JPS59125899A - 酵素法による直接ビリルビン測定用試薬および測定法 - Google Patents

酵素法による直接ビリルビン測定用試薬および測定法

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JPS59125899A
JPS59125899A JP57230125A JP23012582A JPS59125899A JP S59125899 A JPS59125899 A JP S59125899A JP 57230125 A JP57230125 A JP 57230125A JP 23012582 A JP23012582 A JP 23012582A JP S59125899 A JPS59125899 A JP S59125899A
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    • C12Q1/00Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions
    • C12Q1/26Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions involving oxidoreductase

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は酵素法による直接(抱合)型ビl) )レビン
の測定用試薬ならびに測定法に関する。
ビリルビンは生体内色素の代表的なもので主として老廃
赤血球の崩壊により生成される血色素より作られる。こ
の遊離型ビリルビンは蛋白結合型となったり、または肝
臓のミクロソームでビリルビンの抱合酵素によって抱合
型ビIJ )レビンとなり、肝細胞より胆汁中に排泄さ
れ、さらに腸管内に移行する。腸管内に移行したビIJ
 )レビンは一部吸収され腸および肝臓を循環するが大
部分はウロビリン体となって体外に排泄される。血清ビ
リルビンの」1昇は、この生成から排泄への流れに障害
または変化が生じたことによるもので、その上昇がひど
くなれは黄痘症状を起ず。したがって、血清ビリルビン
を測定することにより、例えは肝胆道系疾患などの診断
に利用でき、臨床上古くがら採用されている。
ところで、ビリルビンには、上述したとおり、遊離型お
よび蛋白結合型(非抱合型または間接型ともいう)と直
接型(抱合型ともいう)とがあり、直接型ビリルビン(
以下、単に直接ビリルビンという)は遊離(間接)型ビ
リルビン(以下、間接ビリルビンという)の側鎖のプロ
ピオン基にグルクロン酸が結合したもので、1個のみ結
合したもの(モノグルクロナイド)と2個結合したもの
(ジグルクロナイド)の2種類がある。これら直接ビリ
ルビンと間接ビリルビンを合せて総ビリルビンと称して
いる。
一般に臨床検査で測定されるビリルビンは総ビリルビン
と直接ビリルビンであり、間接パ1リルビンはこれらの
差として求められている。これら2つの型のビリルビン
と病態との関係は、例えば急性閉塞性黄痘では血中に直
接ビリルビン(ジグルクロナイド)が、肝実質性黄痘(
肝細胞の破壊)では直接ビリルビン(モノグルクロナイ
ド)が、また溶血性黄痘では間接ビリルビンが増加する
このように、例えは黄痕の鑑別診断の指標としても総ビ
リルビンとともに直接ビリルビンの測定が不可欠である
従来技術 このような血清ビリルビンの測定法としては、一般に、
エヘリンーマロイ(Evelyn−Malloy)らに
よるジアゾ試薬による比色法−が採用されているが、こ
の方法では直接ビリルビンのうちジグルクロナイドはジ
アゾ反応が速やかに進行しくそのため、このものを1分
ビリルビンとも称す)、一方モノグルクロナイドは反応
が遅く(そのため遅延直接反応ビリルビンとも呼ばれる
)、そのためジアゾ反応時間を正確に規定しないと直接
ビリルビンの正確かつ精密な測定ができない欠点を有し
ている。
最近、酵素を用いたビリルビンの測定法が開発され、例
えば、ヤコブソンらによる過酸化水素とパーオキシダー
ゼによる方法〔Jacobson、G、 &Wennb
erg、R,P+、CI in、Chem、、 20 
、783 (1974)を参照〕、タイ−ウィン・つら
によるきのこ由来のビリルビンオキシダーゼを用いるビ
