JPS59161534A - 局部洗浄装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はシマワートイレ等に用いられる局部洗浄装置に
関し、特に洗浄機構のノズル位置を移動させて複数部位
の洗浄が可能な構成とした局部洗浄装置に関する。

たとえばシャワートイレの洗浄装置では、肛門洗浄だけ
でなく女性の局部洗浄の機能を備えるのが望ましい。複
数部位の洗浄を行なうには、退避位置も含めると洗浄ノ
ズルの位置を少なくとも３種類に変える必要があるが、
この種の機構を簡単な構成で実現するのは非常に難しい
。

洗浄ノズルの位置を多段に変える機構を備えた洗′ＩＰ
機構として、互いに径の異なる複数の筒状アームを同軸
に重ねて伸縮自在に構成し−たものがある。

この種の機構では、たとえば第１のポー１−に圧力を加
えると中心部のノズル部分が外側の部分に対して摺動し
て中間位置（たとえば肛門洗浄位置）まで移動し、第２
のポートに圧力を加えると中心のノズル部分と中間アー
ム部分が前方に移動してノズルが最前位置（たとえば女
性局部洗浄位置）まで移動する。この機構は、構成が比
較的単純でコンパクトである。しかしながら、この機構
を用いる場合にノズルが最前位置まで移動すると、第２
のポートの圧力を零にしても、第１のボー゛トの圧力の
影響でノズルが正常な中間位置まで戻らない。

したがって従来の局部洗浄装置では、女性局部洗浄モー
ドから肛門洗浄モードに移るスイッチ操作ができないよ
うになっている。このため使用者は、女性局部洗浄モー
ドから肛門洗浄モードの指定をする場合には、−担スイ
ッチをオフにして、ノズルが退避位置まで戻るのを待っ
て再度肛門洗浄モードの指定をする、というかなり煩わ
しい操作を強いられていた。

本発明は、洗浄機構を複雑にすることなく、洗浄ノズル
がどのような位置にある場合でも、簡単なスイッチ操作
で次の洗浄位置を指定しうる局部洗浄装置を提供す°る
ことを目的とする。

上記目的を達成するために本発明においては、洗浄ノズ
ルが特定位置（たとえば最前位置）にある場合に他の、
付勢位置（たとえば中間位Ｍ）への位置決め指示がある
と、洗浄機構への全ての圧力印加を一時的に解除し、そ
の後に指定動作を行なう。すなわち、特定のスイッチ操
作があると、洗浄機構の全てのポートに加わる圧力を低
下させて洗浄機構を退避位置まで戻した後に、所定ポー
トに圧力を印加して洗浄、機構を指定位置に位置決めす
る。

たとえばシャワートイレ用の局部洗浄装置では、好まし
い洗浄圧力が各々の洗浄位置で大きく異なり、また好み
の洗浄圧力は人によって異なる。したがって洗浄機構に
印加する圧力は自在に変更しろるのが望ましい。そこで
本発明の１つの好ましい態様においては、圧力源にポン
プモータを備え、モータの回転数を制御して圧力？８整
を行なう。この場合、特定のスイッチ操作があると、ポ
ンプモータを一時的に停止させて洗浄機構に加わる圧力
を低下させ、洗浄機構が退避位置に戻った後でポンプモ
ータを駆動して洗浄機構に所定圧力を印加する。

以下、図面を参照して本発明の一実施例を説明する。

第１図に、シャワートイレの局部洗浄装置の構成概略を
示す。第１図を参照して説明する。１が貯水タンク、２
が給水ポンプ、３がポンプモータ４が温水タンク、５が
洗浄機構、６が電磁弁、７が電子制御装置である。

洗浄機構５は、ノズルハウジング８．ノズルハウジング
８に収納される中間中空アーム９．中間中空アーム９に
収納されるノズル１０等でなっている。１３は、ノズル
１ｏ等の先端を洗浄するための補助ノズルである。ノズ
ルハウジング８は、筒状になっており、一端に第１温水
入カボード８ａおよび第２温水入力ボート８ｂを有し、
他端には開口を形成しである。

中間中空アーム９は、圧縮コイルスプリング１１でノズ
ルハウジング８の左端に抑圧されており、第１図に示す
状態では、中間中空アーム９の一端に固着した部材９ａ
が、第１温水入カボート８ａに、至る流体流路と第２温
水入力ポート８ｂに至る流１体流路とを分離している。

