JPS59138607A - 消波堤の構築方法 - Google Patents
消波堤の構築方法Info
- Publication number
- JPS59138607A JPS59138607A JP1309183A JP1309183A JPS59138607A JP S59138607 A JPS59138607 A JP S59138607A JP 1309183 A JP1309183 A JP 1309183A JP 1309183 A JP1309183 A JP 1309183A JP S59138607 A JPS59138607 A JP S59138607A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hull
- wave
- breakwater
- scrapped
- scrap
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000010276 construction Methods 0.000 title abstract description 8
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 22
- 238000000034 method Methods 0.000 claims abstract description 15
- 238000005553 drilling Methods 0.000 claims description 4
- 238000009434 installation Methods 0.000 claims 2
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 7
- 239000004567 concrete Substances 0.000 description 3
- 239000002689 soil Substances 0.000 description 3
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000004568 cement Substances 0.000 description 2
- 230000006378 damage Effects 0.000 description 2
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 2
- 230000007613 environmental effect Effects 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 239000004576 sand Substances 0.000 description 2
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 2
- 241000251468 Actinopterygii Species 0.000 description 1
- 230000008033 biological extinction Effects 0.000 description 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 1
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 1
- 239000013535 sea water Substances 0.000 description 1
- 238000003902 seawater pollution Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E02—HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
- E02B—HYDRAULIC ENGINEERING
- E02B3/00—Engineering works in connection with control or use of streams, rivers, coasts, or other marine sites; Sealings or joints for engineering works in general
- E02B3/04—Structures or apparatus for, or methods of, protecting banks, coasts, or harbours
- E02B3/06—Moles; Piers; Quays; Quay walls; Groynes; Breakwaters ; Wave dissipating walls; Quay equipment
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Environmental & Geological Engineering (AREA)
- Ocean & Marine Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Civil Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Revetment (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、港湾の入口や造船所あるいは養魚場の沖合等
