JPS5867837A - 時計用外装部品 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、新規な金ムク材を使用する時計用外装部品に
関するものである。

最近、高級品への志向が強まり、高級品時計用外装部品
に金ムク材を主とする貴金属生地の使用が大幅に増加し
ている。

従来、時計用外装部品に使用されている金ムク材は、主
に金と、銀、銅、亜鉛、ニッケル、コノ（ルト、パラジ
ウム等の金属との合金で構成されていた。しかし、これ
らの金ムク材を時計用外装部品に使用した場合、原料コ
スト上に問題がある。

また普及品として使用されているステンレス鋼や銅合金
に比べて重量が増す等の問題がある。

そこで本発明者は、従来の金ムク材に比べて上記間層点
を改善した安価な、かつ軽量化された新規の時計用外装
部品を提供しようというものである。

即ち、本発明は従来の金ムク材の代わりに金及びアル１
ニウムを主成分とする合金を使用した事により、安価な
かつ軽量の時計ケース、バンド等の時計用外装部品を得
る事に成功したものである。

本発明は金及びアル１ニウムを主成分とする合金を使用
して時計用外装部品を構成する事にあり、表１からも明
らかなように、本発明に使用した金及びアルミニウムを
主成分とする金ムク材は従来の金ムク材と比べて比重が
小さい事がわかる。

このため同体積の時計用外装部品を製造すると、金及び
アルｉ　ニウムを主成分とする合金のほうが軽量となる
。と同時に金相は同じであっても実際使用する金の含有
量が減少する事や、銀、銅、パラジウム、ニッケル、コ
バルト等に比べてアルミニウムが安価であるため、原料
コスト面においても大きな改善となる。

以下、実施例により本発明を説明する。

実施例１゜ 同じ構造の時計用ケースを、１８カラット金−銀一鋼合
金及び１８カラット金−アルミニウム合金で製造した。

同体積である両者の重量を比較すると前者が約１１０ｆ
であるのに対して後者が約９０Ｌｉ′と約２０％以上の
軽量化となった。またこのため、金相は同じ１８カラツ
トであるが実際使用する金の含有量が減少した。さらに
銀や銅に比べて安価なアルミニウムを使用する事で原価
コストにおいても約３０％以上安価となった。

この金−アルミニウム合金の時計用ケースを人工汗浸漬
試験及び塩水噴霧試験等により耐食性を調査したところ
、従来の金ムク材製品に比べても優るとも劣らない結果
を得た。また、外観についても問題はなかった。

実施例２゜ 同じ構造の時計用バンドを１４カラット金−銀−パラジ
ウム合金及び１４カラット金−アルミニウム合金で製造
した。同体積の両者の重量を比較すると前者が約５Ｏｆ
であるのに対して後者が約５５９と約３０％以上の軽量
化となり、金相は同じ１４カラツトであるが実際使用す
る金の含有量が減少した。また、銀やパラジウムに比べ
安価なアルミニウムを使用する事で原価コストにおいて
も約２０％以上安価となった。

この金−アルミニウム合金の時計用バンドを人工汗浸漬
試験及び塩水噴霧試験等により耐食性を調査したところ
、従来の金ムク材製品に比べても優るとも劣らない結果
を得た。また、外観についても問題はなかった。

以上述べてきたように本発明によれば従来の金ムク材時
計用外装部品に比べ、軽量かつ安価な外装部品を得る事
ができる。

なお、本発明によれば実施例に述べた時計用ケース、バ
ンドに限らず、文字板、リュース、カラスリング等の他
の時計用外装部品に適用可能である。

また、実施例においては金−アルミニウム２元合金につ
いてのみ述べたが、添加元素として他の金属を加えても
同様な効果を得られる。

以　　上 出願人　　株式会社第二精工舎 代理人　　弁理士　最上　　務

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 金及びアルミニウムを主成分とする合金を使用する事を
   特徴とする時計用外装部品。