JPS587345B2 - 小物製品の遠心脱油装置 - Google Patents

小物製品の遠心脱油装置

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JPS587345B2
JPS587345B2 JP55131961A JP13196180A JPS587345B2 JP S587345 B2 JPS587345 B2 JP S587345B2 JP 55131961 A JP55131961 A JP 55131961A JP 13196180 A JP13196180 A JP 13196180A JP S587345 B2 JPS587345 B2 JP S587345B2
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JP
Japan
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drum
deoiling
discharge
disk
small
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JP55131961A
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English (en)
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JPS5756058A (en
Inventor
阪村芳一
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Sakamura Machinery Co Ltd
Original Assignee
Sakamura Machinery Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sakamura Machinery Co Ltd filed Critical Sakamura Machinery Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、主として少物製品、特に金属製の小物製品
を対象とする遠心脱油装置に係り、直接的には脱油に寄
与しない附帯作業の排除と附帯時間の短縮を可能ならし
めて、脱油工程の能率化を実現しようとするものである
ところで金属製の小物製品、例えばボルトやナットなど
の圧造加工骨や、その他の切削加工品は、加工時に注が
れた圧造油もしくは切削油などの油で濡れた状態にあり
、従って次工程、例えば完成品として包装する工程など
へ移す場合には、それに先立って、該製品からその油を
除去しておく必要がある。
そこで従来に於ては、上記した小物製品を適当個数ずつ
脱油ドラムに入れて該ドラムを高速回転させ、それらの
小物製品に附着した油を遠心力によって除去させるよう
にした遠心脱油装置が使用されている。
即ちこの従来装置は、基本的には第1図に示す如く、周
壁面に多数の小孔1aが穿設された縦形の脱油ドラム1
を、その回転軸2へ伝えられる回転力で高速回転させて
、該ドラム内へ投入された小物製品に遠心力を作用させ
るようにしたものである。
然るにこの装置では、脱油済みの小物製品を脱油ドラム
1から取り出すのに、該ドラムを転倒させるか或は何か
の道具で掬い出さねばならないため、これらの直接的に
は脱油に寄与しない附帯作業に手数がかかり、然もその
製品取出し時には脱油ドラム1の回転を完全に止めねば
ならないため、この停止に要する時間、製品取出しに要
する時間及び次回の脱油再開に際して回転数を所要値ま
で上げるに要する時間、といったような直接的には脱油
に寄与しない附帯時間が長くかかるなど、脱油工程を充
分に能率化し得ない傾向がみられた。
そこでこの点に対処するため、脱油ドラムの内底部に排
出ディスクを備えしめたものが提案されている。
例えば実開昭55−9 9 .7 5 5号公報に示さ
れた立て形遠心ろ過装置でぽ、ろ過バスケットの内底が
該バスケットの上嬬まで随時上昇可能とされている。
従ってこの装麺によれば、ろ過バスケットの内底を上昇
させることにより該バスケット内の品物を排出できるの
で、前記した排出時の附帯作業を軽減し得る効果は期待
できる。
然し乍らこの装置では、ろ過バスケット及びこれの内底
が共に回転させられ、且つろ過バスケット内の品物が該
バスケットの上端から周囲へ排出させられるようになっ
ているので、その排出時には、それまで回転していたろ
過バスケット及びこれの内底を、共に停止させるか或は
その回転速度を極端に下げる必要がある。
従って、この装置でも、排出時ごとに回転の立下り及び
立上りに要する前記の附帯時間が長くかかる、という問
題点は、依然として残っている。
本発明は、かかる従来の問題点に対処して、脱油工程の
能率化を実現させるため、脱油ドラムを高速回転させた
ままでも、脱油済みの小物製品を該ドラムから自動的に
排出させ得るようにしたものである。
以下これを図面に示す実施例について詳述する。
第2〜6図において11は上方に開放された縦形の脱油
ドラムで、その周壁面には多数の小孔11aが穿設され
ており、12は該ドラムの底部中央に突設された回転軸
であって、適当な駆動軸13から伝えられる回転力でそ
の脱油ドラム11を高速回転させるようになっている。
14は上記した脱油ドラム11の上方に該ドラムを延長
する如く近接して配置された回転しない排出ドラムであ
