JPS5911808A - 膜構造物 - Google Patents

膜構造物

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JPS5911808A
JPS5911808A JP11970082A JP11970082A JPS5911808A JP S5911808 A JPS5911808 A JP S5911808A JP 11970082 A JP11970082 A JP 11970082A JP 11970082 A JP11970082 A JP 11970082A JP S5911808 A JPS5911808 A JP S5911808A
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JP
Japan
Prior art keywords
membrane
gas
ventilation
embodiment shown
membrane structure
Prior art date
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Pending
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JP11970082A
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English (en)
Inventor
弘 山中
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Publication of JPS5911808A publication Critical patent/JPS5911808A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は建築構造物のひとつである膜構造物に関する
ものである。
従来普通の膜構造物は、第1図に断面図として例を示す
サスペンション膜構造のものと、第2図に断面図として
1例を示す空気膜構造のものがあり、空気膜構造のもの
は更に第2図aに示す1重膜のもの、第2図bに示す2
重膜のものと、第2図cに示す空気管のものがあり、構
造が筒便で使用資材が少なく省エネルギーの目的にも沿
うものとして1年程度の短期間使用する展示会場や晴天
の日が少ない地方のスポーツ施設への適用に関心が持た
れている。なお図面においてはこの発明に直接関係のな
い細部は省略してある。
然しながら、大型の膜構造物を考えた場合に、意外な欠
点が表面化する。すなわち、aサスペンション膜構造に
あっては、年数回中出現するような、可能性の低い強風
に対しても耐えられるように支柱、吊策、膜など各部の
強度を十分大きくする必要がある。b)空気膜構造の場
合は連続又は断続して空気を送り込み、内部の圧力を約
。001から0.01気圧加圧しておく必要がある。こ
のために大型化が容易な1重膜方式では、a)出入口に
エアーロックが必要である。b)内部は夏期に40℃以
上にもなるので、1時間1人あたり約13〜85M3程
度の換気が必要である。万一の場合の膜の落下を考慮し
た非常口が必要である。
深夜など使用しない時も常時加圧すれば前記の換気とと
もに加圧装置とその運転に消費するエネルギのコストは
相当大きくなる可能性があると考えられる。2重膜方式
では空気枕のような構造にするのでオープンシステムに
することが可能でありエアーリークも少ないが、サスペ
ンション膜構造に準じた支柱や吊策が必要である。また
膜構造物に共通した欠点としては、大積雪はもとより中
程度の積雪にも耐えられないことが多く、積雪をすべり
落とすような構造にすることが望ましいが、大型化には
この難点を克服することも必要であり、現場では維持の
ためエネルギーを更に省エネルギー化することが第一に
求められているが、このような事実に着目し、この発明
は従来の膜構造の特徴を失うことなく軽比重のガスを適
用した浮上手段を設けることにより、従来よりも省エネ
ルギー効果の大きい膜構造を提供するのをその目的とす
る。
第3図に断面図として示した1実施例にもとづきその構
成を説明すると、空気よりも比重の軽いガス(以下ガス
と呼ぶ)1)を充填した膜2)は多数の球状に形成され
膜3)の下面に置かれてこれを浮上させる。過度の浮上
を制止する手段として従来の支柱と吊索を設けても良い
が、吊策4)を使用する空間の高さに応じグランドライ
ン6)との間の長さを調整するように図示外の吊索巻取
装置で巻取れば良い。ガス1)としては安全の面から着
火性のないヘリウムガスを使うことが望ましい。ヘリウ
ムガス自体の大気中での浮力は約1.1kg/m3なの
で使用したヘリウムガスの全容積から膜2)膜3)膜7
)および吊策4)など全浮上部材の重力を差引けばこの
膜構造の純浮力が求められる。
この構造のものでは、積雪が純浮力をこえても吊索巻取
装置を動かして吊索4)を短くし全体を地面に降下安定
させれば破壊することはなく安全であり、強風が予想さ
れる場合も同様である。融雪後あるいは強風通過後に再
浮上させれば問題はない。膜7)から下は障害物がなく
オープンな構造なので強制換気の必要がなく、省エネル
ギーの目的にそった構造である。
第4図に断面図として示した第2の実施例にもとづきそ
の構成を説明すると、これは通常の1重膜構造の側壁膜
8)の屋根にこの発明の浮上手段を適用したもので、ガ
ス1)は膜2−1)と膜2−2)の間に充填され屋根に
浮力を与えているが更に隔膜9)により小区画に封じら
れたガス1−1)、1−2)、1−3)などに分れてい
る。
壁膜8)の上部には必要により換気口10)を設ける。
この換気口10)は開閉が遠隔操作できる構造としても
よく膜2−1)と2−2)を貫通した構造としても良い
。通路11)はエアーロックでなく通常の構造である。
必要により図示外の吊索を設けて屋根を構成する膜2−
1)と2−2)の過度の浮上を防止しても良い。
この構造のものでは、内部に与圧したり強制換気を行う
必要がなく、通路にエアーロックを設ける必要もない。
浮力を与えるガス1)は数区画に分れて充填されている
ので、その1部が破損しても全体の浮上機能を失わない
ように設計製作できるなどの効果がある。
第5図に断面図として示す第3の実施例のものにつきそ
の構成を説明すると、ガス1)は膜2−1)と2−2)
によって構成される複数の膜たとえば2重膜の間に充填
され、かつ各所に設けられた隔壁9)により多くの区画