リルビンの黄色色調の減少を測定する方法(特開昭56
−27656号)があり、さらに村尾らはビリルビンオ
キシダーゼがミロセシウム属(MyroLhecium
)の微生物より得られることを報告しティる(Mura
o、S、& Tanaka、 N、、 Agrical
 。
Biol、Chem、、 −45、2383(1981
)および特開昭57−159487号を参照〕。
このような酵素法はビリルビン測定の正確性、分析精度
などの点で優れたものではあるが、これでは一般に総ビ
リルビンのみを測定しており、直接ビリルビンは測定で
きていない。この酵素法による直接ビリルビンの測定に
関(−1高阪らは、上記村尾らによるミロセシウム属由
来めゼリルビンオキシダーゼを用い、pH8,6にてド
°デシル硫酸ナトリウム(SDS)またはコール酸ナト
リウムの存在下または不存在下に反応させてそれぞれ総
ビリルビンと直接ビリルビンを測定し得たと報告してい
る〔高阪彰ら、臨床病理、−夫」−〔補則〕、123(
1982)を参照〕。しかしながら、この方法による直
接ビリルビン測定はビリルビンオキシダーゼが蛋白結合
型ビリルビンには全く作用しないことに基づいているが
、本発明者らの追試によれは全く作用しないとはいい難
い。
発明の目的 上記のような事情のもとに、本発明者らは、酵素、とく
にミロセシウム属由来のビリルビンオキシダーゼを用い
て直接ビリルビンを正確かつ効率的に測定する方法を見
い出すべく種々研究を重ねり結果、このビリルビンオキ
シダーゼの至適pHは80付近にあるが、これを低pH
領域、ことにpi−13,5〜4.5の範囲で反応させ
ることにより所望の直接ビリルビンが測定し得ることを
見い出し、本発明を完成するに到った。
すt工わち、本発明は、ビリルビンオキシダーゼ、こと
にミロセシウム属由来のビリルビンオキシダーゼを用い
た酵素法による直接ビリルビンの測定法ならびにその測
定用試薬を提供するものである。
発明の構成および効果 本発明による直接ビリルビンの測定は、ビリルビン含有
検体にビリルビンオキシダーゼを作用させて黄色のビリ
ルビンを酸化して緑色のビリベルジンに変換させ、それ
によるビリルビンの黄色の減少を比色法にて測定するこ
とにより行なわれ、その際、pH値を3.5〜45に調
節することにより遊離型である間接ビリルビンは反応せ
づ”、抱合型の直接ビリルビンのみがはゾ完全に酸化さ
れるため、その比色定量により直接ビリルビンを高精度
にて直接測定し得る。
本発明による直接ビリルビンの測定には、ビリルビンオ
キシダーゼを所定のp H値、すなわちPt1.3.5
〜4.5、好ましくは約40にある緩衝液に溶解させ、
これにビリルビン含有の血清検体を反応させたのち常法
により比色定量する。この反応は通常の条件下に行なわ
れ、例えは温度25〜45°C1好ましくは37°Cに
て、10〜30分間、好ましくは15分間程度行なう。
用いられる緩衝液としてはpH3,5〜4.5のもので
あればよく、例えばクエン酸−リン酸緩衝液、クエン酸
−酢酸緩衝液、クエン酸−クエン酸すトリウム緩衝液、
クエン酸−乳酸緩衝液、クエン酸−酒石酸緩衝液、酒石
酸−水酸化す) IJウム緩衝液、酒石酸−乳酸緩衝液
、酒石酸−リン酸緩衝液などが挙けられる。これに配合
するビリルビンオキシダーゼは、通常、1〜10単位/
テスト、好ましくは2〜5単位/テストの用量で用いら
れる。
なお本発明者らの研究lこよれば、フェリシアン化カリ
ウムの併用によりビリルビンオキシダーゼの用量を低減
することができることを見い出しており、例えばフェリ
シアン化カリウム10〜500μM/テストを併用すれ
ばビリルビンオキシダーゼの用量を0.025〜1単位
/テストとすることができる。
比色量11′Cは常法によって行なわれ、例えは、市販
の分光范度計(例えは島津220型ダブルビーム分光光
度計)を用い、波長46 OnInにて精製水を対照に
して光学的密度を測定する。なお、この際、対照として
一定量(既知濃度)の直接ビリルビン含有血清(以下、
標準ビリルビンという)を用いて同様に光学的密度を測
定し、さらに盲検としてこれら検体血清および標準ピリ
ル゛ビンにビリルビンオキシダーゼを含まない緩衝液を
添加したものについて同様に光学的密度を測定し、これ
らのデータに基づいて下記式により検体血清中の直接ビ
リルビン濃度(mg/d7?>  を算出する。
