JPS59247B2 - 微粉末の造粒方法 - Google Patents
微粉末の造粒方法Info
- Publication number
- JPS59247B2 JPS59247B2 JP51048237A JP4823776A JPS59247B2 JP S59247 B2 JPS59247 B2 JP S59247B2 JP 51048237 A JP51048237 A JP 51048237A JP 4823776 A JP4823776 A JP 4823776A JP S59247 B2 JPS59247 B2 JP S59247B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fine powder
- carbon black
- fluororesin
- granulation method
- powder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Glanulating (AREA)
- Pigments, Carbon Blacks, Or Wood Stains (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、カーボンブラックなど単独では圧縮しても
固化し難い微粉末の造粒方法に関する。
固化し難い微粉末の造粒方法に関する。
知られるように、カーボンブラックのように微細な粉末
は、飛散し易いものであるからそれを防止するため、又
、取扱いを容易にし、輸送費用を低減するために、流動
性並びに嵩密度を高める目的のもとに粒状化される。そ
して、普通、粒状化には二つの方法が採用される。その
一つは湿式法といわれるもので、粒状化のために水を附
加するものであるが、これによると、強度の高い粒状物
が得られる大きな利点がある反面、水が附加される関係
上、絶対重量が大きくなるという欠点に加えて後処理の
乾燥が大変であり、それに要する熱量が比較的に嵩むと
いう欠点をもつ、他の１つは乾式法といわれるものであ
り、これは、微粉末を加圧、圧縮して造粒するというも
のであり、これによると、湿式法の様な乾燥工程が不要
であるから設備が簡単であり、ランニングコストが比較
的に低廉で済むという利点がある反面、粉末の性質によ
つては造粒が困難なものもあり、又、粒度が極めて不揃
いでリターン粒末が増加するという欠点をもつ。これら
従来法のもつ欠点に鑑み、近時、特に、発塵を防止する
目的の下に、微粉末に微量の弗素樹脂粉末を混合して加
熱せる状態で混練して細い糸状の、くもの巣様のフィフ
リル組織を作ることが提案された。
は、飛散し易いものであるからそれを防止するため、又
、取扱いを容易にし、輸送費用を低減するために、流動
性並びに嵩密度を高める目的のもとに粒状化される。そ
して、普通、粒状化には二つの方法が採用される。その
一つは湿式法といわれるもので、粒状化のために水を附
加するものであるが、これによると、強度の高い粒状物
が得られる大きな利点がある反面、水が附加される関係
上、絶対重量が大きくなるという欠点に加えて後処理の
乾燥が大変であり、それに要する熱量が比較的に嵩むと
いう欠点をもつ、他の１つは乾式法といわれるものであ
り、これは、微粉末を加圧、圧縮して造粒するというも
のであり、これによると、湿式法の様な乾燥工程が不要
であるから設備が簡単であり、ランニングコストが比較
的に低廉で済むという利点がある反面、粉末の性質によ
つては造粒が困難なものもあり、又、粒度が極めて不揃
いでリターン粒末が増加するという欠点をもつ。これら
従来法のもつ欠点に鑑み、近時、特に、発塵を防止する
目的の下に、微粉末に微量の弗素樹脂粉末を混合して加
熱せる状態で混練して細い糸状の、くもの巣様のフィフ
リル組織を作ることが提案された。
なるほどこの方法によると、発塵は効果的に防止するこ
とが出来るが、反面、粒状物として要求される流動性が
かなり阻害されるという欠点を伴うもので、例えばカー
ボンブラックの場合についていうと、サイロに貯蔵した
り、一定量づゝ取り出して袋詰めしようとする際、ホッ
パでブリッジ現象を起すことになるものである。もつと
も、樹脂の添加混合量や、混練の程度を制御して凝集の
程度自体は制御することは出来るが、流動性と発塵性は
二律背反のものであるのでいづれかが犠牲にされること
は避けられないものである。この発明は、かかる技術的
背景において、カーボンブラックのように、ゴム工業で
大量に使用される材料に要求される輸送、計量の簡便さ
、自動化、省力化の上で完全に支障とならない充分な流
