JPS59164023A - 炊飯ジャー、電子ジャー等保温容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （技術分野〉 この発明は、炊飯ジャー、電子ジャー等保温容器の蓋ヒ
ータに関し、ざらに詳細にいえば、構成を簡単にし、し
かも保温性能を良好に保つ、炊飯ジャー、電子ジャー等
保温容器の蓋ヒータに関する。

〈　　背　　景ニー 炊飯ジｊ−−、電子ジＡ・−等保温容器は、内鍋の周側
面から外部に向かって熱が奪われることを防止づ−るた
めに、内鍋収容容器と保温容器本体との間に断熱材を介
在させ、さらに内鍋の上部を蔽う鍋蓋を、保温容器本体
の蓋体により押圧するようにしている。そして、鍋蓋か
ら外部に向かって熱が奪われることを防止するために、
蓋体の内部に断熱材を設（プている。

しかし、このままでは鍋蓋の下面に結露を生じ、鍋蓋を
聞くたびに結露が内鍋の内部に流下する。

〈従来技術〉 従来の保温容器においては、鍋蓋の下面に結露を生じる
ことを防止するために、保温容器本体の蓋体に蓋ヒータ
を設け、蓋ヒータの作用により鍋蓋の温度を保温温度よ
り少し高い温度（たとえば０．５〜２°Ｃ程度高い温度
）に保持して、鍋蓋−上面の結露の発生を防止するよう
にしている。

第７図は従来の炊飯ジャーの蓋体を示す中央縦断面図で
あり、炊飯ジＶ一本体く２８）の蓋体を、上面部材（２
１）と、下面部材（２２）と、蓋ヒータとで構成してい
る。ざら、に詳細に説明すれば、上面部材（２１）は金
属薄板製等で、プレス成形等により下部を大きく開口さ
せた形状に構成され、下面部材（２２）は金属より熱伝
導率が低い合成樹脂板製等のリング状板であって、上記
上面部材（２１〉の下部開口外周縁部を蔽う大きさに構
成されている。蓋ヒータは下面部Ｕ（２２）の中央開口
部を蔽う金属製の放熱板り３３）と、放熱板（３３）の
上面に設りたヒータ〈２３）と、放熱板〈３３）との間
にヒータ（２３）を保持する保持板（３４）とで構成さ
れ、放熱板（３３）と下面部材（２２）との間にバッキ
ング（３５）を介在させることにより水分の侵入を防止
している。尚、（２５）は内Ｍ（２６）の上部間口を蔽
う鍋蓋であり、ワンタッチピン（２７）によって蓋ヒー
タの中央部に吊り下げられている。

（２９）はＩＮ（２５）の周縁寄り部に設けた蒸気扱き
用の蒸気口であり、下面部材（２２）および下面部材（
２１）に設（プた孔（３１）　　（３０）を通して外部
に臨むようにしている。

以上の構成どした場合には、蓋ヒータによって鍋蓋〈２
５）の中央部を亭温とすることができるが、電圧変動に
よる発熱ムラの影響により鍋蓋〈２５）温度が変動する
他、鍋蓋（２５）の周縁部は余り高温とすることができ
ず、温度勾配が大きくなるので、たとえば内！（２Ｇ）
の中央部ではご飯を褐変さぽ、内鍋（２６）の周側板部
ではご飯に白ボケを生じさせることとなり、あまり良好
な保温状態とはいえなかっ１＝　０放熱板（３３）を大
きくすれば、保温性能は改善されるが、蒸気口（２９）
との関係もあるので＃ＩＪ造が複雑化し、絶縁性能が劣
化するおそれもあり、コストが高くなる等の不都合を生
ずるのである。

また、蓋体の製造にあたっては、下面部Ｕ（２２）取り
伺り作業の他に蓋ヒータ取りイζ」り作業が必要であり
、さらには蓋ヒータを取り付ける場合に水分の侵入を防
止するための作業も必要であり、蓋体の構成が複雑化し
、コストも高くなっていた。

