・長孔、１Ｃ・・・・・・凹部、２・・・
・・・第１の端子、３・・・・・・つまみ、３ａ・・・
・・・保持片、４・・・・・・第２の筐体、４ａ・・・
・・・透孔、４Ｃ・・・・・・凸部、５・・・・・・第
２の端子、６・・・・・・弾性体。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 互に直交する２つの面に透孔と長孔を設けた第１の筐体
   と、上記第１の筐体内に移動自在に設けられた第１の端
   子と、一端が上記第１の端子に固定され他端が上記長孔
   から突出されかつ上記他端に直角に曲がった保持片を有
   するつまみと、１つの面に透孔を設けた第２の筐体と、
   上記第２の筐体内に固定された第２の端子とを備え、上
   記第１、第２の筐体のいずれか一方に互に直交するｘ、
   ｙ。 ２方向のうちの２方向の四部を設は他方に２方向の凸部
   を設け、上記凹部と凸部を係合することにより上記第１
   、第２の筐体のｘ、ｙ方向の移動を規制し、上記つまみ
   により上記第１の端子を移動させ、上記第１の端子の先
   端部を上記第１、第２の筐体の透孔を介して上記第２の
   端子に圧接するとともに、上記つまみの保持片を上記第
   ２の筐体の表面に当接して上記第１、第２の筐体の２方
   向の移動を規制するようにした機器の接続装置。