JPS59225014A - 電気湯沸器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は容器内の水を加熱して湯を沸す器具において、
水が完全に沸騰した後に加熱装置への給電を遮断し、そ
の後所定の温度に保湛するもので、水が容器内にない状
態で加熱装置へ給電された場合には、保安装置がはたら
いて自動的に給電が断たれる電気湯沸器に関するもので
ある。

従来例の構成とその問題点 一般に水道水中に含まれていて、コーヒーや茶等の味を
低下させ、捷た健康上にも問題があるとされているカル
キや、トリハロメクン及び炭酸ガスの除去には沸騰が必
要とされており、湯沸器に沸騰を行う機能を有するもの
が望１れていた。しかしながら、水の沸点を検知して加
熱装置への給電を停止させる温度調節器は極めて精度の
高いものが要求されるので高価になる問題があった。そ
の為に沸騰によって急速に増大する蒸気により沸騰を検
知することが考えられてさた。しかし、蒸気検知の精度
をあけるためには、容器との間を断熱して、蒸気検知用
のサーモスタットを取９つける必要があり、この構成に
すると水を入れずに給電を開始した場合、容器が異常な
高温になっても、蒸気が発生しない時には、蒸気検知用
のサーモスタットでは、受感がおくれ、その結果、給電
を遮断するもおくれでし寸い、安全性に大きな問題があ
った。

発明の目的 本発明は上記問題点を解消するもので、蒸気検知により
、確実に沸騰を検知し、かつ、容器内に水を入れずに給
電する等の異常使用の際には目動的に給電が停止できる
ようにしたより安全性の高い電気湯沸器を提供するもの
である。

発明の構成 本発明の、電気湯沸器は、液体を収納するヒーターを備
えた容器と、この容器の蓋体と、前記容器の上部に断熱
部材を介して設けた第１のサーモスタットと、この第１
のサーモスタットヲ覆い、かつその受感面に対向させて
通気孔を設けた遮断カバーと、前記第１のサーモスタッ
トと直列に接続され、かつ前記容器に取付けたヒーター
の近傍に位置し、その動作温度が前記第１のサーモスタ
ットより高くかつ水の沸点より筒い第２のサーモスタッ
トとから構成されている。

この構成によって、通常の湯沸しをする際は、沸騰によ
り発生する蒸気によって第１のサーモスタットが動作し
、水が容器にない状態のような異常時に給電すると、第
１のサーモスタットは容器との間に断熱部拐を介してい
るために動作がおくれるが、ヒーター近傍の第２のサー
モスタットの温度上昇は大きく第１のサーモスタットよ
り先に動作して給電を停止し、火災等の危険を回避し、
安全性を向上することができるようにしたものである。

実施例の説明 本発明の一実施例について図面に基づいて説明する。図
において１は筒状の容器外ｌｌ同で、その上端開口部に
注口２を固定し、下端には基台３を一体に装着している
。４は注口２の外側両°面に回動自在に取りつけられた
把手、５ｉＪ：注口２′ｆ：開閉自在に被覆する蓋体で
、その前面に設けたロックつまみｂを抑圧操作すること
により、注口２に対して着脱できる様に構成している。

７は容器外胴１に内装された有底筒状の容器で、容器７
の底部外面には、上下に絶縁板を積層して主ヒータ−８
、補助ヒーター９を一体に形成した発熱体を、アルミニ
ウム材、鋼材等の熱伝導性の良好な金属により構成され
た熱拡散板１０、及び背面板１１により圧着状態で固定
されている。容器７の側壁上部には開口部７１を設け、
この開口部７ａには熱伝導性の低い樹脂等により形成さ
れた断熱部材１２を介して、蒸気を検知して、主ヒータ
−８を制御する手動復帰式の第１のサーモスフ・ット１
３が保持されている。１４は表示板で、この表示板１４
に突設させた操作用の押しボタン１５は第１．のサーモ
スタット１３の突起部１３ａに相対して設けられ、前面
より復帰操作ができるようになしている。

上記断熱部材１２には遮断カバー１６が着脱自在にとり
つけられ、この遮断カバー１６は樹脂等で形成され、そ
の中央に蒸気通気孔１６ａ、下方部には露ぬき用の滴下
穴１６ｂが設けられている。

また前記発熱体の下方には遮熱板１７が設けられ、容器
７の底部下面中央には第２のサーモスタット１８と、補
助ヒーター９を制御する保温用温度調節器１９とが密着
して保持されている。この第２のサーモスタット１８は
、全焼状態における容器７の温度上昇を検知して発熱体
８，９への給電を断つ作用をする第１のサーモスタット
１３より高い動作温度で、しかも沸点より高い動作温度
をもつものである。

