JPS5849994A

JPS5849994A - 車両用音声入力装置

Info

Publication number: JPS5849994A
Application number: JP56142733A
Authority: JP
Inventors: 武藤　雅仁; 中根　修司; 奥山　倫光; 村山　武司
Original assignee: Toyota Motor Corp
Current assignee: Toyota Motor Corp
Priority date: 1981-09-10
Filing date: 1981-09-10
Publication date: 1983-03-24

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は車両用音声入力装置、％に話者音声を認識して
電気的な指令信号に変換し、これに基づいて所望の制御
作用を行なう車両用音声入力装置の改良に関するもので
ある。

音声を機械に聞き取らせる音声認識が周知であシ、近年
において、種々の産業分野においてその実用化が図られ
ている。近年にお妙る音声認識は特定話者の限定単語認
識として実用化され、物流システム、計算機の端末機器
その他として広範囲の利用に供され、人間による操作を
著しく簡略化できるという効果を有する。このような音
声認識を用いた入力装置は車両にも適用可能であル、運
転者その他の特定話者からの音声指令に基づいて車両自
体の走行操作成いは各種補機を制御することが行なわれ
、運転者の負担を著しく軽減することができる。

しかしながら、この種の音声入力装置では、特定話者の
音声指令を他のノイズから識別しな妙ればならず、この
ような識別が正しく行表われないと、ノイズによる誤動
作が生じることとなシ、車両に適用した場合、時として
極めて危険な走行状態を生じさせるという問題があつ九
。特Ｋ、車両の場合、単室内のノイズは通常の他の音声
認識環境に比較して大きなレベルにあシ、又極めて大き
゛な変動を有するという特徴があ〕、このような悪条件
下において話者音声をノイズから分離して取シ出すこと
が極めて困難であった。即ち、車室内においては、エン
ジンからの洩れ音、乗員の話し声、オーディオ機器から
の音及び走行時の風切シ或い祉タイヤ摩擦音等が存在し
、これらが走行状態によって大きく変動する特徴があシ
、又走行時に外部から侵入するノイズ、例えば緊急自動
車、踏切夛或いは街頭前等の侵入があシ、車室内では、
このような各極ノイズが常に変動した状態で充満してお
シ、このような状態で特定話者からの音声のみを取出す
ことＦｉ極めて困難であった。

本発明は上記従来の課題に鑑みなされたものであシ、話
者マイクから検出される音よシノイズ音を確実に除去し
て、話者音声のみを確実に取出すことのできる改良され
た車両用音声入力装置を提供することにある。

上記目的を達成するために、本発明は話者の近傍であっ
て話者音声と車室内ノイズとのＳＮ比の大きい位置に設
けられた話者用マイクと、車室内ノイズを検出する丸め
に話者用マイクとれ異なる位置であって前記８Ｎ比の小
さい位置に設りられたノイズ用マイクと、両マイク出力
を電気的に差算する差算回路と、を含み、ノイズを除去
して話者音声を取出し、この話者音声によル所望の車両
制御指令を行なうことを特徴とする。

以下図面に基づいて本発明の好適表実施例を説明する。

第１図において、特定話者１００の近傍には話者用マイ
ク１Ｇが設けられ、特に１本発明において紘、この話者
用マイク１０社話者音声と車室内ノイズとの８１比の大
きい位置に設けられ、例えば特定話者１０Ｇを運転者と
した場合、運転席のメータフード内等に設けることが好
適である。

話者用マイクＩＯＫはアンプ１２が接続されておシ、話
者音声信号が所定レベルまで増幅され、これがフィルタ
パンク１４へ供給され、複数チャンネルのアクティブフ
ィルタによって音声信号が所定の各周波数帯に周波数分
析される。

一方、車室内の騒音源にはノイズ用マイクが設けられ、
第１図の実施例においては、車室内の複数の騒音源２０
　’６−１〜２０Ｇ−Ｈの近傍に各々ノイズ用マイク１
６−１〜１６−Ｈが設けられ、これらのマイク１６によ
って車室内ノイズが検出され、本発明において紘、この
ノイズ用マイク１６ｄ−置場所としては前記話者用マイ
ク１０とは逆に話者音声と単室内ノイズとの８Ｍ比の小
さい位置、即ち、話者音声よシノイズを多く拾う位置に
設けられる。具体的に祉、これらのノイズ用マイク１６
の設置箇所は、例えばオーディオスピーカ近傍、エアコ
ン吹出口、或いは乗員の前位置等に設定されることが好
ましい。

