JPS5858494A - 冷熱衝撃装置の蓄冷器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は高温にさらされていた供試体を短時間のうちに
低温状態にする手段として、冷熱衝撃試験器などのよう
な冷熱衝撃装置に組込まれて使用される蓄冷器に関する
。

従来このような蓄冷器として、アルミニウムなどのよう
な金属塊に冷風を強制的にあてて蓄冷する方式のものが
知られているが、この従来方式のものは、冷風を強制循
環させる送風機と冷風源と却を効率的に行うために冷風
の循環回路の形成を必要とし、冷熱衝撃試験器などの装
置に組込む際、どうしても組込み部分の構造が複雑とな
るばかりでなく大きな組込みスペースを必要とする欠点
があった。更に従来方式のものは空気を媒体として冷却
しているため冷却が非効率的であると共に、金属塊であ
るため熱交換面積が小さく、放熱効率があまりよくない
欠点もあった。

本発明はこのような従来の問題を悉く除去することを目
的としてなされたもので、即ち本考案は、金属製であっ
て、実質的に金属塊からなる蓄冷部と、該蓄冷部から並
列突成された放熱板群からなる放熱部を具備し、蓄冷部
には冷却用通路が貫通されていることを特徴とする冷熱
衝撃装置の蓄冷器に係る。

本発明は上述の如き構造を有し、蓄冷部に貫通形成した
冷却用通路に冷媒を通ずることにょシ、ると共にこれを
装置内に組込む際、従来にみられるような冷風強制循環
用の送風器の備付けや冷風循環回路の形成が一切不要と
なり、組込み構造の簡略化と併せて組込みスペースの縮
小化を計り得る。

更に蓄冷部には、多数の放熱板群からなる放熱部が連設
されているので広い熱交換面積が得られ、このような放
熱板の間を、被冷却空気（供試体冷却用）を流通させる
ことによシ、これを効率的に冷却することができる。

このように本発明蓄冷器は蓄冷並びに放熱を効−的に行
うことができ、優れた性能を有すると共に、装置への組
込みを、簡単にしかも小さな収容スペースのもとに達成
でき、特に下記に詳述するよりな一槽式の冷熱衝撃試験
器用として有用である。

以下に本発明の実施例を添附図面にもとづき説明すると
次の通りである。

第１図は本発明蓄冷器の最も基本的な構造の一例を示し
、蓄冷部＋１１はアルミニウムなどのような金属塊から
構成され、該蓄冷部１１１の上面には、並設突成された
多数の放熱板（２α）群からなる放熱部（２）が連設さ
れ、各放熱板（２α）（２α）の間には、被冷却空気を
流通させるための小間隙（２６）が形成されている。ま
た蓄冷部（１）は、放熱板（２α）の並列方向と平行す
る冷却用通路（３）を有し、この冷却用通路（３）はそ
の入口側に接続された送シ込み用導管（４）及び出口側
に接続された送シ出し用の導管（５）と共同して、冷媒
の循環回路を構成し、この循環回路の適所に、冷凍器な
どのような冷却装置（図示せず）が備えられている。

第２図は本発明の他の実施態様を示し、蓄冷部ｉｌｌ及
び放熱部（２）が、金属板を構成素子として組立てられ
ている。金属板としては高さの大きい金属板（７）と高
さの小さい金属板（８）が用いられ、応等金属板＋７１
　（８１が図示のように交互に組合せられ、蓄冷部（１
）は金属板（７）の下半部と金属板（８）とによシ、ま
た放熱部（２）社金属板（７）の上半部によシ、それぞ
れ構成される。この場合蓄冷部（１）を構成する金属板
（７）・・・・・、（８）・・・・・は、締付け０ツド
（９）を用いて緊締しておくことが有利であり、このよ
うな緊締構造をとることにより、実質的に金属塊と変ら
ない蓄冷能力が得られる。またこのように蓄冷部＋１１
を金属板（７）・・・・・、（８）・・・・・から構成
する場合には、該蓄冷部（１）に管制を貫挿して、導管
（畔内を冷却用通路（３）として利用することが有利で
ある。この場合管＋ｔｃｍは蓄冷部ｆｌｌに穿設された
孔（■）（各金属板ごとに加工される）内に貫挿される
が、孔（ｌｌ）と管（１０１との間に隙間が生ずると冷
却効率が低下するので、管＋１（Ｉは、適宜の拡管手段
を適用して拡管し、孔（１１）の内周面に密着しておく
ことが有利である。冷却用通路（３）は、一本であって
も或祉図示のように上下の２本或はそれ以上設けてもよ
く、勿論巾方向に対しても、蓄冷部＋１）の巾（通路（
３）と直交する方向）に応じて複数本を平行して設ける
ことができる。

図中（１２１は上下の冷却用通路＋３）　ｊ３１を一端
側に於て連結する連結管、咥は上側通路（３）の他端に
連結された冷媒送り込み用の導管、Ｈは下側通路（３）
の他端に連結された冷媒送シ出し用の導管で、２等導管
θ′４及び０埠は冷凍器などのような冷却器（図示せず
）に連絡されている。

第２図に示すように蓄冷器の構成素子として金属板［７
）　＋８１を用いる場合は、放熱部（２）や冷却用通路
（３）などの形成が容易となシ製作加工を簡略化できる
と共に、金属板１７１　＋８１の使用枚数を適宜増減す
ることによシ、蓄冷器の大きさや蓄冷能力を、これを組
込む装置の性能や収納スペースに合せて自由に調節でき
る。

また構成素子としてさらに効率的な手段が第３図に示さ
れている。この第３図に示されるように構成素子として
厚内の下半部（１４ｃＬ）と減じられた肉厚の上半部（
１４ｂ）からなる金属板（１４）を用いるときは、単に
一種類の金属板ＩＪ４を用いて本発明蓄冷器を組立てる
ことができ、組立てをより一層簡略化でき、また放熱効
率を高めることができる。

第４図は、本発明蓄冷器の一使用状況を示し、蓄冷器（
Ａ）は一槽式冷熱衝撃試験器（ａ）の冷風循環通路（ｈ
）内に、クーラー（ｃ）と−緒に配置され、該循環通路
（ｂ）内を流通する空気を冷却して、テストエリア（４
内の温度を急激に所定の温度まで降下させる働きをする
。一方クーラー＜Ｃ＞　ａ所定の温度まで降下した温度
を維持する働きをする。

本発明蓄冷器は、上述のように冷風強制循環用の送風器
や冷風循環回路の備付けを必要としないので、第４図に
示すように１冷風通路内の狭いスペース内にうまく収納
することができる。

第４図に於て、（−）は熱風循環通路、（イ）は同通路
内に備えられた加熱器、（ｙ）は冷風循環通路（ｂ）と
熱風循環通路（＃）を適宜切換えるためのタンバー、（
Ａ）は冷風と熱風の共用通路（り内に備えられた送風器

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明実施の一例を示す縦断面図、第２図は本
発明の更に他の実施例を示す一部切欠き清面図、第３図
は本発明に於て用いられる構成素子の変更例を示す側面
図、第４図は、本発明蓄冷器の一使用状況を概略的に示
す説明図である。 図に於て、ｆｌ）は蓄冷部、（２）は放熱部、（３）は
冷却用通路である。 （以　上） 第］ＥニアＩ ｇＢ　　図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ■　金属製であって、実質的に金属塊からなる蓄冷部と
   、該蓄冷部から並列突成された放熱板群からなる放熱部
   を具備し、蓄冷部には、冷却用通路が貫通されているこ
   とを特徴とする冷熱衝撃装置の蓄冷器。