動性をもつにも拘らず、発塵性を極度に抑制し得る新し
い粒状化法を提供するべく多くの試験、研究の末に完成
されたものであつて、その特徴とするところは、カーボ
ンブラツク等単独で圧縮しても固化し難い微粉末に微量
の弗素樹脂粉末を混合し、加熱せる状態にして混練して
から圧縮し、次いで、それを破砕する点にあるものであ
る。
とが出来るが、反面、粒状物として要求される流動性が
かなり阻害されるという欠点を伴うもので、例えばカー
ボンブラックの場合についていうと、サイロに貯蔵した
り、一定量づゝ取り出して袋詰めしようとする際、ホッ
パでブリッジ現象を起すことになるものである。もつと
も、樹脂の添加混合量や、混練の程度を制御して凝集の
程度自体は制御することは出来るが、流動性と発塵性は
二律背反のものであるのでいづれかが犠牲にされること
は避けられないものである。この発明は、かかる技術的
背景において、カーボンブラックのように、ゴム工業で
大量に使用される材料に要求される輸送、計量の簡便さ
、自動化、省力化の上で完全に支障とならない充分な流
動性をもつにも拘らず、発塵性を極度に抑制し得る新し
い粒状化法を提供するべく多くの試験、研究の末に完成
されたものであつて、その特徴とするところは、カーボ
ンブラツク等単独で圧縮しても固化し難い微粉末に微量
の弗素樹脂粉末を混合し、加熱せる状態にして混練して
から圧縮し、次いで、それを破砕する点にあるものであ
る。
以下、この発明を実施例にもとづいて詳細に説明する。
廃タイヤを熱分解することによつて回収した炭化物を高
圧空気を噴射するジニット式粉砕機で微粉粋する際に炭
化物の重量に対し０．０５％の弗素樹脂（テフロンＫ二
三井フロロケミカル（株）製テフロン樹脂）を混合し、
粉砕された炭化物を８０℃以上に加熱した状態で圧縮・
せん断を加えられる混練機で約５分間混練し、テフロン
Ｋによる凝集状態を発生させたのち、ロール圧縮法によ
る乾式造粒機（ターボ工業（株）製アレキサンダ一乾式
造粒機）によつて、圧縮したのち破砕し、８メツシユの
スクリーンを通して粒状カーボンブラツクを製造した。
廃タイヤを熱分解することによつて回収した炭化物を高
圧空気を噴射するジニット式粉砕機で微粉粋する際に炭
化物の重量に対し０．０５％の弗素樹脂（テフロンＫ二
三井フロロケミカル（株）製テフロン樹脂）を混合し、
粉砕された炭化物を８０℃以上に加熱した状態で圧縮・
せん断を加えられる混練機で約５分間混練し、テフロン
Ｋによる凝集状態を発生させたのち、ロール圧縮法によ
る乾式造粒機（ターボ工業（株）製アレキサンダ一乾式
造粒機）によつて、圧縮したのち破砕し、８メツシユの
スクリーンを通して粒状カーボンブラツクを製造した。
この粒状カーボンブラツクの粒径は２′以下であり、ジ
ニット式粉砕機で粉砕した後の粉末カーボンブラツクの
見掛密度は０．１２ｆ！／ベテフロンＫを混合し混練し
た混練物の見掛密度は０．１６９／Ｃｌｌ．ロール圧縮
後法による乾式造粒機で造粒物の見掛密度は０．３９９
／ＣＴｉｌであつた。粉末カーボンブラツク及びテフロ
ンＫ混合混練後のカーボンブラツクは流動性がわるく、
ゴム混練用のバンバリミキサ一に附属した自動計量機に
掛けることが出来なかつたが、ロール圧縮によつて粒状
化したカーボンブラツクは自動計量機によつて計量が可
能であり、またサイロに貯蔵した際のブリツジ現象も防
ぐことが出来た。また粉末カーボンは袋から取り出す際
に著るしく発塵し周囲を汚染したが、この発明により製
造した粒状カーボンブラツクは市販粒状カーボンブラツ
クに比べても発塵が少なく、作業環境の改善に著るしく
貢献することが確認された。なお粒状カーボンブラツク
の粒の固さは、弗素樹脂の添加量、フィフリル化の程度
、ロール圧縮時の圧縮圧力によつて調節できる。本発明
はカーボンブラツク以外でも単にロール圧縮などの圧縮
によつて粒状化しない粉末に適用することは勿論可能で
ある。
ニット式粉砕機で粉砕した後の粉末カーボンブラツクの
見掛密度は０．１２ｆ！／ベテフロンＫを混合し混練し
た混練物の見掛密度は０．１６９／Ｃｌｌ．ロール圧縮
後法による乾式造粒機で造粒物の見掛密度は０．３９９
／ＣＴｉｌであつた。粉末カーボンブラツク及びテフロ
ンＫ混合混練後のカーボンブラツクは流動性がわるく、
ゴム混練用のバンバリミキサ一に附属した自動計量機に
掛けることが出来なかつたが、ロール圧縮によつて粒状
化したカーボンブラツクは自動計量機によつて計量が可
能であり、またサイロに貯蔵した際のブリツジ現象も防
ぐことが出来た。また粉末カーボンは袋から取り出す際
に著るしく発塵し周囲を汚染したが、この発明により製
