JPS5840200B2 - デジタル楽音合成方法 - Google Patents

デジタル楽音合成方法

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JPS5840200B2
JPS5840200B2 JP51088431A JP8843176A JPS5840200B2 JP S5840200 B2 JPS5840200 B2 JP S5840200B2 JP 51088431 A JP51088431 A JP 51088431A JP 8843176 A JP8843176 A JP 8843176A JP S5840200 B2 JPS5840200 B2 JP S5840200B2
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    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H7/00Instruments in which the tones are synthesised from a data store, e.g. computer organs
    • G10H7/08Instruments in which the tones are synthesised from a data store, e.g. computer organs by calculating functions or polynomial approximations to evaluate amplitudes at successive sample points of a tone waveform
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H2250/00Aspects of algorithms or signal processing methods without intrinsic musical character, yet specifically adapted for or used in electrophonic musical processing
    • G10H2250/541Details of musical waveform synthesis, i.e. audio waveshape processing from individual wavetable samples, independently of their origin or of the sound they represent
    • G10H2250/551Waveform approximation, e.g. piecewise approximation of sinusoidal or complex waveforms
    • G10H2250/561Parabolic waveform approximation, e.g. using second order polynomials or parabolic responses

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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、デジタル楽音合成方法に関し、更に詳しく
は、自然さをもった楽音を最/」切ハードウェアで合成
するのに好適なデジタル楽音合成方法に関するものであ
る。
先行技術によると、リードオンリーメモリ(ROM)な
どの記憶装置に発生すべき波形を各サンプル点毎の振幅
値又は振幅のインクレメント値の形で記憶しでおいて、
これをサンプル点数Nのf倍(但し、fは発音すべき楽
音の周波数)の周波数で読出すことにより所望のデジタ
ル楽音信号を得るようにした楽音合成方法が提案されて
いる。
このようなデジタル楽音信号ki、バイナリコードなど
によりデジタル表現されたものであり、適宜押鍵エンベ
ロープを指示するデジタル信号により変調された後D−
A変換回路を介して対応するアナログ信号に変換され、
増幅され、発音される。
かかる楽音合成方法は、発音したい種々の波形をROM
に記憶しておくことにより、所望のデジタル楽音を容易