って、その上端には側方への排出シュート15が傾斜し
た状態に備えられている。
この排出ドラム14は上下に開放され、且つこれの内径
は、前記した脱油ドラム11の内径と等しくされている
16は脱油ドラム11の内径よりも僅かに小径なる排出
ディスクであって、下面中央には前記の回転軸12を貫
通して下方へ長く延びた昇降軸17が備えられている。
この排出ディスク16は、普段は脱油ドラム11の内底
部にあって回転せず、製品排出時のみ、上記昇降軸17
の下端に備えられた図示しない昇降手段、例えばエアシ
リンダユニットによって、その昇降軸17を介し、前記
排出ドラム14の上端まで回転することなく上昇させら
れるものとする。
然してこれらの脱油ドラム11、排出ドラム14及び排
出ディスク16は、いずれも脱油ドラム11の回転中心
線0−0上にあり、従って排出ディスク16は、この中
心線に沿い昇降させられることになる。
なお第2,3図に示す実施例では、垂直な回転中心線0
−0に対して水平な姿勢を採る排出ディスク16の上面
が、中高の円錐面18とされ、且つ排出ドラム14の上
端周囲には、排出シュート15に連続するよう傾斜した
環状の排出樋19が附加されている。
また第4,5図に示す実施例では、垂直な回転中心線0
−0に対して、排出ディスク16の全体もしくは少なく
とも上面が、排出シュート15と同方向に傾斜した斜面
20とされている。
これに対して第6図に示す実施例では、前記各実施例に
於て垂直とされていた回転中心線0−0自体が、排出シ
ュート15の排出方向へ少し傾斜させられ、従って装置
全体が傾いた状態にある。
いずれにしても、上記の各実施例における脱油ドラム1
1の周囲は、該ドラムの回転を妨げないようにして、図
示しない適当なハウジングで囲まれ、除去された油の周
囲への飛散を防止し得るようになっているものとする。
上記した構成に於て、いま排出ディスク16が脱油ドラ
ム11の底部に位置させられているものとする。
この状態にあるとき、脱油しようとする小物製品の適当
個数、例えば50個ないし100個を排出ドラム14の
上方から脱油ドラム11内へ投入すると、それらの小物
製品は、底部の排出ディスク16上へ達した後、第2,
3図の実施例では該ディスクの円錐面18によって、第
4,5図の実施例では斜面20によって、第6図の実施
?ではディスク16自体の傾きによって、該ディスクの
周縁部へ転がりもしくは滑り落ち、脱油ドラム11の底
部内周面へ接触する。
そこで脱油ドラム11を、例えば毎分1800回転の速
さで高速回転させておく。
すると投入された小物製品は、回転する脱油ドラム11
の内周面へ接触してその回転方向へ附勢され乍ら、同時
にまた、回転しない排出ディスク16の上面へも接触し
て制動されようとするため、初めの間は不規則に躍動す
る等の混乱した状態におかれるが、しかしその間も回転
方向へ附勢され続けるため、上記ドラムの内周面を排出
ディスク16と接触しない高さまで少しずつ自然に分散
移行して、僅かな時間の経過後には、自らに作用する遠
心力で該ドラムの内周面へ押し付けられる状態に安定し
、そのドラム11と同等の高速度で旋回し始める。
なお脱油ドラム11内へ投入された小物製品は、第2,
3図の実施例では排出ディスク16の円錐面18によっ
て該ディスクの周囲へ当初から均等に分散させられるた
め、その後の旋回に好都合であるが、第4,5図及び第
6図の各実施例では、排出ディスク16の斜面20もし
くは該ディスク自体の傾きによって、その傾斜下方へ集
中させられるため、その後の旋回に好都合であるとはい
えない、然し乍ら後2者の各実施例に於ても、投入され
た小物製品が回転方向へ附勢され始める際の上記した一
時的な混乱状態にあるとき、該製品が脱油ドラム11内
で回転方向及び上方へ比較的速かに分散されるため、実
用的には支障がない。
このようにして、脱油ドラム11内の小物製品が高速度
で旋回し始めると、これに附着している油は、遠心力の
作用で次第に振り切られて、該ドラムの各小孔11aか
ら排除される。
そこで、小物製品の投入時点から適当時間、例えば1な
いし数分間経過した後、排出ディスク16を昇降軸17
によって、図中の鎖線で示す如く、排出ドラム14の上
端まで回転させることなしに上昇させる。
すると、脱油ドラム11内で旋回している小物製品は、
上記の排出ディスク16で該ドラムの内周面から掻き取
られて、排出ドラム14内へ上昇させられようとする。
然してこのときには、旋回しつつある小物製品へ回転し
ない排出ディスク16が接触するのであるから、該ディ
スク上では、脱油ドラム11の内周面から掻き取られた
小物製品が不規則に躍動する等の混乱した状態を生じる
が、しかしこの状態は、その排出ディスク16が排出ド
ラム14内へ達したときに小物製品が脱油ドラムで附勢
されなくなるため、自然に鎮静化する。
従って小物製品は、排出ドラム14内へ達したとき、そ
れまでの旋回し或は不規則に躍動していた勢いを速かに
失って排出ディスク16上へ載り、やがて排出ドラム1
4の上端まで押し上げられる。
するとこの小物製品は、第2,3図の実施例では、排出
ディスク上面の円錐面18に従って排出ドラム14の上
端から周囲へ溢れ落ちた後、環状の排出樋19を経て、
もしくは直接に、排出シュート15へ向かい、第4,5
図及び第6図の各実施例では、排出ディスク上面の斜面
20もしくは該ディスク自体の傾きに従って、排出シュ
ート15へ向う。
いずれにしても上記の各実施例では、遠心力を利用して