に設けられる防波堤とか、岸壁に設けられる護岸堤とし
て設置される消波堤の全く新規な構築方法に関する。
に設けられる防波堤とか、岸壁に設けられる護岸堤とし
て設置される消波堤の全く新規な構築方法に関する。
従来、かかる消波堤を構築するのKは、海中での極めて
大規模な工事を必要とすると共に、多大な材料(土、セ
メント、鋼材等)を必要とするために、莫大な工費を要
するばかシで無く、付近の山から土砂を大量に採取した
シ、あるいは、付近の海水を土やセメント等で甚しく汚
染してしまうという環境破壊を引き起こす重大な欠点が
あった。
大規模な工事を必要とすると共に、多大な材料(土、セ
メント、鋼材等)を必要とするために、莫大な工費を要
するばかシで無く、付近の山から土砂を大量に採取した
シ、あるいは、付近の海水を土やセメント等で甚しく汚
染してしまうという環境破壊を引き起こす重大な欠点が
あった。
本発明は、上記したような欠点を解消することを目的と
してなされたものである。
してなされたものである。
先ず、本発明の実施例を図面に基いて説明する。
第1図および第2図は、海岸に位置する造船所(Dの沖
合に本発明方法によシ消波堤(2)を構築したものであ
シ、スクラップ船(中型あるいは大型オイルタンカーな
ど)の−隻の船体(3)を、波の山谷の中間面である仮
想平水面(ト)または可能な場合には実際の平水面の上
下両側に亘る状態に、海底(ハ)に載置すると共に係船
索(4)・・およびアンカー(5)・・によって係留固
定しである。尚、この船体(3)は、図示のように、そ
の長手方向が波の進行方向(ト)とほぼ直交するように
設置されているが、若干傾斜させて配置してもよい。ま
た、船体(3)設置箇所の水深が船体(3)上下高さの
割に深すぎる場合には、第3図に示すように、予めコン
クリートブロックを沈める等して基台(6)を構築して
おけばよい。
合に本発明方法によシ消波堤(2)を構築したものであ
シ、スクラップ船(中型あるいは大型オイルタンカーな
ど)の−隻の船体(3)を、波の山谷の中間面である仮
想平水面(ト)または可能な場合には実際の平水面の上
下両側に亘る状態に、海底(ハ)に載置すると共に係船
索(4)・・およびアンカー(5)・・によって係留固
定しである。尚、この船体(3)は、図示のように、そ
の長手方向が波の進行方向(ト)とほぼ直交するように
設置されているが、若干傾斜させて配置してもよい。ま
た、船体(3)設置箇所の水深が船体(3)上下高さの
割に深すぎる場合には、第3図に示すように、予めコン
クリートブロックを沈める等して基台(6)を構築して
おけばよい。
前記船体(3)の両側壁部の平水面(f′)の上下両側
に亘る所定範囲(想定波高から定められる)には多数の
孔(7)・・が穿設されている。尚、この孔(7)・・
は船体(3)を所定箇所に設置する前に穿設してもよく
、あるいは、設置後に穿設してもよい。前者の場合には
、例えばドックや船台で穿設工事を行なえるから、海中
での穿設工事を行なう場合のような困難性が無いという
利点が有り、後者の場合には、所定箇所まで船体(3)
を曳航する間に浸水して沈没してし゛まうという恐れが
無いので、曳航距離が長い場合に適するものである。
に亘る所定範囲(想定波高から定められる)には多数の
孔(7)・・が穿設されている。尚、この孔(7)・・
は船体(3)を所定箇所に設置する前に穿設してもよく
、あるいは、設置後に穿設してもよい。前者の場合には
、例えばドックや船台で穿設工事を行なえるから、海中
での穿設工事を行なう場合のような困難性が無いという
利点が有り、後者の場合には、所定箇所まで船体(3)
を曳航する間に浸水して沈没してし゛まうという恐れが
無いので、曳航距離が長い場合に適するものである。
前記船体(3)側壁部の孔(7)・・穿設範囲に対する
孔(7)・・の全開孔比は、理論的には、100 S未
満であれば足りるのであるが、後記する実験結果から明
らかなように、消波性能、必要な係留力あるいは船体強
度等を総合的に勘案すれば、2096〜4oチ、即ち、
30%前後が適当であることが判った。
孔(7)・・の全開孔比は、理論的には、100 S未
満であれば足りるのであるが、後記する実験結果から明
らかなように、消波性能、必要な係留力あるいは船体強
度等を総合的に勘案すれば、2096〜4oチ、即ち、
30%前後が適当であることが判った。
次に、本発明方法により構築される消波堤の基本的な消
波性能および必要な係留力等を調べるために行なった模
型実験について説明する。
波性能および必要な係留力等を調べるために行なった模
型実験について説明する。
この実験は言酌西日本流体技研の潮流兼波浪水槽におい
て、南米にある造船所に対して構築すべき消波堤を想定
して賜のスケールモデルを製作して行なったものである
。
て、南米にある造船所に対して構築すべき消波堤を想定
して賜のスケールモデルを製作して行なったものである
。
第4図および第5図は実験設備の概略を示し、(8)は
全長15mの潮流兼波浪水槽、(9)はプランジャ一式
造波機、りのは送風機、同は 海底模型、q′)は造船
所模型、そして、(3′意消波堤(2′)としてのスク
ラップ船体模型(約2m)であり、また、αpは造波機
(9)の発生する深水部入射波(Wl)の波高()(1
)を計測するための水位計、Oはスクラップ船体模型(
3′)に対する浅水部(水深o、tm)入射波(W2)
の波高(HJを計測するための水位計、a3はスクラッ
プ船体模型(3′冷通過した透過波(W3)の波高(H
3)を計測するだめの水位計、α4はスクラップ船体模
型(3′)に作用する水平方向力(漂流力)および上下
