JPS59166204A - 溶剤洗浄装置用蒸留器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、溶剤洗浄装置において被洗浄物によって汚染
された溶剤を蒸留して溶剤洗浄装置内の溶剤を清浄に維
持する蒸留器に関するものである。

従来技術 溶剤洗浄装置け、油で汚染された精密機器類（例えばＩ
Ｃ，電子機器、液晶・臂ネル、ポンプ等）をフロン・ト
リクレン等の洗浄用溶剤中に浸漬するなどして油を除き
洗浄する装置であって、その構造は第１図に示すように
、洗浄装置本体１と蒸留器２とよシ成シ、洗浄装置本体
１内は温浴槽３、冷却槽４．４−・や一槽５の３槽よ多
構成されている。被洗浄物（ワーク）は温浴槽３がら冷
浴槽４へさらにペー・臂一槽５へと浸漬して洗浄され、
乾燥して取り出される。温浴槽３内はワークが持ち込む
油等の異物により最も汚れる為、温浴槽３内の溶剤を蒸
留器２に導き、ヒータ６により加熱して溶剤を蒸発して
冷却蛇管７で凝縮し、蒸留した溶剤を冷浴槽４に戻す回
路とな・っている。このような構成の洗浄装置を運転す
ると、蒸留器２内の浴剤液中の油等の異物が時間と共に
増大し、蒸留器ｚ内の溶剤液中の油等の異物濃度が上昇
して、溶剤表面に油等が浮きヒータ６表面で蒸発した溶
剤蒸気が油表面で破裂し７秤剤蒸発時に油等も一緒に飛
散するいわゆる飛沫同伴が生じる。これを１つの具体例
を挙げて説明すると、蒸留器２中゛の油濃度が４０〜５
０％になると、蒸留溶剤の油濃度は１０■／ｌから４０
１１９／ｌへと急に悪化し洗浄装置本体１内の溶剤清浄
度も悪くなり溶剤更新が必侠となる。従って更新時には
溶剤費が多く必要になるという問題がｂった。

発明の目的 本発明は上記の従来技術の問題点を解決するためになさ
れたものであって、溶剤洗浄装置の蒸留器において、蒸
留すべき溶剤液中の油等の異物の濃度が高くなっても、
蒸留溶剤の品質を一定に保持でき溶剤の更新のための時
間的間隔を大幅に延長すると共に溶剤費を低減すること
のできる溶剤洗浄装置における蒸留器を提供することに
ある。

発明の構成 本発明は上記の目的を達成するため、蒸留器本体内に洗
浄剤’ｃ　”Ｊ＜出するノズルを設けるとともに、この
噴出ノズルを、洗浄剤を加圧加熱する装置に連通させた
ことを特徴とする第１の発明と、外れに′さらに前記噴
出ノズルの上方にミストセ・マレータ全般ける構成を付
加したことを判徴とすシ第２の発明とよシなるものであ
る。

充施例 本発明の実施例について第２図全参照して説明する。８
は蒸留器本体で、蒸留した溶剤全図示しない冷浴槽へ移
送するだめの排出配管８ａが接続しである。９は前記本
体８内に設置しである例えばステ′／し又板等で製作し
たミストセノ臂レータで、油等の異物の上昇を防止する
ものである。１０は溶剤加圧用？ンゾで、図示しない温
浴槽に接続され、溶剤を加圧するものである。１１は前
記ポンニア’ＩＯで加圧された溶剤を貯留するタンクで
、ヒータ１２を内蔵している。１３はタンク１１の内圧
が設定圧以上になると溶剤を噴出するよう背圧を加える
噴出ノズルで、スフ０リング１４の強さを適宜調節する
ことによシ噴射圧力が設定できるものである０１５は溶
剤蒸気を凝縮する冷却蛇管で、蒸留器本体８の上部に取
り付けである。１６は蒸発した溶剤蒸気金上蔀に導く溶
剤蒸気口で、この溶剤蒸気口１６の外周には凝縮した溶
剤を溜める受皿１７が設けである。１８は蒸留器本体８
の底部８ｂに設けた排出用パルプで、濃縮された油等の
異物を排出するものである。１９は本体底部８ｂに設け
た濃縮槽、１９ａはこの濃縮槽１９内に設置したヒータ
で濃縮槽内の被蒸留溶媒をさらに濃縮（８０〜９０％）
するとともに、濃縮された油等の異物を固化しないため
のものである。

