JPS5916729Y2 - コンクリ−ト建物の床暖房装置 - Google Patents

コンクリ−ト建物の床暖房装置

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JPS5916729Y2
JPS5916729Y2 JP4109080U JP4109080U JPS5916729Y2 JP S5916729 Y2 JPS5916729 Y2 JP S5916729Y2 JP 4109080 U JP4109080 U JP 4109080U JP 4109080 U JP4109080 U JP 4109080U JP S5916729 Y2 JPS5916729 Y2 JP S5916729Y2
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JP
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trough
floor
hot water
water pipe
heat
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JP4109080U
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JPS5728212U (ja
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榮 古川
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は送湯管を断熱性のトラフに載置して埋設したコ
ンクリート建物の床暖房装置に関する。
床部に埋設した熱源により暖房するいわゆる床暖房方式
は床面を28〜35°Cに暖めてそこからの輻射熱で室
内を暖めるため、床面と天井間にあまり温度差がなく、
頭寒足熱の環境を作り易い。
そのような環境では、室温が16〜18°C程度であっ
ても人体に快い暖かさを感じさせる。
また、この暖房方式は、熱損失が少ないため、経済的で
あり、さらに、換気を行ってもあまり暖気を失わない利
点がある。
従って、近年、理想的な室内暖房として注目され種々の
ものが開発され実用化されている。
第1図は従来の床暖房装置の一例であり、コンクリート
の基本床面(以下スラブという)1と、該スラブ1の上
に平面的に配設した断熱材2と、該断熱材2の上に配管
される送湯管5と、該送湯管5を包括し前記断熱材2の
上に打設される、ワイヤラス7を含んだコンクリート層
8と、該コンクリート層8の表面に敷設する床材11と
から構成する。
以上の構成において、送湯管5を流れる温水はコンクリ
ート層8を暖め、床材11を前述のごとく28°〜35
°Cに暖め、そこからの輻射熱により室内温度を高める
しかし、従来の装置においては、コンクリートの厚さを
、床面圧強度を保持するため50 mm−100mmと
しているので、熱容量が大きくなり、床材11の表面温
度が30°になるのに、送湯開始より1〜2時間も要し
、暖房効率が悪いため不経済であった。
前述の装置とは別に、木造床用として断熱材の中に送湯
管を埋設し、表面を金属板で表装した、大きさが約18
0 cm X 90 cmのパネルが市販されている。
このようなパネルをコンクリート建物の床面に使用する
ことも考えられるが、その場合コンクリートとの付着力
が問題となる。
すなわち熱膨張によるひびわれや遊離等により、コンク
リートとの付着力が低下するおそれがあって長期間にわ
たり床面圧強度を維゛持しうるかどうか疑問である。
一般に、コンクリート建物の床暖房装置に要求される条
件は、床面圧強度を低下させることなくコンクリートの
体積を削減して熱効率を高めることであり、さらに、施
工性、経済性に優れていなければならない。
本考案は、上記に鑑みて為されたものであり、床面圧強
度を低下させないで熱効率を高めるため、放熱面を有し
た断熱トラフの溝部に送湯管を載置したコンクリート建
物の床暖房装置を提供するものである。
即ち本考案によるコンクリート建物の床暖房装置は、 建造物の基本床面上に平面的に配設された断熱層と、 該断熱層の上に配設され、溝部を有した放熱面を上面に
形成した複数のトラフより威るトラフ層と、 該トラフの前記溝部に載置された送湯管と、前記トラフ
および前記送湯管上に平面的に配設された蓄熱層と、 該蓄熱層上に設けられた床面とを有するコンクノート建
物の床暖房装置において、前記複数のトラフの溝部の形
状を上面長手方向に底部及び一定の傾斜面をもった播鉢
状とし、且つトラフの上面に金属板を貼布し更に送湯管
を溝部中央にアルミテープで固定配設されている。
以下本考案によるコンクリート建物の床暖房装置を図面
により詳細に説明する。
第2図は本考案の主要部を構成するトラフ34の断面図
であり、例えば、硬質ウレタン等の断熱材で構成され、
上面長手方向に底部3a及び傾斜面3bをもった捕鉢状
断面の溝部を有するトラフ本体3とその上に貼附されて
放熱面を形成する、例えば、アルミニウム等の金属板4
とを有している。
この場合放熱面は平担部3Cを必ずしも必要とせず、2
点鎖線3dのように溝部を構成してもよい。
トラフ本体3は、例えば、床厚50 mmの場合、横1
00 mm、高さ30〜40 mm、長さ約2000
mm程度が適当であり、その重量は約450gと極めて
軽い。
また、金属板4は、例えば、0.4〜0.8mm程度の
厚さが適当である。
第3図は本考案の一実施例を示し、建造物の基本床面を
威すスラブ1の上に配設される、例えば、硬質ウレタン
からなる厚さ約25 mmの断熱材層2と、断熱材層2
の上に、例えば、150 mmのピッチで配設される、
第2図で示したトラフ34の溝部中央にアルミテープ6
で固定配設される約12φの送湯管5と、トラフ34の
間隙に配設する幅約50 mmの石膏等の充填材9と、
トラフ34、送湯管5および充填材9とを包括して平面
的に配設される、例えば、モルタル等の蓄熱材10と、
蓄熱材10の中に埋設されたワイヤラス7と、蓄熱材1
0の上に敷設される床材11とを有している。
この場合、充填材9の熱伝導率が前記蓄熱材10の熱伝
導率より小さい構成にすることが望ましい。
以上の構成において、送湯管5に温水を流すと、送湯管
5が加熱され、送湯管5に接するアルミテープ6、金属
板4及び蓄熱材10に伝播する。
アルミナ−プロは熱の伝導性が良く、熱を十分に金属板
4に伝播する。
金属板4は放熱板として働き、斜面3bの作用により送
湯管5の熱が横方向に伝わるのを防ぐ。
また、蓄熱材10の熱伝導率が充填材9の熱伝導率より
も大きくしたので、蓄熱材10に蓄積された熱が充填材
9を介してスラブ1へ流れる割合を小にし、熱効率を高
くすることができる。
充填材9は、さらに、トラフ34の間隙に充填されてい
るので、トラフ34を機械的に補強安定させるのに役立
ち、かつ、リブ構造として働いて床面圧強度を高める。
以上述べたように、本考案によれば、トラフを用いたた
め、トラフの体積と同量のコンクリートを削減できる。
床厚50 mmの場合、約20%のコンクノートの削減
ができた。
しかし、コンクリートを削減しても充填材がリブとなっ
て強度を保持し、ヒビワレあるいは遊離を防止して必要
な床面圧強度を維持することができる。
トラフ本体を断熱材で構成したため、コンクノートを削
減した分だけ蓄熱材の熱容量を小さくすることができ、
短時間で所定の温度に加熱することができる。
さらに送湯管をアルミテープで固定配設されているため
、トラフ上面の金属板に熱が十分伝播し、且つトラフに
は上面に金属板が貼布され、更にトラフが有する溝部の
形状が播鉢状となっているため、その斜面によって横方
向への熱の広がりを防止して床面への熱伝播を高めるこ
とができ、従来装置に比べ約30%エネルギを節約する
ことができる。
本実施例において、50°C程度の低温水を使用して床
面を約28°Cにすることができた。
加えて、本考案で使用されるトラフは、軽量なので運搬
、施工が容易であり、また、配管間隔を変えたい場合で
もすぐれた作業性が得られる。
さらに、送湯管が、トラフの溝部内に位置しているので
、施工中誤まって何らかの術部を加えても変形等を防ぐ
ことができる。
尚、トラフの上面に2本以上の溝部を設けて各溝部に送
湯管を配設載置しても良い。
【図面の簡単な説明】 第1図は従来のコンクリート建物の床暖房装置を示す断
面図。 第2図は本考案で使用されるI・ラフの断面図。 第3図は本考案の一実施例を示す断面図。 符号の説明、1・・・・・・スラブ、2・・・・・・断
熱材、3・・・・・・トラフ本体、4・・・・・・金属
板、5・・・・・・送湯管、6・・・・・・アルミテー
プ、7・・・・・・ワイヤラス、8・・・・・・コンク
リート層、9・・・・・・充填材、10・・・・・・蓄
熱材、11・・・・・・床材、34・・・・・・トラフ

