JPS587209A - リクライニングチエアの倒れ防止装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、リクライニングチェアの倒れ防止装置に関す
るものである。

従来のリクライニングチェアは、チェアバツクをその後
方に大きく傾倒させると、チェアクッションが後端底部
を回転中心として前端部側が持ち上げられ、チェアクッ
ションが不安定となり、したがってリクライニング角度
を大きくできない欠点があシ、また後方に突出する脚部
を予め設定した場合には、この脚部が邪魔になる欠点を
有していた。

本発明の目的は、前記従来のリクライニングチェアの欠
点をなくし、リクライニング角度を大きくなしうるリク
ライニングチェアの倒れ防止装置を提供するもので、以
下図面を参照して詳述するところよシ明らかとなるであ
ろう。

第１図および第２図は、本発明の一実施例を示すもので
、リクライニングチェア１はチェアクッション２、チェ
アバツク３およヒテハ・イスロック機構４とを備え、チ
ェアバツク３はデバイスロック機構４を介して第１図に
実線で示される起立状態から仮想線で示されるほぼ水平
状態までの範囲でリクライニングされ、かつ任意の回転
角度に保持されるようになっている。

前記チェアクッション２の底部ニハ、キャスタ９つきの
チェアバツク受はフレーム５が前後方向にスライド自在
に設置されている。このチェアバツク受はフレーム５は
、凸円弧に成形されたチェアバツク受は部６′を有しか
つチェアクッション２０両側部に配置された前後方向に
長い上部部材６と、その後端部から下方に伸びる垂直部
材７と、両垂直部材７の下端部を結ぶ下部部材８とが一
体をなす形状に形成され、下部部材８に前記キャスタ９
が取り付けられている。

前記チェアバツク３とチェアバツク受はフレーム５とは
、回転運動を直線運動に変換するリンク機構を介して連
結されている。該リンク機構の第２図に示される実施例
のものは、２本−組の回動軸１１．１本の枢支軸１２．
２本−組のレバー１３．２本のリンク１５、チェアクッ
ション２〜の前後方向に長い長穴１９を有しかつ前記チ
ェアバツク受はフレーム５の各上部部材６の上面に取シ
付けられたガイド部材１８とを有して構成されている。

各回動軸１１は、先端部１１′が内側に折シ曲げられて
いて正面からみてＬ字形に形成され、チェアバツク３の
底部の後端部側においてチェアバツク３の幅方向の両端
部寄シに取シ付けられている。前記枢支軸１２は、チェ
アバツク受はフレーム５の各上部部材６に取り付けられ
たガイド部材１８の長穴１９に挿通されておシ、枢支軸
１２０両端部は固定部材１０に取９付けられている。各
レバー１３は、長さ方向のほぼ中間部が前記枢支軸１２
に支持され、かつ長さ方向の一半部に形成された長穴１
４を介して前記回動軸１１の先端部１１′に係合されて
いる。各リンク１５は、一端部がピン１６を介して当該
レバー１３の他端部に連結され、他端部は別のビン１７
を介して前記チェアバツク受はフレーム５の垂直部材７
に連結されている。

前述実施例のリクライニングチェアの倒れ防止装置は、
次のように作用する。

リクライニングチェア１のチェアバツク３が第１図に実
線で示される起立状態では、チェアバツク受ケフレーム
５はチェアクッション２の下方に引き込まれている。

そして、デバイスロック機構４を操作し、チェアバツク
３を第１図に実線で示される状態から後方へ傾倒させる
と、回転運動を直線運動に変換するリンク機構を通じて
チェアバツク受はフレーム５が次のように移動操作され
る。

すなわち、チェアバツク３が第２図に矢印ａ′で示され
るように時計方向に回動すると、各回動軸１１が同方向
に回動され、これに伴いレバー１３の長穴１４と係合し
ている回動軸１１の先端部１１′によシ各レバー１３が
枢支軸１２を回転中心として第２図に矢印すで示される
ように反時計方向に回動され、当該レバー１３に連結さ
れている各リンク１５が第２図に矢印Ｃで示されるよう
にチェアクッション２の後方向に向かって押進され、各
リンク１５を通じてチェアバツク受はフレーム５が同じ
矢印Ｃ方向に、チェアバツク３の傾倒角度に対応して移
動操作される。この際、チェアバツク受はフレーム５は
枢支軸１２が挿通されているガイド部材１８の長穴１９
によりガイドされて水平面上を移動し、かつキャスタ９
によシスムーズに移動する。

