JPS5919439B2 - 高周波電子加速器 - Google Patents
高周波電子加速器Info
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- JPS5919439B2 JPS5919439B2 JP8593877A JP8593877A JPS5919439B2 JP S5919439 B2 JPS5919439 B2 JP S5919439B2 JP 8593877 A JP8593877 A JP 8593877A JP 8593877 A JP8593877 A JP 8593877A JP S5919439 B2 JPS5919439 B2 JP S5919439B2
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は加速技術に関し、更に詳しくいえば強力なイオ
ン化源とじで産業に使用される高周波加速器に関する。
ン化源とじで産業に使用される高周波加速器に関する。
加速管と、加速粒子に必要なエネルギーを与える高電圧
電源とを有する直動電子加速器は最も広く知られている
。
電源とを有する直動電子加速器は最も広く知られている
。
そのような電子加速器の欠点は加速管の製作が面倒であ
ること、加速管に適切な強さの電界をかけることに問題
が生ずることである。
ること、加速管に適切な強さの電界をかけることに問題
が生ずることである。
IMeV またはそれ以上のレベルまで電子エネルギー
を上昇させることおよび大出力ビームを得ることが求め
られる場合には、上記の問題はもつと大きくなる。
を上昇させることおよび大出力ビームを得ることが求め
られる場合には、上記の問題はもつと大きくなる。
進行波形高周波電子加速器も広く知られている。
それらの加速器は直列に接続された何台かの加速共振器
(ひだ付導波管)と、電子銃と、高周波電源とを備え、
この高周波電1源は独立した発振器(たとえばマグネト
ロン)と、この発振器から直列接続された共振器へ高周
波電力を伝送させるための装置と、真空装置と、整合負
荷と、加速器に沿ってビームを集束させる磁気装置とを
備えている。
(ひだ付導波管)と、電子銃と、高周波電源とを備え、
この高周波電1源は独立した発振器(たとえばマグネト
ロン)と、この発振器から直列接続された共振器へ高周
波電力を伝送させるための装置と、真空装置と、整合負
荷と、加速器に沿ってビームを集束させる磁気装置とを
備えている。
そのような加速器においては加速管は用いないから電界
の強さの問題は生じない。
の強さの問題は生じない。
しかし、そのような加速器においては、上記のような種
類の加速のやり方では電力損失が大きく強力な電子ビー
ムの作用の下に共振器に寄生振動が生ずるために出力を
大きくできない。
類の加速のやり方では電力損失が大きく強力な電子ビー
ムの作用の下に共振器に寄生振動が生ずるために出力を
大きくできない。
更に、発振周波数と出力を決定する発振器を設けること
により、共振加速構造の高周波特性に影響を及ぼす共振
電流の制御が行いにくくなるとともに、この構造の固有
周波数を正確に保つことが必要となる。
により、共振加速構造の高周波特性に影響を及ぼす共振
電流の制御が行いにくくなるとともに、この構造の固有
周波数を正確に保つことが必要となる。
この周波数の維持は一般に温度調節によって行われる。
整合負荷を設けると加速器の効率が低下する。
効率は発振器から共振加速装置へ高周波電力を供給する
伝送装置を設けることによっても低下する。
伝送装置を設けることによっても低下する。
長い伝送装置を用いると、ビームを加速器の中に確実に
通すために、別に磁気集束装置を必要とする。
通すために、別に磁気集束装置を必要とする。
本発明の目的は、平均電力の大きな電子ビームを発生で
きる高周波電子加速器を提供することである。
きる高周波電子加速器を提供することである。
本発明の別の目的は効率の高い高周波電子加速器を提供
することである。
することである。
本発明の更に別の目的は高周波電子加速器の構造を簡単
にし、製作を容易にすることである。
にし、製作を容易にすることである。
これらの目的を達成するために本発明による高周波電子
加速器は、加速共振器2を納める金属製の真空ケース1
と、加速共振器2の軸線に沿って電子ビームを供給する
電子銃3と、高周波エネルギーを電子ビームに与える高
周波電力源とを備え、この高周波電力源は加速共振器2
にとりつげられた1本の発振管4で構成された自励発振