に得ることができる利点を有する反面、波形記憶のため
のROMとして大容量のものが必要な上、全体としての
ハードウェア量が多くなる不利益を免れない。
この発明の目的は、デジタル表現の楽音信号を最小のハ
ードウェアで合成しうる新規なデジタル楽音合成方法を
提供することにある。
この発明の他の目的は、デジタル楽音の合成に必要な波
形をROMに記憶することなく論理演算により形成する
ようにしたデジタル楽音合成方法を提供することにある
この発明の更に他の目的は、2乗カーブで近似された正
弦波状波形を音源波形に使用することにより楽音信号を
得るようにしたデジタル楽音合成方法を提供することに
ある。
この発明の特徴の1つは、発音すべき楽音の周波数に応
じて決定された一定の変化率(レート)で増加又は減少
する各位相(又はサンプル点)毎の振幅値を規定する位
相入力に対して2乗演算及び座標変換操作を加えること
により、2乗カーブで近似された正弦波状デジタル楽音
信号を得るようにした点に存する。
押鍵エンベロープをデジタル的に表現するデジタルエン
ベロープ入力を正弦波状デジタル楽音信号に乗算するこ
とにより、鍵操作をシミュレートした形での発音が可能
になる。
この発明の他の特徴によれば、位相入力に対する2乗演
算と、デジタルエンベロープ入力及びデジタル楽音信号
の乗算とが共通のシリアル乗算回路において実行される
このことは、波形記憶のためのROMの使用を排したこ
とと相俟って、ハードウェアの低減に有効であるのみな
らず、システム全体の高速化にも有意義である。
以下、添付図面に示す実施例について、この発明を詳述
する。
第1図は、この発明の一実施例によるデジタル電子楽器
を示す系統ブロック図である。
鍵スィッチ回路10は、鍵盤の多数の鍵にそれぞれ対応
する多数Q鍵スイッチを含んでいる。
音高・鍵状態検知装置11は、鍵スイツチ回路10内の
多数の鍵スィッチを走査して鍵データKを収集し、この
鍵データKに基づいて鍵コード信号KC及び鍵状態信号
KSを発生する。
鍵コードは各ノート(音高)毎に別々に定められ、各ノ
ート(音高)に対応して合鍵に割当てられており、特定
の鍵が押されると、その鍵(すなわちその鍵に対応する
ノート)を指示する鍵コード信号KCが検知装置11か
ら発生され、これと同時にその鍵のオン状態を指示する
鍵状態信号KSが発生される。
位相合成装置12は、送られてくる鍵コード信号KCに
基づいて特定の楽音の周波数と対応関係にあるデジタル
位相人力θを発生する。
デジタル位相人力θは、発音すべき楽音の周波数に応じ
て決定された一定の変化率で増大(場合によっては減少
してもよい)する各位相毎の振幅を規定するものであり
、ROMを使用する型の従来装置におけるアドレス入力
に相当する。
一方、鍵状態信号KSは、鍵の押された時点と、はなさ
れた時点と、それら時点間の持続時間とを指示するもの
であり、エンベロープ合成装置13に加えられる。
この合成装置13は、信号KSに基づきデジタル表現の
エンベロープ信号Eを合成するもので、デジタルエンベ
ローフ罵号E&−J各サンプル点毎の振幅を、振幅値又
はインクレメント値でデジタル的に表現したものとして
得られる。
楽音合成装置14は、デジタル位相人力θに2乗演算と
座標変換操作とを加えることによりデジタル楽音信号を
合成するとともに、その楽音信号にエンベロープ信号E
を乗算して振幅変調されたデジタル楽音信号Vを出力す
る。
楽音信号■はD−A変換装置15により対応するアナロ
グ信号に変換され、出力増幅器16で噌幅され、電気−
音響変換器17を介して楽音として発音される。
上記構成において、鍵スィッチ回路10、検知装置11
.D−A変換装置15、出力増幅器16、電気−音響変
換器17などは、それ自体先行技術に属する普通のもの
を使用でき且つ当業者に自明なものであるので詳細な説
明は省略する。
そこで、次に、位相合成装置12、エンベロープ合成装
置13、楽音合成装置14の各々についてその基本的構
成及び動作を順次説明する。
まず、第2図及び第3図を参照して位相合成の原理につ
いて説明する。
便宜上、位相人力θのインクレメントが各々4θ1及び
Ag2(−2Jθ1)である2つの場合について考える
位相θは時間τ毎に一定量Aθ1又はAg2ずつ増加す
るから、これをバイナリコードでデジタル表現した場合
