JPS5851490B2 - 自動防曇装置 - Google Patents

自動防曇装置

Info

Publication number
JPS5851490B2
JPS5851490B2 JP52158277A JP15827777A JPS5851490B2 JP S5851490 B2 JPS5851490 B2 JP S5851490B2 JP 52158277 A JP52158277 A JP 52158277A JP 15827777 A JP15827777 A JP 15827777A JP S5851490 B2 JPS5851490 B2 JP S5851490B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
heater
sensor
glass surface
transistor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP52158277A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5490731A (en
Inventor
康徳 岸
豊照 黒田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Stanley Electric Co Ltd
Original Assignee
Stanley Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Stanley Electric Co Ltd filed Critical Stanley Electric Co Ltd
Priority to JP52158277A priority Critical patent/JPS5851490B2/ja
Publication of JPS5490731A publication Critical patent/JPS5490731A/ja
Publication of JPS5851490B2 publication Critical patent/JPS5851490B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は車輛のウィンドガラス用自動防曇装置に関す
るものである。
車輛に於ける防曇はガラス面に備えたヒータに通電を図
ることによってなされるが、この通電方式は、ガラス面
に備えた平行電極板によるセンサーにて水滴の有無を検
出し、センサーの抵抗値が設定値以下となった場合に通
電を開始し、水滴が乾燥除去され再びセンサーの抵抗が
元の値になると通電が停止されると云った自動化のシス
テムが採用されている。
前記センサーは曇りの原因となる水滴が付着すると、そ
の内部抵抗が低下し、またこの曇りが除去されると元の
抵抗値となるため、ウィンドガラスの最も曇りの生じ易
い場所に備えておけばヒータへの通電制御は理想的なも
のとなる筈である。
然し乍ら車輛に実装した場合ガラス面の親水性が影響し
必らずしも理想的な作用は得られない。
即ち、環境の変化によって僅かずつガラス面に水滴が付
着してきた場合、当初はガラス面に親水性が殆んどなく
、シたがってセンサーに水滴が付着しても期待通りの抵
抗値変化がなく、水滴量が多量に付着して始めて検出が
なされると云った現象が生じることである。
然して、この時点では殆んど視野が断たれる程度の曇り
が発生しており、この時点でヒータに通電がなされても
自動防曇装置としての効果はなく車輛用としては好まし
いものではない。
この発明はこのような事情に対処するべくなされたもの
で、ガラス面に親水性が無い曇り始め初期の状態であっ
ても確実にヒータへの通電がなされ、ヒータへ通電時期
の遅れによる曇りの発生等の不都合のないようにしたも
のである。
以下この発明装置について図示した実施例を参照して説
明する。
第1図は自動防曇装置の概要を説明したもので、1は車
輛等のウィンドガラス、2はガラス面に生じた水滴によ
る曇りを乾燥除去するためのヒータ、3はガラス面に備
えた平行電極からなるセンサー、4はセンサー3が水滴
を検出した際にヒータ2に対し通電をなし、除湿が図ら
れた後にはヒータへの通電停止をなすこの発明による防
曇装置である。
第2図は防曇装置4の回路例を示したもので、基準電圧
を一方の入力とし、ガラス面に付着した水滴によってそ
の抵抗値が変化する前記センサーによる電圧降下値を他
方の入力とした作動検出部Cと、作動検出部の動作信号
によってガラス面に付着した水滴の乾燥除去をなすヒー
タ2への通電駆動部りと、作動検出部Cに基準電圧の供
給とセンサー3からの変動電圧を供給すると共に前記基
準電圧の変換回路とからなる駆動設定回路Bとさらに作
動検出部Cのセンサー3側入力に対し一定の発振出力を
供給する発振器Aより構成しである。
即ち、作動検出部Cは電圧比較器1cおよび抵抗、ダイ
オード、コンデンサからなり、後に説明するようにガラ
ス面に水滴が付着していない状態では電圧比較器1cの
出力はバイレベルにあり、水滴をセンサー3が検出した
際には反転してロウレベルとなるように作用する。
通電駆動部りは、前記電圧比較器1cの出力がバイレベ
ルの場合にオン状態にあるトランジスタ1dと、このト
ランジスタのオン動作によってオフ状態を維持し前記ト
ランジスタ1dがオフとなった際にオンとなるトランジ
スタ2dと、このトランジスタに直列に接続したリレー
コイル3dと、リレーコイルの励磁によって切替りヒー
タ2と電源Eとの接続をなす接点と、さらにこの接点の
切替え動作の後、再び開放となった一定時間経過後オン
となるトランジスタ5dとで構成しである。
なおトランジスタ5dの作用については後に説明する。
次に、作動検出部Cの電圧比較器1cの動作条件が設定
される駆動設定回路Bについて説明する。
まず、電圧比較器1cの基準側入力は、抵抗1b、2b
および3bによる直列回路の抵抗1bと抵抗2bおよび
3bとの分圧値を供給する構成としており、さらに抵抗
3bには並列にサイリスタ4bが接続され、このサイリ
スタ4bがオンとなった際には前記分圧値に比べ基準値
が低くなるように設定しである。
このサイリスタ4bは、前記通電駆動部りのリレー接点
4dが閉じた際に充電され、再び開放されたときに放電
するコンデンサ6dの放電電流によりオンとなるトラン
ジスタ5dの動作電流にてトリガされるようにしである
電圧比較器1Cの他方の変動側入力には後に説明する発
振器Aの出力電圧を抵抗5bとセンサー3との直列回路
にて分圧された電圧が供給されるようにしである。
したがって、電圧比較器1cの基準側入力電圧に比べ変
動側入力電圧が低くなれば、ヒータ2に対して通電が図
