JPS59213627A - 軟磁性材料 - Google Patents

軟磁性材料

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JPS59213627A
JPS59213627A JP58087046A JP8704683A JPS59213627A JP S59213627 A JPS59213627 A JP S59213627A JP 58087046 A JP58087046 A JP 58087046A JP 8704683 A JP8704683 A JP 8704683A JP S59213627 A JPS59213627 A JP S59213627A
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JP
Japan
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mol
oxide
composition
soft magnetic
magnetic material
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JP58087046A
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Haruhiko Takei
竹井 晴彦
Yuji Tokumasu
徳増 裕司
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FDK Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、リチウムを含有するニッケルー亜鉛系スピネ
ル型フェライト組成物に関し、一様で・かつ小さな湿度
係数を呈する軟磁性材料に関するものである。
一般にLCフィルタあるいはLC共振回路などでは、コ
ンデンサのもつ負の温度特性とインダクタンスのもつ正
の温度特性とを均り合わせて、温度変化に対づるフィル
タ特性あるいは共振周波数を安定化させることが行なわ
れている。
この温度補償をより安定なものとするためには、キャパ
イタンス及びインダクタンスの雨音とも温度に対する特
性変化が小さくかつ直線性の良好なものが要求される。
また、テレビジョン受像機、ラジオ受信機、その他アマ
チュア無線機器等の同調機構は、可変容量ダイオードの
容量変化を利用しフ丁ライトと組合せた電子同調回路が
主流となっている。
ところがこの可変容量ダイオードの容量は正の温度係数
をもっているので、温度補償を行なうためには透磁率が
負の温度係数をもつフェライトコアが必要となる。
しかし、従来技術によれば、磁気特性が良好で、しかも
一様かつ小さな温度係数のフェライト組成物として満足
しうるちのは未だ開発されていない。まして、商用温度
範囲〈−20〜60℃のI!If)で一様に負の温度係
数を呈するフェライト組成物は知られていない。
本発明の目的は、前記のような技術的課題を解決しうる
ような一様かつ小さな温度係数の軟V41性拐料を提供
することにある。
以下、図面に基づき本発明について説明する。
本発明は、45〜64モル%の酸化第2鉄、10〜50
モル%の酸化ニッケル、40モル%1、(下の酸化亜鉛
、0.1〜7モル%の酸化リチウムよりなる組成のスピ
ネル型フェライト組成物であって、化学量論もしくはそ
れよりも酸化第2鉄が5モル%不足までの組成領域にあ
ることを特徴とする軟磁性材料である。
周知のフェライトとしては、ニッケルフエライ1〜、マ
ンガンフエライ1へ、ニッケルー亜鉛フェライト、マン
カン−亜鉛フェライト等があるが、これらに使用されて
いるニッケル、マンガン、m1鉛竹はいずれも2価の金
属イオンである。
それ故、化学量論の化学式はMFe2O4もしくはMヶ
Zn1−エF O、、O,(但し、Mは2価の金属イオ
ノンとなり、化学量論はF e20.= 50モル%の
組成である。しかし、本発明で必須不可欠の成分として
入っているリチウムは1価のイオンであるため、化学式
はLl。、qFe7.q○4となり、化学量論はL i
、O= 1(3,f37モル%、F e203−83 
、3モル%のポイントとなる。本発明において酸化第2
ジ145〜64モル%でありながら、化学量論以下とな
っているのは、このような事情に起因している。さて、
前記リチウムフェライトをLi(5F e 、、、・F
e2O,なる化学式で表わすと、ニッケルフェライト等
と同様に考えることができ、1  。
? (L 1,0−1− Fe、O,) = Fe、○
、= 50−Eル%のポイントにおいて化学量論となる