、そのデジタル位相人力θは、各位相(又はサンフル点
)毎に一定量ずつ増大する振幅を規定するものとして解
釈しうろことが明らかである。
このようなデジタル位相人力θは、例比ばAg3゜Ag
2に対応した振幅インクレメントをROMに記憶してお
いてこれを順次読出しては演算する動作を反復すること
により容易に得られ、その具体的ハードウェア構成につ
いては後述する。
ところで、デジタル位相人力θは、波形記憶ROMから
波形データを読出す場合に使用されるアドレス入力に相
当することは先にも言及したが、この実施例において重
要なことは、デジタル位相人力θが単なるアドレス入力
としてではなく、発音すべき楽音の周波数と特定の関係
をもった信号として合成され、後続の楽音合成に供され
るということである。
この点に関し、更に言及すると、一方の位相人力θ1は
その位相インクレメントがAg3であり、t=12rで
θ=πに達するのに対し、破線で示される他方の位相人
力θ2を凱その位相インクレメントが2Aθ1でありt
=6τでθ−πに達する。
従って、かような2つの位相人力θ15θ2をそれぞれ
アドレス入力又は変数入力として用いて波形記憶ROM
から正弦波形を読出す場合を考えると、第3図に示すよ
うに、サンプル点毎に振幅AMのデータを位相人力θ1
で読む場合は波形出力W1が得られ、且つθ2で読む場
合はW2が得られる。
読出波形W1の周波数fWlは、W2の周波数’W2と
fw8−fw□/2となる。
以上のように、位相インクレメントの定めた方如何によ
ってROMから読出される波形の周波数が変化すること
がわかる。
従って、位相増大の量を発音すべき楽音の周波数に応じ
て決定しておけば発音すべき楽音の周波数に対応した周
波数のデジタル読出波形をもつ楽音信号が得られること
になる。
この発明では、アドレス入力により波形記憶ROMを読
む代りに、アドレス人力に相当する位相入力に論理演算
を加えて2乗カーブで近似された正弦波を得るようにし
ているが、位相インクレメントを楽音との関係で上記の
ように特定しておくことにより近似正弦波の周波数が楽
音のそれに対応したものとして得られることは前述した
ROM読出しの場合と同様である。
なお、第2図に関し前述したように、デジタル位相人力
θは、各位相(又はサンプル点)毎に一定量ずつ増大す
る振幅を規定するものとして解釈しうるのであるから、
この発明の実施にあたっては、後述の座標変換操作を適
宜行うことを条件に、一定量ずつ減少する振幅を規定す
るデジタル位相人力θも場合によっては使用しうる。
さて、次に第4図を参照して、エンベロープ波形合成の
原理を説明する。
鍵状態信号KSは、前述のように、鍵のオン開始時点t
on、オン終了(オフ開始)時点toff 1及びその
間のオン持続時間Tkを指示する。
エンベロープ合成にあたっては、エンベロープ記憶RO
Mに第4図に示すような各サンプル点毎の振幅インクレ
メントAE1゜AE2を記憶しておいて、オン開始時点
tonから一定期間(アタック期間Ta)中はJEIを
反復的に読出し積算して振幅値E。
に到達し、オン持続期間Tkからアタック期間Taを差
引いたサスティン期間Ts中は振幅値E。
を維持し、オフ開始時点toff から一定期間(デ
ィケイ期間Td )中はJE2を反復的に読出してE。
から減算する。このような処理により第4図に例示する
ようなエンベロープ波形を合成することができる。
ここで、第5図及び第6図を参照して上述の位相合成の
原理及びエンベロープ合成の原理にそれぞれしたがう装
置の概略を説明する。
第5図(東第1図のシステムで使用されうる位相合成装
置12の一例を示すものである。
アドレス入力として6ビツトの鍵コード信号KCを受信
するROM20は、合鍵(各楽音)に対応した位相イン
クレメントAθを指示する8ビツト64ワードのデータ
を記憶しており、鍵コード信号KCの指示に応じて、鍵
に対応した楽音の周波数を特定する位相インクレメント
を出力するものである。
ROM20の8ビツトパラレル出力端には、クロックパ
ルスY16を各々の一方の入力端に受取る8つのAND
ゲートを含むゲート回路21における各ANDゲートの
他方の入力端がそれぞれ接続されており、ゲート回路2
1を介してROMから読出された位相インクレメントデ
ータJθは並直変換用の8ビツトシフトレジスタ22の
パラレル入力端に入力され、そのシフトレジスタ22か
