JPS5912272Y2 - 整流板付フラツプゲ−ト - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は整流板付フラップゲートに関するものである。

従来、フラップゲートの両端に配設される開閉装置のス
ピンドル、油圧シリンダーおよび取付けレバーなどは水
路内に設けられているため、流水および流下物などに干
渉し、以ってゲート本体に振動が発生したり、開閉装置
の流水中に位置する部分が損傷するなどの問題があった
。

本考案は上記問題点を解決し得る整流板付フラップゲー
トを提案するもので、以下その一実施例を図面に基づい
て説明する。

１は前面にスキンプレート２を有するゲート本体で、ダ
ム１４の上部ピアー１５間に形威された水路３中に配設
され、その下端が横軸４を介して取付けられて起立、横
倒可能となる。

前記ゲート本体１の両端は、水路３の両側面に大きく入
り込んで形或したゲート用戸溝５内に位置している。

６はゲート本体１の両側から前方に連設した整流板で、
水路３の側面に形威した整流板用戸溝７に格納可能に構
威してある。

すなわち前記ゲート用戸溝５の前方に小さく入り込んだ
凹部８が形或され、これに後端開放で薄箱状のカバープ
レート９を配設して、このカバープレート９内に整流板
用戸溝７を形威している。

そしてカバープレート９の開口縁に、前記スキンプレー
ト２が摺接可能な防じんゴム１０が取付けられている。

１１は開閉装置で、ゲート用戸溝５内においてゲート本
体１に連結されている。

１２は横軸４を覆う水密ゴム、１３は両戸溝７，５を連
通するドレン抜きパイプを示す。

なおピアー１５の上部には道路１６と機械室１７とが設
けられる。

第２図はゲート本体１を起立された状態を示している。

このとき整流板６の大部分は整流板用戸溝７に格納され
、そして放流は停止されている。

第３図は中間開度の状態を示している。

このとき整流板６は整流板川戸溝７から一部引出され、
そして越流放流が行なわれているが、その水脈は整流板
６によって側部規制されていることから開閉装置１１側
への衝突はない。

第４図はゲート本体１を倒伏させた状態を示している。

このとき整流板６の大部分は整流板用戸溝７から引出さ
れ、そして放流水脈は整流板６によって側部規制されて
いる。

前述したような放流中において、整流板用戸溝７の中に
流水や塵芥が侵入することは防じんゴム１０によって阻
止される。

以上述べたように本考案によると、開閉装置を水流の干
渉から解放することができ、これにより流下物（流木な
ど）が水路内にある開閉装置取付け部に衝突してこれら
を損傷することを防止できる。

さらに取付け部が流水によって振動することを防止でき
る。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を示し、第１図は縦断面図、第
２図〜第４図は夫々作用状態での縦断側面図、第５図は
要部の横断平面図である。 １・・・・・・ゲート本体、２・・・・・・スキンプレ
ート、３・・・・・・水路、４・・・・・・横軸、５・
・・・・・ゲート用戸溝、６・・・・・・・整流板、７
・・・・・・整流板用戸溝、８・・・・・・凹部、９・
・・・・・カバープレート、１０・・・・・・防じんゴ
ム、１１・・・・・・開閉装置、１２・・・・・・水密
ゴム、１３・・・・・・ドレン抜きパイプ、１４・・・
・・・ダム、１５・・・・・・ピアー、１６・・・・・
・道路、１７・・・・・・機械室。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ゲート本体の両側から前方に整流板を設け、これら整流
   板を放水路の側面に形或した整流板用戸溝に格納可能に
   構威し、ゲート用戸溝内に開閉装置を配設したことを特
   徴とする整流板付フラップゲート。