。このような1  ・ 考え方に基づき、Ni O+、<ml、O+ Fe、、
0.)とZnoとFe−LO)の準E元図において本発
明の組成範囲を示したのが第1図である。同図において
、F e20.= 50モル%のラインが化学量論にな
る。ただし、同図において注意すべきことは、図中の任
意の1ポイントが組成を特定できないこと、また、斜線
領域は必要条件ではあるが充分条件ではない(L i、
0の量が規制されているので)ことである。例えば、F
 e Z 05−55 、3モル%、Z IT O= 
2L3モL %、N i O= 20.2−Eル%、l
 i、O−3,2モル%で表わせる組成は第1図のAポ
イントであり、これは化学量論よりもF O> 03不
2領域である。マIc、Fe、Q、= 60.0モル%
、Z II O= 22.2モル%、Ni0=12.2
モル%、L1□0=5.6モル%で表わされる組成もほ
ぼ△ポイン1〜であるo F e 203−51 、1
モル%、Z l’I O= 21.3モル%、Ni0=
24.4モル%、1!、Q= 3.2モル%で表わされ
る組成はBポイントである。
次に本発明で規定しIC組成範囲の根拠について述/\
る。第2図は、第1図におけるAポイント−どBポイン
トの組成で、酸化リチウムを0〜9モル%の範fU]て
変化さ−せた試料について、酸化リヂウム置j奥吊に対
ゴる透磁率の相対温度係数αμm゛の関係を示す図であ
る。試料は、以下の実施例にd5いても同様であるが、
原料粉体を所定割合で1昆合し、800〜1000℃で
仮焼成を行ない、アルコールにて湿式粉砕し、その後、
環状に成型し、1000〜1150℃において1〜3時
間焼成することによって作成した外径25mm、内径1
5mm、厚さ5mmの環状磁心である。透磁率の相対温
度係数αμrは、 ただし、μ7は17℃にお1ノる初透磁率μmは12℃
における初透磁率 上、Lは温度 であり、−40〜80℃の温度範囲で゛の10℃毎の平
均値である。同図から明らかなように、酸化リチウムで
ほんの僅か(0,1モル%以上)置換ザることによって
急)2′(に相同温度1系数が減少し、逆に7モル%よ
り多く置4%−S+−ると、例えばBポイン1〜の組成
では逆に相対温度係数が大ぎくなってしまうからである
。酸化リチウムの邑を0.1〜7モル%としたのは、こ
のような理由による。しかし、なかでも酸化リチウムを
0.3〜2モル%の範囲どするのが好ましく、1モル%
程度置換したときが最も効果が大きい。
Aポイントの組成では、負の温度特性の月利も1qるこ
とができる。
第3図1よ、第2図における酸化リチウム置換m0モル
%、1モル%、2モル%の三種の試料の湿度特性を示J
−シのである。この第3図から明らかなように、湿度特
性の直線性は極めてよい。これI=l、lPt化第2鉄
が化学世論以下の組成領域にある場合の特徴で、他の回
路素子と相合せて温度補償づるどき、非常に使いやすい
性質C゛ある。本発明に35いて、酸化第2鉄の組成を
化学量論もしく 11それ以下としたのはこのような理
由による。逆に、酸化第2fONが化学量論を舅えた組
成だど直線性が悪くなり、使用可能な濡I哀範囲が非常
に狭くなるからである。また、酸化第2錦の組成を45
モル%以上、化学量論よりも5モル%j、ス下不足の領
域としたのは、あまり少なくなると逆に透磁率の相対温
度係数が増大してしまい実用にならないためである。第
4図にその様子の一例を示す。Zn0=20モル%、L
1□O=3モル%において、Fe2O,の旦(第1図の
横軸のFe、0.と同じもの〉を49〜40モル%まで
くずなわち、化学世論に対して1モル%不足から10モ
ル%不足まで)変化させた時の透磁率の相対温度係数が
示されており、45モル%のB1ポイントをづざると、
急i5!!+ Iこ」二昇することが判る。より望まし
い酸化第289.の組成領域は、化学量論からそれより
3rニル%不足した範囲である。
酸化亜鉛の組成範囲は40モル%以下である。
その下限は零であってもよいが、磁気特性を向−トさせ
るためにも一定量含まぜるのがよい。1ノかし、40モ
ル%を超えると、透磁率が低)づるため好ましくない。
酸化ニッケルの組成範囲の10〜50モル%は、前記の
如き各成分の範囲ににって必然的に定まるものである。
次に本発明の実施例について記す。各実施例で用いた試
料は、原料粉体を第1表に示すような割合で配合し、8
00〜1000℃で仮焼成を行ない、アルコールにて湿
式粉砕し、その後、成型し1000〜1150℃におい
て1〜3時間焼成することによって作成した外径25m
m、内径15mm、厚さ5mmの環状磁心である。20
℃における初透磁率μr 、 1Nl11−17にお(