らクロックパルスφによりビットシリアルに出力される
ようになっている。
シリアル位相インクレメントデータjθはついで、アダ
ー23に入力され、次段の8ビツトシフトレジスタ24
からのシリアル帰還データθと加算される。
加算データθ+Aθは、クロックパルスφで調時される
シフトレジスタ24を介して位相人力θとして次段の楽
音合成装置14へ送出される。
第5図の装置は、特定の鍵が押されたとき、その鍵に対
応した鍵コード信号KCの指示により、その鍵の楽音の
周波数に対応した位相インクレメントデータJθ(64
ワードのうちのあるワード)をROM20かも出力して
シリアルデータに変換し、当該シリアル位相インクレメ
ントデータJθをアダー23−シフトレジスタ24の巡
回ループでクロックパルスφに同期して反復的に積算し
、先に第2及び第3図に関して言及したような位相人力
θを合成するように動作する。
押される鍵が変われば、鍵コードKCも変り、別の楽音
周波数に対応した位相インクレメントデータAθが同様
なやり方で位相人力θとして合成される。
第6図は、第1図のシステムで利用可能なエンベロープ
合成装置13の一形式を例示するものである。
各々8ビツトの2〜3ワードのエンベロープインクレメ
ントデータはROM30にストアされ、アドレス入力と
しての例えば3ビツトの鍵状態信号KSの指示に応じて
読出される。
8ビツトのパラレル出力端には先に述べたと同様な8つ
のANDゲートを含むゲート回路31が配置され、クロ
ックパルスY16によりパラレルインクレメントデータ
の読出タイミングがコントロールされている。
読出データは、並直変換用の8ビツトシフトレジスタ3
2のパラレル入力端に加えられ、クロックパルスφに同
期してシリアル出力端からシリアルインクレメントデー
タ」Eとして読出される。
シリアルインクレメントデータAEは、アダー/サブト
ラクタ33と8ビツトシフトレジスタ34とで一巡路を
構成した巡回ループで反復的に加算又は減算されて、第
4図に例示したようなデジタルエンベロープ信号Eが合
成され、このエンベロープ信号Eは次段の楽音合成装置
14にクロックパルスφに同期して伝送される。
なお、アダー/サブトラクタ33で加算がなされるのは
アタック期間中Taであり、減算がなされるのはディケ
イ期間中Tdであって、サスティン期間Ts中はそのい
ずれの処理もなされない。
サスティン期間Ts中は第4図に示したような振幅E。
を示すデータが反復的に出力される。
次に、第7a乃至第7f図を参照して、2乗演算及び座
標変換による近似正弦波合成のための一連の過程を説明
する。
これらの図において、横軸は0〜2πの位相を第■〜第
■象限の各々について示しており、縦軸は振幅を1に正
規化して示している。
位相入力又は変数入力は、最上位ピット (MSB)をサイン(符号)ピットとする2の補数表現
によるバイナリコードからなっている。
このように、使用する位相入力はデジタル量であり、ア
ナログ又は連続量でないのであるが、説明の便宜上、第
7a〜第7f図においては位相変化につれて振幅が連続
的に変化するものとして説明する。
この前提において、第7a図では、位相入力がA。
Bなる一定傾斜の直線として示されている。
この右上りの直線は、各位相毎の振幅が一定の変化率で
増加していることを示す。
直線A、Bで近似的に表現された位相入力は、第7b図
に示すように、その第■及び第■象限のデータについて
だげ1の補数がとられ座標変換がなされる。
この処理によって直線Aは直線A1及びA2に、直線B
は直線B1及びB2にそれぞれ示されるように変化する
ことになる。
第1及び第■象限の判定は位相人力バイナリコードの左
から2番目のビット、すなわち第2最上位ビット(SM
SB)が「0」であることをチェックすることによりな
される。
次に、MSB及び5M5Bを「0」にし、振幅の絶対値
が抽出される。
第7c図は、直線A3゜A4 、B3 、B4のつなが
りによって振幅の絶対値の変化を示している。
振幅の絶対値はついで、2倍される。
このときの振幅変化は第7d図の直線A5.A6.BS
B6によって示される。
この過程は、2乗カーフによる正弦波の近似の度合いを
増すために実行されるものである。
第7c図の過程と第7d図の過程はその実行順序がたが
いに逆になってもよく、実際、後述の例では逆にされて
