JPS59176294A - 二座配位有機テルル配位子をもつ遷移金属錯体 - Google Patents

二座配位有機テルル配位子をもつ遷移金属錯体

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JPS59176294A
JPS59176294A JP5015184A JP5015184A JPS59176294A JP S59176294 A JPS59176294 A JP S59176294A JP 5015184 A JP5015184 A JP 5015184A JP 5015184 A JP5015184 A JP 5015184A JP S59176294 A JPS59176294 A JP S59176294A
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ヘンリ−・ジエ−ムズ・ギイスリング
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Eastman Kodak Co
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 fcL)  発明の分野 本発明は遷移金属との皿座配位有機テルルリガンドの配
位錯体に関するものである。本発明の配位錯体は感光性
物質として有用であることが発見されたのである。
(bl  従来の技術・ 従来技術文献において使用されるように、配位錯体とい
う用語は一つの中央原子へ電子を供与する性質をもつ多
数の他の原子または分子によってかこまれた中央原子か
ら成る錯イオンまたは錯化合物のことをいう。とりかこ
む化学種をリガンドとよぶ。リガンドは電子を一般的に
は電子が欠如している中央原子へ供与する。中央原子へ
一つの配位結合を形成し得るリガンドは一座配位リガン
トとよぷ。リガンドが中央原子へ結合し得る二つの基を
もつときには、それは二組配位であるとよばれる。
配位化学において最もひろく用いられるリガンドは第5
A族供与体原子、特に燐、および第6A族供与体原子、
例えば硫黄とセレンから成る。有機ホスフィンリガンド
は米国特許第3.719.490号および第3,859
.092号における非銀系写真法におけるPd(旧およ
びCu(1)の感光性元素についての安定化リガンドと
して;米国特許第4.092.171号における慣用の
ハロゲン化銀乳斎用の化学的増感剤として有用であるP
d(n)錯体中のリガンドとして;米国特許第3.80
4.632号に記載の直接ポジハロゲン化銀乳剤用のか
ぶり防止剤として;並びに米国特許第3,578,44
9号に記載の拡散転写写真要素における安定化リガンド
として:報告きれてきた。
テルルリガンドから成る配位錯体に対する文献は比較的
少ない。米国特許第4.258,128号と4.287
,354号はテルルリガンドをもつ遷移金属配位錯体を
記載しているが、しかし、単純な一座配位のジアルキル
またはジアリールのテルル化物のみを開示している。
有機テルル化合物は従来技術文献に記載されており、例
えはゼーバツ4% 、 f)およびペック、A。
K、はChem、 Bttr、、 108.314 (
1976)において を記載しておp、ペトラグナニ、N、とシル、G。
はChem、、Ber、 103.2271(1970
)におイT R’TeCH2TeR’を記述しており、
この弐におであり;ボニルバー、1.B、S、、ペトラ
グナニ。
2510 (1978)において を開示していて、この式において である0しかし、これらの有機テルル化合物を配位錯体
として使用することはこれまで報告されていなかった。
(C1発明の説明 本発明の一つの目的は二連配位テルルリガンドと遷移金
属との配位錯体を提供しこの錯体が感光性物質として有
用であることである。
この目的は二連配位有機テルルリガンドとの遷移金属錯
体で以て達成され、この錯体は一般式%式% Mは遷移金属であ#): Xはアニオンであシ; LTe、Eは有機テルル(II)工廠配位リガンドであ
ってTe、Hの供与体セラトラ経て上記遷極金属Mと配
位し、その場合にEは元素周期率表の第5A族または第
6A族がら選は牡る一つの原子であシ; Lは中性リガンドであシ: α=1または2; b=oから4; c = 1または2:そして d=0から4: である。
