JPS59115301A - 高分子多糖類の分離方法 - Google Patents
高分子多糖類の分離方法Info
- Publication number
- JPS59115301A JPS59115301A JP22463782A JP22463782A JPS59115301A JP S59115301 A JPS59115301 A JP S59115301A JP 22463782 A JP22463782 A JP 22463782A JP 22463782 A JP22463782 A JP 22463782A JP S59115301 A JPS59115301 A JP S59115301A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polysaccharide
- methanol
- culture broth
- precipitate
- acid
- Prior art date
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- Granted
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- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、培養ブロス中に含まれる高分子電解質多糖類
を簡単な処理で分離する方法に関するものである。
を簡単な処理で分離する方法に関するものである。
キサントモナス・カンペストリスその他の菌の作用によ
って微生物学的に生産されるキサンタンガム（Ｘａｎｔ
ｈａｎ、 Ｇｕｍ）のような高分子電解質多糖類は、高
分子増粘剤として石油の強制回収などに用いられている
。このものは、通常、培養ブロスをいったん加熱処理し
て菌体を死滅させその１寸で供給されるかあるいはイン
グロパノールと混合して、析出してくる沈殿を分離し乾
燥した粗製品として市販されている。
って微生物学的に生産されるキサンタンガム（Ｘａｎｔ
ｈａｎ、 Ｇｕｍ）のような高分子電解質多糖類は、高
分子増粘剤として石油の強制回収などに用いられている
。このものは、通常、培養ブロスをいったん加熱処理し
て菌体を死滅させその１寸で供給されるかあるいはイン
グロパノールと混合して、析出してくる沈殿を分離し乾
燥した粗製品として市販されている。
しかしながら、上記のようにして使用に供されるブロス
や粗製品には、原料糖、有機塩、無機塩、窒素源、菌体
の死がいなどの不純物が含まれているだめ、使用に際し
種々のトラブルを生じるが。
や粗製品には、原料糖、有機塩、無機塩、窒素源、菌体
の死がいなどの不純物が含まれているだめ、使用に際し
種々のトラブルを生じるが。
それらの不純物を除去する適切々手段が々いところから
、不便をしのんでその捷１使用されているのが実状であ
る。
、不便をしのんでその捷１使用されているのが実状であ
る。
本発明者らは、このような高分子電解質多糖類含有液か
ら、その中の多糖類を簡単に分離する方法を開発すべく
種々研究を重ねた結果、これらが共通的に有する高分子
電解質的性質を利用すれば容易かつ選択的に他の成分か
ら分離しうることを見出し、この知見に基づいて本発明
をなすに至った。
ら、その中の多糖類を簡単に分離する方法を開発すべく
種々研究を重ねた結果、これらが共通的に有する高分子
電解質的性質を利用すれば容易かつ選択的に他の成分か
ら分離しうることを見出し、この知見に基づいて本発明
をなすに至った。
すなわち、本発明に従えば、高分子電解質多糖類含有液
と、酸又はアルカリを添加してｐＨ５以下若しくはｐＨ
８以上に調整したメタノールとをかきまぜながら混合し
たのち、析出した沈殿を分離することによシ、容易に純
粋な高分子電解質多糖類を得ることができる。
と、酸又はアルカリを添加してｐＨ５以下若しくはｐＨ
８以上に調整したメタノールとをかきまぜながら混合し
たのち、析出した沈殿を分離することによシ、容易に純
粋な高分子電解質多糖類を得ることができる。
本発明方法で用いられる高分子電解質多糖類の代表的々
ものとしては、グルコースに対してキサントモナス・カ
ンペストリスを作用させて得られるキサンタンガム含有
培養ブロスがあるが、その他にエルウイーナ・タヒチ力
やアゾトバクタ−・インジカムなどの菌の作用により産
生ずる、主鎖又は側鎖に解離基を有する高分子多糖類を
含有する培養ブロスなとも含丑れる。また、培養ブロス
のみでなく、培養ブロスからイングロパノールの添加に
よって沈殿させた粗製品を再び水に分散させたものに対
しても適用することができ、この処理を繰り返すことに
よシ純度の高い製品とすることができる。
ものとしては、グルコースに対してキサントモナス・カ
ンペストリスを作用させて得られるキサンタンガム含有
培養ブロスがあるが、その他にエルウイーナ・タヒチ力
やアゾトバクタ−・インジカムなどの菌の作用により産
生ずる、主鎖又は側鎖に解離基を有する高分子多糖類を
含有する培養ブロスなとも含丑れる。また、培養ブロス
のみでなく、培養ブロスからイングロパノールの添加に
