JPS59187670A

JPS59187670A - 衣類等のランドリ−クリ−ニング方法

Info

Publication number: JPS59187670A
Application number: JP58058856A
Authority: JP
Inventors: 吉田　藤夫
Original assignee: SHII ERU JAPAN KK
Current assignee: SHII ERU JAPAN KK
Priority date: 1983-04-04
Filing date: 1983-04-04
Publication date: 1984-10-24

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】技術分野この発明は、粉末または溶液の水溶性洗剤を使用する衣
類等のランドリークリーニング方法の改良に係り、特に
洗浄効果の向上と、衣類等の形くずれや痛みを防止して
、高品質のクリーニングが得られるようにしたランドリ
ークリーニング方法に関する。

従来技術従来から、衣類等のランドリークリーニングには、高温
洗剤とメタ硅とが使用されている。

しかし、クリーニングされた衣類等に有機物のしみが残
ったり、カビ菌等が発生したりするという問題があり、
また、洗剤等の残臭や、衣類等の帯電の問題も残さねて
いた。その上、洗浄力を強化するために混合されるメタ
硅が、繊帷を痛めたり、さらにりθ°Ｃ程度の高温の洗
濯用水を使用するため、例えばワイシャツの襟しんが縮
んだり、のりづけが剥がれたりする等の問題もあった。

第１図は、全自動洗濯脱水機の要部を示す概略構造図で
ある。図面において、／は外胴、コは内胴、３は駆動部
、ｌｌは衣類等の投入口、Ｓは給水口、乙は洗剤投入口
、７は排水口を示す。

クリーニングされる衣類等は、投入口ダから内胴コの内
部へ入れられる。

内胴コは、駆動部３によって回転される。その回転速度
は１例えば高速、中速、低速のように切換えることがで
きる。

この第１図の洗濯脱水機は全自動制御であり、図示され
ない操作盤を操作することによって、動作に必要な命令
がセットされる。

次の第２図は、第１図の全自動洗濯脱水機のりリーニン
グ工程を示す工程図である。

従来の衣類等のランドリークリーニングの洗浄作業工程
を、第１図と第２図を参照しながら説明する。

（１）洗濯脱水機の衣類等の投入口ダへクリーニングす
る衣類等を投入した後、給水ロタから給水して、例えば
３分間の予洗を行う。

（２）予洗が終了すると、排水工程に移り、排水ロアか
ら約７分間の排水を行う。

（３）排水が終了すると、給水ロタから例えば１０〜７
０℃の湯を供給し、同時に洗剤投入ｎ６から粉末あるい
は液体の水溶性洗剤、すなわち石鹸や合成洗剤と、メタ
硅、次亜塩素酸ソーダを投入して、６分間の不況を行う
。この場合に投入される水溶性洗剤の使用量は、クリー
ニングされる衣類等の種類や汚れの程度に応じて加減さ
れるが、例えば洗濯用水７００１に対して、０、！；ｌ
程度が投入される。

（４）次に、給水口３から給水して、シャワーによる中
間脱水をコ分間行う。

（５）７回目の中間脱水が終了すると、給水ロタから給
水して７回目のすすぎを３分間行う。

（６）７回目のすすぎ工程が終了すると、再びコ分間の
中間脱水を行う。

（７）２回目の中間脱水が終了すると、２回目のすすぎ
工程に移り、３分間のすすぎを行う。

（８）２回目のすすぎ工程が終了すると、６分間の最終
脱水を行って、衣類等のクリーニング作業が完了する。

（９）　　クリーニングされた衣類等は、乾燥機等で乾
燥される。

従来のランドリークリーニング方法は、この炙１）〜（
８）のような工程で行われるが、（３）の水洗工程では
、洗浄効果を高めるために、６０〜７θ℃のような高温
の湯を使用する必要があった。

そのため、重油等の燃料費が多くかかるだけでなく、す
でに説明したように、ワイシャツの襟しんが縮んだりす
る上、メタ硅の投入により洗濯用水がアルカリ性となっ
て、洗剤の洗浄力も充分な効果を上げることができず、
繊維が傷つけられたすする、等の多くの不都合があった
。

目　　　　　的そこで、この発明のランドリークリーニング方法では、
従来の方法におけるこれらの不都合を解決し、石鹸や合
成の水溶性洗剤の使用量を半減して、しかもｌＩＯ℃程
度の低温の洗濯用水で不況が行えるようにして高品質の
クリーニングが得られ、さらに、衣類等に有機物のじみ
が残らず、完全殺菌が行われ、またその仕上りも良好で
繊維の痛みがなく、肌ざわりがよくて光沢も数段優れた
ものが得られるようにすることを目的とする。

構　　　成そのために、この発明のランドリークリーニング方法に
おいては、亜塩素酸ソーダの高純度の結晶体あるいは超
濃厚液の適量を水溶性洗剤と混合した後、洗濯用水に混
入して衣類等のクリーニングを行うようにしている。

この発明の発明者は、安定化二酸化塩素の化学特性に着
目して、これをランドリークリーニングに応用すること
を先に提案した（＠願昭！ｒｇ−２−ター３３７７号の［衣類等のクリーニング方法−１）。

すなわち、安定化二酸化塩素は、空気中の酸素と接触す
ることによって活性化され、活性ガスを放出する。この
活性ガスは、特に有機物質に対して有効に作用し、その
本来の化学特性によって、殺菌、消臭、有機物の分解等
の作用を行う。