に分たれている。図示外の換気口と通路を設けることが
できる。
この実施例のものではほぼ第4図に示した第2の実施例
と同じ効果が得られる。
第6図に断面図として示す第4の実施例についてその構
成を説明すると、ガス1)は膜2−1)と2−2)によ
って構成される2重膜の間に充填され、かつ各所に設け
られた隔壁9)により多くの区画に分たれている。この
ような構成の屋根を吊索4)により地下に係留している
。このような構造である。
この実施例のものでは、ほぼ第3図に示した第1の実施
例と同じ効果が得られる。
第7図に断面図都として示す第5の実施例についてその
構成を説明すると、鉄筋コンクリート製の競技場12)
の屋根としてこの発明を適用したものである。観客積3
)とグランド14)を有し、通風は自然通風であるが必
要に応じ暖・冷房設備をすることができる。吊索4)は
コンクリート柱としても良い。
この実施例のものでは、たとえば40.000人収容の
ものとすると通常の構造のものでは520.000M3
/Hrから3.400.000M3/Hr強制換気量が
必要となるが、この発明では強制換気のための設備費と
ランニングコストが節約できる効果がある。
第8図に断面図として示す第6の実施例についてその構
成を説明すると、ガス1)をその内部に有する膜2−1
)と2−2)は吊索4)によって係留され、ガス1−4
)を充填した空気管15)で構成されたドームの内にあ
るが上に設けても良い。換気口16)膜2−1)上の雨
の配水管17)を有する。
この実施例のものでは膜2−1)と2−2)によって構
成される浮体を第3図に示した第1の実施例のように操
作でき、かつ空気管15)で構成したドームの外斜面は
積雪が滑り易く、降雪地にも適している。空気管15)
にはガス1)の代りに空気を充填することも勿論差支な
い。
第9図に断面図として示した第7の実施例につてその構
成を説明すると、第7図に示した第5の実施例に類似し
ているもので、ガス1)は膜9)のよってガス1−1)
1−2)1−3)1−4)のように数区画に分たれ、膜
2)の頂部には平坦部が少ないので積雪が落下しやすく
、第7図の実施例よりも積雪地に適する。
この実施例のほか、既設の野球場にこの発明を利用する
時はたとえば第9図の屋根部分を野球場の隣接地あるい
は野球場内で全部又は1部を組立て、吊索で係留してか
らガスを入れて浮上させた後に正規の位置に移動し、残
部の組立や係留など必要な作業を行うことができる。
一般にガス1)は膜2)を通して徐々に大気中に拡散す
るので、膜2)はガスに対し不透過性の強い性質の膜と
強度部材の膜あるいは布を複合したものが適し、積雪を
考慮してテフロンのような滑動性の膜を複合材の1部と
しても良く、FRP等の繊維で強化した合成樹脂も膜2
)あるいはその1部として使用できる。長期間のガス1
)の拡散逸失に対し、図示外のガス補給装置を設けて常
時あるいは適時に不足分を補充することが望ましい。な
お膜の材質として難燃性、不燃性のもので構成すること
も、安全上検討すべき事項のひとつである。
この発明は上述のような構成・作用をなし、膜構造物の
少くとも1部を例えばヘリウムのように空気より軽いガ
スの浮力により浮上させている浮上手段を有するので、
1重膜の場合でも内部を加圧する必要がなく、また一般
に自然換気とすることができるので加圧・換気の設備と
エネルギーを省略することができる為に建設・維持コス
トを低下させるのみならず、既設の野球場や競技場、ス
ポーツ施設などへの利用も可能であり電力設備の拡大な
どの附帯工事を最小限に止めることができ、鉄筋コンク
リートや鉄などの構造物に対しても適用できるので工業
的実現性は大きい。
以上のような効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図と第2図はそれぞれ従来の膜構造物の断面図で、
第3図から第9図はこの発明にかかる浮上手段を有する
膜構造物のそれぞれ実施例を示す断面図であり、1)は
ガス、2)はそれを包囲する膜で、9)は隔膜を示す■

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)1部又は全部に浮上手段を設けたことを特徴とする
    膜構造物 2)特許の請求範囲(1)において浮上手段が複数の区
    画から成ることを特徴とする膜構造物 3)特許の請求範囲(1)において1部又は全部を地面
    に接して降下可能な構造としたことを特徴とする膜構造
JP11970082A 1982-07-12 1982-07-12 膜構造物 Pending JPS5911808A (ja)

Priority Applications (1)

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JP11970082A JPS5911808A (ja) 1982-07-12 1982-07-12 膜構造物

Applications Claiming Priority (1)

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JP11970082A JPS5911808A (ja) 1982-07-12 1982-07-12 膜構造物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS5911808A true JPS5911808A (ja) 1984-01-21

Family

ID=14767906

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11970082A Pending JPS5911808A (ja) 1982-07-12 1982-07-12 膜構造物

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60208569A (ja) * 1984-03-30 1985-10-21 石崎 溌雄 膜構造の屋根の支持方法
JPS60250173A (ja) * 1984-05-25 1985-12-10 株式会社大林組 大空間構造物の屋根構造
JPS63104564U (ja) * 1986-12-26 1988-07-06
JPH02272145A (ja) * 1989-04-12 1990-11-06 Ohbayashi Corp 移動天井

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