その結果、チェアクッション２は前述のごとく、該チェ
アクッション２の後方に離れた位置に移動されたチェア
バツク受はフレーム５によって支持されることになり・
、したがって傾倒されたチェアバツク３側に着座者の体
重が作用した場合においてもチェアクッション２を安定
的に支持でき、チェアクッション２の前端側が持ち上げ
られる不具合が解消される。

ついで、チェアバツク３を第１図に仮想線で示されるよ
うに、はぼ水平に傾倒させたときは、チェアバツク受は
フレーム５は回転運動を直線運動に変換するリンク機構
を通じてチェアクッション２の後方へ最大限に移動し、
チェアクッション２の持ち上がυを防任できるとともに
、この状態ではチェアバツク受はフレーム５の上部部材
６に凸円弧に成形されたチェアバツク受は部６′上にチ
ェアバツク３の背面が当接し、支持されるので、チェア
バツク３を水平状態に傾倒させ、リクライニングチェア
を安定的に使用できる。また、チェアバツク３を前述の
ごとく水平状態に傾倒したときは、チェアクッション２
とチェアバツク３とがほぼ同一平面上に接続されかつチ
ェアバツク受け・フレーム５によシ強力に支持されてい
るので、安定した簡易ベッドとして使用することができ
る。

反対に、チェアバツク３を水平状態から起き上がらせた
ときは、回転運動を直線運・動に変換するリンク機構を
介してチェアバツク受はフレーム５がチェアクッション
２の前方に向かって移動する。

そして、チェアバツク３を水平状態から起立状態に起こ
す途中で、デバイスロック機構４を働かせ、任意の傾倒
角度にセットできること勿論であシ、この場合にもチェ
アバツク受はフレーム５０作用でチェアクッション２の
前端側の持ち上がシを防止することができる。

なお、本発明では回転運動を直線運動に変換する機構は
図示実施例のものに−限らず、要はチェアバツク３を傾
倒させたときに、傾倒角度に対応してチェアバツク受は
フレーム５をチェアクッション２の後方へ移動させうる
構造であればよい。

以上が本発明にかかるリクライニングチェアの倒れ防止
装置の一実施例の構成であるが、かかる構成によればチ
ェアバツク受はフレームを具備し、チェアバツクとチェ
アバツク受はフレームとを回転運動を直線運動に変換す
るリンク機構を介して連結し、チェアバツクを後方に傾
倒させたときに傾倒角度に対応してチェアバツク受はフ
レームがチェアクッションの後方に向かつて移動し、チ
ェアクッションの前端部側の持ち上がシを防止できるの
で、チェアバツクを起立状態から水平状態に至るまで大
きな傾倒角度に傾倒させ、安定的なチェアとして使用し
うる効果があるとともに、チェアバツクを後方に傾倒さ
せない場合には、チェアバツク受はフレ、−ムがチェア
クッションの下方に収納されているので邪魔になること
がない。

なお、上述においては、本発明の一実施例を示したに留
まり、本発明の精神を脱することなしに種々の変形、変
更をなしうろこと明らかであろう。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本発明の一実施例を示すもので、
第１図は側面図、第２図は拡大斜視図である。 図中、１・・・リクライニングチェア、２・・・チェア
クッション、３・・・チェアバツク、４・・・デバイス
ロック機構、５・・・チェアバツク受はフレーム、１１
・・・回転運動を直線運動に変換するリンク機構の回動
軸、１２・・枢支軸、１３・・・レバー、１５・・・リ
ンク、１６．１７・・・リンクを連結するビン、１８・
・・ガイド部材。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）　　チェアクッションの下部に、チェアバツク受
   はフレームを前後方向にスライド自在に設置するととも
   に、チェアバツクと前記チェアバツク受ケフレームとを
   、チェアバツクの後方への傾倒角度に対応してチェアバ
   ツク受はフレームをチェアクッションの後方へ移動させ
   うる回転運動を直線運動に変換するリンク機構を介して
   連結したことを特徴とするリクライニングチェアの倒れ
   防止装置。
2. （２）　　前記回転運動を直線運動に変換するリンク機
   構は、チェアバツクの底部に取り付けられた回動軸と、
   位置固定の枢支軸と、枢支軸を、回転中心として回動し
   うるように支持されかつ一端部が前記回動軸に係合され
   たレバーと、前記チェアバツク受はフレームとレバーの
   他端部とにビン止めされたリンクとを有して構成されて
   いることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載のリク
   ライニングチェアの倒れ防止装置。