器で構成され、加速共振器2の空洞内には分離コンデン
サ6を有する結合ループが納められ、この結合ループは
発振管4の陽極に直結されて、加速共振器2と組合わさ
れて発振管4の陽極回路に発振装置を形成していること
を特徴とする。
加速器は、加速共振器2を納める金属製の真空ケース1
と、加速共振器2の軸線に沿って電子ビームを供給する
電子銃3と、高周波エネルギーを電子ビームに与える高
周波電力源とを備え、この高周波電力源は加速共振器2
にとりつげられた1本の発振管4で構成された自励発振
器で構成され、加速共振器2の空洞内には分離コンデン
サ6を有する結合ループが納められ、この結合ループは
発振管4の陽極に直結されて、加速共振器2と組合わさ
れて発振管4の陽極回路に発振装置を形成していること
を特徴とする。
また本発明による高周波電子加速器は、前記加速共振器
2が一対のコツプ形部材2a、2bを有し、これらの部
材の開口部側の一部は互いに重なり合うように嵌合し、
高周波電流路を閉じるためのコンデンサを構成するギャ
ップ19を設けることにより互いに電気絶縁され、一方
の部材2bに直流電圧が加えられることを特徴とする。
2が一対のコツプ形部材2a、2bを有し、これらの部
材の開口部側の一部は互いに重なり合うように嵌合し、
高周波電流路を閉じるためのコンデンサを構成するギャ
ップ19を設けることにより互いに電気絶縁され、一方
の部材2bに直流電圧が加えられることを特徴とする。
本発明の高周波電子加速器によって、加速される電子ビ
ームの平均出力を高くすることができる。
ームの平均出力を高くすることができる。
自励発振器の機能と電子加速回路の機能との組合わせに
より、電子加速器の効率が高くなるとともに、構造が簡
単となって大きさが小さくなり、また、製作も容易とな
る。
より、電子加速器の効率が高くなるとともに、構造が簡
単となって大きさが小さくなり、また、製作も容易とな
る。
以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。
第1図に示すように、本発明の高周波電子加速器は共振
器2を納める金属製の真空ケース1を有する。
器2を納める金属製の真空ケース1を有する。
共振器2の端面中央部には内部突起が設けられる。
一方の共振器突起に設けられている電子銃3によって放
出された電子は、共振器20回転軸に沿って加速される
。
出された電子は、共振器20回転軸に沿って加速される
。
高周波エネルギーを電子ビームに伝える高周波電力源は
、1本の発振管4を用いて構成された自励発振器で構成
される。
、1本の発振管4を用いて構成された自励発振器で構成
される。
発振管4はグリッド接地構成の強力なパルス発振三極管
である。
である。
この発振管4は共振器2にとりつけられる。
共振器2の空洞内には結合ループ5が挿入される。
発振管の陽極電圧中の直流分を高周波成分から分離する
ために、結合ループ5に分離コンデンサ6が設けられる
。
ために、結合ループ5に分離コンデンサ6が設けられる
。
結合ループ5は発振管4の陽極に直結され、加速共振器
2に組合わされて、発振管4の陽極回路中に発振装置を
構成する。
2に組合わされて、発振管4の陽極回路中に発振装置を
構成する。
この自励発振器は、発振g4(ハ)電極と陽極の間に挿
入されるコンデンサ7により構成される内部帰還を用い
る。
入されるコンデンサ7により構成される内部帰還を用い
る。
発振管4のグリッドはコンデンサ8により高周波接地さ
れ、・くイアスミ圧は、発振管4のグリッドと発振器の
ケースとの間に挿入された・くイアス抵抗9により与え
られる。
れ、・くイアスミ圧は、発振管4のグリッドと発振器の
ケースとの間に挿入された・くイアス抵抗9により与え
られる。
発振管4の陰極加熱電力は加熱電源10から供給さrる
。
。
陽極電圧は陽極電源11から与えられる。
この加速器がパルスモードで動作する時は陽極電源はパ
ルストランス12を含むことがある。
ルストランス12を含むことがある。
帰還の振幅と位相との微調節は陰極ループ13を用いて
行われる。
行われる。
発振管4の陽極回路中に、結合ループ5と分離コンデン
サ6と加速共振器2とで構成されている発振装置の等価
回路を第1A図に示す。
サ6と加速共振器2とで構成されている発振装置の等価
回路を第1A図に示す。
この等価回路において、Cacは発振管4の陽極とグリ
ッド間のキャパシタンスであり、rlは結合ループ5の
直列抵抗であり、Lは結合ループ5および発振管4の陽
極のインダクタンスであり、coは分離コンデンサ6の