上記遷移金属錯体にとって1階に有用である二連配位有
機テルルリガンドは次のもの: (式中、Z=1個から12個の炭素原子をもつ直鎖また
は分枝状のアルキレンであり、HI 、 H5およびR
6は各々独立に置換または非置換アIJ−ルあるいは置
換または非置換アルキルである) (式中、x = 0または1、 m=1または2、 R2とR?h独立に置換または非置換のアルキルまたは
置換または非置換のアリ−ルであpl Eは元素周期率表の第5A族または第6A族から選ばれ
る一つの原子であるがただしm=−1のときにはEは第
6A族原子でありm=2のときにはEは第5A族原子で
あるフ 112は置換または非置換のアルキルまたは置換または
非置換のアリールであり、Eは周期率表の第5Aまたは
第6A族から選ばれる一つの原子であり、そして、Yは
Eと一緒になったときに一つの複素環を完成する原子を
表わすン (4)lシ’TeWCOOH (式中、Wは炭素原子1個から12個の態まだは分枝状
のアルキレンあるいは アリーレンであり、そして R′は置換または非置換アリールまたは置換または非置
換アルキルである) から成る群から選ばれる一般式をもつ。
上記の各式において、R’、R5およびR6は独立にア
リールであり、好ましくは約6個から約8個の炭素原子
を含み例えばフェニル、ナフチル、アントリルおよびア
ルキルハライドのような置換基で以て置換されたアリー
ル基であジ;そしてアルキルは好ましくはメチル、エチ
ル、イソブチルおよびクロロペンチルのように炭素原子
を約1個から約6個含む。R’ 、R5およびR6は最
も好ましくはフェニルあるいはトリルのような置換フェ
ニルである。
EはN、P、As、Sb、Bi、0.S、SeおよびT
eのよう″な元素周期率表の第5Aまたは6A族から選
ばれる原子である。周期率界は化学技術熟練者にとって
はよく知られておシケミカルラバー社にされている。
R2とR7は独立に、メチル、エチル、イソブチル、ブ
チルおよびベーンチルのような1個から6個の炭素原子
を好ましくは含む置換または非置換アルキル、あるいは
上記R1について定義した置換または非置換アリールで
ある。R2は最も好ましくはフェニルまたはメチルであ
る。
Zはメチレン、エチレン、フロピレン、オルいはインブ
チレンのような1個から12個の炭素原子をもつ分枝状
または直鎖のアルキレンでおり、例えばメチレン、エチ
レン、プロピレン、あるいはインブチレンである。
Wハメ−j−レン、エチレン、プロピレンあるいはイソ
ブチレンのような1個から12個の炭素原子をもつ分枝
状または直鎖のアルキレン、あるいはフェニレン、ナフ
チレン、するいはアントリレンのようなアリーレンであ
る。
配位錯体は一つの遷移金属と一つの有機テルル(「)化
合物とから成り、その場合、この有機テルル(n)化合
物はTe、Eの供与体セットを経て上記遷移金属と配位
する二座配位リガンドでオリ、この場合、Eは周期率表
箱5Aまたは第6A族から選ばれる一つの原子である。
この二連配位有機テルル(nlリガンドは式CM)  
<TeRフー (式中、Mは遷移金属でありR2はアル
キルまたはアリールである)をもつ化合物を周期率表箱
5Aまたは第6A族から選ばれる一つの原子から成る有
機金属誘導体と反応させることによってつくることがで
き、この有機金属誘導体は一つの置換可能の・・ライド
置換基から成る。
この二連配位有機テルル(nlリガンドはまた、有機チ
ルレニルハライド(R2Te ) ” (X)−を周期
率界第5Aまたは第6A族から選ばfる一つの原子から
成るアルカリ金属有機金属、あるいは周期率表箱5Aま
たは第64族から選ばれる一つの原子から成るグリニア
試薬と反応させることから成る方法によってもつくるこ
とができる。
二連配位有機テルル(Ill IJガントから成る遷移
金属配位錯体はこの二連配位有機テルルtn) IJガ
ントを上記遷移金属の塩または錯体と反応させることか
ら成る方法によってつくることができる。
本発明の工廠配位有機テルルリガンドの例は次の通りで
ある: C00H COOH 有機テルル(■)化合物はTe、Eの供与体セラトラ経
て一つの遷移金属へ配位することによって二座配位リガ
ンドとして機能し、この場合、Eは周期率界第5Aまk