方向力(揚力)を計測するための2次元検力針 Q’5
) 、 (lfR。
全長15mの潮流兼波浪水槽、(9)はプランジャ一式
造波機、りのは送風機、同は 海底模型、q′)は造船
所模型、そして、(3′意消波堤(2′)としてのスク
ラップ船体模型(約2m)であり、また、αpは造波機
(9)の発生する深水部入射波(Wl)の波高()(1
)を計測するための水位計、Oはスクラップ船体模型(
3′)に対する浅水部(水深o、tm)入射波(W2)
の波高(HJを計測するための水位計、a3はスクラッ
プ船体模型(3′冷通過した透過波(W3)の波高(H
3)を計測するだめの水位計、α4はスクラップ船体模
型(3′)に作用する水平方向力(漂流力)および上下
方向力(揚力)を計測するための2次元検力針 Q’5
) 、 (lfR。
Q7) 、 Q8a夫k 前記各水位計(II) 、
(12、(Il−J:び検力針αaに対するアンプ、そ
して、鰻は記録装置である0 第6図(イ)、(ロ)、(ハ)、に)は、本実験に用い
たスクラップ船体模型(1’)のバリエーションを示し
、夫々、前記開孔比が0チ、12.5%(孔数312個
)、25チ(孔数624個)、37.5係(孔数936
個)に設定されている。尚、これらのスクラップ船体模
型(3′)の孔(7′)・・を穿設し元範囲は、実験に
おける最大入射波高がo、osmであることから仮想平
水面の上下両側に0.05 mづつ、つまり、上下両側
で0.1 mの範囲としである。
(12、(Il−J:び検力針αaに対するアンプ、そ
して、鰻は記録装置である0 第6図(イ)、(ロ)、(ハ)、に)は、本実験に用い
たスクラップ船体模型(1’)のバリエーションを示し
、夫々、前記開孔比が0チ、12.5%(孔数312個
)、25チ(孔数624個)、37.5係(孔数936
個)に設定されている。尚、これらのスクラップ船体模
型(3′)の孔(7′)・・を穿設し元範囲は、実験に
おける最大入射波高がo、osmであることから仮想平
水面の上下両側に0.05 mづつ、つまり、上下両側
で0.1 mの範囲としである。
さて、上記設備を用いて行なった実験の結果について以
下に説明する。尚、実験結果は全て実際のスケールに換
算した数値で示す。その換算は、フルードの相似則に従
っている。波を支配する因子としては、重力および慣性
力がその他の因子に比べて極めて大きいので、かかる手
法は水力学の分野で一般に用いられているものである。
下に説明する。尚、実験結果は全て実際のスケールに換
算した数値で示す。その換算は、フルードの相似則に従
っている。波を支配する因子としては、重力および慣性
力がその他の因子に比べて極めて大きいので、かかる手
法は水力学の分野で一般に用いられているものである。
第7図は、無風状態(風速Vが0)における開孔比と消
波効率との関係を示す。尚、消波効率はスクラップ船体
(3)に対する入射波(H2)と透過波(Ha)の比(
H4)で表わされる。この図から明らかなように開孔比
が50%以下で消波効率(H3/1.1□)が0.2〜
0.3と極めて高い消波性能が得られている。
波効率との関係を示す。尚、消波効率はスクラップ船体
(3)に対する入射波(H2)と透過波(Ha)の比(
H4)で表わされる。この図から明らかなように開孔比
が50%以下で消波効率(H3/1.1□)が0.2〜
0.3と極めて高い消波性能が得られている。
第8図は、風速■が14m/Be cの状態における開
孔比と消波効希(”/H,)との関係を示す。この場合
、無風状態に比べれば若干消波効率(H,<、、□)は
落ちる傾向が見られるが、実際上十分な消波性能が発揮
されている。
孔比と消波効希(”/H,)との関係を示す。この場合
、無風状態に比べれば若干消波効率(H,<、、□)は
落ちる傾向が見られるが、実際上十分な消波性能が発揮
されている。
上記の第7図および第8図に示す各消波効率(H3/H
2)には、スクラップ船体(3)の両端部から回析して
進入する回折波による効率低下分(少なくとる。
2)には、スクラップ船体(3)の両端部から回析して
進入する回折波による効率低下分(少なくとる。
第9図は、深水部分の入射波(Wl)の波高(Hl)と
浅水部分の入射波(W2)の波高(H2)との比を図示
しすことから、浅水波(W2)の波高(H2)は非常に
小さくなることが判る。従って、スクラップ船体(3)
を浅水域に設置することは極めて合理的かつ有効である
ことが判る。
浅水部分の入射波(W2)の波高(H2)との比を図示
しすことから、浅水波(W2)の波高(H2)は非常に
小さくなることが判る。従って、スクラップ船体(3)
を浅水域に設置することは極めて合理的かつ有効である
ことが判る。
第1θ図は、無風状態(V=O)における開孔比と水平
方向の波圧、即ち、漂流力(FX)との関係を示す。こ
れによると、開孔比が0%の場合に漂流力(F、〜)は
最大で1200 t −1400tであり、開孔比が3
7.5%になると漂流力(FX)は約600 シ〜80
0 t K半減することがわかる。
方向の波圧、即ち、漂流力(FX)との関係を示す。こ
れによると、開孔比が0%の場合に漂流力(F、〜)は
最大で1200 t −1400tであり、開孔比が3
7.5%になると漂流力(FX)は約600 シ〜80
0 t K半減することがわかる。
第11図は風速がある場合(■=14%ej)の開孔比
と漂流力(FX)との関係を示す。前記の風速が無い場
合(V=0 )に比べると、漂流力CFX)は全体的に
50℃〜100を大きくなっているが、これはよく知ら
れた風圧の計算式F = CD−4ρy2Sから導かれ
る値と略々一致している。