ざらにば蒸気口＜２９）付近を加熱する構成ではないか
ら、この部分に結露を生じることにもなっていた。

く　　　目　　的　〉 この発明は、上記の問題点を解消し、簡単な構成−Ｃ良
好な保温性能を持たせることができる燕ヒータを提供す
ることを目的とする。

く　　構　　成〉 以上の目的を達成するこの発明の蓋ヒータの構成は、炊
飯ジャー、電子ジャー等保湿容器の蓋体の下面部材又は
鍋蓋を金属より熱伝導率か低い材質で椛成し、下面部材
又は鍋蓋を面状発熱体として作用させるヒータを上記下
面部材又は鍋蓋の下面に露出１ない状態で設けたことを
特徴としている。

〈実施例〉 以下、この発明について、実施例を示す添イマ１図面に
よって詳細に説明（る。

第１図は炊飯ジャーの蓋体を示す中央縦断面図である。

（１）は上面部＋ａであり、金属薄板製のプレス成形又
は樹脂成形等により下部を人ぎく間口させた形状に構成
されている。（２）は下面部材であり、金属より熱伝導
率が低い材料を円板状に形成し、上面所定位置にヒータ
取り付は用の溝（４）を形成している。そして、下面部
材（２）の直径を、上面部材（１）の上部間ｌ」を完全
に蔽うことができるように設定しである。（３）は下面
部材（２）とともに蓋ヒータを構成するヒータであり、
上記溝（４）にはめこまれ、好適には接着剤によって固
定される。（５）は内鍋（６）の上部間［」を蔽う鍋蓋
であり、ワンタッチピン（７）によって下面部Ｕ’　（
２）の中央部に吊り千げられ、かつ炊飯ジＡ・一本体（
８）の上部間［１を蓋体にて密閉しＩＣ状態で下面部材
（２）の下面と接触づるよう構成されている。尚、（９
）は鍋蓋（５）の所定位置に設（プた蒸気抜き用の蒸気
口であり、上面部材（１）　ｔｉよび下面部材（２）に
設けた孔（１０）　　（１１）を通して外部に臨むよう
にしている。また、（１２）はバッキングであり、（１
３）はヒータ（３）の接続端子を固定する金属テープで
ある。。

以上の構成の蓋体で鍋蓋（５）を押し下げ、内鍋（６）
の上部開口を蔽い、ヒータ（３）に通電りることにより
、以下のようにして内鍋（６）の内容物を良好に保温す
ることができる。

即ち、ヒータ（３）の発熱は下面部材（２）に伝導され
、下面部材（２）自体は金属よりも熱（云Ｓ率が低いの
で、ヒータ（３）の発熱や電圧変動等による発熱変化が
緩和され、下面部材（２）全体が保温温度より少し高い
温度となり、面状発熱体として作用することになる。そ
して、鍋蓋（５）も下面部材（２）により加熱されて、
その全面にわたって保温温度より少し高い温度とイ（る
。したがって、たとえばご飯の保温を行なう場合にも、
従来のような褐変、結露、白ボケ等を生じさせることな
く良好に保温を行なうことができる仙、電圧変動（こよ
ってヒータ（３）の発熱用が変、化しても、下面部材（
２）、鍋Ｍ（５）の温度は（Ｊとんど変化せず常に良好
な保温を行なうことかできる。

また、ヒータ（３）の取り付は位置については、下面部
材（２）の中心部から外周部にわたってほぼ等間隔に取
り付けてもよいが、外気と接触しゃすい外周寄り部のみ
に取り付【ノることも可能であり、このようにすること
によって、保温性能を劣化させることなく、ヒータの取
りイ」（プを簡素化づ−ることができる。この場合には
、金属より電熱導率が低い材質製の下面部材（２）を蓋
体の下面外周寄り部のみを蔽うよう構成し、下面部材（
２）の中央部を他の材質製板体で蔽うことができる〈第
６図参照）。