は第6A族がら選はれる一つの原子である。TQ、E供
与体セットを経て配位することにより、TeとEの両原
子は′電子欠如遷移金属と電子を共有し、結合が供与体
原子と中央遷移金属との間で形成されることを意味する
本発明の配位錯体は式 %式% をもち、式中、 Mは一つの遷移金属で必り; Lは中性リガンドであシ; Xはアニオンであり: LTe 、E はTe、Eの供与体セットを経て上記遷
移金属Mと配位する有機テルル(II)二座配位リガン
ドであり、この場合、Eは周期率表の第5A族または第
6A族から選ばれる一つの原子であジ: α二1または2゜ b=oから4; c = iまkは2;そして、 d=oから4゜ である。
この遷移金属配位錯体中のアニオンおよびリガンドは同
じ金属イオンへ結合するか あるいは別の金属イオンへ結合するかのいずれかである
1〔M”rJcLrg、F’Jc)  (CX士biM
上(L] d l   。
LはP t CJJ s、Co、No、ニトリル、ある
いはインニトリルのようなある中性リガンドから成り、
Rがエチルのような炭素原子1個から10個の置換また
は非置換アルキルあるいはクロロフェニル、A 8 (
C6HJ s、Sb (CaHJ s、T e (C5
HJ 2、Se (cJJtS e (CHs) t、
S (Ca1iJ 2、およびS (Cl1sJ 2 
のような置換または非置換アリールである式RCN’l
たはRNCをもつもののような中性リガンドから成る。
配位錯体の二連配位リガンドLTe 、Eは次の(式中
、Zは炭素原子1個から12個の直鎖または分板状のア
ルキレンであり:R1、]75およびR6は独立に置換
または非置換アリールあるいは置換捷たは非置換アルキ
ルであるフ (式中、x−Oまたは1、 m−1または2、 R2とR7は独立に置換または非置換アルキルあるいは
置換または非置換アIJ −ルであり、       
−・・ Eは周期率表第5A族または第6A族から選はれる一つ
の原子であるがただし、m==1のときにはEは第6A
族原子であり、m==2のときにはb“は第5A族原子
である) (式中、x == 0または1、 R2は置換または非置換アルキルあるいは置換または非
置換アリールであり、 Eは周期率衣第5A族または第6A族から選ばれる一つ
の原子であり、 YはEと一緒になる場合に一つの複素環を完成する原子
を表わすン (4)   R’TeWCOOH (式中、Wは炭素原子1個から12個をもつ直鎖または
分枝状のアルキレンあるいはアリーレンであり、 /?’は置換または非置換アリールあるいは置換または
非置換アルキルでおるン (5)   R’ T e CH2T g R’並びに から成る群から選ばれる一般式をもつ。
Mは二連配位リガンドと配位して錯体を生ずるいずれか
の遷移金属である。好ましい遷移金属は周期率表の第V
IB、■B1■B1およびIBの6族の元素を含み、C
r 、Mo 、W:Mn 、 Iビe:Fe、R11,
Os、Co、Rh、Ir、Ni、Pd、Pt:およびC
u、Ag。
Ax(金)から成る。
使用される特定のアニオンはアニオン性リガンドあるい
は非配位性アニオンであり、臨界的ではなく、錯塩が用
いらnるべき特定の応用に依存する。本発明の遷移金属
錯体中に組入れられるX1アニオン、の例はF  、C
Il  、Bτ−1Fのようなハライド; SCN  
−8eCN −0CA’  −A’3−2CA/−のよ
うなプソイドハライド; BH3Cf; C20+−’
ハイドロボレートアニオンM 例エバB114.  。
B、H8−2B、Ht、BJ、3−2B、。B+n= 
、 B+2H12−1Bnliuなど: BF<  、
 ClO+  −PFl、l−2NOs’−のような弱
配位性アニオン:および−0,CR2(R2は前記定義
の通シンのようなカルボキシレートアニオン、ヲ含む。
有機ホスフィン類との周仰の配位錯体のいず扛かの同族
列は本発明の新しいハイブリッド・テルルリガンドで以
てつくることができることが期待される。
本発明の二連配位リガンドとの遷移金属配位錯体は次の
ものを含む: QC−Eh           Rh−C0本発明の
皿座配位有機テルル(II) IIガントは基本的には
、このハイブリッドリガンドの二つを一緒【置き、一方
がテルル供与体部位から成り他の一方が周期率表第51