プるtanδ/μi、透磁率の相対温度係数αμrを測
定した結果を組成とともに第1表に示づ−0 第1表/)口ら、各実施例とし透磁率の相対温度係数が
15x10Jス下の良好な値を呈することか判る。ここ
で、実施例1,2は第1図におけるAポイントに、また
実施例3.4はBポイン1〜に該当Jる。
なお、本発明の組成をベースとし、それに対して酸化ニ
オブを0.05〜0.7型温%添加すると、良好な温匪
特性を呈しつつ透磁率をより一層大きくすることができ
る。第5図は、前記実施例2の組成をベースとし、酸化
ニオブ(N b。
0、)の添加量を0〜1重世%の範囲で変化ごUて透磁
率とμQ偵とをプロワl−シたものである。。
」 同図から明らかなように]化二オシの添加に日り磁
気特性が向上することが判る。添加量(j。
0.05へ−0,7重足%、より好まし、くけ0.1〜
0.5重量%の範囲である。特に、0.2重量%庁度添
加したとき最も良好な結果が1qら1′する。酸化二オ
フは酸化リチウムと共存していることが重要で、リチウ
ムが含まれていないと二Δ)を入れてもかえって悪い結
果となっ℃しまう。それ故、本発明の組成範囲をベース
として、てれに酸化ニオブを若干量添加することはt小
めて有効である。
本発明は上記のように構成した軟磁性+21′jl ’
Cあるから、磁気特性が良好で、しかも一様かつ小さな
温度係数を呈【ノ、)B度特性の直線性が極めて良く、
コンデンサや可変容最ダイオード祈と組合せたとき、広
い温度範囲にわたって良好な温度補償を行なえるなど、
すぐれノζ効果を奏しうるちのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の組成範囲を示す図、第2図は酸化リチ
ウム装置1!if!量と透磁率の相対温度係数の関係を
示す図、第3図は温度特性の例を示づ図、第4図は酸化
第2鉄最の影響を示す図、第5図は酸化二Δブの添加効
果を示づ図である。 特8′F出願人   冨士電気化学株式会71代  理
  人       尾  股  行  紐間    
      茂  児     稽同        
  荒  木  友之助第1図 ezes 第2図 第4図 FezO3 第5図 NbzOymj+4(11%)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.45〜64モル%の酸化第2鉄、10〜50モル%
    の酸化ニッケル、40モル%以下の酸化亜鉛、0.1〜
    7モル%の酸化リチウムj;りなる組成のスピネル型フ
    ェライト組成物であって、化学m論もしくはそれよりも
    酸化第2鉄か5モル%不足までの組成領域にあることを
    特徴とづる一様かつ小さな温度係数を呈する転磁li月
    料。
JP58087046A 1983-05-18 1983-05-18 軟磁性材料 Granted JPS59213627A (ja)

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JP58087046A JPS59213627A (ja) 1983-05-18 1983-05-18 軟磁性材料

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JPS6229374B2 JPS6229374B2 (ja) 1987-06-25

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0326999A2 (en) * 1988-02-03 1989-08-09 TDK Corporation Sintered ferrite materials and chip parts
CN116003117A (zh) * 2022-12-12 2023-04-25 北京航空航天大学 凝胶注模用高固相含量软磁锰锌铁氧体浆料及其制备方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0326999A2 (en) * 1988-02-03 1989-08-09 TDK Corporation Sintered ferrite materials and chip parts
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CN116003117B (zh) * 2022-12-12 2024-03-01 北京航空航天大学 凝胶注模用高固相含量软磁锰锌铁氧体浆料及其制备方法

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