ヱい1コ、AB:検体血清の光学的密度(盲検)AT:
  検体血清の光学的密度(酵素反応したもの)ASB
: 標準ビリルビンの光学的密度(盲検)AST: 標
準ビリルビンの光学的密度(酵素反応したもの) X : 標準ビリルビン中の直接ビリルビン濃度(mV
de)上記測定操作をさらに具体的に説明す−ると、検
体盲検として検体血清に緩衝液(例えば100mMクエ
ン酸−リン酸緩衝液(’pa14.0 )を加え、これ
をインキュベートしく例えば37°C115分間)、こ
の溶液について精製水を対照にして460 nInの光
学的密度(A−B)を測定する。一方、検体血清に、」
−記と同じ緩衝液に所定単位のビリルビンオキシダーゼ
を溶かした酵素試液を加えて同様にインキュベートした
のち、同様に精製水を対照にして460 nmの光学的
密度(AT)を測定する。さらに標準および標準盲検と
して、検体血清の代りに標準ビリルビンを用い、上記′
と同様に緩衝液および酵素試薬を加えて、それぞれイン
キュベートしたのち、各溶液について精製水を対照にし
てそれぞれの光学的密度(ASBおよびAST)を測定
する。
本発明の直接ビリルビン測定用試薬は、通常、(i)ビ
リルビンオキシダーゼを含まない緩衝液、Φ)ビリルビ
ンオキシダーゼ含有酵素試薬、および (ii)−宙吊(既知濃度)の直接ビリルビン含有血清
(標準ビリルビン) からなるキットとして構成される。
つぎに本発明による直接ビリルビン測定効果を調べるた
めに、各種pH領域でのビリルビンの測定を行なった。
実験 酵素、試薬および分析機器: ビリルビンオキシダーゼとしてミ、ロセシウム属由来の
ビリルビンオキシダーゼ(大野製薬社製)〔以下、Bo
xと略称する〕を用い、緩衝液として、100 mMク
エン酸−リン酸緩衝液(p[13,0〜6.0)、10
0 mMリン酸緩衝液(pH6,5。
6.8 、7.0 、7.2オヨヒ’7.5 )、10
0mM)’Jス塩酸緩衝液(pfl 8.0 、8.5
および9o)、100m〜■炭酸緩衝液(pH9,5お
よび10.0)を用いた。直接ビリルビンを含むコント
ロール血清としてビリルビンコントロール血清(ハイラ
ンド社製)、さらにビリルビン標品として粉末ビリルビ
ン(ICN社製)を用いた。
分析用機器として島津220型ダブルビーム分光光度計
を用いた。
方法: 前記の各種緩衝液にビリルビンコントロール血清を加え
、これにBoxを加えて37°Cで反応させ、4600
mにて光学的密度の変化を測定した。
試験したビリルビンが直接型か間接型かを知るには以下
の方法を行なう。
ビリルビンコントロール血清をクロロホルムで処理して
間接ビリルビンを除去し、残存するビリルビンにBox
を作用させる。また真鯛の方法(真鯛幸男、医学と生物
学、78.’73(1969)を参照)の変法にてビリ
ルビンを分画し、各ビリルビン画分に対するBoxの反
応性を調べる。さらにミカj−ルソンらの方法[Mic
haelsson、M:5can。
J、Cl1n、LaI3.Invest、、5uppl
、、56(1951)’:1の変法にて総ビリルビンお
よび直接ビリルビンを測定する。
なお、間接ビリルビンに対するBOXの反応性は5係ア
ルブミン液に粉末ビリルビンを添加し、これにBoxを
作用させての酸化反応を調べる。
実験1  (pIlとBoxの反応性との関係)上記各
種pH域の緩衝液を用い、ビリルビンとl5oxとの反
応を行なった。その結果、pl−13,Q〜35未満で
は酸化反応がほとんど進行せず、これはBoxが活性を
示すptl領域から外れているものと解される。一方、
ptl 5.<)〜100の間では反応は連続的に徐々
に進み、時間と程度に若干の差が認められるが、最終的
には全てのビリルビンが酸化され、直接、間接の区別な
くビリルビンにl5oxが反応するものと認められる。
これに対し、pH3,5〜4.5の領域では反応は比較
的速やかに進行するが、ある程度のところで完結し、そ
れ以上時間をかけてもその平衡状態になったところで止
まり、それ以上13oxを添加しても反応は全く進行し
ない。例えば、ビリルビン181119/d7?を含む
検体血清にBOX2単位/テストを含むクエン酸−リン
酸緩衝液(pl−14,0)を加えて37°Cで反応さ
せたときの光学的密度と時間の関係をグラフで表わすと
第1図のとおりである。