キャパシタンスであり、r2は共振器2の直列抵抗であ
り% Cp t Lpは共振器2と等価のキャパシタン
スおよびインダクタンスであり、MはインダクタンスL
とLp間の相互インダクタンスである。
ッド間のキャパシタンスであり、rlは結合ループ5の
直列抵抗であり、Lは結合ループ5および発振管4の陽
極のインダクタンスであり、coは分離コンデンサ6の
キャパシタンスであり、r2は共振器2の直列抵抗であ
り% Cp t Lpは共振器2と等価のキャパシタン
スおよびインダクタンスであり、MはインダクタンスL
とLp間の相互インダクタンスである。
この第1A図に示されている等価回路かられかるように
この発振装置は、キャパシタンスCac と抵抗r1
とインダクタンスLとキャパシタンスC8からなる第1
の発振回路と、インダクタンスLと抵抗r2とキャパシ
タンスCPからなる第2の発振回路とが相互インダクタ
ンスMを介して結合されている。
この発振装置は、キャパシタンスCac と抵抗r1
とインダクタンスLとキャパシタンスC8からなる第1
の発振回路と、インダクタンスLと抵抗r2とキャパシ
タンスCPからなる第2の発振回路とが相互インダクタ
ンスMを介して結合されている。
第1の発振回路の発振周波数は必ずしも第2の発振回路
の発振周波数とは等しくないが数条の範囲内である。
の発振周波数とは等しくないが数条の範囲内である。
第1の発振周波数をどのような値に選択するか、相互イ
ンダクタンスMをどのような値に選択するかということ
により、第2の発振回路で加速された電子ビームの高周
波電力を変化させることができる。
ンダクタンスMをどのような値に選択するかということ
により、第2の発振回路で加速された電子ビームの高周
波電力を変化させることができる。
第2図に示す高周波電子加速器の別の実施例では、加速
共振器は一対のコツプ形部材2a、2bで作られる。
共振器は一対のコツプ形部材2a、2bで作られる。
高周波電流路を閉じるために、部材2aと2bをコンデ
ンサ14を介して接続させる。
ンサ14を介して接続させる。
コンデンサ14は部材2aと2bの間に並列に挿入され
た多数のセラミックコンデンサの形で作ることができる
が、この加速器の信頼度を向上させるために、コンデン
サ14は開口部の一部が互いに重なり合うように嵌合し
ているコツプ形部材2a、2bでなるべく構成する。
た多数のセラミックコンデンサの形で作ることができる
が、この加速器の信頼度を向上させるために、コンデン
サ14は開口部の一部が互いに重なり合うように嵌合し
ているコツプ形部材2a、2bでなるべく構成する。
電源16から負電圧がチョーク15を介して一方の部材
2bに与えられる。
2bに与えられる。
第3図に示す実施例では、共振器の外側部材2aの縁1
7がケース1に結合される。
7がケース1に結合される。
第4図に示す実施例はパルスモードで動作するように作
られている。
られている。
発振管4の陽極には別の正電源が接続される。
電源18がパルストランス1202次巻線を介して発振
管4の陽極に接続される。
管4の陽極に接続される。
第5図は本発明の高周波電子加速器の一実施例の詳細な
構造を示す断面図である。
構造を示す断面図である。
自励発振器の陽極回路の一部を構成する銅製のトロイダ
ル加速電極2は、一対のコツプ形部材2a、2bの形で
作られる。
ル加速電極2は、一対のコツプ形部材2a、2bの形で
作られる。
これらの部材は共振器2の高周波電流路を閉じるための
コンデンサ14を構成するギャップ19を形成するため
に、これらのコツプ形部材2a、2bの開口部の一部は
互いに重なり合うように嵌合している。
コンデンサ14を構成するギャップ19を形成するため
に、これらのコツプ形部材2a、2bの開口部の一部は
互いに重なり合うように嵌合している。
真空ケース1はインジムのシール20で閉じられる。
部材2aと2bの間のギャップを通じて洩れる高周波電
力の損失を減少させるために、外側部材2aの縁部17
は真空ケース1の全周に、たとえば溶接で電気的に結合
される。
力の損失を減少させるために、外側部材2aの縁部17
は真空ケース1の全周に、たとえば溶接で電気的に結合
される。
共振器2の内側部材2bと真空ケース1との間の空洞の
固有周波数は、加速器の共振器2の固有周波数とは十分
に異なるように選択される。
固有周波数は、加速器の共振器2の固有周波数とは十分
に異なるように選択される。
高周波共振放電を抑制し、加速ギャップ21からイオン
を排出させるために、共振器2の内側部材2bには高周