’tたは第6A族から選ばれる一つの原子から成る糖二
の供与体部位から成る、ことによってつくられる。本発
明のリガンドは複分解型のカップ1)ング反応から成る
二つの一般的方法によってつくられ、その中でアルカリ
金当ハロゲン化物が除かれる。
前述の本発明の二座配位有機テルル叩リガンドをつくる
、カップリング反応から成る二つの方法は異なるテルル
試薬を必要とする。このテルル試薬は従来技術文献にお
いて知られて2つ、ジオルガノジテルル化合物から誘導
することができる。
有用なテルル試薬は親核性有機テルル基例えば(7’g
R2)−あるいは親電子性試薬例えは(2)“e+Br
−)から成る。これらのテルル試薬は次にカップリング
反応D・ら成る好ましい工程中で使用して二座配位リガ
ンドをつくる。第一のテルル試薬、CTeR2)−は7
オルガノジテルライドの還元開裂によってつくられる: 第二のテルル試薬、(R”Te )去 はジオルーツプ
ツシテルル化物の酸化開裂によってつくられる:R2は
前記定義の通り置換捷たは非置換アリールあるいは置換
または非置換アルキルを表わす。その他の酸化剤ぢよび
還元剤も可能性がある。例えば、テトラヒドロフラン中
のLi bよひ液体N113中のNaは各々、II 2
T e Te R2ジオルガノテルル化物から有機テル
ル基(TeR2)−をつくる十分な還元環境を提供する
。二座配位有機テルルリガンドの調製に有用である有機
テルル誘導体についての合成方法論はLJ、イルゴリツ
クによる”Qrga、n1cCんem、1stryof
 TeLLuri1Lm″″(ゴルドン・アンド・ブリ
ーチ、ニューヨーク、1974年)、およびH,J、ギ
スリングの1(oadak’ LaboratoryC
hernicals  13ul16tin、5 8 
巻 、ΔKl(1982年)においてさらに記載されて
いる。
皿座配位有機テルル(II) ’I n’yドを調製す
る一つの方法は式CM’)十(7’gR2)−にもちM
′がNa、Li、あるいはKのようなアルカリ全域であ
りR2が置換または非置換アルキルあるいは置換または
非置換アリールであるテルル試薬を周期率表第5Atた
は第6A族から選ばれる一つの原子から成る有機金属誘
導体と反応させることから成り、この有機金属誘導体は
置換可能のハライド置換基から成る。これらの有機金属
誘導体、YX’、は当業界において既知である。置換可
能のハライド置換基、YlまCt−1Br−あるいはI
−であることができる。” (T e B 2 )−を
有機金属誘導体YX’と反応させると、(TeR”)−
基はハライドを置換し、それによって本発明の有機テル
ルニ座配位リガンドを形成する。
この反応は次によって表わされる。
112TeTeR2 ここで、M=Na、Li、またはに; x’−ct−1Br−1またはI−; 各/<2は独立に置換または非置換アルキルあるいは置
換亨たは非置換アリールで あり; Yは H0OCW (、C112)♀ のような周期表第54または第64族 0・ら選げれる原子から成る有機テルル誘導体を表わす
このタイプの反応の例は 次の通りである。
二座配位■機テルル(n) IIカント製造の第二の方
法は有機チルレニルハライド(R2Te )+(、¥’
 )−をアルカリ金属有機金属誘導体あるいは同期率表
第5Aまたは第6A族から選ばれる一つの原子から成る
ダリニア試薬と反応させることから成る。このカップリ
ング反応において<R2Te)+cーrアルカリ土属有
機金属誘導体あるいはダリニア試薬とカルバニオン部位
において結合−づーる。このようなカルバニオンへの慣
用的経路は1−fラム金属あるいは有機11チウム試薬
例えばCHsCfl,CH2CH2Li あるいC1ノ
この反応は REX’ 解説する。
これらの二つの経路は有機テルルニ座配位リガンドの調
製にとって最も一般的に有用なものであるけれども、そ
の他の経路も考えられる。このような経路は次の反応か
ら成る。
lツノ R”Te C112CEb CIJ lツノ1’ecH2cHJ<R2)m これらの式においてR2、E、、Mおよびmは前記定義
と同じである。
二連配位有機テルル(IIJ IJガントから成る本発
明の遷移金属配位錯体は二連配位有機テルル1ll) 
IJガントを遷移金属の塩互たは錯体と反応させること
から成る方法によってつくられる。ある場合には、遷移