と漂流力(FX)との関係を示す。前記の風速が無い場
合(V=0 )に比べると、漂流力CFX)は全体的に
50℃〜100を大きくなっているが、これはよく知ら
れた風圧の計算式F = CD−4ρy2Sから導かれ
る値と略々一致している。
第12図は、開孔比とスクラップ船体(3)にかかる波
による最大揚力(W、)との関係を示す。この図におい
て、設定波高即ち深水波(Wl)の波高(Hl)が3m
を越えると波による最大揚力(Wl)が負になっている
が、これは、波が完全に破波しているために船体(3)
を下方に押し下げる力として作用するためであると思わ
れる。
による最大揚力(W、)との関係を示す。この図におい
て、設定波高即ち深水波(Wl)の波高(Hl)が3m
を越えると波による最大揚力(Wl)が負になっている
が、これは、波が完全に破波しているために船体(3)
を下方に押し下げる力として作用するためであると思わ
れる。
第13図は、風がある場合(V = 14”As e
c )における開孔比とスクラップ船体(3)に対して
必要な係留力りとの関係を示す。なお、係留力0の計算
式は下記の通りである。
c )における開孔比とスクラップ船体(3)に対して
必要な係留力りとの関係を示す。なお、係留力0の計算
式は下記の通りである。
p=px−μ(”o”+)
ここでW。は船体(3)に作用する重力であり、μは船
体(3)と海底0との間の摩擦係数であって、約0.d
として計算している。この図から、開孔比が0%で最大
係留力0(約900t)を必要とし、開孔比が小さくな
るにつれて必要な係留力0は小さくなシ、開孔比が40
−以上で係留力(ト)を必要としなくなることが判る。
体(3)と海底0との間の摩擦係数であって、約0.d
として計算している。この図から、開孔比が0%で最大
係留力0(約900t)を必要とし、開孔比が小さくな
るにつれて必要な係留力0は小さくなシ、開孔比が40
−以上で係留力(ト)を必要としなくなることが判る。
しかしながら、前述した消波性能の点や、船の強度や重
量(開孔比を大きくすると軽くなる)の点を総合的に勘
案すると、開孔比を30−前後として300を程度の係
留力を発揮し得る係船設備(係船索およびアンカー)に
よってスクラップ船体(3)を係留しておくのが適当で
あろう。
量(開孔比を大きくすると軽くなる)の点を総合的に勘
案すると、開孔比を30−前後として300を程度の係
留力を発揮し得る係船設備(係船索およびアンカー)に
よってスクラップ船体(3)を係留しておくのが適当で
あろう。
第14図(イ)、(ロ)は、スクラップ船体(3)の船
長幅)と、その背後に回析する波の回折係数(回折波高
と入射波高の比)との関係を比較する為の図である。
長幅)と、その背後に回析する波の回折係数(回折波高
と入射波高の比)との関係を比較する為の図である。
(ロ)は、(イ)の場合に比べて船長■を2倍にした場
合を示したものであるが、この場合には波の回折係数が
01以内の範囲が(イ)の場合よりも相当広くなってお
り、従って、スクラップ船体(3)を造船所(1)にそ
れほど接近させること無く、造船所(1)に達する回折
波を少なくでき、その分だけ消波効率C”−’VH)を
向上させることができる。このことは−造船所(1)か
らの船の人出家の防げにならない、という意味から重要
である。
合を示したものであるが、この場合には波の回折係数が
01以内の範囲が(イ)の場合よりも相当広くなってお
り、従って、スクラップ船体(3)を造船所(1)にそ
れほど接近させること無く、造船所(1)に達する回折
波を少なくでき、その分だけ消波効率C”−’VH)を
向上させることができる。このことは−造船所(1)か
らの船の人出家の防げにならない、という意味から重要
である。
第15図は、上記第14図から得られた知見を利用した
、本発明方法の別実施例を示し、複数隻のスクラップ船
体(3)・・を、その長手方向に互いに隣接する状態に
設置して消波堤を構築したものである。
、本発明方法の別実施例を示し、複数隻のスクラップ船
体(3)・・を、その長手方向に互いに隣接する状態に
設置して消波堤を構築したものである。
そして、より一層の波回折防止を図るために、長手方向
両端の2隻(3) 、 (3)を波の進行方向内上手側
に傾斜する状態に設置しである。
両端の2隻(3) 、 (3)を波の進行方向内上手側
に傾斜する状態に設置しである。
第16図は、更に別の実施例を示し、スクラップ船体(
3)の長手方向両端部またはその近くから波の進行方向
凶上手側に向って傾斜する状態に、コンクリートブロッ
ク等を沈めて成る比較的短い補助堤(拗、(社)を構築
することによって、波の回折を防止したものである。
3)の長手方向両端部またはその近くから波の進行方向
凶上手側に向って傾斜する状態に、コンクリートブロッ
ク等を沈めて成る比較的短い補助堤(拗、(社)を構築
することによって、波の回折を防止したものである。
以上要するに、本発明による消波堤の構築方法は、スク
ラップ船の船体を仮想または実際の平水面の上下両側に
亘る状態に設置することを基本的特徴とするものである
。
ラップ船の船体を仮想または実際の平水面の上下両側に
亘る状態に設置することを基本的特徴とするものである
。
この特徴による効果は下記の通シである。
即ち、スクラップ船を所定の箇所に曳航して、その船体
を平水面を挾む所定の高さに設置するだけの非常に簡単
なかつ短時間の工事でもって消波堤を構築できるのみな
らず、従来のように土砂やコンクリートや鋼材等の高価
につく材料を殆ど用いずに、既に不要となシ、シかもそ
の処理に苦慮することさえあるスクラップ船を有効に利