よって沈殿させた粗製品を再び水に分散させたものに対
しても適用することができ、この処理を繰り返すことに
よシ純度の高い製品とすることができる。
次に本発明方法においてｐＨを調整するために用いる酸
としては、塩酸、硫酸、硝酸々どの鉱酸が適当であり、
またアルカリとしては、水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどが好適である
。これらは１〜２規定程度の濃度の水溶液として、酸の
場合ｐＨ５以下、アルカリの場合’ＩＩ）Ｈ８以上にな
る量でメタノーノしに加える。
としては、塩酸、硫酸、硝酸々どの鉱酸が適当であり、
またアルカリとしては、水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどが好適である
。これらは１〜２規定程度の濃度の水溶液として、酸の
場合ｐＨ５以下、アルカリの場合’ＩＩ）Ｈ８以上にな
る量でメタノーノしに加える。
このようにして得だメタノールは、次いで常温下、激し
くかきまぜ々から、多糖類含有液と混合する。
くかきまぜ々から、多糖類含有液と混合する。
この混合の仕方は、酸又はアルカリを含むメタノールの
中へ多糖類含有液を加えてもよいし、まだ逆に多糖類含
有液の中へ酸又はアルカリを含むメタノールを加えても
よい。さらに場合によっては、多糖類含有液の中へあら
かじめ酸又はアルカリを添加しておき、これにメタノー
ルを加えることもできる。
中へ多糖類含有液を加えてもよいし、まだ逆に多糖類含
有液の中へ酸又はアルカリを含むメタノールを加えても
よい。さらに場合によっては、多糖類含有液の中へあら
かじめ酸又はアルカリを添加しておき、これにメタノー
ルを加えることもできる。
このようにして、高分子電解質多糖類含有液と酸又はア
ルカリを含むメタノールとを混合することによシ、所望
の高分子電解質多糖類がフィブリル状の沈殿として選択
的に分離してくるので、これを濾過や遠心分離など適当
な手段により回収し、乾燥する。
ルカリを含むメタノールとを混合することによシ、所望
の高分子電解質多糖類がフィブリル状の沈殿として選択
的に分離してくるので、これを濾過や遠心分離など適当
な手段により回収し、乾燥する。
本発明の方法によれば、原料糖やその池の不純物を含む
ブロムから高純度の高分子電解質多糖類を高い効率で容
易に分離回収することができる。
ブロムから高純度の高分子電解質多糖類を高い効率で容
易に分離回収することができる。
また、本発明の操作を繰り返すことにより、さらに高い
純度の精製高分子電解質多糖類を得ることができる。
純度の精製高分子電解質多糖類を得ることができる。
次に実施例によシ本発明をさらに詳細に説明する。
実施例１
５００ｍｌのビーカーにメタノール３００ｍ１を入れ、
これに２規定塩酸水啓液５ｍｌを加えて、これをよくか
きまぜながらキサントモナス・カンペス） ＩＪスの培
養ブロス２０Ｐを注加した。混合液からは直ちに白色に
近いフィブリルが析出した。このときの混合液のｐＨは
ほぼ４であった。
これに２規定塩酸水啓液５ｍｌを加えて、これをよくか
きまぜながらキサントモナス・カンペス） ＩＪスの培
養ブロス２０Ｐを注加した。混合液からは直ちに白色に
近いフィブリルが析出した。このときの混合液のｐＨは
ほぼ４であった。
生成した沈殿を戸別し、新鮮なメタノールで洗浄したの
ち、室温で減圧乾燥し、キサンタンガム０．５７７を得
た。
ち、室温で減圧乾燥し、キサンタンガム０．５７７を得
た。
実施例２
５００ ｙｄのビーカーにメタノール３００ ｄを入れ
。
。
これに１規定の水酸化ナトリウム水溶液ＬＯｍｌを加え
、かきまぜながら、キサントモナス・カンペストリスの
培養ブロス２０９−を注加した。混合液に透明性のフィ
ブリル状物が直ちに析出した。このときの液のｐＨは９
であった。生成した析出沈殿を分離し、新鮮なメタノー
ルで洗浄したのち減圧乾燥して粉末状キサンタンカム０
．５３９−を得た。
、かきまぜながら、キサントモナス・カンペストリスの
培養ブロス２０９−を注加した。混合液に透明性のフィ
ブリル状物が直ちに析出した。このときの液のｐＨは９
であった。生成した析出沈殿を分離し、新鮮なメタノー
ルで洗浄したのち減圧乾燥して粉末状キサンタンカム０
．５３９−を得た。
実施例３
粉末状の粗製キサンタンガム１ｇ−を１００ ｍの水に
加えて均質に分散させ、これに１規定の硫酸水溶液２０
ｍ１を加えて硫酸酸性溶液にした。
加えて均質に分散させ、これに１規定の硫酸水溶液２０
ｍ１を加えて硫酸酸性溶液にした。
一方、２ｔのビーカーにメタノールＩＡを入れ、これを
高速でかきまぜながら、上記の調製分散液を少量注入す
るとフィブリル状の沈殿が直ちに析出した。この沈殿を
取り出したのち、さらに分散液を加えて同様に分離し、
順次この操作を数回繰シ返して分散液全量を処理した。
高速でかきまぜながら、上記の調製分散液を少量注入す
るとフィブリル状の沈殿が直ちに析出した。この沈殿を
取り出したのち、さらに分散液を加えて同様に分離し、
順次この操作を数回繰シ返して分散液全量を処理した。
