JPS5916166B2 - 油↓−ガス燃料の混焼方法 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は油−ガス燃料の混焼方法に関するものである。

従来では第１図に示すように、流量計１とガス量調節弁
２とを有する燃料ガスライン３と、流量計４と油量調節
弁５とを有する燃料油ライン６と。

空気量調節弁７を有す硬焼空気ライン８とをバーナ９に
接続している。

そして油−ガス混焼時の空燃比調節方法としては、油燃
焼量とガス燃焼量を夫々流量計１，４で測定し、そして
加算器１０において、夫々の流量に基づく発熱量を計算
すると共に加算し、その総発熱量に基づいて夫々の燃焼
に必要な空気量を電気信号にて積算し、そして比率設定
器１１からの積算信号により空気量調節弁７を調節する
方法が用いられてきた。

ところで第２図に示すように、油量調節弁５（またはガ
ス調節弁２）と空気量調節弁７とをコントロールモーメ
１２により作動させるところの、空燃比調節方法をとっ
ている油専燃バーナ（またはガス専焼バーナ）を、油−
ガスの混焼バーナに変更しようとする場合、上記の空燃
比調節方法に変更するには多大の費用と大がかりな改造
工事が必要となる。

すなわち新たに燃料として使用するガス量分（または油
量分）の燃焼空気をコントロールできないので、空気量
調節弁の改造および従来の燃料流量と新たな燃料流量の
加算器がどうしても必要となるからである。

本発明は、現状設備（油またはガス専焼バーナ）を最大
限に利用し、最小限の改造とコストで混焼を可能にし得
る油−ガス燃料の混焼方法を提供するもので、以下その
一実施例を第３図に基づいて説明する。

２０は油量調節弁２１を有する燃料油ライン、２２は空
気量調節弁２３を有する燃焼空気ライン。

２４は両ライン２０．２２が接続するバーナ。

２５は両弁２１．２３を作動させるコントロールモーメ
で１以上の構成が現状設備である。

新規設備は、流量計２６とガス量調節弁２Ｔとを有し且
つバーナ２４に接続する黙料ガスライン２８と、油量調
選弁２１よりも下手において燃料油ライン２０から分岐
され且つ油戻流量調節弁２９と流量計３０とを有する燃
料油戻ライン３１と、両流置針２６．３０からの検出信
号を受ける比率設定器３２とを有する。

なお現状設備として燃料油ライン２０を説明したが、こ
れは燃料ガスライン２８であってもよく、この場合には
燃料油ラインと燃料ガス戻ラインとが新設となる。

・これによると。同一発熱量分の燃料に必要な燃焼空気
量が燃料のいかんにかかわらずほぼ同一であつから、新
たな燃料の発熱量に相邑する油（またはガス）量を従来
の燃料調節弁２１の下流から抜き出すのである。

第４図は混焼比を変化させることの少ない場合の実施例
を示す。

すなわち新設の燃料ガスライン２８のガス調節弁３３と
、燃料油戻ライン３１に設けた定流量弁３４として手動
弁を使用し、人の手で新たな燃料と戻し燃料の比を設定
している。

これによると前実施例に比べて、設備費の面で大巾なダ
ウンをはかることができる。

以上述べた本発明によると、従来の混焼法に改造するよ
り安価でかつ容易に混焼を可能にすることができる。

また新しい投資に採用することにより、従来よりも安価
に空燃比調節をすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図は従来例の説明図、第３図、第４図は夫
々本発明の実施例を示す説明図である。 ２０・・−・・燃料油ライン、２１・・・・・・油量調
節弁。 ２２・・・・・燃焼空気ライン、２３・・・・・・空気
量調節弁、２４・・−・・バーナ、２５・・・・・・コ
ントロールバーナ、２６・・−・・流量計、２７・・・
・・・ガス量調節弁、２８・・・・・燃料ガスライン、
２９・・−・・油戻流量調節弁。 ３０・・・・・・流量計、３１・・・・・・燃料油戻ラ
イン、３２・・・・・・比率設定器、３３・・−・・ガ
ス調節弁、３４・・・・・・定流量弁。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 燃料ガスラインと燃料油ラインと燃料空気ラインと
   をバーナに接続し、一方の燃料ラインと燃焼空気ライン
   との流量をコントロールモーメで同時に作動する夫々の
   調節弁で制御し、一方の燃料ラインの調節弁下流から、
   他方の燃料ラインにおける供給燃料量の発熱量に相当す
   る一方の燃料を抜き出すことを特徴とする油−ガス燃料
   の混焼方法。