造した粒状カーボンブラツクは市販粒状カーボンブラツ
クに比べても発塵が少なく、作業環境の改善に著るしく
貢献することが確認された。なお粒状カーボンブラツク
の粒の固さは、弗素樹脂の添加量、フィフリル化の程度
、ロール圧縮時の圧縮圧力によつて調節できる。本発明
はカーボンブラツク以外でも単にロール圧縮などの圧縮
によつて粒状化しない粉末に適用することは勿論可能で
ある。
Claims (1)
- １ カーボンブラックなど単独に圧縮しても固化し難い
微粉末を造粒するに当り、該微粉末に微量の弗素樹脂粉
末を混合し、該混合物を加熱せしめた状態で圧縮、剪断
を加える混練機で混練を行ない、前記弗素樹脂による凝
集状態を呈したのち、乾式造粒機で造粒することを特徴
とする微粉末の造粒方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP51048237A JPS59247B2 (ja) | 1976-04-26 | 1976-04-26 | 微粉末の造粒方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP51048237A JPS59247B2 (ja) | 1976-04-26 | 1976-04-26 | 微粉末の造粒方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS52130481A JPS52130481A (en) | 1977-11-01 |
| JPS59247B2 true JPS59247B2 (ja) | 1984-01-06 |
Family
ID=12797824
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP51048237A Expired JPS59247B2 (ja) | 1976-04-26 | 1976-04-26 | 微粉末の造粒方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59247B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| IL116552A (en) * | 1995-01-10 | 2001-09-13 | Cabot Corp | Black carbon compositions, polymer compositions containing the black carbon compositions and products containing the polymer compositions |
| US5725650A (en) * | 1995-03-20 | 1998-03-10 | Cabot Corporation | Polyethylene glycol treated carbon black and compounds thereof |
| US6953825B1 (en) | 1995-11-22 | 2005-10-11 | Cabot Corporation | Treated carbonaceous compositions and polymer compositions containing the same |
| MY119083A (en) | 1996-07-10 | 2005-03-31 | Cabot Corp | Compositions and articles of manufacture |
| WO2014065438A1 (ja) | 2012-10-26 | 2014-05-01 | 住友化学株式会社 | カーボンブラック |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4856577A (ja) * | 1971-11-22 | 1973-08-08 |
-
1976
- 1976-04-26 JP JP51048237A patent/JPS59247B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4856577A (ja) * | 1971-11-22 | 1973-08-08 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS52130481A (en) | 1977-11-01 |
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