いる。
ここで、2倍された振幅の絶対値を2乗することにより
、第7e図において曲線A7 、 A8 。
B7 、B8により示されるような振幅変化を得る。
さらに、第7f図に示すように、第■及び第■象限のデ
ータについては1の補数をとるとともに第■及び第■象
限のデータについてはMSBを「1」にすることにより
第7e図のカーブに座標変換をほどこし、それによって
2乗カーブA9゜A10.B9.BIDで近似された1
周期分の正弦波状波形を得る。
上述の2乗演算及び座標変換操作による波形合成原理は
、次に述べる楽音合成において有効に利用されるもので
ある。
さて、第8図、第9図及び第10図は、楽音合成装置1
4の詳細を示すものである。
この楽音合成装置14は、入力回路、シリアル乗算回路
、及び出力回路をその主要な構成部分としてそなえてお
り、各々の回路はそれぞれ第8図、第9図、及び第10
図に示されている。
これらの回路は、いずれも2の補数表現によるデータを
扱うように設計されている。
また、これらの回路で使用されるクロックパルスは第1
2a図に示されるようなものであり後で詳述される。
第8図に示される入力回路は、ビットシリアルをデジタ
ル位相人力θと、ビットシリアルなデジタルエンベロー
プ入力Eとを受取り、前者に所定の座標変換操作及び絶
対値抽出操作を加えた後、両人力を交互にシリアルに組
合せてシリアルマルチプリカント入力MCINとして次
段のシリアル乗算回路に送出するものである。
位相人力θ及びエンベロープ人力Eをそれぞれ一方の入
力端に受取るANDゲート40,42+東ゲート40が
その他方の入力端にクロックパルスY1〜8を直接受取
り、ゲート42がその他方の入力端にY1〜8をインバ
ータ41を介して受取っているので、交互に入力θ、E
を通過させる。
ANDゲート40.420出力を受取るORゲート43
は、入力θ、Eが交互に組合されたシリアル入力INを
、クロックパルスφで調時された遅延用8ビツトシフト
レジスタ44に導く。
シフトレジスタ44からのシリアル出力OUTは、AN
Dゲート56の1つの入力端に加えられるとともに、こ
れと並列的にインバータ52を介してANDゲート55
01つの入力端に加えられ、さらにこれらと並列的にA
NDゲート6401つの入力端に加えられる。
クロックパルスY1〜8は、それぞれインバータ51.
54を介して3人力ANDケート55゜56の他の1つ
の入力端にそれぞれ加えられており、これらANDゲー
)55,560それぞれ残りの入力端にはゲート55側
ではインバータ53を介し、ゲート56側ではインバー
タを介さずに制御人力θIHがそれぞれ印加されている
制御人力θ7Hは、クロックパルスY9のタイミングで
2ビツトタイム遅延シリアル入力IN(+2)の第2最
上位ピッ)SMSBをサンプルホールドするラッチ回路
45により発生される。
ラッチ回路45は、後述するラッチ回路46゜48.5
0と同様、サンプリング用電界効果トランジスタFET
と、そのソース及び接地点間に接続されたデータストア
用コンデンサCとをそなえている。
ANDゲート55,56の出力はORゲート57によっ
てORされ、そのOR出出力性、クロックパルスφで調
時される1ビツトタイム遅延フリツプフロツプ58に入
力される。
このフリップフロップ58からの1ビツトタイム遅延出
力X(+1 )を一方の入力端に受取るORゲート60
の他方の入力端には、クロックパルスY9のタイミング
で「1」を導入するANDゲート59の出力が加えられ
、ORゲート60は最下位ビットに「1」が加わった遅
延出力X(+1)を3人力ANDゲート6301つの入
力端に供給する。
ANDゲート63の他の2つの入力端には、それぞれク
ロックパルスY16 、Yl〜8を受取るインバータ6
1,62がそれぞれ接続されている。
ANDゲート63の出力θMCI N及びANDゲート
64の出力EMCINは2人力ORゲート65のそれぞ
れの入力端に導かれ、ORゲート65は、マルチプリカ
ント入力MCI Nを次段のシリアル乗算回路のために
発生する。
マルチプリカント入力MCINは、クロックパルスY1
〜8がANDゲート63にはインバータ62を介し、A
NDゲート64にはインバータを介さずにそれぞれ加わ
っているために、位相マルチプリカント入力θMCIN
とエンベロープマルチプリカント入力EMCINとを交