第1図中、実線は盲検の場合(I3oX′を含まない緩
衝液を加えて同様に処理したもの)で、点線が該Box
と反応させた場合を示す。第1図に示すように、pfl
 4.0 、+ごてBoxを反応させた場合には約20
分後にはゾ平衡となり、これに13oxを追加してもそ
の平衡状態は変化しない。ところがこれにl N Na
QHを添加して反応液のpi−Iを6.5に上げると直
ちに反応が開始され、約10分後には残っていたビリル
ビンは完全に酸化される。
実験2  (+)II3.5〜4.5で酸化されるビリ
ルビンの化学型) 上記実験1においてpi−I3.5〜4.5でBoxに
より酸化されたビリルビンがいかなる化学型のものであ
るかを調べるために、直接ビリルビンと間接ビリルビン
の水とクロロホルムに対する分配を利用して両者を分け
、その水層部ビリルビン(すなわち直接ビリルビン)に
対するIλoxの反応性を調べた。
すなわち、復水したビリルビンコントロール血清を5倍
量のクロロホルムで処理してビリルビンを分配させ、水
層部をさらにクロロポルムで処理して水層部から間接ビ
リルビンを完全に除去したのち、この水層部を100m
Mクエン酸−リン酸緩衝液(PH4,0)と100mM
リン酸緩衝液(PH6,8)に加え、各々Boxを作用
させた。対照として、クロロホルムで処理しないビリル
ビンコントロール血清を同様に反応させた。これらの反
応液について4600mにおける光学的密度と反応時間
との関係をグラフで示すと第2図のとおりである。第2
図中、実線はクロロポルム無処理の場合、点線はクロロ
ホルム処理の場合を示す。
第2図から明らかなように、り、ロロホルム無処理の場
合では、PH,4,’0でのBoxの反応はpH6,8
のものの約60%であるのに対し、クロロホルム処理の
場合には、pH4,0もPi−(6,8もはゾ同程度の
反応を示した。このことからpl(4Qでは直接ビリル
ビンがほとんど完全にBOXで酸化されていることが判
る。
実験3 上記実験2ではpH4,0では直接ビリルビンがはゾ完
全に酸化されることが判ったが、間接ビリルビンは13
oxの改lI!11ヲ受けるのか否かまたその程度につ
いてはかならずしも明らかでない。そこで、前記真鯛の
方法の変法にてビリルビンを分画し、蛋白結合型ビリル
ビン(間接ビリルビン)の画分工、グルクロン酸抱合型
ビリルビン(直接ビリルビン)の画分■、非抱合型ビリ
ルビン(間接ビリルビン)の両分Inならびにその他の
画分■に分け、これら各両分について、実験2と同様に
してpH4,0およびpH6,8にてBoxと反応させ
た。その結果、pH58ではいずれの画分ても反応が進
行したのに対し、pH4,0では画分■のみ反応し、他
の画分ては反応はほとんど進行しなかった。
またほとんど間接ビリルビンから成ることが知られてい
る粉末ビリルビン(ICN社製)についてpH4,0に
て同様にBOXを作用させたところ反応は全く起らなか
った。
実験4 前記実験2におけると同様にして各種濃度のビリルビン
を含む検体についてp H4,0にて、37゜Cl2O
分間Boxと反応させ、そ(7)4600mでの光学的
密度と、別途、同検体について公知のジアゾ試薬(ビリ
ルビン−Nキット、日本商事(ハ)初を用いて測定した
直接ビリルビン濃度との相関々係をグラフに示すと第3
図のとおりとなり、はN′相関することが認められる。
上記実験から明らかなように、本発明によるビリルビン
オキシダーゼを用いてpH3,5〜4.5の範囲で反応
させることにより直接ビリルビンのみが反応し、その光
学的密度を測定すれは、標準品との対比から容易に直接
ビリルビン濃度が測定されうる。
実施例 つぎに実施例を挙げて本発明をさらに具体的(こ説明す
る。
実施例1 緩衝液: 100mMクエン酸−リン酸緩衝液(pl−13,5。
3.7,3.8,3.9,4.0,4.1,4.2.4
.3および4.5)、ならびに対照として100 mM
 +)ン酸緩衝液(pH6,8)を用いる。
酵素反応液: 上記各緩衝液にミロ七゛シウム属由来のビリルビンオキ
シダーゼ(大野製薬社製)を25単位今ストの割合で添
加して酵素反応液を調製する。
標準ビリルビン: 8、04 mVd1の直接ビリルビンを含有する血清を
用いる。
反応および結果。
ビリルビン含有検体血清100μlに各緩衝液30−を
加え、37°Cで15分間インキュベートし、その反応