られ、ある時間経過後リレー接点4dが開放されるとコ
ンデンサ6dの放電によってオンとなるトランジスタ5
dによりサイリスタ4bがオンとなる結果、再び水滴の
付着により電圧比較器1cが反転動作に至るには先の場
合と条件が異なることになる。
これはサイリスタ4bのオン動作によって基準入力電圧
が低くなるためで二回目以降ヒータ2に通電がなされる
ためにはセンサー3の抵抗値が十分低くならないとなさ
れないことになる。
電圧比較器1cの動作条件を設定する駆動設定回路Bを
上記のように選んだ理由は、前記したようにガラス面の
親水性を考慮したもので、曇り始め当初はガラス面に親
水性が殆んどなく、このため視界が妨げられる程度に曇
りが発生しないとセンサー3の抵抗値が目的とする値に
下がらず、方ガラス面の親水性が良い状態即ち、最初の
除湿操作がなされた後では、センサー3の抵抗値が目的
とする値に低下するのは殆んど視野に影響を与えない僅
かな曇りの状態である。
したがって、ガラス面の親水性の影響を無くし、常に視
界を妨げることのない程度の曇りが発生した場合には必
らずヒータへの通電が図れるようにしである。
発振器Aは、トランジスタIa、2aを主要構成部材と
した、例えばCUT(コンプリメンタリ−ユニジャンク
ショントランジスタ)回路であり、その出力を前記抵抗
5bおよびセンサー3にて分圧して電圧比較器1cの変
動側入力に加えるようにしである。
次に作用について説明する。
まず、当初ガラス面に曇りのない状態ではセンサー3の
抵抗は十分に高くそのため電圧比較器の反転作用はなさ
れず、トランジスタ1dはオン状態にあり、トランジス
タ2dはオフ状態に保持され、このためリレーコイル3
dが励磁されない。
したがって接点4dは開放されたまSであリヒータ2へ
の通電はなされない。
次に、ガラス面に曇りが生じると、センサー3によって
検出されその抵抗値は低下するが、当初はガラス面に親
水性が無く、視界に殆んど影響しない程度の曇りでは僅
かな抵抗変化しか望めないが電圧比較器1cの基準側入
力電圧も高く設定されているのでこのような僅かな抵抗
変動でも十分反転動作し、この結果トランジスタ1dは
オフ、トランジスタ2dはオン、これによってリレーコ
イル3dが励磁し接点4dは閉じヒータ2への通電が図
れる。
同時にコンデンサ6dに充電がなされるが放電路を断た
れるためトランジスタ5dはオフ状態である。
ある時間経過するとヒータ2の加熱によってガラス面に
生じた曇りは乾燥除去され、これによってセンサー3の
抵抗値も元の値に戻るため電圧比較器1cは反転し、ヒ
ータへの通電は断たれることになる。
この際リレーの接点4dの開放によりコンデンサ6dが
トランジスタ5dおよびヒータ2を通じて放電するので
、トランジスタ5dがオンしこれによってサイリスタ4
bがオンし、この結果抵抗3bは作用しない状態となり
、電圧比較器1cの基準側入力電圧は抵抗1bと2bと
の分圧値に変換されることになる。
このため、次にガラス面に曇りが生じたときはセンサー
3の抵抗値が十分低下しないと電圧比較器1cの反転作
用は得られずヒータへの通電はなされないことになるが
、この時点では当初の曇りによってガラス面の親水性が
増加しているので視界を妨げない程度の僅かな曇りでも
センサー3は正常な作用をなし、抵抗1bと2bとの分
圧値よりも低下するため電圧比較器1cは確実に作用す
ることになり、その結果ヒータへの通電がなされること
になる。
第3図はこの発明装置の動作状況特性図を示したもので
、ガラス面に親水性がない曇り始め当初は電圧比較器1
cの基準電圧が高く設定しであるので、センサー3の抵
抗値が視界を妨げない程度の曇りでも作用していること
が分る。
第4図は従来装置の動作状況特性図で、本図で明らかな
ように曇り始め当初のガラス面に親水性のない時点では
センサーの応答性が極めて悪く、相当に視界を妨げる程
度に曇りが発生しないとヒータへの通電がなされないも
のとなっている。
勿論、ガラス面の親水性を考慮し、基準電圧を高く設定
すれば曇り始め初期において、このような不都合は無く
なるが、親水性が増加した後は僅かな湿気にも応答して
ヒータへの通電が継続すると云った不都合が生じ実用的
ではない。
以上の説明で明らかなように、この発明装置はガラス面
の親水性の変化によって生じるセンサーへの影響を無く
シ、常に視界を妨げることのない程度の曇りが生じた際
に確実にヒータへの通電が図れるようにしたものである
から、自動防曇装置として車輛等に備えた場合に極めて
効果的である。
なお、実施例の説明において、電圧比較器の基準電圧を
変化させるためにサイリスタを用いた例について説明し
たが、この例にこだわるものではなく、例えばリレーあ
るいはトランジスタ等を用いることもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明による防曇装置の概略説明図、第2図
はこの発明による防曇装置の回路図、第3図はこの発明
による防曇装置の動作状況特性図、第4図は従来装置の
動作状況特性図である。 1:ウィンドガラス、2:ヒータ、3:センサ4:防曇
装置、A:発振器、B:駆動設定回路、C:作動検出部
、D=通電駆動部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ウィンドグラス面に備えたセンサーにてガラス面に
    生じる水滴による曇りを抵抗値の変化として検出すると
    共に、ここに生じる電圧降下の変動分と基準電圧とを電
    圧比較器にて検出し、この電圧比較器の反転作用にてヒ
    ータへの通電制御を行う装置において、前記基準電圧の
    レベル値が第1回目の曇り発生時と第2回目以降の曇り
    発生時とで異なる値となるように設定したことを特徴と
    する自動防曇装置。
JP52158277A 1977-12-27 1977-12-27 自動防曇装置 Expired JPS5851490B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP52158277A JPS5851490B2 (ja) 1977-12-27 1977-12-27 自動防曇装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP52158277A JPS5851490B2 (ja) 1977-12-27 1977-12-27 自動防曇装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5490731A JPS5490731A (en) 1979-07-18
JPS5851490B2 true JPS5851490B2 (ja) 1983-11-16

