JPS5840670B2 - 密閉型圧縮機 - Google Patents

密閉型圧縮機

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Publication number
JPS5840670B2
JPS5840670B2 JP53072626A JP7262678A JPS5840670B2 JP S5840670 B2 JPS5840670 B2 JP S5840670B2 JP 53072626 A JP53072626 A JP 53072626A JP 7262678 A JP7262678 A JP 7262678A JP S5840670 B2 JPS5840670 B2 JP S5840670B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compressor
hermetic
casing
suction port
refrigerant suction
Prior art date
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Expired
Application number
JP53072626A
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English (en)
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JPS54163415A (en
Inventor
繁 小笠原
宏樹 真藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は空気調和装置などの冷凍サイクルに組み込まれ
る密閉型圧縮機に関する。
〔発明の技術的背景〕
一般に、この種の密閉型圧縮機の中には密閉ケシングと
して断面が楕円形のケーシングを使用したものがある。
この密閉型圧縮機は楕円形の密閉ケーシング内に圧縮機
本体を収納する一方、この圧縮機本体に冷媒吸込口を形
成し、冷媒吸込口を通った冷媒が圧縮部で圧縮され、冷
凍サイクル中に吐出されるようになっている。
〔背景技術の問題点〕
しかしながら、断面が楕円形をなすケーシングを使用し
た密閉型圧縮機においては、運転時に冷媒吸込口を冷媒
が通る際に、冷媒の吸込音がケーシングの長軸方向およ
び短軸方向で気柱共鳴することにより犬ぎくなり、騒音
の原因となっていた。
このことから、騒音対策として冷媒吸込口を複数の小孔
で形成するとともに、各小孔に吸音材としての尾管等を
、適宜位置に取付けたものがあるが、必ずしも充分な消
音効果を上げることができないのみならず、構造が複雑
となり、高価なものとなる等の欠点があった。
〔発明の目的〕 本発明は上述した点を考慮し、簡単な構造のもので気柱
共鳴による騒音の増大を、確実かつ効率的に防止するよ
うにした密閉型圧縮機を提供することを目的とする。
〔発明の概要〕
本発明の目的は、断面が略楕円形をなす密閉ケーシング
内に、電動機を有する圧縮機本体を収納した密閉型圧縮
機において、上記圧縮機本体に電動機を覆うモータカバ
ーを取付けるとともに、このモータカバーに密閉ケーシ
ングの長軸に対し中心からほぼ45度をなす方向に向か
って開口する冷媒吸込口を設けた密閉型圧縮機によって
達成される。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の実施例について添付図面を参照して説明
する。
第1図および第2図は本発明に係る密閉型電動圧縮機の
一実施態様を示す図であり、図中符号10は密閉型電動
圧縮機の断面が略楕円形の密閉ケーシングを示す。
この密閉ケーシング10は上下方向に分割可能に形成さ
れ、内部には、圧縮機本体11が懸吊ばね12および支
持ばね13により浮動状態に支持され、収納されている
圧縮機本体11は上部に電動機、下部に一組のシリンダ
装置(共に図示せず)が組み込まれており、通電により
電動機が駆動され、シリンダ装置を作動するようになっ
ている。
このシリンダ装置の作動により、シリンダ(図示せず)
内で圧縮された冷媒は吐出側から吐出マフラー14を通
って、密閉ケーシング10外の冷凍サイクルに吐出され
る。
一方、圧縮機本体11の電動機はモータカバー15によ
り覆われている。
このモータカバー15には冷媒吸込口16が形成されて
いる。
この冷媒吸込口16は密閉ケーシング10の中心0から
長軸Xに対してほぼ45度をなす方向に向かって開口し
ている。
しかして、密閉ケーシング10内に還流された冷媒は冷
媒吸込口16および電動機を通ってシリンダ装置に送ら
れ、ここで圧縮されるようになっている。
すなわち、モータカバー15に形成される冷媒吸込口1
6を、長軸X(あるいは短軸y)に対して中心0から4
5度をなす方向に向かって開口した場合には、密閉ケー
シング10の長軸方向および短軸方向の共鳴による騒音
増大を効果的に防止できることが確められた。
経験によると、密閉型圧縮機の運転時に、冷媒吸収音に
よるノイズは、密閉ケーシング10の長軸もしくは短軸
方向のいずれか、または上下方向においての共鳴現象に
より発生し易い。
このうち、上下方向を原因とする共鳴現象は、密閉ケー
シング10内に貯溜されるオイル量やケーシング10の
高さ調節により減少あるいは解消できる。
これに対して、密閉ケーシング10の短軸あるいは長軸
方向の共鳴現象は冷媒吸込口16の取付位置による変化
が大きい。
冷媒吸込口16の開口位置をモータカバー15の中心軸
線回りに回動させると、ノイズレベlしくnoisel
evel )は長軸X(あるいは短軸y)に対してほぼ
45度をなす位置が最小となることが実、験的に確めら
れた。
しかして、密閉ケーシング10内の気柱共鳴は上下方向
、短軸方向および長軸方向において生じ、その共鳴現象
