JPS5855026A - 鋼板・帯鋼等の結露防止方法及び同装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は製鉄所などで製造された鋼板・帯鋼等の保管
中その表面に空気中の水分が結露することを防止する方
法及び同装置に関するものである。

一般に鋼材表面の結露は季節的には１００月頃から一年
の６月頃の間に起り易く、この結露状態が長く続くと発
錆し鋼材の商品価値を低下させる０従来、多くある結露
防止対策の一つとして鋼材の近くに加熱コイルを設置す
ると共にファンを回転させて温風を鋼材に吹付ける方法
があるが、効率的でないため鋼材の数千トンもの在庫品
に対しては多大の費用がかかった。

また、水分を多く含む外気を遮断するため鋼材の山にビ
ニールシートを単に被せるようにした方法があるが、こ
の方法社外気を完全に！！断できずしかもシート内の通
風が不良のためかえって多湿となり発錆り易かっ九〇 この発明は鋼材保管中に発生する結露を防止するための
より効率的な結露防止方法及び同装置を提供することを
目的とする。

すなわち、この発明は加圧のみにより昇温した空気を結
露防止する鋼板・帯鋼等の鋼材の温度近くまで熱交換機
により冷却すると共にドレンを取除き、次に該空気を大
気圧より僅かに高い圧力まで減圧して乾燥した後、外気
を遮断する如く鋼板・帯鋼等に被せたビニールシート等
のシート内の空間部に前記乾燥空気を導入するものであ
る。

また、この発明は加圧空気送入管に減圧用弁を設け、該
加圧空気を大気温度近くまで冷却する熱交換機を設ける
と共に該熱交換機の下方にドレン抜きを設け、大気圧よ
り僅かに高い圧力まで減圧するヘッダーと、このヘッダ
ーからの送風路を鋼板・帯鋼等に被せたシート内空間部
に導いてなるものである。

図面に基いてこの発明の実施態様を説明する。

１は加圧空気に対する熱交換機で、脚部２上に２図に示
す如く各冷却管４０入口端に設けた送風室６には送風用
電動ファン７が設けられている。

また、ハウジング８の下端側壁には減圧用弁８を設けま
た加圧空気送入管９が取付けられ、底部にはドレン抜き
ｌＯが設けられている。

更に、ハウジング８の上部には調節弁１１及び圧力計１
２を備えた導通管１８を介してヘッダー１４が設置され
、該ヘッダー１４の出口側に調節弁１５を設けたノズル
１６が設けられている。

一方、熱交換機ｌから離れた場所に第８図に示す如く床
１７上に複数個の鋼板・帯鋼等１８が置かれ、これらの
上にビニールシート等の気密性シート１９が被せられて
いる。

そして、シー）１９内の空間部２０には熱交換機１のヘ
ッダー１４のノズル１６に一端を接続した空気用ホース
であるところの送気路２１が導入されている。

しかして、通常工場内で使用されている送気用加圧空気
はコンプレッサーによシ８０℃〜４０℃に昇温された状
態で矢印Ａの如く加圧空気送入管９からハウジング８内
に導入され、同時に電動ファン７が回転して例えば１５
℃の外気が矢印Ｂの如く送風室６内に送り込まれ更に各
冷却管４内を通されたのち矢印Ｃの如く管外に出て再び
大気中に放散きれる。このとき、ハウジング８内の加圧
空気は各冷却管４との間に熱交換が行われてほぼ外気温
度まで冷却される。しかしこの時の加圧空気は相対湿度
１０（ｌの飽和状態となシ、）・ウジングＢ内に溜った
水はドレン抜きｌＯより排出される。

次に、加圧空気は導通管１８を通りヘッダー１４へ導か
れるが、調節弁１１及び調節弁１５が圧力計１２を見な
がら徐々に開かれる。へ、ラダー１４内の加圧空気は約
０，０５Ａ９／ｄＧｔで減圧されると共に相対湿度が約
２０チの乾燥状態となる。

この乾燥加圧空気は送気路２１を経て鋼板・帯鋼等１８
の置かれた場所つまシシー）１９内の空間部２０に送入
される。

この発明によれば、鋼板・帯鋼等１８の置かれたシート
１９内は加圧空気゛′の送入により気圧が少し高いので
多湿状態の外気が侵入することがなく、鋼板・帯鋼等１
８等の鋼材表面は常に乾燥空気にさらされるため結露せ
ず発錆することがない。

また、シート１９内の空間部２０は比較的小容量である
ため、加圧空気の使用量が少量で済み鋼材の結露防止対
策としては極めて効率的方法でおる０ 即ち、数千ｔもあるような鋼材は熱容量もそれだけ美大
となるが、これに要する結露防止のための消・費エネル
ギーカ５著しく低減でき経済的に得策である、。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明に係る鋼板φ帯鋼等の結露防止方法及び
同装置の一実施態様を説明するもので、第１図は熱交換
機の垂直切断正面図、第２図は第１図の１−１線の切断
平面図、第８図は鋼板・帯鋼等の設置場所を示す正面図
である。 ｌ　　熱交換機 ８　　ハウジング ４　　冷却管 ８　　減圧用弁 ９　　加圧空気送入管 １０　　　ドレン抜き １４’　　　ヘッダー １８　　鋼板・帯鋼等 ２０　　空間部

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ｌ　加圧のみにより昇温した空気を、結露防止する鋼板
   ・帯鋼等の鋼材の温度近くまで熱交換機により冷却する
   と共にドレンを取除き、次に該突気を大気圧よシ値かに
   高い圧、力まで減圧して乾燥した後、外気を遮断する如
   く鋼板・帯鋼等に被せたビニールシート−のシート内の
   空間部に前記乾燥空気を導入することを特徴とする鋼板
   ・帯鋼等の結露防止方法。 ２　加圧空気送入管に減圧用弁を設け、該加圧空気を大
   気温度近くまで冷却する熱交換機を設けると共に該熱交
   換機の下方にドレン抜きを設け、大気圧より僅かに高い
   圧力まで減圧するヘッダーと、このヘッダーからの送気
   路を鋼板・帯鋼等に被せたシート内空間部に導いてなる
   鋼板・帯鋼等の結露防止装置。