ノズル１ｏは、中空になっており、一端にノズルバルブ
１０ａを備え、他端にノズル孔１０ｂが形成しである。

　。

）ズル１０は、圧縮コイルスプリング１２で中間中空ア
ーム９に対して左側（第１図上で）に向かう力を受け、
圧力がかからない第１図の状態では、ノズル１０の左端
が部材９ａの内壁に接触している。第１温水入力ポート
８ａに圧力がかかると、ノズル］、Ｏが右側に移動し、
第２温水入力ポート８ｂに圧力がかかると、中間中空ア
ーム９が右側に移動するとともに中間中空アーム９に対
してノズル１０が右側に移動する。

第１温水入力ポート８ａに圧力がかかる場合の洗浄機構
５の状態を第２ａ図に示し、第２温水人カポ−１−８ｂ
に圧力がかかる場合の洗浄機構の状態を第２ｂ図に示す
。

第２ａ図および第２ｂ図をも参照して°説明する。

第１温水入力ポート８ａに、ノズルバルブのスプリング
１０ｃの力よりも大きな圧力がかかると、ブツシュロッ
ド°１０ｂが右方に移動し、ブツシュロッド１０ｂの先
端が部材９ａを外れると、ノズルバルブ１０ａの左端面
全体に圧力がかかり、この力がスプリング１２の力より
も大きいとノズルＩＯが右方の所定位置まで押し出され
る。ノズル１０が押し出されると、ブツシュロッド１０
ｂが元の位置に戻り、温水がノズル１０内を通ってノズ
ル孔１０ｂから噴出する。この状態が肛門洗浄モード（
シャワー）である。　　□ 電磁弁６を開くと１．第２温水入力ポート８ｂに圧力が
印加される。ボート８ｂに印加される圧力がスプリング
１１の力よりも大きいと、中間中空アームの部材９ａが
右側に押され、中間中空アーム９を押し出す。中間中空
アーム９が限界位置まで達すると、肛門洗浄モードの場
合と同様に、ノズルＩＯが中間中空アーム９に対して右
方に移動し、ノズル１０の内部を通った渇水が、ノズル
孔１０ｂから噴出する。これが女性局部洗浄モード（ビ
デ）である。この状態（第２ｂ図参照）では、第１温水
入力ポート８ａと第２温水入力ポート８ｂとが連通ずる
。

洗浄停止状態から肛門洗浄モードに移る場合には、Ｙｌ
、磁弁６を閉じてポンプ２を付勢すればよいが、女性局
部洗浄モードで肛−門洗浄モードに移るために単に電磁
弁６を閉じても、第２ｂ図に示すように第１温水人カポ
−１−８８からの圧力か中間中空アーム９に加わった状
態が継続するので、中間中空アーム９は第２ａ図の状態
には戻らない。

第３図に、電子制御装置７の構成を示す。第３図を参照
して説明する。

一次側と二次側とを絶縁した降圧トランスＴＲＩの二次
側に余波整流器ＦＷＲが接続されており、全波整流出力
がコンデンサＣ９で平滑化されて２４ｖ定格の直流モー
タすなわちポンプモータ３に印加される。モータ３には
水噴射用のポンプＰが結合されている。

１ヘランスＴＲＩの一次側には、トライアック（双方向
性制御整流素子）ＴＩ、ノイズ防止用のチョークコイル
Ｃ’ＨＩおよび電源スィッチＰＳが接続されている。電
源スィッチＰＳと共通線ＣＢ２の間に商用交流（１００
Ｖ）が印加される。

共通線ＣＢＩとＣＢ２の間に、１〜ライアノクＴＩの導
通を制御する導通制御回路が接続されている。この導通
制御回路は、概略で１〜ライアツク導５　　　　過検出
回路（Ｒ２，Ｒ３，Ｔ２．Ｔ、３．Ｒ４）。

トリガー回路（Ｒ５、Ｒ６、Ｒ７、Ｃ４、Ｒ９。

Ｔ５．Ｔ６）、入力交流に同期した鋸歯状波を発生する
第１の比較電圧発生回路（ＶＲ］、、Ｒ１３゜Ｒ１４，
ＳＦ、Ｃ５，Ｃ６，ＩＣＩ）、定電圧を発生する第２の
比較電圧発生回路（ＲＩＯ，Ｚｌ。