これら第１のサーモスタット１３と第２のサーモスタッ
ト１８とは第７図に示す回路図のように直列に接続され
ている。

いま容器７に定格容量以下の水を入れたのち、発熱体８
，９に給電すると、容器７内の水が加熱され湯温は第６
図の実線で示す様に上昇し、一方、第１のサーモスタッ
ト１３の温度ハ、第１のサーモスタット１３が容器７に
断熱部材１２°を介して取９つけられているので、水及
び容器７からの熱伝導の影響が少なく、同図の破線で示
す様に水温よりも低い温度上昇となるものである。そし
て容器７内の水温が１４時間後に、１００°Ｃに達する
と沸騰を始め、大量の蒸気が容器７内に急激に発生する
と、その蒸気は遮断カバー１６内の蒸気通気孔１６ａよ
り遮断カバー１６内に流入し、その結果遮断カバー１６
内の温度も急激に上昇することになる。これにともなっ
て第１のサーモスタット１３の温度は、Ｔ１より急勾配
で上昇し、１００℃よりもやや低い動作温度Ｔ２迄達す
ると動作して主ヒータ−８の給電が断たれる。この間容
器Ｔ内の水はｔ、からｔ２迄沸騰を継続しているが、こ
の時、Ｔ１からＴ２への温度上昇はわずかな時間に急激
に上昇する為、サーモスタットに多少の誤差があっても
変動はほとんどなく、動作も確実におこなわれ、水量等
による変動が少ないものとなる。

この時の第２のサーモスタット１８の温度は、水の温度
（実線）と、はぼ同じ動きになり、沸点よりも動作温度
が高い為、動作することはないものである。

また第１のサーモスタット１３により主ヒータ−８への
給電が断たれている間、第１のサーモスタット１３より
わずかに低い設定＠度を有する保温用の温度調節器１９
によって補助ヒーター９は制御されているので、温度を
９０〜９５℃の間で一定に保つことができる０ 水が容器７にない状態で発熱体８，９へ給電した場合、
容器７はヒーターの熱で急激に高温となり、それにとも
ない第２のサーモスタット１８の温度が急激に上昇し、
第１のサーモスタット１３よりも先に動作して、給電を
断ち、火災等の危険を防いでいる。

第５図は発熱体８，９としてノくンドヒーターを用いた
場合を示すものである。なお、第１図において、２１は
容器子の開口部に着脱自在に載置された中蓋で、周縁部
に位置させた中蓋ノζツキング２２を介して容器７に気
密に装着されている。

２３は容器７の底部に伸設する昇水ノくイブ、２４は容
器７の外方に伸設しかつ先端には下方向に開口した注出
口２５を有する注出ノくイブ、２６は蓋体６に収納され
たベローズで、通常は上部開口部が逆止弁２７を介して
蒸気通路２８と連なかっている。

したがって通常状態では、蒸気は矢印すで示す様に容器
７から中蓋２１、ベローズ２６、蒸気通路２８を経て器
体外へ排出される。

また湯を注水する隙は、蓋体５に設けられた押し板２９
を圧縮操作することにより、ベローズ２６の上部開口部
を逆止弁２７がふさぎ、ベローズ２６内の空気を容器７
に送り込むので内部圧力の上昇により昇水パイプ２３注
出パイプ２４ｆｆ：へて注出口２５より注出することが
できるものであるＯ 発明の効果 以上の様に本発明は、断熱部材を介して容器に取りつけ
、蒸気検知により動作する第１のサーモスタットと、こ
の第１のサーモスタットの動作温度より高く、かつ沸点
より高い第２のサーモスタッ）ｋ発熱体の近傍に設け、
かつ両サーモスタットを直列に接続することにより１水
量の差等による沸騰時間の変動が少なく、確実な沸騰検
知機能をもち、１だ水のない状態、あるいはそれに近い
状態で通電された時、ヒーター近傍の第２の、サーモス
タットが動作して、ヒーターへの給電を断つ為、空焼き
による容器のテンノ（−カラーの発生や、樹脂の熱劣化
、火災の危険を防ぐこと力；できる等その効果は犬なる
ものがある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における電気湯沸器の断面図
、第２図は同電気湯沸器における要部の断面図、第３図
は同要部を容器の内面からみた図、第４図は容器の外面
からみた図、第５図は同要部の他の例を示す側面図、第
６図は同湯沸器の温度一時間特性図、第７図は同湯沸器
の回路図である０７・・・・・・容器、８・・・・・・
ヒータ、１２・・・・・・断熱部材、１３．１８・・・
・・・サーモスタット、１６・・・・・・□瀞断カバー
、１６ａ・・・・・・旋気通気孔０代理人の氏名　弁理
士　中　尾　敏　男　ほか１名第１図 第２図 ？ 第３図 第４図 第５図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）液体を収納し、かつ発熱体を備えた容器と、この
   容器の蓋体と、前記容器の上部に断熱部材を介して取付
   けた第１のサーモスタットと、この第１のサーモスタッ
   トを覆い、かつサーモスタットの受感面に対向して設け
   た通気孔を有する遮断カバーと、前記第一のサーモスタ
   ットに直列接続され、かつ前記発熱体の近傍に取りつけ
   られた第２のサーモスタットよりなる電気湯沸器。
2. （２）第２のサーモスタットの動作温度は、第１のサー
   モスタットより高くかつ水の沸点より高くしてなる特許
   請求の範囲第１項記載の電気湯沸器。