用する工法であるから、全体として極めて容易かつ安価
に消波堤を構築できるに至った。ま庭、従来のような付
近の環境破壊(山からの大量土砂採取や海水汚染等)を
引起すことも無くなる利点がある。
を平水面を挾む所定の高さに設置するだけの非常に簡単
なかつ短時間の工事でもって消波堤を構築できるのみな
らず、従来のように土砂やコンクリートや鋼材等の高価
につく材料を殆ど用いずに、既に不要となシ、シかもそ
の処理に苦慮することさえあるスクラップ船を有効に利
用する工法であるから、全体として極めて容易かつ安価
に消波堤を構築できるに至った。ま庭、従来のような付
近の環境破壊(山からの大量土砂採取や海水汚染等)を
引起すことも無くなる利点がある。
第1図および第2図は本発明による消波堤の構築方法の
基本的実施例を示し、第1図は側断面図、第2図は平面
図であり、第3図は別実施例の側断面図である。そして
、第4図および第5図は模型実験設備を示す一部断面概
略側面図および平面図であり、第6図(イ)、(ロ)、
(ハ)、に)はスクラップ船体模型のバリエーションを
示す側面図である。また、第7図ないし第14図(イ)
、(ロ)は各種実験から得られた結果を示すグラフであ
る。そして、第15図はまた別の実施例を示す平面図で
あり、第16図は更に別の実施例を示す平面図である。 (3)・・・ζ・・スクラップ船の船体、(7)・・・
・・・孔、(社)・・・・・・波回析防止用補助堤、(
ト)・・・・・・平水面、■・・・・・・波の進行方向
。 (−) i2嗅1勅!イ=二======→漣]第7図 第8m 贋札M:(ゲV F14図 (イン 第15図 都4C 第16図
基本的実施例を示し、第1図は側断面図、第2図は平面
図であり、第3図は別実施例の側断面図である。そして
、第4図および第5図は模型実験設備を示す一部断面概
略側面図および平面図であり、第6図(イ)、(ロ)、
(ハ)、に)はスクラップ船体模型のバリエーションを
示す側面図である。また、第7図ないし第14図(イ)
、(ロ)は各種実験から得られた結果を示すグラフであ
る。そして、第15図はまた別の実施例を示す平面図で
あり、第16図は更に別の実施例を示す平面図である。 (3)・・・ζ・・スクラップ船の船体、(7)・・・
・・・孔、(社)・・・・・・波回析防止用補助堤、(
ト)・・・・・・平水面、■・・・・・・波の進行方向
。 (−) i2嗅1勅!イ=二======→漣]第7図 第8m 贋札M:(ゲV F14図 (イン 第15図 都4C 第16図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 ■ スクラップ船の船体(3)を仮想または実際の平水
面(P)の上下両側に亘る状態に設置することを特徴と
する消波堤の構築方法。 ■ 前記船体(3)をその長手方向が波の進行方向凶に
ほぼ直交する状態に配置することを特徴とする特許請求
の範囲第0項に記載の方法。 ■ 前記船体(3)を設置する前または設置した後に、
その設置船体(3)側壁部の前記平水面(P)の上下両
側−に亘る範囲に多数の孔(7)・・を穿設することを
特徴とする特許請求の範囲第0項または第0項に記載の
方法。 ■ 前記船体(3)側壁部の孔(7)・・穿設範囲に対
する孔(7)・・の全開孔比を20チ〜40eIbにす
ることを特徴とする特許請求の範囲第0項に記載の方法
。 ■ 前記スクラップ船の船体(3)をその長手方向に複
数隻隣接する状態に設置することを特徴とする特許請求
の範囲第0項から第0項の倒れかに記載の方法〇 ■ 前記複数隻の設置船体(3)・・のうち両端の2隻
(3)。 (3)を波の進行方向囚上手側に傾斜させて設置するこ
とを特徴とする特許請求の範囲第0項に記載の方法。 ■ 前記設置船体(3)の長手方向両端部またはその近
くから波の進行方向(3)上手側に向かって傾斜する波
回折防止用補助堤(み、■を連設することを特徴とする
特許請求の範囲第0項から第0項の何れかに記載の方法
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1309183A JPS59138607A (ja) | 1983-01-27 | 1983-01-27 | 消波堤の構築方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1309183A JPS59138607A (ja) | 1983-01-27 | 1983-01-27 | 消波堤の構築方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59138607A true JPS59138607A (ja) | 1984-08-09 |
Family
ID=11823486
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1309183A Pending JPS59138607A (ja) | 1983-01-27 | 1983-01-27 | 消波堤の構築方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59138607A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013204265A (ja) * | 2012-03-27 | 2013-10-07 | Nishimatsu Constr Co Ltd | 海中構造物の転倒及び滑動を防止する方法 |