液−について島津゛220型ダブルビーム分光光度計を
用いて4601mにて精製水を対照にして光学的密度を
測定した。上記の方法を緩衝液の代りに酵素反応液を用
いて行ない、同様に光学的密度を測定した。さらに、上
記方法を検体血清の代りに標準ビリルビンを用いて行な
い、同様に光学的密度を測定した。
これらの結果を第1表に示す。またそれらのデータから
前記式(すにより直接ビリルビン濃度を算出し、合せて
表示する。
第    1    表 実施例2 前記実施例1と同じ試液を用いてビリルビンコントロー
ルおよび患者血清についてそれぞれ実施例1の操作に従
2て連続10回測定し、それぞれの光学的密度の差を求
めた。その結果を第2表に示す。この結果から明らかな
ように、良好な再現性を示しており、本発明方法の精度
の高いことが確認された。
第   2   表 参考例 (検量線の作成〕 (1)試液の調製 緩衝液=01Mクエン酸−リン酸緩衝液(Pf(4,0
) 酵素反応液:0.1Mクエン酸−リン酸緩衝液(pH4
,0)にミロセシウム属由来のビリルビンオキシダーゼ
〔大野製薬社製〕を25単<uストの割合で添加して調
製する。
(2)標準血清の調製 ビリルビンコントロールを添付の溶解液でmHし、生理
食塩水で1/4 、2/4 、3/4 、4/4に希釈
して調製する。
(3)測定操作 試験管4本に上記各種濃度の標準血清各100   ′
μlをとり、これに上記酵素反応液3.0 mlを加え
、37°Gで15分間反応させたのち、精製水を対照に
光学的密度〔Est(B)〕を求めた。これらから各濃
度における標準血清の光学的密度の差△E46o 〔=
 E s L (均E s L ]を求め、検量線を作
成した。これを第4図に示す。これから明らかなように
、原点を通る直線が得られ、本発明方法の定量性が確認
された。
【図面の簡単な説明】
第1図はビリルビン含有検体血清にPI−14,0でビ
リルビンオキシダーゼを作用させた場合の反応液の光学
的密度と反応時間との関係を示したグラフ、第2図はビ
リルビン含有血清をクロロホルムで処理または非処理後
のビリルビンオキシダーゼによる作用をみた場−合の反
応液の光学的密度と反応時間との関係を示したグラフ、
第3図はビリルビンオキシダーゼ法によるビリルビン酸
化の場合の光学的密度と公知のジアゾ試薬により測定し
た一合のビリルビン濃度との相関関係を示すクラブ、@
4図は本発明による直接ビリルビン測定における検量線
を示す。 特r「出願人日本商事株式会社

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)pH3,5〜4.5の緩衝液にビリルビンオキシ
    ダーゼを配合したことを特徴とする直接ビリルビン測定
    用試薬。
  2. (2)ビリルビンオキシダーゼを1〜10単位/テスト
    配合した前記第(1)項の試薬。
  3. (3)ビリルビンオキシダーゼがミロセシウム属微生物
    由来のビリルビンオキシダーゼである前記第(1)また
    は(2)項の試薬。
  4. (4)該ビリルビンオキシダーゼ配合のptI3.5〜
    4.5の緩衝液を、ビリルビンオキシダーゼ無配合の同
    緩衝液および既知濃度の直接ビリルビン含崩の標準ビリ
    ルビンとのキットの形態とする前記第(1)〜(3)項
    いずれか1つの試薬。
  5. (5)緩衝液のpHが約4.0である前記第(1)・〜
    (4)項いずれか1つの試薬。
  6. (6)ビリルビン含有検体にpi−13,5〜4.5の
    緩衝液中でビリルビンオキシダーゼを作用させることを
    特徴とする直接ビリルビンの測定法。
  7. (7)該緩衝液の・pHが約4.0である前記第(6)
    項の測定法。
  8. (8)該ビリルビンオキシダーゼによる反応を37゜C
    にて10〜30分間行ない、その反応液の46Q nm
    での吸光度を測定する前記第(6)または(7)項の測
    定法。
JP57230125A 1982-12-29 1982-12-29 酵素法による直接ビリルビン測定用試薬および測定法 Granted JPS59125899A (ja)

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