金属配位錯体は二座配位有機テルル叩リガンドの溶液を
遷移金属の塩または錯体の浴液と混合するときに沈澱す
る。二連配位有機テルル(If) IJガントの溶液は
二座配位有機リチウム(IIIIJガントをアセトンの
ような浴剤中に溶解することによってつくられる。遷移
金属の塩または錯体の溶液はアセトンまたは水のような
溶剤中に遷移金属化合物を溶解Vることによってつくら
れる。遷移金属配位錯体から成る沈澱は直ちに形成され
るけれども、反応は完了させるのに十分な時間、一般的
には1から20時間撹拌するべきである。遷移金属配位
錯体は回収され慣用方法を用いて精製される。例えば、
沈澱は濾過によって単離し、等部の水、エタノールおよ
びエーテルで以て洗滌し、次に真空下で乾燥し、熱ジメ
チルホルムアミドから再結晶させる。または、錯体は反
応媒体中に可溶であり、当業者によく知ら扛ている通り
反応溶液の濃縮によって得られる。
以下の実施例5−7は二連配位有機テルル(It) I
Jガントを遷移金属化合物の金属錯体の適切な塩または
錯体と反応させることから成る方法による本発明の遷移
金属配位錯体の調製を解説している。
上述の遷移金属錯体は感光性であるので、それを非極性
有機溶剤を使用して適当な写真支持体上へ塗布するかあ
るいはそれの中へ吸いこませて有用な写真用要素を提供
する。これらの錯体は個別に使用することができ、ある
いはこれら錯体の二つ寸たは二つより多くの混合物を使
用することができる。感光性要素は多孔質紙を本発明の
有機テルル(11)化合物の遷移金属錯体を含む溶液の
中に浸すことによってつくることができる。この紙を次
に乾燥し、それによって感光性要素を生成させる。
希望する場合には、錯体を粘結剤溶液へ添加し、浸漬塗
布、刷毛塗り、ロール塗装、スプレー、ホッパーコーテ
ィング、などのようないずれかの手段によって基板上に
塗布することができる。
感光性錯体用ベヒクルとして用いる粘結剤は写真用要素
において使用する親水性粘結剤のいずれをも使用するこ
とができ、ゼラチン、アルブミン、寒天、アラビアゴム
、アルギン酸、および合成物質例えばポリ(ビニルアル
コーノ四、ポリ(ビニルピロリドン)、セルローズエス
テル、′するいは部分加水分解セルローズ、が含まれる
。多くの粘結剤をここで使用してよいが、粘結剤は要素
を処理するのに溶液が使用きれる場合には現像剤に対し
て透過性であるべきである。粘結剤は化合物の感度領域
においてあまり吸収してはならない。化合物は各種の量
の粘結剤物質と一緒に使用してよい。好ましくは化合物
対粘結剤の重量比は約3:1から約1.2である。
錯体は写真用要素について一般旧に使用される任意の支
持体中に吸い込ませるかあるいは七nの上へ塗布するこ
とができる。ここで使用する支持体物質は広範な種類で
あり得る。ガラス、金属例えはアルミニウム、銅、亜鉛
および錫、が有用である。酢酸セルローズ、硝酸セルロ
ーズ、セルローズアセテートブチレート、ポリ(エチレ
ンテレフタレート)、ポリスチレン、およびポリエチレ
ン塗装紙およびポリプロピレン塗装紙を含めた紙、も使
用できる。化合物を支持体中に吸いこませるときには、
非塗装紙のような多孔質紙を用いるべきである。
上述の錯体を上にもつ要素は一般には化学線輻射の模様
を通して露光されてその露光領域に相当する潜像を提供
する。本発明の遷移金属錯体は一般的には180から4
00nmの波長域における紫外線のような化学線輻射に
対して感光性である。
高臘銀蒸気ランプ、炭素アークランプ、などのような多
くの源の紫外光を用いてよい。これらの錯体のあるもの
はまた電子ビーム露光、並びに中性子およびα−粒子露
光に対して感光性である。
画像形成露光後、本発明の錯体を含む一層をもつ要素は
触媒的遷移金属核の画像様分布をもつ。
「核」とは元素状金属または金属テルル化物の小さい触
媒的斑点のことを意味する。この画像様分布はレドック
ス画像形成用組合せで以て広範囲の方法のいずれかを用
いて物理的に現像することができる。特に適している方
法は単純には要素を物理的現像剤浴の中に浸漬すること
でちる。さらにはまた、この触媒層の上には粘性のある
物理的現像剤溶液を塗布することができる。さらにもう
一つの方法においては、この触媒JfIを適当な物理的
現像剤組成物を含む乾燥した画像補強用要素(ampl