波チョーク15を介して負電圧が印加される。
を排出させるために、共振器2の内側部材2bには高周
波チョーク15を介して負電圧が印加される。
外側部材2aから電気絶縁されている内側部材2bは3
本の支持絶縁体22の上にとりつけられる。
本の支持絶縁体22の上にとりつけられる。
発振管4は共振器2の外端面上に直接配置される。
発振管4の陽極は中間フィーダなしに誘導結合ループ5
によって共振器に接続される。
によって共振器に接続される。
分離コンデンサ6は真空ギャップを隔てて向い合って配
置される平板23で構成される。
置される平板23で構成される。
発振器の、銅製スクリーン24と、陽極水タンク25と
、結合ループ5の抵抗と、結合ループ50回路中の共振
器の抵抗とを有する分布リアクタンスパラメータより成
る、陽極回路は発振装置を構成する。
、結合ループ5の抵抗と、結合ループ50回路中の共振
器の抵抗とを有する分布リアクタンスパラメータより成
る、陽極回路は発振装置を構成する。
この発振装置においては、一方の周波数は高Q加速共振
器の固有周波数に近く、発振器の発振周波数を定めるの
はこの周波数である。
器の固有周波数に近く、発振器の発振周波数を定めるの
はこの周波数である。
発振器は、発振管4の陰極と陽極の間に挿入された別の
コンデンサ7により構成された内部帰還路を有する。
コンデンサ7により構成された内部帰還路を有する。
このコンデンサ7は発振管4の陽極の上に空隙によりそ
の陽極から分離されて置かれる円板で構成される。
の陽極から分離されて置かれる円板で構成される。
第5図に示すように、発振管4の陽極はスクリーン24
によって保護される。
によって保護される。
帰還比とその位相との微調整は陰極ループ13によって
行われる。
行われる。
電子銃3は共振器20部材2aの内部突起に直接とりつ
けられる。
けられる。
共振器2のこの構造は外部から帯電粒子を注入される場
合の動作にも用いることができる。
合の動作にも用いることができる。
共振器2から加速電子ビームを取り出すために、内側部
材2bの内部突出部の壁に中心穴26が設けられる。
材2bの内部突出部の壁に中心穴26が設けられる。
真空ケース1は冷陰極イオンポンプ27によって排気さ
れる。
れる。
ビームを走査して大気中に放出させるための出口装置2
8は、真空ケース1の下側の底壁に固定される。
8は、真空ケース1の下側の底壁に固定される。
次に、この高周波電子加速器の動作を説明する。
真空ケース1を排気してから、電子銃3の電源と発振管
の加熱電源10とが附勢される。
の加熱電源10とが附勢される。
陽極電源11が附勢されると、発振器は高Q加速共振器
2の固有周波数に近い周波数で自励発振し、その加速ギ
ャップに高電圧が現われる。
2の固有周波数に近い周波数で自励発振し、その加速ギ
ャップに高電圧が現われる。
この電圧の値は結合ループ50面積と電源電圧とに関係
する。
する。
電子は電子銃3の陰極から高周波電圧の正の半サイクル
によってとり出され、共振器2の加速ギャップ21で加
速される。
によってとり出され、共振器2の加速ギャップ21で加
速される。
結合ループの面積を変えることにより、この装置は電子
ビームの与えられた出カッベルにおいて種々の加速電圧
に整合させることができる。
ビームの与えられた出カッベルにおいて種々の加速電圧
に整合させることができる。
陰極ループ13の長さを変えることにより、帰還比と位
相を正しく合わせることができる。
相を正しく合わせることができる。
加速器の安定度を向上させ、電子銃3の寿命な長くシ、
共振器2における高周波共振放電を抑制するために、共
振器2の内側部材2 b [を源16か数KVの負電圧
が印加され、加速ギャップ21の中に生ずるイオンは出
口26を通って排出される。
共振器2における高周波共振放電を抑制するために、共
振器2の内側部材2 b [を源16か数KVの負電圧
が印加され、加速ギャップ21の中に生ずるイオンは出
口26を通って排出される。
共振器20部材2aと2bの間のギャップ19を通って
洩れる高周波電力の損失を減少させるために、外側部材
2aの縁部1γは真空ケース1の全周に電気的に結合さ
れ、内側部材2bとケース1との間の空洞の固有周波数
は加速共振器2の固有周波数とは十分に異なるように選
択される。
洩れる高周波電力の損失を減少させるために、外側部材
2aの縁部1γは真空ケース1の全周に電気的に結合さ
れ、内側部材2bとケース1との間の空洞の固有周波数
は加速共振器2の固有周波数とは十分に異なるように選