分離したフィブリル状の沈殿をメタノールで洗浄し、減
圧乾燥することによシ、約９０％の収率で精製キサンタ
ンガムが回収された。
圧乾燥することによシ、約９０％の収率で精製キサンタ
ンガムが回収された。
比較例
５００−のビーカーにメタノール３００ｍ１を採り、こ
れをかきまぜながら実施例１と同じブロス２０ｇ・を少
量ずつ注加した。しかし、析出沈殿はなく。
れをかきまぜながら実施例１と同じブロス２０ｇ・を少
量ずつ注加した。しかし、析出沈殿はなく。
２層分離が形成されだにすぎなかった。
特許出願人 工業技術院長 石 坂 誠 −（ほか１名
） 復代理人 阿 形 明
） 復代理人 阿 形 明
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 高分子電解質多糖類含有液と、酸又はア／Ｌカリを
含むメタノールとをかき１ぜ々がら混合したのち、析出
した沈殿を分離することを特徴とする高分子多糖類の分
離方法。 ２ 高分子電解質多糖類含有液が、キサントモナス・カ
ンペストリス（Ｘａｎｔｈｏｍｏｎａｓ ｃａｍｐｅｓ
ｔｒｊ、ｓ）１／Ｌウイーナータヒチカ（Ｅｒｗｉｎａ
ｔａｈｉｔｉｃａ）又はアゾトバクタ−・インジカム
（Ａｚｏｔｏｂａｃｔｅｒｉｎａｉｃｕｍ）の培養ブロ
スである特許請求の範囲第１項記載の方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22463782A JPS59115301A (ja) | 1982-12-21 | 1982-12-21 | 高分子多糖類の分離方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22463782A JPS59115301A (ja) | 1982-12-21 | 1982-12-21 | 高分子多糖類の分離方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59115301A true JPS59115301A (ja) | 1984-07-03 |
| JPH0321155B2 JPH0321155B2 (ja) | 1991-03-22 |
Family
ID=16816826
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22463782A Granted JPS59115301A (ja) | 1982-12-21 | 1982-12-21 | 高分子多糖類の分離方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59115301A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5473062A (en) * | 1992-10-29 | 1995-12-05 | Takeda Chemical Industries, Ltd. | Process for producing purified xanthan gum |
| CN109705231A (zh) * | 2018-12-26 | 2019-05-03 | 大连民族大学 | 一种能凝聚石油的微生物胞外多糖 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5485287A (en) * | 1977-10-28 | 1979-07-06 | Kemi Oy | Preparation of xylan* xylose and xylitol |
-
1982
- 1982-12-21 JP JP22463782A patent/JPS59115301A/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5485287A (en) * | 1977-10-28 | 1979-07-06 | Kemi Oy | Preparation of xylan* xylose and xylitol |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5473062A (en) * | 1992-10-29 | 1995-12-05 | Takeda Chemical Industries, Ltd. | Process for producing purified xanthan gum |
| CN109705231A (zh) * | 2018-12-26 | 2019-05-03 | 大连民族大学 | 一种能凝聚石油的微生物胞外多糖 |
| CN109705231B (zh) * | 2018-12-26 | 2021-01-05 | 大连民族大学 | 一种能凝聚石油的微生物胞外多糖 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0321155B2 (ja) | 1991-03-22 |
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