JPS5843956Y2 - 自動洗浄式消泡ノズル - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、下水処理場、バツキ式汚水処理槽、バツキ式
浄化槽の処理槽内で、バツキをする事によって水面に水
泡ができる。

この水泡は後から後からできて、そのうちに空中に飛散
し始め公衆衛生上よくない。

その発生する水泡を消すための自動洗浄式消泡ノズルに
関するものである。

従来は水噴射口を絞った消泡ノズルはあるが、水噴射に
使用する水Ａは上水ではなく、処理過程の水を使用する
ため、水中にごみが混入することがあり、このごみが消
泡ノズルの水噴射口をふさぎ、水の出を悪くするか又は
水が出なくなる。

そして消泡効果を減じ又は消泡、′ズルとしての用をな
さなくなる欠点があった。

又水噴射口を上さいだごみを取り除くのに手動的に行っ
ていた。

本考案は、その欠点を除くために考案したもので、これ
を図面に従って説明すると、第１図は本考案自動洗浄式
消泡ノズルの説明平面図、第２図は同じく消泡ノズル内
部を示す説明断面図、第３図は説明背面図である。

第４図は自動洗浄式消泡ノズルの一実施例の説明側面図
である。

流水Ａが流れ始めると、丸球２は水圧によって押し上げ
られて水噴射大口りに到達して接触面Ｇにて止まる。

水噴射大口りは丸球２によって閉鎖され水Ａは、水噴射
小口Ｅより噴射され反射板４に当り飛散して水泡上に雨
水のように降りかかり消泡効果を上げることができる。

次に、水中にごみが混入していてそのごみが流れて来る
と、水噴射小口Ｅをふさぐすると水Ａは出が悪くなるか
噴射をしなくなる。

消泡用ポンプが停止すると、流水がなくなり水噴射は停
止する。

水の流れがなくなると、丸球２は自重により丸球止３ま
で降下し接触面Ｆにて停止し水の流入大口Ｂをふさぎご
みの沈下を防ぐ。

消泡用ポンプが自動的に運転状態となり、流水が生じ一
定の水圧に上るまでに少量の水は、丸球２が押し上げら
れる前に丸球止３の水の流入小口Ｃより流入し、前回水
噴射口を妨害していたごみと共に水噴射大口りより消泡
ノズル１の外部に噴出する。

そして、その後に水圧を受けて押し上げられた丸球２は
、接触面Ｇに達し水噴射大口りをふさぎ水Ａは水噴射小
口Ｅより水噴射され反射板４に当り飛散して、水泡上に
雨水のように降りか・り正常な消泡効果を上げる事がで
きる。

この作用は、消泡専用ポンプが停止、運転を繰り返すた
びに反復するので、自動的に消泡ノズルの水噴射口内の
ごみを水噴射口外に水Ａと共に射出するためその効用は
絶妙なものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案の説明平面図、第２図は同じく断面図で第
３図は説明背面図である。 第４図は本案の取付は一実施例の説明側面図である。 本案における主たる部分と符号は次の通りである。 １−水噴射器、２−丸球、３−丸球止、４−反射板、５
取付は用ネジ部、６−ｍ管用ソケット、７−鋼管、Ａ−
水、Ｂ−丸球止の水の流入大口、Ｃ−丸球止の水の流入
小口、Ｄ−水噴射大口、Ｅ−水噴射小口、Ｆ−丸球止と
丸球との接触面、Ｇ 水噴射大口と 丸球との接触面、Ｈ−水の流入口。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 （イ）水噴射器１の先端に水噴射大口り及び水噴射小口
   Ｅをあける。 （ロ）水噴射器１の水噴射口内に丸球２を入れる。 （ハ）水の流入口Ｈに丸球止３を取り付ける。 以上の如く構成された、水泡を消す自動洗浄式消泡ノズ
   ル。