前記ノイズ用マイク１６の出力も前記音声信号と同様に
アンプ１８を通シフィルタ／（ンク２０に供給され、所
望の周波数分析が施される。

本発明において特徴的なことは、前記話者音声とノイズ
との差算を行なうことであシ、このために、各フィルタ
バンク１４或いは２０の出力祉可変抵抗からなるゲイン
調整器を介して差算回路２２へ供給され、各周波数帯毎
に電気的な差算が行なわれる。即ち、差算回路２２−１
にはその非反転入力に話者信号であるフィルタ／くンク
１４からの音声信号が供給され、又その反転入力にはノ
イズ信号であるフィルタバ／り２０からの出力が供給さ
れ、同出力が電気的に差算される１、実施例においては
、ノイズ出力は各ノイズ用マイク１６から得られた信号
の最大値を差算入力とする構造、ｄ−らな凱このために
１差算回路２２の各反転入力にはノイズ用の各フイルタ
ノ（ンクからの出力ｔＸ並りＵに供給されている。従っ
て、差算回路２２は音声出力から最大ノイズ出力を差算
することとな夛、何れかの騒音源２００の各周波数帯毎
の最大ノイズを検出して音声出力からこの最大ノイズ出
力を除去することが可能となる。

従って、差算回路２２からは、話者用マイク１０に混入
し九ノイズを確実に除去した特定話者信号のみを出力す
ることが可能とな′シ、その出力信号のＳＮ比を著しく
改善する仁とが可能となる。勿論、各騒音源２００毎に
話者用マイク１０への混入本社著しく変動するので、実
際上、実験によ）、各フィルタバンク２０からの出力に
鉱ダインｇ４！１器により所望のゲイン調整をかけてお
くことが好適である。

前記各差算回路２２の出力はマルチプレクーＶ″２４に
よって履次選択され、これがＡＤ変換器２８１Ｃよシデ
ジタル信号に変換された後ＣＰυ２８に取込まれる。そ
して、ＣＰＵｚＨにおいて、周知の如く音声認識が行な
われ、特定話者の音声指令が電気的な入力信号として各
種車両走行制御或いは補器制御に用いられる。

以上のようＫして、本発明によれば、単室内ノイズを効
果的に除去することができるが、車室内のノイズ検出に
は、前述し九ように複数のノイズ用マイクを用いること
が好適であシ、これらのマイク出力から最大ノイズ信号
を取出し或い祉これらのマイク出力を平均化して差算用
のノイズ信号とすることができるが、更に、本発明にお
りるノイズ用マイクの設置位置、即ち、話者用マイクと
は異なる位置であって話者音声と車室内ノイズとのＳＮ
比の小さい位置は、少なくともノイズ用マイクの一本に
対して運転席のカウルサイドに設けることが好適である
１゜第２．３１１にＬ１前述した話者用マイク１０とノイズ
用マイク１６との好適な設置位置が示され、話者用マイ
クｉｏｎ特定話者である運転者に対して直前にあるメー
タ７−ドに設けられ、又ノイズ用マイク１６は運転席の
カウルサイドに内蔵される。

以上説明したように、本発明によれば、話者用マイクに
混入する車室内ノイズを確実に除去して、話者音声のみ
を取出し、誤動作のない信号入力を行なうことが可能と
なシ、車両に適した音声入力装置を提供することができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る車両用音声入力装置の好適な実施
例を示す要部ブロック回路図、第２．３図は不発８ＡＫ
好適なマイク設置箇所を示す説明図である。Ｚｏｏ・・・特定話者、　　　１０・・・話者用マイク
、１６−１，１６−Ｎ・・・ノイズ用マイク、２２・・
・差算回路、２００−１〜２００−Ｎ・・・騒音源。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）　　話者の近傍であって話者音声と車室内ノイズ
との８１比の大きい位置に設けられた話者用マイクと、
車室内ノイズを検出する丸めに話者用マイクとは異なる
位置であって前記８Ｍ比の小さい位置に設妙られ九ノイ
ズ用マイクと、両マイク出力を電気的に差算する差算回
路と、を含み、ノイズを除去して話者音声を取出し、こ
の話者音声によル所望の車両制御指令を行なうことを特
徴とする車両用音声入力装置。
（２）　　特許請求の範囲（１）記載の装置において、
ノイズ用マイクは車室内の異なる位置に設けられ九少な
くとも２個のマイクを含み、両ノイズ用マイクの出力を
組合せて差算回路へ供給することを特徴とする車両用音
声入力装置。
（３）　　特許請求の範囲（１）、（２）の何れかに記
載の装置において、ノイズ用マイクはノイズ源の近傍に
設けられていることを特徴とする車両用音声入力装置。
（４）　　特許請求の範囲（１）、（２）、（３）の何
れかに記載の装置Ｋ＞いて、少なくとも１個のノイズ用
マイク祉運転席のカウルサイドに設けられていることを
特徴とする車両用音声入力装置。