ification element )と接触させる
ことができる。
物理的現像剤組成物自体は一般にはレドックス反応用の
反応剤を含んでいる。酸化剤または還元剤のいずれが画
像形成性物質であることができる。
現像は電磁輻射吸収における変化あるいはレドックス反
応の結果としておこる画像形成性物質の溶解度変化のい
ずれかを使用することができる。
有用な物理的現像剤組成物は重金属イオンの塩、イオン
に対する錯化剤およびイオンに対する還元剤を含む。有
用な重金属塩は銀塩、第二銅塩、パラジウム塩、テルル
塩およびニッケル塩を含tr・物理的現像剤はまた各種
の他の物質を含むことができる。有用な添加物はpH調
節用の酸および塩、緩衝剤、保存剤、増粘剤、光沢剤、
および界面活性剤を含む。
別のタイプの物理的現像剤は染料像を生成する。
こnらの現像剤は一般には還元できる染料前駆物質と還
元剤とを含む。
次の文献は記述したかつその他の物理的現像組成物と方
法に関するものでめる:米国特許第3.223,525
.3,253,923.3,390,998.3.57
6,631.3,578,449.3,591,609
.3.650,748.3,512,972.3・89
3,857.3.935,013.4,042,392
、および4.046,569の各号;英国特許第112
5.646(1956)、66;およびミースとジェー
ムスの’1’h31’heory of tんgP五o
togra hicProc−9見び第3版(1966
)、329−331頁。
特に有用である金属物理現像浴はメテックスTM無!解
m 9038めっき溶液(マツクデルミッドの商標→を
含む。
要素を物理的現像剤組成物で以て塗布することによって
処理する場合には、その塗膜は加熱活性可能の組成物の
広範囲のもののうちのどれでもよい。これらの組成物は
、例えば、米国特許第3.152,904.3,330
,678、および3.392,020の各号、英国特許
第1.11α0461.131,108.1,161,
779.1,342,523、および1,346,25
2の各号、およびドイツ特許第888,045号、に記
載さnている。この塗膜は感光性錯体を塗加するのに有
用であるような任意の手段によって要素上へ塗布’t’
!ル。
以下の実施例は本発明をさらに解説するために提示され
ている。
NaBB+(0−37t、10ミリモルJの溶液を滴状
で5dのベンゼンと17rnlのエタノール中のの溶液
へ添加することによってつくった。このジテルル化物の
赤色が完全に抜けたとき、得られた溶液を40−のテト
ラヒドロフラン中の(2,59,10ミリモル)の@液
へ移した。反応浴液を室温で1時間撹拌し、50−の石
油エーテルおよび50m1のCH2cHtを添加し有機
相を水の100一部分2個で以て抽出した。
この有機層を次にAr g S Q4上で乾燥し、溶剤
を真空下で除去した。残留物のTLC(薄膜クロマトグ
ラフィ)(シリカゲル/9:1のヘキサン:CH2Cl
3t )は およびRf減少順序にある生成物の存在を示した。
分析的に純粋な生成物が乾式クロマトグラフィ(S Z
 C)2/CH2CHtヘキサン(1−9)λとそれに
続くクロマトグラフ抽出物のメタノールからの再結晶に
よって60%の収率で得られた( 2.25 ?、融点
=59−61℃) 12−の2.5 M n−BuLi (n−ブチルリチ
ウムンを注射器を経て” CH2N(CHs)t  (
4,06?、−=、/ 30i)の、空気中で反応フラスコ内へ蒸溜した無水エ
ーテル30〇−中の溶液へ添加した。得られた溶液を1
8時間室温で撹拌し、〃)なりの量の沈澱がこの時間の
後において形成した。
Bγ、(15rJd!、、2,4ダ)の溶液を滴々で2
501nt(15−16,14f Jの溶液へ一15℃
で不活性雰囲気下において添加することによってつくっ
た。
BF2の完全添加後、反応溶液を0.5時間θ℃におい
て撹拌し、次いで置換またはJV置置換アノ−ルリチウ
ム試薬をフレックス・ニードルを経て加圧がEtzO/
トルエン反応媒体から太いに沈澱して移送針を閉塞する
ので、必要である)。得られfl−溶液はリチウム試薬
添加の終りにおいて脱色され、次いで室温にさせてさら
に30分撹拌した。反応浴液を150−の石油エーテル
で以て稀釈し仕方1j漏斗中の飽和NaC1溶液(+1