Family

ID=15668078

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP52158277A Expired JPS5851490B2 (ja) 1977-12-27 1977-12-27 自動防曇装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5851490B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1390242B1 (en) * 2001-04-25 2007-03-07 ISGK Co., LTD An apparatus and method for removing moisture
ITUD20040111A1 (it) * 2004-05-26 2004-08-26 Studioart Srl Elemento di rivestimento

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5038023U (ja) * 1973-08-08 1975-04-19

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5490731A (en) 1979-07-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4625157A (en) Windshield wiper control
JPS60140401A (ja) 車両用制御装置
US6175205B1 (en) Device for operating a windshield wiper
US20210116544A1 (en) Distance measuring device
CA1222302A (en) Automatic wiper actuator for a vehicle window
JPH01503225A (ja) 乗物用ワイパの拭きとり動作間の時間間隔を調整するための回路構成を有するインタバルスイッチおよび方法
JPS5851490B2 (ja) 自動防曇装置
JPS5914563A (ja) ワイパ−装置
US5789886A (en) Wiper motor and delay control with windshield washer pump
JPH0316856A (ja) 車両用融氷装置
JPS6078844A (ja) 車両用ワイパ制御装置
JPH05221290A (ja) ワイパ制御装置
JPS63525Y2 (ja)
JP2920845B2 (ja) ワイパ制御装置
JPH0729588B2 (ja) 自動ワイパ装置
JP3011342B2 (ja) 車両の後方視界維持装置
JPS5945247A (ja) 車両用間欠ワイパ装置
JPS59209937A (ja) ワイパ制御装置
RU2083394C1 (ru) Устройство для автоматического контроля чистоты ветрового стекла автомобиля
JPH0519260Y2 (ja)
JP2005271852A (ja) 熱線式デフォッガー
JP2648365B2 (ja) ワイパの制御方法
JP3017407B2 (ja) 車両用ミラーのヒータ装置
JPS6238430Y2 (ja)
JPH09226530A (ja) 車両用アウタミラーの制御装置