上記の構成よシなる本実施例の作用は次のとおりである
。

図示しない温浴槽より溶剤加圧ボン７’ｌ、Ｏで被蒸留
溶剤全りンク１１内に圧送し、タンク１１内のヒータ１
２により加熱する。例えば２１　＃／ｃｍ　１１８０℃
に加圧加熱する。この加圧加熱した溶剤全大気圧よシ少
し高い圧力の蒸留器本体８内に噴出ノズル１３から噴射
すると、溶剤は沸点以上の温度になっているため、瞬時
に蒸発する。しかし溶剤中の油等の異物は沸点以下のた
め、蒸留本体底部８ｂに溜まる。

但し油の沸点等を考慮してスプリング１４０力を変えれ
ば浴剤の分解温度までは過加熱温度を上げることができ
、蒸留量制御が可能になる。

もし油等の異物が溶剤蒸気と同伴して上昇した場合には
、ミストモノ４レータ９に衝突し捕捉されて蒸留器本体
底部８ｂに溜まる。ミストモノ９レーータ９”ｔｅＭ過
した溶剤蒸気は冷却蛇管１５で凝縮され、受皿１７に蒸
留溶剤が溜まり排出配管８ｍを通りて図示しない冷浴槽
へ導入される。

このように溶剤をその沸点以上に加圧、加熱してほぼ大
気雰囲気中に噴射することによシ蒸留溶剤を得る。

油等の異物、は蒸留器本体底部８ｂに設けた濃縮槽１９
内に濃縮収容され、本体底部８ｂの溶剤液中の油等の異
物の濃度が８０％に濃縮されても蒸留溶剤中の油等の濃
度は１ｏｍｇ７を以下にすることができ、本体底部８ｂ
の濃縮液を排出バルブ１８を介して抜くのみで、洗浄剤
更新の時間的間隔を大幅に延長することが可能となる。

なお本実施例ではスプリング１４を有する噴出ノズル１
３を用いて被蒸留溶剤に背圧を加えるようにしているが
、この他にフルコーン、ホロコーン等の汎用ノズルを用
いて背圧金加えるようにしても同様の効果が得られる。

発明の効果 本発明は、以上説明したように、被蒸留溶剤を加圧加熱
して大気圧雰囲気中に噴射するものであるから短時間に
高品質かつ大容量の蒸留溶剤を得ることができ、さらに
噴射後の溶剤をミストセ・９レータを通過させることに
より、一層高品質の蒸留溶剤を得ることができ、従来装
置のように温浴槽からの被蒸留溶剤全濃縮槽に直接流入
させて加熱させることがないので蒸発した溶剤蒸気が油
表面で破裂して油等も一緒に飛散するいわゆる飛沫同伴
音生じることがなく蒸留器本体底部の溶剤液中の油等の
濃度が＾くなっても蒸留溶剤の品質を長く一定に保持す
ることができ、洗浄溶剤更新の時間的間隔を大幅に延長
することが可能となり、溶剤費全低減するという優れた
効果がある。

【図面の簡単な説明】

ｉＷ　１図は従来の浴剤洗浄装置の縦断＋ｊＵ図、第２
図は本発明の実姉例の拡大縦断面図であるっ８・・・蒸
留器本体、９・・・ミストモ／４レータ、１０・・・ポ
ンプ、１１・・・タンク、１２・・・ヒータ、１３・・
・噴出ノズル、１４・・・スプリング、１５・・・冷却
蛇管、１７・・・受皿、１９・・・濃縮槽。 特許出願人 日本′ｉｌｔ装株式会社 肴許出願代理人 弁理士　宵　木　　　朗 弁理士　西　舘　和　之 弁理士　中　山　恭　介 弁理士　山　口　昭　之 第１図 第２図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、洗浄溶剤を蒸留する蒸留器本体内に洗浄溶剤を噴出
   するノズルを設けるとともに、この噴出ノズルを、洗浄
   溶剤を加圧加熱する装置に連通させたことを特徴とする
   溶剤洗浄装置用蒸留器。 ２、前記噴出ノズルの噴射圧力をスプリングの調節によ
   り任意に設定できるようにした特許請求の範囲第１項記
   載の溶剤洗浄装置用蒸留器。 ３、洗浄溶剤を蒸留する蒸留器本体内に洗浄溶剤を噴出
   するノズル全般けるとともに、この噴出ノズルを、洗浄
   溶剤を加圧加熱する装置に連通させ、蒸留器本体内の前
   記噴出ノズルと冷却蛇管との間にミストモノ４レータを
   設けたことを特徴とする溶剤洗浄装置用蒸留器。