JPS584392B2 - 紙幣払出装置におけるシヤツタ装置

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【発明の詳細な説明】この発明はたとえば銀行業務において使用される現金自
動支払機、自動両替機などの紙幣払出装置に関し、さら
に詳しくは紙幣払出装置の払出口に設けられるシャツタ
装置に関している。

上述の紙幣払出装置によって紙幣が高速で払出口に投出
されると、紙幣はその勢いで前方の壁に当ってはね返り
、紙幣はバラバラの乱れた姿勢で積重ねられて、払出口
より紙幣の取出しが困難となる。

そこでこの発明は上述のように払出口に投出される紙幣
を整列させる機能を持った紙幣払出装置におけるシャツ
タ装置の提供を目的とする。

そしてこの発明によれば、払出口を開閉するシャツタの
内側にフラツパ部材を設けてこれに投出紙幣を当てるの
で、紙幣は投出速度を落しながらこれに案内されて下部
に落下し、払出口の底板上に整列されて積重ねられる。

そのため積重ねられた紙幣の取出しが容易となる。

さらに上述のフラツパ部材はシャツタに設けられている
ので、シャツタが開放されることによって上方に引き上
げられるため、紙幣の取出しには何ら支障はなく、しか
も構成が簡単である。

このような特徴を有するこの発明の一実施例を以下図面
に基づいて詳述する。

図面は銀行業務に使用される自動両替機の紙幣払出装置
におけるシャツタ装置を示す。

紙幣投出装置１は上部の左右位置に設けられた上部ベル
ト２，２と、下部の左右位置に設けられた下部ベルト３
，３さ、この下部の中央位置に設けられた中央ベルト４
とによって構成され、これらは高速で回動される。

そして投出される紙幣５は中央ベルト４によって中央部
が若干曲げられることにより腰が付けられるため、紙幣
５は直線状に投出される。

なお６〜Ｂはプーりである。

払出口９は前述の紙幣投出装置１の投出前方に位置し、
箱形部材１０によって箱状に形成され、側面の貫通孔１
１を介して紙幣５は投入される。

上述の払出口９の上面は開口され、この開口部にはスラ
イド開閉されるシャツタ１２が設けられている。

上述のシャツタ１２はスプリングなどの適宜の付勢手段
により閉鎖方向に付勢され、適宜のモータによりワイヤ
１３が巻上げられることによって開放される。

なおシャツタ１２の開放は紙幣５が所定枚数払出口９に
投出された後行なわれる。

前述のシャツタ１２の内側にはフラッパ１４がピン１５
により枢支されている。

上述のフラツパ１４はシャッタ１２が閉鎖状態にあると
き、その作用面が傾斜姿勢で前述の紙幣投出装置１の紙
幣投出径路中に突出すべく設けられている。

そして上述のフラツパ１４はシャッタ１２が開放される
とき、箱形部材１０の上側肩部１６に接することにより
、シャツタ１２の内面に収納される。

紙幣払出装置が両替のための紙幣を払出すときはシャツ
タ１２が閉鎖状態にあり、そのためにフラツパ１４は紙
幣投出装置１の紙幣投出方向に対し傾斜状に対向される
。

所定枚数の紙幣５が紙蔽投出装置１より投出されると、
これらの紙幣５は順次フラツバ１４に接当して減速され
下部に落−ドする。

そして上述の減速によって紙幣５の姿勢が安定するので
、下部に落下したとき紙幣５は整列されて積重ねられる
。

紙幣５の所定枚数が払出口９に投出されると、シャツタ
１２は開放される。

このときフラツパ１４はう／ヤツタ１２の上方スライド
に伴って下面の肩部１６で押上げられてシャッタ１２の
内側に収納される。

そのため払出口９より紙幣５を取出すとき、その取出し
時にフラツバ１４は障害吉ならず、また紙幣５は整列さ
れているために取出しが容易となる。

なお十述の実施例においで、シャツタ１２の開閉駆動源
はモータであるも、ソレノイドであるもよい。

またその駆動機構はレバーリンク機構、ワイヤ巻取機構
、送りねじ機構などでもよい。

シャツタ１２の開放タイミングは、紙幣５の投出枚数が
所定枚数に達したことを検知して、最後の紙蔽の払出口
９への到達時間だけ遅延させた時でもよい。

フラツバ１４は、自重で下方に垂下しでもよくまた枢支
部に捩りコイルバネを介装して下方に付勢してもよい。

そしてこの発明のシャツタ装置は自動両替機のほか、現
金自動支払機などにも利用可能である。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の一実施例を示し、第１図は紙幣払出装
置の部分斜視図、第２図はその側面断面図、第３図は紙
幣投出装置の正面断面図である。１・・・紙幣投出装置、５・・・紙幣、９・・・払出口
、１２・・・シャツタ、１４・・・フラッパ、１５・・
・ピン、１６・・・肩部。