ＶＲ２，ＣＩ　Ｏ，Ｒ１１，Ｒ１２，ＳＢ、Ｃ３）。

両比較電圧を比較して２値信号を発生する比較手段（Ｉ
Ｃ１）、および女性局部洗浄モードから肛門洗浄モード
を指定する場合に所定時間モータ３の付勢を停止させる
付勢禁止回路１００で構成されている。

電源スイッチＰＳ、レンジ切換スイッチＳＢＩおよび電
磁弁制御スイッチＳＢ２は、図に示すシャワー操作ボタ
ンＷＪＳおよびビデ操作スイッチＷＪ　Ｂと連動してお
り、ＰＳはＷＪＳとＷＪＢのいずれかの操作でオンし、
ＳＢＩおよびＳＢ２はＷＪＳとＷＪＢの操作に応じて接
続状態が切り換わる。

ＩＣＩはゼロボルトスイッチと呼ばれる１日本電気（Ｎ
　Ｅ　Ｃ）製のμＰＣ１７０１である。ＩＣＩの概略回
路構成を、第４ａ図に示す。

ＳＦは交流５０　Ｈｚと６０８　’ｚの切換用であり、
６０　Ｈｚのときに閉とされる。

電源スィッチＰＳが閉じら汎ると、入力交流に同期した
鋸歯状波を発生する第１の比較電圧発生回路（ＶＲＩ、
Ｒ１３，Ｒ１４，Ｓｆ＝’、Ｃ５，Ｃ６、、ＩＣ１）が
第″４ｂ図に示す鋸歯状波Ｖ　ｃ　５を発生してＩＣＩ
の端子３に印加する。この鋸歯状波は、交流のゼロクロ
ス点で基底レベルＶｏになる。定電圧を発生する第２の
比較電圧発生回路（ＲＩ　Ｏ，Ｚ、’ｌ、ＶＲ２，Ｒ１
，１，Ｒ１２，ＳＢ。

Ｃ３）が第４ｂ図に示す定電圧Ｖ　ｃ　３を発生してＩ
ＣＩの端子４に印加する。ＩＣＩでは、Ｖ　ＣＳがＶｃ
３よりも低レベルのときに高レベル■］になって、Ｖｃ
５がＶｃ３以上である−と低レベルＬの２値信号（第４
ｂ図参照）を端子２を通してトランジスタＴ５のエミッ
タに与える。

一方、トライアックＴ１が導通していないと、ＣＢ１が
プラスでＣＢ２がマイナスのときにはトランジスタＴ２
が導通し、ＣＢ１がマイナスでＣＢ２がプ°ラスのとき
にはトランジスタＴ３が導通して、いずれの場合゛も、
すなわち交流の正負両極のいずれにおいても、トライア
ックＴ１が導通してル）ないときにはトランジスタＴ５
のベースが正レベルになってトランジスタＴ５がオン状
態になる。

トランジスタＴ５のエミッタに、ＩＣＩの端子２の２値
信号が加わるので、トランジスタＴ５のコレクタは、２
値信号（第４ｂ図参照）が低レベルになったときに低レ
ベルになり、低レベルへの立下がり時点にトリガー回路
の微分回路（Ｒ，５，Ｃ４、［７）がトランジスタＴ４
を駆動してトライアックＴ１をトリガーする。すなわち
、交流のゼロクロス点（第４ｂ図のＶ　ｏ　）からｔｏ
の時間遅れの後にトライアックＴ１が導通し、次のゼロ
クロス点、で非導通になり、交流半波ｔｏ＋ｔ１の間の
ｔｌだけトライアックＴ１が導通する。

トライアックＴ１が導通すると、トランジスタＴ２、Ｔ
３がオフになるので、トランジスタＴ５がオフになる。

シャワーのときには、スイッチＳＢＩで抵抗Ｒ１２が短
絡されているので、基準電圧Ｖ　ｃ　ａが低く、導通期
間ｔ１は長く、モータＭは速く回転する。ビデの場合、
スイッチＳＢＩが開き、基準電圧が高く、導通期間ｔ１
が短くなるのでモータ３は低速で回転する。またビデの
場合には、スイッチＳＢ２がオンして電磁弁６のソレノ
イドＳ■−にＡＣｌｏｏＶを印加（電磁弁開）する。