そこで、この安定化二酸化塩素の高純度の結晶体の適量
と、粉末あるいは液体の石鹸または合成の水溶性洗剤と
を混合したものを洗濯用水へ混入し、衣類等のクリーニ
ングを行ったところ、予想していた以上の洗浄効果が現
われ、衣類等の汚れが完全に除去されるとともに、有機
物のしみも残らず、カビ菌等も発生されず、また洗剤等
の残臭も静電気の帯電もない、高品質のクリーニングが
得られた。

この発明のランドリークリーニング方法では、この安定
化二酸化塩素の高純度の結晶体よりも安価な、亜塩素酸
ソーダを使用して、先の安定化二酸化塩素の場合と同様
に、高品質のクリーニングが行えるようにしている。

＝乙　− 亜塩素酸ソーダは、化学名を亜塩素酸ナトリウムといい
、高純度の結晶体の他に、２０万〜、２左万ｐｒＤのよ
うな超濃厚液も知られており、実験的にはグ０万〜グ左
万四程度のものまで製造が可能であるといわれている。

この発明のランドリークリーニング方法の実験では、２
０万〜コ左万ｐ−の超濃厚液の亜塩素酸ソーダを使用し
、また洗剤の使用量は従来の半分に減少して行った。

洗剤の使用量は、クリーニングされる衣類等の種類や汚
れの程度によって、必ずしも同一ではない。各種の条件
で実験を繰返えしたところ、例えば洗濯用水１００１に
対し、洗剤の使用量が従来０、、ｔｌであったものを約
半分のθ、Ｊ、！ｌに減少して、この量の洗剤と洗濯用
水の数十分の／の超濃厚液の亜塩素酸ソーダとを混合し
、水洗の洗濯用水に混入してｌＩ０℃で衣類をクリーニ
ングした場合、従来の洗剤０．！ｌを使用して７０℃で
クリーニングしたときに比べて、著しく高品質のクリー
ニングが得られた。

なお、高純度の結晶体の亜塩素酸ソーダを使用する場合
にも、洗濯用水に始する濃度が同程度になる量を混合す
ることによって、超濃厚液の場合と同様の効果が得られ
た。また、ｌＩＯ万〜ｆ５万四の超濃厚液を使用すると
きも、その混合量を減少して、洗濯用水に対する濃度が
同じになるようにすれば、同様な好結果が得られる。

このように、亜塩素酸ソーダの高純度の結晶体あるいは
超濃厚液の適量を水溶性洗剤と混合して、衣類の水洗を
行うことによって洗浄効果が著しく向上され、高品質の
クリーニングが行われる理由としては、先に提案した安
定化二酸化塩素の場合と同様に、次のことが考えられる
。

（１）内胴内の衣類等に付着した細菌やしみ等の酸化物
に対して、衣類等が反転運動を繰返えしている間に、亜
塩素酸ソーダから分離した二酸化塩素ＣＩ　Ｏ，の活性
ガスが効果的に作用し、その活性力が充分に発揮される
。すなわち、活性ガスに好ましい環境が、内胴の内部に
形成される。

（２）分離された二酸化塩素が洗剤の洗浄力を補完する
ため、クリーニング効果が向上され、二酸化塩素と洗剤
との相乗効果が得られる。

（３）洗浄によって洗濯用水中に混入した汚染物が、活
性ガスで分解されるので、洗濯用水が自浄力を有するこ
とになって汚染されず、洗剤の洗浄力が持続される。

（４）二酸化塩素の化学特性の一つとして、セルロース
質を痛めず、むしろ柔らかさを与えるので、肌ざわりの
よいクリーニングが得られる。

（５）洗濯用水の温度をｌＩＯ℃以下に下げることがで
きるので、燃費の節減になるだけでなく、低温洗剤の使
用が可能となり、衣類等が痛められることもない。例え
ば、ワイシャツの襟しんが縮んだり、のりづけが剥れた
りすることがなく、しかもメタ硅のようなアルカリ物質
を使用しないため、洗濯用水が弱酸性となって、洗剤の
洗浄力は充分に発揮される。

（６）洗浄効果の向上に伴って、洗剤の使用量も節減さ
れ、しかも洗濯用水の自浄力もあるので、廃液もきれい
であり、そのまま下水道へ排水す　９− ることかできる。

このように、この発明のランドリークリーニング方法で
は、亜塩素酸ソーダの高純度の結晶体あるいは超濃厚液
の適量を水溶性洗剤と混合して、低温の洗濯用水で衣類
等をクリーニングするようにしている。

効　　　果したがって、この発明の衣類等のランドリークリーニン
グ方法によれば、衣類等に付着した有機物のしみも完全
に除去され、また完全殺菌によりカビ菌も発生せず、し
かも低温クリーニングにより、衣類等の痛みがなくて、
肌ざわりが良好で光沢も秀でた高品質のクリーニングが
行える。そして、このように汚染物が完全に除去される
ため。

静電気の帯電もなく、気持も良く着ることができる。さ
らに、洗剤と燃料の使用量も節減され、同時に、廃液処
理の問題も解決され、かつ先に提案した安定化二酸化塩
素に比べて亜塩素酸ソーダは安価であるから、コスト面
でも著しく有利である。

等の多くの優れた効果が得られる。

　１０−

【図面の簡単な説明】

第１図は全自動洗濯脱水機の要部を示す概略構造図、第
２図は第１図の全自動洗濯脱水機のクリーニング工程を
示す工程図である。図面において、／は外胴、コは内胴％　３は駆動部、グ
は衣類等の投入口、夕は給水口、乙は洗剤投入口、７は
排水口を示す。一／／− 沖２図

Claims

【特許請求の範囲】

亜塩素酸ソーダの高純度の結晶体あるいは超濃厚液の適
量を水溶性洗剤と混合した後、洗濯用水に混入して衣類
等のクリーニングを行うことを特徴とするランドリーク
リーニング方法。