また、蒸気抜き用の蒸気口（９）には、他の部分と比べ
て結露を生じやすいので、蒸気口（９）を挿通する下面
部材（２）の孔（１１）を包囲するようにヒータ（３）
を設りれば、蒸気口（９）に結露を生じ、結露が流下で
るという不都合を解消することができる。

ざらに、下面部材（２）については、金属より熱伝導率
が低いものであればよいのであるから、耐熱性が良好な
合成樹脂たとえば耐熱ポリプロピレン樹脂にて成形する
ことができる。実際にヒータ（３）に通電して保温を行
なった場合には、保温電力が約１０１Ｖ　Ｐｉ！度であ
り、ヒータ（３）の温度は９０℃以下であるから、上記
の合成樹脂でも充分に耐えられるのである。その他、碍
子、ゼラミック、木等を用いることもできる。

ヒータ（３）の取り付けｖＡＡについても、上記実施例
のように下面部材（２）の溝（４）にはめこんで接着剤
によって固定する構造に限定されるものではなく、たと
えばヒータ（３）をアルミテープ等で貼りイ」（プる＠
造どＪ−ること、或は、第３図に示すように、溝（４）
を無理抜き成形してコードヒータ（３）を無理嵌めする
構造とすることもできる。これらのうち、第３図に示す
構造が、コストを安くし、組立作業を容易にし、しかも
伝熱効果を良好にして優れた保温効果を発揮することが
できるのであるから最も好ましい。

第４図は電子シレーの蓋体を示す中央縦断面図であり、
第１図に示す蓋体と異なる点は、蒸気口（９）、孔（１
０）　　（１１）を設【プていない点のみである。

その他の部分の構成および作用は同一であるから、説明
は省略する。

第５図は電子ジャーの蓋体を示す中央縦断面図であり、
第４図に示す蓋体と具なる点は、ヒータ（３）を下面部
材（２）に設ける代わりに、ヒータ（３）を金属より熱
伝導率が低い材質製の鍋蓋（５）の上面に設けた点のみ
である。したがって、上記実施例の場合と同様に優れた
保温効果を発揮させることができる。