脱油された小物製品の脱油ドラム11からの排出が、回
転しない排出ディスク16によつて行なわれ、且つ該製
品の旋回する勢いが、静止した排出ドラム14内で消失
させられるので、その排出に際しては、脱油ドラムの回
転を止める必要がない。
また次回の脱油は、排出ディスク16を再び脱油ドラム
11の底部へ下降させて該ドラム内へ新たなlIX物製
品を投入丈ることにより開始されるが、こ9投入時にも
脱油ドラム11の回転を止めておく必要はない。
然も排出ドラム14は、脱油ドラム11と内径が等しく
て該脱油ドラムの冫上方へこのド?ム11を延長する如
くに近接配置されているので、両ドラム11,14の双
方にわたって夫々の内部で排出ディスク16を昇降させ
るのに何ら不都合がなく、脱油ドラム11内から排出ド
ラム14内への小物製品の上昇も円滑に行1なえる。
そこで脱油ドラム11を連続的に高速回転させたまま、
これの底部に位置する排出ディスク16を定期的に昇降
させ、該ディスクが下降するごとに、油で濡れた状態の
小物製品を適当個数ずつ投入せしめるようにすれば、そ
れら小物製品}の脱油と排出は、脱油ドラム11を回転
させたままで自動的に繰り返し行なわれることになり、
また1回の脱油を完了するごとに脱油ドラム11を停止
させる場合と比べて、該ドラムの回転の立上り及び立下
りに要する時間が省略され得る。
.よって、以上のような本発明によれば、高速回転する
縦形の脱油ドラムを用いた遠心脱油装置に於で、従来に
みられたような、脱油済みの小物製品を手作業で掬い中
し或は脱油ドラムを転倒させて排出するという、直接的
には脱油に寄与しない附帯作業をすべて排除し得て、脱
油作業の自動化を容易ならしめ得るのみならず、脱油済
み小物製品の各排出回ごとにおける脱油ドラムの回転の
立下り及び立上りに要する時間を全く不要ならしめ得て
、この時間分だけ、直接的には脱油に寄与しない附帯時
間が確実に短縮可能となり、従って従来に比べ、小物製
品の脱油工程を大巾に能率化し得る効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例を示す縦断面図、第2図は本発明の実施
例を示す縦断面図、第3図はその平面図、第4図は他の
実施例を示す縦断面図、第5図はその平面図、第6図は
更に他の実施例を示す縦断面図である。 11・・・・・・脱油ドラム、11a・・・・・・小孔
、14・・・・・・排出ドラム、15・・・・・・排出
シュート、16・・・・・排出ディスク、18・・・・
・・円錐面、20・・・・・・斜面、0−0・・・・・
・回転中心線。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 上方に開放され且つ周壁面に多数の小孔を有して高
    速回転させられる縦形の脱油ドラムと、普段は該ドラム
    の内底部に位置して随時上昇させられる脱油ドラム内径
    よりも僅かに小径の排出デイスクとを用いた装置であっ
    て、上記脱油ドラムの上方には、内径がこの脱油ドラム
    と等しくて上下に開放され且つ上端に側方への傾斜した
    排出シュートを備える回転させられることのない排出ド
    ラムが、その脱油ドラムを上方へ延長する如く近接配置
    されて、脱油すべき小物製品の脱油ドラム内への投入及
    び該ドラムからの脱油済み小物製品の排出がいずれも上
    記の排出ドラムを通じ行なわれる形態とされ、更に前記
    の排出ディスクは常に回転させられることなく、脱油済
    み小物製品の排出時のみ脱油ドラムの内底部から排出ド
    ラムの上端へまで上昇させられるようになっていること
    を特徴とする小物製品の遠心脱油装置。
JP55131961A 1980-09-22 1980-09-22 小物製品の遠心脱油装置 Expired JPS587345B2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS5756058A JPS5756058A (en) 1982-04-03
JPS587345B2 true JPS587345B2 (ja) 1983-02-09

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH047864A (ja) * 1990-04-25 1992-01-13 Nec Corp 半導体装置用パッケージ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2619349B2 (ja) * 1993-05-17 1997-06-11 日本エンバイロ工業株式会社 洗浄遠心脱液方法

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JPS5599755U (ja) * 1978-12-28 1980-07-11

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JPH047864A (ja) * 1990-04-25 1992-01-13 Nec Corp 半導体装置用パッケージ

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JPS5756058A (en) 1982-04-03

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