JPS5843265Y2 - デンシブヒンノトリツケソウチ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電子機器または音響機器等に使用される表示用
ランプや表示用発光ダイオード等の電子部品の取付装置
に関する。

従来、一般に用いられているこの種の取付装置としては
、例えば平型状発光ダイオード等をキャビネット本体に
取付金具を介して取付けるか、または接着剤等を使用し
て取付けているものであつた。

しかしながら、このような取付装置によるものでは組立
時の作業性が悪く、またハンダ付は等の作業もむずかし
く煩雑なものであり、一方、外部振動や衝撃に対しても
弱いものであった。

特に接着剤で取付けた場合は取外す事が出来ず、サービ
ス性等に種々の欠点があった。

本考案は上述の欠点に着目して威されたものであり、以
下本考案に於ける一実施例の詳細を図面を用いて説明す
る。

図に示すようにテープレコーダー等のキャビネット本体
１に窓孔２が穿設され、該窓孔２は表示用発光ダイオー
ド３の平面中心部に突出された発光部４が嵌合するよう
に適宜形成されている。

５゜５′は該表示用発光ダイオード３の配線用端子板で
あり、配線基板６に予めハンダ付等により接続されてい
る。

前記配線基板６には切欠部７が形成され、ここにはゴム
等の弾性体からなる保持片８の溝８ａが嵌合されてこの
保持片８は配線基板６に取付けられている。

前記保持片８が取付けられた状態ではその保持片８の先
端は上記発光ダイオード３の裏面に当接され、そしてこ
の状態で発光ダイオード３の発光部４をキャビネット本
体１の窓孔２に嵌合させて配線基板６をねじ９によりキ
ャビネット本体１の突台１０に取付ける。

すると保持片８は前記ねし９の締付けとともに発光ダイ
オード３の裏面を押圧し、これにより発光ダイオード３
の前面はキャビネット本体１の裏面に圧接され、発光ダ
イオード３はしっかりと取付けられる。

なお、上記実施例では発光ダイオードの場合につき述べ
たが、これは表示ランプ等、他の電子部品で゛あっても
同様で゛ある。

以上のように、本考案によれば簡単な構成で電子部品を
確実に取付けることができるものであり、その電子部品
が取付けられた状態では保持片によってキャビネット本
体に圧接されているために外部振動により電子部品が共
振するようなことがなく、また取付けが簡単に行なえる
ので組立工程に於ける作業能率が著しく向上するばかり
でなく、サービス性等の種々の面においてもその効果は
大なるものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を示すもので、第１図は平型状
の表示用発光ダイオードの斜視図、第２図はその取付状
態を示す要部断面図、第３図は配線基板の要部斜視図、
第４図は保持片の斜視図である。 １・・・・・・キャビネット本体、３・・・・・・発光
ダイオード、５．５′・・・・・・接続端子、６・・・
・・・配線基板、８・・・・・・保持片。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 予め配線基板に接続された電子部品の裏面に該配線基板
   に保持した弾性を有する保持片を当接し、前記配線基板
   のキャビネット本体等への取付は時前記保持片の弾性力
   により前記電子部品をキャビネット本体等に圧接させて
   取付けてなる電子部品の取付装置。