JPS5919765Y2 - ロ−タリピストンエンジンのコ−ナシ−ル装置 - Google Patents
ロ−タリピストンエンジンのコ−ナシ−ル装置Info
- Publication number
- JPS5919765Y2 JPS5919765Y2 JP1979117019U JP11701979U JPS5919765Y2 JP S5919765 Y2 JPS5919765 Y2 JP S5919765Y2 JP 1979117019 U JP1979117019 U JP 1979117019U JP 11701979 U JP11701979 U JP 11701979U JP S5919765 Y2 JPS5919765 Y2 JP S5919765Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seal
- groove
- corner seal
- corner
- apex
- Prior art date
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- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、ロータリピストンエンジンのコーナシール
装置の改良に関するものである。
装置の改良に関するものである。
従来、第１図および第２図に示す如く、ロータハウジン
グ１とサイドハウジング２からなるケーシング３内を偏
心的に支承されてロータ４が遊星回転運動するロータリ
ピストンエンジンにおいては、ロータ４の頂部にアペッ
クスシール５を、スラスト面にサイドシール６を、アペ
ックスシール５とサイドシール６との接合部にコーナシ
ール７を夫々嵌装し、ガスシールを図っている。
グ１とサイドハウジング２からなるケーシング３内を偏
心的に支承されてロータ４が遊星回転運動するロータリ
ピストンエンジンにおいては、ロータ４の頂部にアペッ
クスシール５を、スラスト面にサイドシール６を、アペ
ックスシール５とサイドシール６との接合部にコーナシ
ール７を夫々嵌装し、ガスシールを図っている。
ところで、コーナシール７に関しては、コーナシール７
の外周面とロータ４側面のシール溝８の内周面との間の
隙間９及びコーナシール７とアペックスシール５との間
の間隙１０から高圧ガスがサイドシール内側あるいは隣
接する作動室へ洩れるのを防止するために、コーナシー
ル７を半径方向に弾性を持たせてコーナシール７の外周
からのガス洩れを防止すると共に、アペックスシール５
とコーナシール７との間に生じる空間部（貫通孔）１２
にゴム材等の軟質部材１３を嵌装し、空間部１２からの
ガス洩れを防止したコーナシール装置が提案されている
。
の外周面とロータ４側面のシール溝８の内周面との間の
隙間９及びコーナシール７とアペックスシール５との間
の間隙１０から高圧ガスがサイドシール内側あるいは隣
接する作動室へ洩れるのを防止するために、コーナシー
ル７を半径方向に弾性を持たせてコーナシール７の外周
からのガス洩れを防止すると共に、アペックスシール５
とコーナシール７との間に生じる空間部（貫通孔）１２
にゴム材等の軟質部材１３を嵌装し、空間部１２からの
ガス洩れを防止したコーナシール装置が提案されている
。
なお、１１は割溝である。当該装置では、軟質部材１３
が背圧によりサイドハウジング２に圧接されて早期に摩
耗するのを防止するために、軟質部材１３の後部にフラ
ンジ１４を設け、該フランジ１４をコーナシール７に当
て止める構造にしているので、アペックスシール５の脚
部５ａの底面と軟質部材１３の凹溝１５の底壁との間の
隙間１６から、図中矢印で示すようなガス洩れを防止で
きなかった。
が背圧によりサイドハウジング２に圧接されて早期に摩
耗するのを防止するために、軟質部材１３の後部にフラ
ンジ１４を設け、該フランジ１４をコーナシール７に当
て止める構造にしているので、アペックスシール５の脚
部５ａの底面と軟質部材１３の凹溝１５の底壁との間の
隙間１６から、図中矢印で示すようなガス洩れを防止で
きなかった。
この考案は、かかる従来のコーナシール装置の欠点を解
消するためになされたもので、とくに軟質部材の構造を
改良することにより、当て止め構造とガス洩れ防止構造
を同時に満足し得るように工夫したものである。
消するためになされたもので、とくに軟質部材の構造を