JP2015524521A (ja) * | 2012-07-16 | 2015-08-24 | テクニオン リサーチ アンド デベロップメント ファウンデーション リミテッド | エネルギー減衰体 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57137511A (en) * | 1981-02-16 | 1982-08-25 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Breakwater |
-
1983
- 1983-01-27 JP JP1309183A patent/JPS59138607A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57137511A (en) * | 1981-02-16 | 1982-08-25 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Breakwater |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013204265A (ja) * | 2012-03-27 | 2013-10-07 | Nishimatsu Constr Co Ltd | 海中構造物の転倒及び滑動を防止する方法 |
JP2015524521A (ja) * | 2012-07-16 | 2015-08-24 | テクニオン リサーチ アンド デベロップメント ファウンデーション リミテッド | エネルギー減衰体 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Cacchione et al. | Rippled scour depressions on the inner continental shelf off central California | |
US4014177A (en) | Marine pier having deeply submerged storage container | |
Sundar | Ocean wave mechanics: Applications in marine structures | |
CN1442342A (zh) | 水下软体排铺设工程船及水下软体排铺设工艺 | |
Sorensen | Water waves produced by ships | |
Deepak et al. | Development and testing of underwater mining systems for long term operations using flexible riser concept | |
GB1564103A (en) | Breakwater | |
Carr | Mobile breakwaters | |
JPS59138607A (ja) | 消波堤の構築方法 | |
Raju et al. | Concrete Caisson For Also Kw Wave Energy Pilot Plant: Design, Construction And Installation Aspects | |
CN108832551A (zh) | 岩基海床高压海缆敷设和保护方法 | |
Gourlay | Wave set-up and wave-generated currents on coral reefs | |
JPH06212606A (ja) | 浮桟橋および水上浮構造物の係留柱 | |
JPH0213684B2 (ja) | ||
Uda et al. | Beach changes caused by offshore dredging | |
Bijker | Coastal Engineering and Offshore Loading Facilities. | |
Wuebben | Effect of vessel size on shoreline and shore structure damage along the Great Lakes connecting channels | |
Raichlen | Discussion of “Armor Stability of Overtopped Breakwater” | |
Cox et al. | Construction of Cape Peron ocean outlet Perth, Western Australia. | |
JP3010274B2 (ja) | 移動式防波堤の構造及びその設置方法 | |
Ehrlich et al. | COASTAL STRUCTURES HANDBOOK SERIES BREAKWATERS, JETTIES AND GROINS | |
Gaither et al. | All-Weather Tanker Terminal for Cook Inlet, Alaska | |
Hales et al. | Guidance and lessons learned from monitoring completed navigation projects | |
Coastal Engineering Research Council | Abstracts of Papers, Tenth Conference on Coastal Engineering | |
Allardice | The underscour of rubble mound breakwaters by wave action |