可変抵抗ＶＲ２の調整で基準電圧が上、下に変化し、モ
ータの速度が低、高に変化する。また可変抵抗ＶＲＩの
調整で鋸歯状波Ｖ　ｃ　３　、の立上がり勾配が緩急に
変化し、導通期間ｔ１が短、長に変化して、モータ速度
が低、高に変化する。したがって、使用の始めに、たと
えばシャワーでＶＨ２で水勢を所要に定め、次にビデで
ＶＲＩで水勢を所定に定め、次にシャワーでＶＨ２で水
勢を所要に定めるという具合に、シャワーにおけるＶＲ
２調整と、ビデにおけるＶＲＩ調整とを交互に行なって
、両方共に満足する水勢になったところで水勢゛調整を
終了する。その後の使用においては、ＶＨ２とＶＲＩの
一方又は両方で適宜に調整してもよい。

付勢禁止回路１００の動作を第５図に示す。第５図を参
照して説明する。まずスイッチＳＢ１がシャワー側に接
続されている場合、電圧ｖ１が低レベルＬ・（トランジ
スタＱ１のエミッタをアースレベルとした場合）となり
、１ヘランジスタＱ１がオフし、電圧ｖ２が高レベルＨ
である。したがってコンデンサＣａが充電状態にあり電
圧ｖ３がＨである。トランジスタＱ２がオンするので電
圧ｖ４がしてあり、トランジスタＱ３がオフし、電圧ｖ
５はＨである。この状態では他の回路が正常に動作して
ＩＣＩの出力端２に第４ｂ図に示すような２値信号が現
われ、トライアックＴ１がポンプモータ３に所定の電力
を供給する。すなわちモータ３が駆動され、温水ダンク
４に水圧が加わる。

スイッチＳＢＩがビデに切り換わると、電圧■１がＨに
反転し、トランジスタＱ２がオンするので電圧ｖ２はＬ
になる。これによって、コンデンサＣａの電荷が抵抗器
ＲｈおよびトランジスタＱ１を介して急速に放電され、
電圧ｖ３は略０■になる。したがってトランジスタＱ２
がオフするが、電圧Ｖ２がＬであるので電圧ｖ４もして
ある。トランジスタＱ３はオフし、ポンプモータ３は駆
動される。

スイッチＳＢＩがビデからシャワーに明り換わると、電
圧ｖ１がＬに反転し、トランジスタＱ１がオフする。こ
れによって電圧■２がＨとなり、抵抗器ＲａおよびＲｂ
を介してコンデンサＣａに電流が流れＣａが少しずつ充
電される。電圧■３は抵抗器Ｒａ、、Ｒｈの抵抗値およ
ｑコンデンサＣａの静電容置で定まる時定数で指数関数
状に上昇する。電Ｅ：、Ｖ　３が所定値ＶｏｎＱ２以下
であると、トランジスタＱ２はオフで、ある。この状態
で電圧■２が１−１であるので、電圧■４がトＩとなり
、１−ランジスタＱ３がオンする。１−ランジスタＱ３
がオンすると、電圧Ｖ５がＬとなり、１〜ランジスタＴ
５をオフとして強勢的にモータ（＝Ｉ勢を禁止する。

所定時間を経過すると、電圧Ｖ３がｖｏｎＱ２に達し、
トランジスタＱ２がオンに反転するので電圧■４がＬに
反転し、トランジスタＱ３をオフしてモータ付勢禁止を
解除する。

すなわち、第２ｂ図に示すビデ状態（女性局部洗浄モー
ド）でシャワー操作ボタンＷＪＳが押されると、モータ
３が一時的に消勢状態となるので。

洗浄機構５の第１温水入力ボート８ａおよび第２温水入
力ボート８ｂに印加される圧力が零となる。

したがってこの間に洗浄＊摺５が第１図の状態に戻り、
中間中空アーム９の部材９ａが、第１温水入力ボート８
ａに至る流路と第２温水入力ボート８ｂに至る流路とを
分離する。またシャワー操作ボタンＷＪＳが押されると
、スイッチＳＢ２がシャワー側に切り換わってソレノイ
ドＳＬの通電を断つので、電磁弁６が閉となる。