改良することにより、当て止め構造とガス洩れ防止構造
を同時に満足し得るように工夫したものである。
以下、この考案の実施例を添付図面に従って詳細に説明
する。
する。
第３図に示すように、コーナシール７は、偏心位置に軸
方向に貫通する貫通孔１２を設け、厚肉側に割溝１１を
設けて半径方向に弾性を付与すると共に、該貫通孔１２
に、アペックスシール５の脚部５ａを嵌装する凹溝１５
を有する軟質部材１７を嵌装して構威し、該コーナシー
ル７をロータ４側面のシール溝８に嵌装して、軟質部材
１７の凹溝１５の側壁をアペックスシール５の両側面に
密接させると共に、該凹溝１５の底壁とアペックスシー
ル５の脚部５ａの底面との間に所定の間隙１６を保持し
てなる従来と同じ構成である。
方向に貫通する貫通孔１２を設け、厚肉側に割溝１１を
設けて半径方向に弾性を付与すると共に、該貫通孔１２
に、アペックスシール５の脚部５ａを嵌装する凹溝１５
を有する軟質部材１７を嵌装して構威し、該コーナシー
ル７をロータ４側面のシール溝８に嵌装して、軟質部材
１７の凹溝１５の側壁をアペックスシール５の両側面に
密接させると共に、該凹溝１５の底壁とアペックスシー
ル５の脚部５ａの底面との間に所定の間隙１６を保持し
てなる従来と同じ構成である。
上記軟質部材１７は、フッソ系ゴム、テフロン系ゴム、
シリコン系ゴム等の耐熱ゴム材、あるいはカーボン粉末
をテフロンにて結合した複合材が好適であるが、コーナ
シールの持つ弾性を阻害しない程度の適度な弾性があり
耐熱性および耐摩耗性に優れたものであればよい。
シリコン系ゴム等の耐熱ゴム材、あるいはカーボン粉末
をテフロンにて結合した複合材が好適であるが、コーナ
シールの持つ弾性を阻害しない程度の適度な弾性があり
耐熱性および耐摩耗性に優れたものであればよい。
上記隙間１６は、板ばね１８で常時ロータハウジング１
側に附勢されるアペックスシール５の変位量を確保する
ために必要なもので、かつアペックスシール５の摩耗で
徐々に拡大する傾向にある。
側に附勢されるアペックスシール５の変位量を確保する
ために必要なもので、かつアペックスシール５の摩耗で
徐々に拡大する傾向にある。
しかして、上記軟質部材１７の凹溝１５゛に、底壁から
半径方向外方に一体的に突出する突出部１９を設け、該
突出部１９をアペックスシール５の脚部５ａの軸方向内
方の端面５ｂに密接させる構造とする。
半径方向外方に一体的に突出する突出部１９を設け、該
突出部１９をアペックスシール５の脚部５ａの軸方向内
方の端面５ｂに密接させる構造とする。
当該構造とすれば、軟質部材１７が背圧によりサイドハ
ウジング２に圧接して早期に摩耗するところを、突出部
１９がアペックスシール５の端面５ｂに当て止められる
ことで防止されると同時に、背圧により突出部１９が端
面５ｂに密接されることになるので隙間１６がガスシー
ルされ、隙間１６からのガス洩れも防止されるようにな
る。
ウジング２に圧接して早期に摩耗するところを、突出部
１９がアペックスシール５の端面５ｂに当て止められる
ことで防止されると同時に、背圧により突出部１９が端
面５ｂに密接されることになるので隙間１６がガスシー
ルされ、隙間１６からのガス洩れも防止されるようにな
る。
つまり、軟質部材１７に設けた突出部１９で、軟質部材
１７の抜は止めと隙間１６のガス洩れが同時に防止され
るようになる。
１７の抜は止めと隙間１６のガス洩れが同時に防止され
るようになる。
以上の説明からも明らかなように、この考案は、軟質部
材の凹溝に設けた突出部を、アペックスシールの脚部の
軸方向内方の端面に密接させたことを特徴とするコーナ
シール装置であるから、軟質部材がサイドハウジングに
圧接して早期に摩耗するのを防止することができる。
材の凹溝に設けた突出部を、アペックスシールの脚部の
軸方向内方の端面に密接させたことを特徴とするコーナ
シール装置であるから、軟質部材がサイドハウジングに
圧接して早期に摩耗するのを防止することができる。
同時に、アペックスシールの脚部の底面と軟質部材の凹
溝の底壁との間の隙間もシールされるので、当該隙間か
らのガス洩れも防止できるようになる。
溝の底壁との間の隙間もシールされるので、当該隙間か
らのガス洩れも防止できるようになる。
第１図はアペックスシール、コーナシール、軟質部材等
を組込んだロータの要部正面図、第２図は従来の軟質部
材の構造を示す要部縦断面図、第３図はこの考案に係る