にはボリューム(volume)と長さのファクタがあ
り、音源位置によっても変化する。
このうち、密閉ケーシング10の上下方向の共鳴現象は
貯溜されるオイル量やケーシングの高さ調節により容易
に調整することができるが、密閉ケーシング10の長軸
、短軸方向は少なくとも2つの共鳴周波数を有するため
、共鳴現象の発生防止に困難性が伴う。
本発明はこの点に着目し、冷媒吸込口を長軸Xと短軸y
との中間、すなわち長軸Xからほぼ45度をなす方向に
向かって開口するように形成することにより、共鳴する
音源を互いにずらし、気柱共鳴現象を効率的に防止する
ようにしたものである。
次に、密閉型電動圧縮機の振動・騒音試験について説明
する。
この振動・騒音試、験は東京芝浦電気株式会社の富士工
場において下記の騒音試験条件(温度・圧力)および騒
音測定条件のもとで行なわれたものである。
1、騒音試験条件(温度・圧力) 空冷式2.5IPの圧縮機を冷房用とし、圧縮機単体に
おける、冷媒の凝縮温度52℃、蒸発温度7℃、吸込ガ
ス温度20℃、過冷却温度3℃、電源周波数50Hzに
セットし、圧縮機の運転開始30分後に測定した。
2、騒音測定条件 (a) 測定位置 O騒音レベルの一番高い位置で圧縮機より1001n7
n離れた位置に測定用マイクロフォンをセットする。
(b) 取付および周囲条件 ○ 圧縮機と試験台の接続はフレキシブルなパイプを用
いる。
○ 圧縮機は、クッションゴム、スプリング等の外部弾
性支持装置を介して設置する。
○ 圧縮機の周囲に発生音が反射したり、共鳴するよう
な物体を設けない。
○ 暗騒音と対象音のレベル差は10dB以上あるよう
にする。
(C) 測定器 ○ 騒音計 日本電子計器 5P−2B Briiel Kjoer 2112 p 2606
0 周波数分析器 jオン 5A−56A BriielKjoer 2112.16140 記
録計 jオン LR−01 Briiel Kjoer 2305 上記の騒音試験条件および騒音測定条件のもとで試験し
た結果を第3図に示す。
この第3図において、縦軸は特定周波数(31,5Hz
)における音圧レベル(dB)を、横軸は、モータカバ
ー15の中心軸線回りにおける冷媒吸込口16の回動角
度位置θ(第1図参照)をそれぞれ示す。
ここにおいて、315Hzの周波数はこの種の密閉型電
動圧縮機において一番障害となっている周波数である。
この第3図から冷媒吸込口16の開口角度位置がそれぞ
れ約45°、135°、225°、315°位置にセッ
トしたとき、音圧レベルすなわち騒音レベルがミニマム
になっていることがわかる。
〔発明の効果〕
以」―に述べたように本発明においては、モータカバー
に形成された冷媒吸込口を、密閉ケーシングの長軸に対
し中心からほぼ45度をなす方向に向かって開口するよ
うに形成しただけの簡単な構成で、密閉型圧縮機の運転
時に、冷媒吸込音による気柱共鳴現象の発生を効率的に
防止して騒音の増大を確実に防止することができる等の
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る密閉型圧縮機の平面図、第2図は
第1図に示された密閉型圧縮機の側断面図、第3図はモ
ータカバーの中心軸線回りにおける冷媒吸込口の開口角
度位置と音圧レベルとの関係を示す実験データである。 10・・・・・・密閉ケーシング、11・・・・・・圧
縮機本体、14・・・・・・吐出マフラ、15・・・・
・・モータカバー16・・・・・冷媒吸込口。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 断面が略楕円形をなす密閉ケーシング内に、電動機
    を有する圧縮機本体を収納した密閉型圧縮機において、
    上記圧縮機本体に電動機を覆うモータカバーを取付ける
    とともに、このモータカバーに密閉ケーシングの長軸に
    対し中心からほぼ45度をなす方向に向かって開口する
    冷媒吸込口を設けたことを特徴とする密閉型圧縮機。
JP53072626A 1978-06-15 1978-06-15 密閉型圧縮機 Expired JPS5840670B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP53072626A JPS5840670B2 (ja) 1978-06-15 1978-06-15 密閉型圧縮機

Applications Claiming Priority (1)

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JP53072626A JPS5840670B2 (ja) 1978-06-15 1978-06-15 密閉型圧縮機

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Publication Number Publication Date
JPS54163415A JPS54163415A (en) 1979-12-26
JPS5840670B2 true JPS5840670B2 (ja) 1983-09-07

Family

ID=13494777

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JPS57191878U (ja) * 1981-05-30 1982-12-04

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5226088U (ja) * 1975-08-13 1977-02-23

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JPS54163415A (en) 1979-12-26

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