したがって、所定時間を経過して再びポンプモータ３が
付勢されると、第１温水入力ボート８ａのみに圧力が加
わり、消勢状態からシャワー操作を行なう場合と同様に
、第２ａ図のようにノズルＩＯが押し出され、肛門洗浄
位置にノズル孔１０ａが位置決めされる。

上記実施例では、特定のスイッチ操作がある場合に圧力
源を駆動するモータを停止する構成としだが、少なくと
ももう１つの電磁弁を追加して、第１温水入カポ−１〜
８ａの手前で流路を切り換えるように構成してもよい。

また実施例では、抵抗器とコンデンサを用いたアナログ
回路で時定数回路を構成しているが、パルス発信器およ
びカウンタを用いたデジタル回路でも本発明を実施しう
るし、たとえばマイクロコンピュータを用いる場合には
、ラフ１〜ウエアで時間のカウントを行なっても同様に
本発明を実施しうる。

以」−のとおり本発明によれば、比較的簡単な構成の４
！＆楢で複数部位を洗浄しうる洗浄装置を実現でき、し
かも洗浄機構がどのような状態にあっても、使用者は簡
単なスイッチ操作で好みの動作モードを指定しうる。

【図面の簡単な説明】 第１図は、本発明実施するシャワー１〜イレの洗浄装置
の構成概略な示すブロック図である。 第２ａ図および第２ｂ図は、それぞれ第１図に示す洗浄
機構５の異なる状態を示す縦断面図である。 第３図は、第１図の電子＋ｌｉｊ制御装置７の構成を示
す電気回路図である。 第４ａ図は、第３図の■Ｃ工の構成を示すブロック図で
ある。 第４ｂ図および第５図は、第３図の回路動作を示すタイ
ミングチャー１〜である。 １：貯水タンク　　　　２：給水ポンプ３：ポンプモー
タ　　　４：温水タンク５：洗浄機構　　　　　６：電
磁弁 ７：電子制御装置 ８：ノズルハウジング（第３の中空アー１１）９：中間
中空アーム（第２の中空アーム）１０：ノズル（第１の
中空アーム） Ｉ　Ｌ、１２．　１０ｃ　：圧縮コイルスプリング１３
：補助ノズル ＳＬ：電磁弁６のソレノイド 特許出願人　アイシン精機株式会社 代理人　弁理士　杉信ｉ庖（財）ｈ

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）少なくとも２つの出力ポートを備える圧力源； 圧力源の複数の出力ポートに接続され、ノズル孔を有す
   る第１の中空アーム、第１の中空アームを摺動自在に支
   持する第２の中空アームおよび第２の中空アームを摺動
   自在に支持する第３の中空アームを備える洗浄機構； スイッチ手段；および スイッチ手段の動作に応じて少なくとも２種の付勢指示
   状態を判別し、第１のイーＪ勢指示状態においては圧力
   源の第１の出カポ−１〜に所定圧力が発生する付勢設定
   とし、第２の付勢指示状態においては圧力源の第２の出
   力ポートに所定圧力を発生する付勢設定とし、第２の付
   勢指示状態から第１の付勢指示状態に変わると、一時的
   に圧力源の第１の出カポ−１−および第２の出力ポート
   の圧力を低下させる設定とした後で、第１の出力ポート
   に所定圧力を発生する付勢設定とする、電子制御装置； を備える局部洗浄装置。
2. （２）圧力源は、圧力室と第２の出力ポートとの間に接
   続した＠磁弁と、モータとを備え、電子制御装置は、ス
   イッチ手段の状態が付勢禁止状態から第１の付勢指示状
   態もしくは第２の付勢指示状態になるとモータを付勢し
   、第２の付勢指示状態になると電磁弁を開とし、第２の
   付勢指示状態から第［の付勢指示状態に変化すると、電
   磁弁を閉とし、モータを所定時間消勢した後で付勢する
   、前記特許請求の範囲第（１）項記載の局部洗浄装置。
3. （３）電子制御装置は、コンデンサと抵抗器とを含む時
   定数回路を備える、前記特許請求の範囲第（１）項又は
   第（２）項記載の局部洗浄装置。