軟質部材の構造を示す要部縦断面図である。 ４・・・・・・ロータ、５・・・・・・アペックスシー
ル、５ａ・・・・・・脚部、５ｂ・・・・・・端面、７
・・・・・・コーナシール、８・・・・・・シール溝、
１１・・・・・・割溝、１２・・・・・・貫通孔、１５
・・・・・・凹溝、１７・・・・・・軟質部材、１９・
・・・・・突出部。
を組込んだロータの要部正面図、第２図は従来の軟質部
材の構造を示す要部縦断面図、第３図はこの考案に係る
軟質部材の構造を示す要部縦断面図である。 ４・・・・・・ロータ、５・・・・・・アペックスシー
ル、５ａ・・・・・・脚部、５ｂ・・・・・・端面、７
・・・・・・コーナシール、８・・・・・・シール溝、
１１・・・・・・割溝、１２・・・・・・貫通孔、１５
・・・・・・凹溝、１７・・・・・・軟質部材、１９・
・・・・・突出部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 軸方向に貫通する貫通孔と割溝とを設けて半径方向に弾
性を付与すると共に、該貫通孔に、アペックスシールの
脚部を嵌装する凹溝を有する軟質部材を嵌装したコーナ
シールを設け、該コーナシールをロータ側面のシール溝
に嵌装して、軟質部材の凹溝の側壁をアペックスシール
の両側面に密接させると共に、該凹溝の底壁とアペック
スシールの脚部の底面との間に所定の間隙を保持してな
るロータリピストンエンジンのコーナシール装置におい
て、 上記軟質部材の凹溝に、底壁から半径方向外方に突出す
る突出部を設け、該突出部をアペックスシールの脚部の
軸方向内方の端面に密接させたことを特徴とするロータ
リピストンエンジンのコーナシール装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1979117019U JPS5919765Y2 (ja) | 1979-08-25 | 1979-08-25 | ロ−タリピストンエンジンのコ−ナシ−ル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1979117019U JPS5919765Y2 (ja) | 1979-08-25 | 1979-08-25 | ロ−タリピストンエンジンのコ−ナシ−ル装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5634001U JPS5634001U (ja) | 1981-04-03 |
| JPS5919765Y2 true JPS5919765Y2 (ja) | 1984-06-08 |
Family
ID=29349232
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1979117019U Expired JPS5919765Y2 (ja) | 1979-08-25 | 1979-08-25 | ロ−タリピストンエンジンのコ−ナシ−ル装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5919765Y2 (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5250247U (ja) * | 1975-10-06 | 1977-04-09 | ||
| JPS537504B2 (ja) * | 1972-12-15 | 1978-03-18 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5319283Y2 (ja) * | 1976-07-05 | 1978-05-23 |
-
1979
- 1979-08-25 JP JP1979117019U patent/JPS5919765Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS537504B2 (ja) * | 1972-12-15 | 1978-03-18 | ||
| JPS5250247U (ja) * | 1975-10-06 | 1977-04-09 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5634001U (ja) | 1981-04-03 |
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