0 f NIhC13)700−へ添加した。有機相を
無水M g S QA上で乾燥し回転蒸発器上で濃縮乾
個して橙黄色コ゛ムが得られた。100−のメタノール
からこの残留物の再結晶は冷凍室中で一晩冷却するとき
黄色微結晶が得られた( 4.9 ?、48%)。この
微結晶は元素分析とフィールドデソーブション質量分光
分析[771/、=341親イオ:y (13oTe 
) 〕にヨッて特性つけた。
との間の実施例2と類似の反応によってつくったが、し
かし反応の終りにおいてのエーテル溶剤の蒸発により橙
黄色ガムが得られ、これは結晶化できなかった。、この
ガムはそれゆえCH2CA! 2に溶解し、10−のシ
リカゲル(活性度3)上に吸収させ、乾燥カラムクロマ
トグラフィ(S i OJヘキサノ)によって精製し、
淡黄色生成物が36%の収率で得られた(融点、102
℃)。
このリガンドは次の反応順序によってつくられた。
−io℃におけるヘキサン中の2.5 M n−1hb
L 1(n−ブチルリチウム)<10100yttの4
0m1の溶液へ70−のエーテル中のO−プロロジメチ
ルアニリン(209” 、100 myir )の溶液
を1時間にわたって添加した。添加完了後、反応溶液を
室温の溶液(実施例2に記載の通υに調製)へ添加した
。反応浴gを室温において3時間撹拌し、20〇−のI
NHcllを添加後、水性相を分離した。過剰のI N
 N(LOHを水性抽出物へ添加し続いて1!;t20
 (エーテル溶剤出を行なって、溶剤蒸発時において灰
白色固体結晶〔融点−65−66℃;計算値Cl4H+
*NI’e :MW= 324−87 : C、51,
76:11.4.65:N、4.31:Te、39.2
8:実測値:C、51,4:Ii 、 4.7 ;N、
 4.5 +7’e、39.5 ;MWtフィールトチ
ソープション質量分光分析ン= 327 (”0Te〕
〕が得られi。
10m1の水に溶解したに2Ptcl+ (0,42t
、1ミリモル)の溶液へ10m7!のアセトンに溶解し
たリモルノの溶液を添加した。沈澱が直ちに形成し、さ
らに15時間撹拌後、生成物を濾過し、各々10m1の
水、エタノール、およびエーテルで以て3回洗滌し、真
空下で乾燥した( 0.58 F、 848%)。
アセトン10−中に溶解した の溶液へ5WLtのアセトン中に溶解した沈澱が直ちに
形成し、さらに15時間撹拌後反応溶液を100dの水
で稀釈し濾過した。明褐色生71)+−’k 15−の
水、エタノール、およびエーテルで以て洗滌し、熱ジメ
チルホルムアミドから結晶化した。(0,4F、67%
)。
40mAの水の中に溶解したKt Pt (SUN )
 4(0,51y′、1ミリモルフの溶液へ20m1の
アセトンに溶解した (0.47 ?、l ミ+)モル2の浴液を添加した。
沈澱は直ちに形成し、さらに15時間撹拌後、桃色固体
が濾過によって単離し20rn!、の水、エタノールお
よびエーテルで以て洗滌し、次いで熱ジメチルホルムア
ミドから再結晶した( 0.55 F、70.7%) が上記反応において得られる初期生成物であった。
νON領域におけるこの錯体の赤外スペクトルはシスL
Pt(SCN)2型スクウエアープラナ−(squar
eplanar)錯体に特徴的な強い二重項(2L 1
8crrL’および2102ぼ−′)を示す(例えば、
J、L、ブルーrイスターの、H,A、ニューマン編集
のChem4−二5try and Biochemi
stry of Th1oc11anicAcid a
nd Its Derivatives、(アカデミツ
クプレス、ロンドン、1975年〕第2章、68頁を見
よ)。熱N、N−ジメチルホルムアミドからこの錯体を
再結晶すると、回収した物質の中の2108 cm−’
における一つの強いν(Jバンドの存在によって証明さ
れる通り、再配列がおこった。
この分光分析的データー並びに元素分析および熱重量分
析(thermal gravimetric CLn
alysisン〔指示の鮨体についての計獅、値8.6
Xに対して8.4%のJ)MF(N、N−ジメチルホル
アミドフ〕に基づくと、その新しい錯体は構造 をもっている。単結晶X線回折の検討ではTe、P供与
体セットを経た遷移金属への二座配位リガンドの配位そ
確認した。(第1図はこの新しい二座配位リガンドを含