択される。
部材2bとケース1とを結合させることにより、両者間
の空洞の中に高周波信号が入り込むことを防ぐことがで
きる。
の空洞の中に高周波信号が入り込むことを防ぐことがで
きる。
パルスモードと連続モードの両方で動作できる以上説明
した実施例とは異なって、第4図に示す実施例はパルス
モー上°だけで動作するように作られている。
した実施例とは異なって、第4図に示す実施例はパルス
モー上°だけで動作するように作られている。
発振振幅が安定となるまでに経過する時間は、加速共振
器2の性能と帰還比とて関係するばかりでなく、発振の
初期振幅すなわち発振開始条件と、次のパルスのスター
ト時まで加速共振器2が補助的に励振されているかどう
かにも大きく関係する。
器2の性能と帰還比とて関係するばかりでなく、発振の
初期振幅すなわち発振開始条件と、次のパルスのスター
ト時まで加速共振器2が補助的に励振されているかどう
かにも大きく関係する。
従って、加速共振器2における発振開始までの時間を短
縮するためには(これは有用なパルス長が長くなるため
に効率が高くなることニ等しい)、パルスとパルスの間
の時間中に−tiJ器2が補助的に励振されるように、
発振管4の陽極に独立した電源18からパルストランス
12を介して正の@流電圧を印加する。
縮するためには(これは有用なパルス長が長くなるため
に効率が高くなることニ等しい)、パルスとパルスの間
の時間中に−tiJ器2が補助的に励振されるように、
発振管4の陽極に独立した電源18からパルストランス
12を介して正の@流電圧を印加する。
第5図に示す加速器は次のような仕様を有する。
動作周波数110MH2゜共振器2の分法抵抗値4メグ
オーム。
オーム。
補助励振電圧800■。共振器2の内側部材2bに印加
される電圧6Kv0幅が10cInの加速ギャップ21
に印加される電圧1.5Mv0陽極電圧23KV0パル
スの持続時間400マイクロ秒、繰り返えし周波数50
H2゜本発明の加速器をパルス出力が2MWのパルス発
振三極管4を用いて製作した。
される電圧6Kv0幅が10cInの加速ギャップ21
に印加される電圧1.5Mv0陽極電圧23KV0パル
スの持続時間400マイクロ秒、繰り返えし周波数50
H2゜本発明の加速器をパルス出力が2MWのパルス発
振三極管4を用いて製作した。
この加速器の平均損失電力は4〜5KWで、平均電子ビ
ーム出力は20KWであった。
ーム出力は20KWであった。
従って電子効率は80%であった。
動作試験中は前記仕様どおりに故障なしに500時間連
続連続上た。
続連続上た。
加速ギャップの間の最高電圧は2MVであった。
十分な出力を有する変調器であれば、どのような種類の
ものでも発振器4への電力供給用として使用できる。
ものでも発振器4への電力供給用として使用できる。
共振器2における350KVの電圧によりこの加速器は
連続モードで動作できる。
連続モードで動作できる。
本発明の加速器は構造が簡単で信頼性が高い。
第1図は本発明の高周波加速器の結線図、第1A図は同
高周波加速器の発振装置の等何回路、第2図は加速ギャ
ップにおける高周波共振放電の抑制とイオンの排出とを
行う装置を組込んだ第1図と同じ加速器の結線図、第3
図は共振器の外側部材の縁部な金属製真空ケースの全周
部に電気的に結合させた第1図に示す加速器の結線図、
第4図は陽極に接続された独立の直に’l源を有する第
1図に示す加速器の結線図、第5図は真空ギャップを隔
てて向い合う平板で構成された結合ループの分離コンデ
ンサを有する同じ加速器の断面図である。 1・・・・・・ケース、2・・・・・・トロイダル共振
器、2a。 2b・・・・・・共振器の部材、3・・・・・・電子銃
、4・・・・・・発振器、5・・・・・・結ループ、6
・・・・・・分離コンデンサ、14・・・・・・コンデ
ンサ、17・・・・・・縁部、18・・・・・・正電源
、19・・・・・・ギャップ、23・・・・・・板。
高周波加速器の発振装置の等何回路、第2図は加速ギャ
ップにおける高周波共振放電の抑制とイオンの排出とを
行う装置を組込んだ第1図と同じ加速器の結線図、第3
図は共振器の外側部材の縁部な金属製真空ケースの全周
部に電気的に結合させた第1図に示す加速器の結線図、
第4図は陽極に接続された独立の直に’l源を有する第
1図に示す加速器の結線図、第5図は真空ギャップを隔
てて向い合う平板で構成された結合ループの分離コンデ
ンサを有する同じ加速器の断面図である。 1・・・・・・ケース、2・・・・・・トロイダル共振
器、2a。 2b・・・・・・共振器の部材、3・・・・・・電子銃