ぐ　　効　　果〉 以上のようにこの発明は、炊飯ジＶ−、電子ジャー等保
温容器の蓋体の下面部材又は内鍋の上部を蔽う＃Ａ蓋を
金属より熱伝導率が低い材質で構成し、下面部材又は鍋
蓋を面状発熱体として作用させるヒータを上記下面部材
の又は鍋蓋の下面に露出しない状態で設けｌζ構成とし
ているので、下面部材全体および鍋蓋全体にわたって温
度勾配を著しく小さくすることができ、保温温度より少
し高い温度とすることにより褐変、結露、白ボケを生じ
させることのない良好な保温性能を持たせることができ
るという特有の効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明による炊飯シト−の蓋体の中央縦断面
図、第２図は下面部ｖＪ（２）の平面図、第３図は下面
部材（２）とコードヒータ（３）との取り付は構造を示
す拡大縦断面図、第４図はこの発明による電子ジャーの
蓋体の中火縦断面図、第５図および第６図はさらに他の
実施例を示す中央縦断面図、第７図は従来例による炊飯
ジャーの蓋体の中央縦断面図。 （２）・・・下面部材、（３）・・・ヒータ、（’１１
・・・溝、（９）・・・蒸気口、（１１）・・・孔。 特許出願人　タイガー魔法瓶株式会社 代　　理　　人　　弁理士　　亀　　井　　弓ム　　勝
　　同町〒Ｐｈ第１図 第２図 特許庁長官若杉和夫殿 等保温容器の燕ヒータ ３、補正をＪる壱 事＋１との関係　　　特許出願人 ５、補正命令の日付く自発） （１）　　明細間中第８頁第１０行目と第１１行目との
間に次の記載を加入づる。 ［ま）Ｃ、ヒータ（３）とリード線（１６）どの接続は
、第９図に示づように、接続子（１７）にて行ない、さ
らにシリコンゴムヂューブク１８）にてヒータ（３）と
リード線（１５）との接続部分を包囲している。ここで
ヒータ（３）としては耐熱塩ビコートヒータを用い、リ
ード線（１Ｇ）としてはシリコンゴム・ガラス編組リー
ド線を用いることができる。Ｊ（２）同上第９頁第１８
行目と第１９行目との間に次の記載を加入する。 ［以■の他に、金属より熱伝導率が低い材質製の下面部
材（２）を蓋体の下面中央部のみを蔽うよう構成し、蓋
体の外周縁部を他の材質製板体で蔽うことができる〈第
８図参照）、。 たたしこの場合には、ヒータ（３）を下面部材（２）に
埋め込んだ状態で設けている。ｊ（３）同上第９頁第１
５行目の１電熱導率」を［熱伝導率」と訂正覆る。 （４）同士第１１頁第１３行目の「点のみである。」の
後に次の記載をｈＨ人する。 ［尚、（１３）は鍋蓋（２）の上面に設けたキャップで
あり、（１４）は鋼１％（２）とギャップ（１３〉との
間に介在して、鍋蓋（２）を通して外部に熱が奪われる
ことを防止する断熱材であり、（１５）は１１４燕（２
）と内鍋（６）との間の気密を保持１−る環状バッキン
グである。」（５）同上第１２頁第１６行目の「断面図
」の後に次の記載を加入づる。 ［、第８図はさらに他の実施例を示Ｊ￥：Ｌ体の中央相
断面図、第９図はヒータ（３）とリード線（１６）との
接続描造を示す中央縦断側面図ｊ （６）　　添付図面第５図および第６図を別紙のとおり
訂正づるとともに、第８図および第９図を別紙の通り加
入する。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、　炊飯ジャー、電子ジャー等保湿容器の蓋体の下面
   部材又は内鍋の上部を蔽う鍋蓋を金属より熱伝導率が低
   い材質で構成し、下面部材又は鍋蓋を面状発熱体として
   作用させるヒータを上記下面部材又は鍋蓋の下面に露出
   しない状態で設けたことを特徴とする炊飯ジャー、電子
   ジャー等保温容器の蓋ヒータ。 ２、　下面部材で蓋体の下面全域を蔽う上記特許請求の
   範囲第１項記載の炊飯ジャー。 電子ジャー等保温容器の蓋ヒータ。 ３、　下面部材で蓋体の下面外周寄り部を蔽う上記特許
   請求の範囲第１項記載の炊飯ジャー、電子ジャー等保温
   容器の蓋ヒータ。 ４、　下面部材又は鍋蓋の少なくとも外周寄り部にヒー
   タを設けた上記特許請求の範囲第２項記載の炊飯シレー
   、電子ジャー等保温容器の蓋ヒータ。 ５、　下面部材に蒸気抜き用の蒸気口を挿通する孔を設
   けた上記特許請求の範囲第１項記載の炊飯ジ性−電子ジ
   ャー等保温 容器の蓋ヒータ。 ６、　下面部材の蒸気口を挿通ずる孔を包囲するようヒ
   ータを設けた上記特許請求の範囲第５項記載の炊飯ジャ
   ー、電子ジャー等保温容器の蓋ヒータ。 ７、　下面部材又は鍋蓋を金属より熱伝導率が低く、か
   つ耐熱性が良好な合成樹脂で構成した上記特許請求の範
   囲第１項又は第４項又は第６項記載の炊飯ジャー、電子
   ジャー等保温容器の蓋ヒータ。 ８、　コードヒータを下面部材又は鍋蓋の上面に設【ブ
   た上記特許請求の範囲第１項又は第４項又は第６項記載
   の炊飯ジ１−。 電子ジＡ・−等保温容器の蓋ヒータ。 ９．　下面部材又はｗ４燕の上面に形成した溝にコード
   ヒータを強制的にはめこんだ上記特許請求の範囲第８項
   記載の炊飯ジｉ・−２電子ジヤ一等保温容器の蓋ヒータ
   。