むカチオンの構造を描いている)。
写真要素中における、 溶液を5−の〇HCl1.の中に溶解し、紙素材の中に
吸い込−1,せた。増感させた紙に高圧水銀アークで以
て30秒間画像的露光を行なってきわめてかすかな褐色
のネガ焼出しくprint oqttlが得られた。
露光した紙は次にマツクチルミラド・メテツクスTM無
電解銅9038めつき溶液の中に60℃で16分間浸漬
した(浴はマツクチルミラド テクニカルデーターシー
ト49038に記載の通りに調製した)。現像した紙は
露光領域においてのみ黒い銅比着物を与えた。Cutl
)錯体は実施例5と類似の方法によってつくった。
(el  効果 二座配位有機テルルリガンドの遷移金属との配位錯体は
感1光性物質として有用である。
【図面の簡単な説明】
図は二座配位有機テルルリガンドを含むカチオンの部分
的構造を説明するものである。 特許出願人  イーストマン・コダック・カンパニー− 代 理 人 弁理士  湯 浅 恭 三□□□□□□−
町□普□か (外4名)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 一般式 LLre、E〕、〔kD社L)cicX〕b 
     をもち、Mが遷移金属であり: Xがアーオンであり: LTe、Eが有機デルル(It)皿座配位すカンドであ
    り、7“e、Eの供与体セットを経て上記遷移金属Mと
    配位し、Eが元素周期率表の第5A’tたけ第6A族か
    ら選ばれる原子であり・ Lは中性リガンドであり・ a、:1またけ2゜ b=0から4: C=1または2:および d=0から4゜ である、二組配位有機チル、7+、、 IJガントとの
    遷移金属配位錯体。
JP5015184A 1983-03-15 1984-03-15 二座配位有機テルル配位子をもつ遷移金属錯体 Pending JPS59176294A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US47566083A 1983-03-15 1983-03-15
US475660 1983-03-15

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS59176294A true JPS59176294A (ja) 1984-10-05

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ID=23888555

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5015184A Pending JPS59176294A (ja) 1983-03-15 1984-03-15 二座配位有機テルル配位子をもつ遷移金属錯体

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JP (1) JPS59176294A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11427538B2 (en) * 2017-04-28 2022-08-30 Kyoto University Organic tellurium compound, method for producing same, living radical polymerization initiator, method for producing vinyl polymer, and vinyl polymer

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11427538B2 (en) * 2017-04-28 2022-08-30 Kyoto University Organic tellurium compound, method for producing same, living radical polymerization initiator, method for producing vinyl polymer, and vinyl polymer

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