、4・・・・・・発振器、5・・・・・・結ループ、6
・・・・・・分離コンデンサ、14・・・・・・コンデ
ンサ、17・・・・・・縁部、18・・・・・・正電源
、19・・・・・・ギャップ、23・・・・・・板。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 加速共振器2を納める金属製の真空ケース1と、加
速共振器2の軸線に沿って電子ビームを供給する電子銃
3と、高周波エネルギーを電子ビームに与える高周波電
力源とを備え、この高周波電力源は加速共振器2にとり
つけられた1本の発振管4で構成された自励発振器で構
成され、加速共振器2の空洞内には分離コンデンサ6を
有する結合ループが納められ、この結合ループは発振管
4の陽極に直結されて、加速共振器2と組合わされて発
振管4の陽極回路に発振装置を形成していることを特徴
とする高周波電子加速器。 2、特許請求の範囲第1項記載の加速器において、結合
ループ5の分離コンデンサ6は真空で隔てられる平板2
3で構成されていることを特徴とする高周波電子加速器
。 3 加速共振器2を納める金属製の真空ケース1と、加
速共振器2の軸線に沿って電子ビームを供給する電子銃
3と、高周波エネルギーを電子ビームに与える高周波電
力源とを備え、前記加速共振器2は一対のコツプ形部材
2a、2bを有し、これらの部材の開口部側の一部は互
いに重なり合うように嵌合し、高周波電流路を閉じるた
めのコンデンサを構成するギャップ19を設けることに
より互いに電気絶縁され、一方の部材2bに直流電圧が
加えられ、前記高周波電力源は加速共振器2にとりつけ
られた1本の発振管4で構成された自励発振器で構成さ
れ、加速共振器2の空洞内には分離コンデンサ6を有す
る結合ループが納められ、この結合ループは発振管4の
陽極に直結されて、加速共振器2と組合わされて発振管
4の陽極回路に発振装置を形成していることを特徴とす
る高周波電子加速器。 4 特許請求の範囲第3項記載の加速器において、他方
の部材2aの縁部17はケース1の全周縁部に電気的に
結合されていることを特徴とする高周波高子加速器。 5 特許請求の範囲第4項記載の加速器において、結合
ループ5の分離コンデンサ6は真空で隔てられる平板2
3で構成されていることを特徴とする高周波電子加速器
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8593877A JPS5919439B2 (ja) | 1977-07-18 | 1977-07-18 | 高周波電子加速器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8593877A JPS5919439B2 (ja) | 1977-07-18 | 1977-07-18 | 高周波電子加速器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5422099A JPS5422099A (en) | 1979-02-19 |
JPS5919439B2 true JPS5919439B2 (ja) | 1984-05-07 |
Family
ID=13872693
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8593877A Expired JPS5919439B2 (ja) | 1977-07-18 | 1977-07-18 | 高周波電子加速器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5919439B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0515164Y2 (ja) * | 1989-10-26 | 1993-04-21 |
-
1977
- 1977-07-18 JP JP8593877A patent/JPS5919439B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0515164Y2 (ja) * | 1989-10-26 | 1993-04-21 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5422099A (en) | 1979-02-19 |
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