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 建造物の基本床面上に平面的に配設された断熱層と、該
    断熱層上に配設され、溝部を有した複数のトラフより戊
    るトラフ層と、該トラフの前記溝部に載着された送湯管
    と、前記トラフ及び前記送湯管上に平面的に配設され、
    前記トラフより大なる熱伝導率を有する蓄熱層と、該蓄
    熱層上に設けられた床面とを有するコンクリート建物の
    床暖房装置において、 前記複数のトラフの溝部の形状を上面長手方向に底部及
    び一定の傾斜面をもった播鉢状とし、トラフの上面に金
    属板を貼布し、更に送湯管を溝部中央に金属テープで被
    覆固定したことを特徴とするコンクリート建物の床暖房
    装置。
JP4109080U 1980-03-28 1980-03-28 コンクリ−ト建物の床暖房装置 Expired JPS5916729Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP4109080U JPS5916729Y2 (ja) 1980-03-28 1980-03-28 コンクリ−ト建物の床暖房装置

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JP4109080U JPS5916729Y2 (ja) 1980-03-28 1980-03-28 コンクリ−ト建物の床暖房装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5728212U JPS5728212U (ja) 1982-02-15
JPS5916729Y2 true JPS5916729Y2 (ja) 1984-05-16

Family

ID=29434748

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4109080U Expired JPS5916729Y2 (ja) 1980-03-28 1980-03-28 コンクリ−ト建物の床暖房装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58190633A (ja) * 1982-04-30 1983-11-07 Matsushita Electric Works Ltd 潜熱蓄熱材床暖房装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5728212U (ja) 1982-02-15

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