互にシリアルに連続させたものとして得られる。
ここで、シフトレジスタ44のシリアル出力OUTから
位相人力θを抽出してそれに座標変換操作をほどこす一
連の回路に言及するに位相人力θはシリアル出力OUT
からY1〜8の反転タイミングでANDゲー)55.5
6で抽出される。
制御人力θIHが「1」であれば(すなわち位相人力θ
の5M5B=1の場合であり、これは入力データが第■
及び第■象限に関するものであることを意味する)、O
R出出力性は8ビット位相人力θがANDゲート56を
介して出力される。
これに対し、制御人力θ7Hが「0」であれば(すなわ
ち、位相人力θの5M5B−rOJの場合であり、これ
は入力データが第■及び第■象限に関するものであるこ
とを意味する)、OR出出力性はインバータ52により
反転された8ビット位相人力θがANDゲート55を介
して出力される。
この反転位相出力Tは、換言すれば第■及び第■象限に
関するデータについて1の補数をとったものである。
このようにOR出出力性何の変換も受げない第■及び第
■象限データと、1の補数変換を受けた第■及び第■象
限データとからなるものであり、かかるOR出出力性形
成過程は第7b図の過程に対応する。
OR出出力性、この後、シフター用フリップフロップ5
8で1ビツトタイム遅延した出力x(+i )となる。
この出力X(+1)の形成過程は、第7d図について説
明した過程に対応する。
この出力X(+1 )は、入力Xを2倍したものと等価
であり、ORゲート60でLSBに「1」を加えられた
後、ANDゲート63においてさらにその5M5Bが、
Y1〜8の反転タイミングでインバータ61からのクロ
ックパルスY16によってマスクされる。
結局、シフテッド出力X(+1)はそのMSBfJ′−
Y1〜8で阻止され、その5M5BfJZY16でマス
クされるため、ANDゲート63を通った後ではLSB
に「l」が付加された絶対値データのみとなっている。
このような絶対値データ形成過程は、先に第70図につ
いて説明されたものに対応する。
結局、位相マルチプリカント入力θMCINは、各位相
毎の振幅の絶対値を指示するデータからなっていること
になる。
なお、絶対値データのLSBを「1」にしたのは、得ら
れるカーブの正弦波への近(,1を増すためである。
マルチプリカント入力MCINは、かかる絶対値指示デ
ータからなる位相マルチプリカント入力θMCINと、
ANDゲー164で抽出されるエンベロープマルチプリ
カント入力EMCINとを交互にシリアルに組合せたも
のからなるものとして次段のシリアル乗算回路に加えら
れる。
シリアル乗算回路について説明する前に、第8図に示さ
れる他の制御入力θ8H(+16)の形成に関して若干
述べておく。
制御入力θ8H(+16)は、第10図の回路において
プロダクト出力Pの帰還タイミングを制御するのに使用
されるものであり、1ビツト遅延シリアル入力IN(+
1)の最上位ビットMSBをクロックパルスY9のタイ
ミングでラッチ回路46によりラッチして得た出力θ8
Hを16ビツトタイム遅延させたものである。
16ビツトタイムの遅延は、入出力側にそれぞれバッフ
ァ47,49を有しクロックパルスY1でコントロール
さin、;6第2(7)ラッチ回路48により8ビツト
タイムの遅延出力θ8H(+8)を得た後、その出力を
更にクロックパルスY9でコントロールされる第3のラ
ッチ回路50に通すことにより得られる。
第9図を参照してシリアル乗算回路を詳細に説明する。
このシリアル乗算回路は、いずれも2の補数表現による
マルチプリカント入力MCIN及びマルチプライヤ入力
MPINをビットシリアルに受取って所定の乗算処理を
ほどこし、2の補数表現によるプロダクト出力Pをビッ
トシリアルに出力するものであり、直並変換用シフトレ
ジスタ70、ラッチ回路80、部分積・部分和・部分キ
ャリイ演算回路90、マルチプライヤ入力回路90a、
加算出力回路99、及び有効桁ストア回路100を含ん
で成る。
CU1〜CU8は、回路ユニットを示し、CU2〜CU
6の部分には、CDI又はCD7と同様な回路ユニット
が5個同様に接続されている。
マルチプリカント入力MCINをその最下位ビットから
順次に受取るとともに一方でビットパラレルに出力し他
方でビットシリアルに出力する直並変換・遅延用シフト
レジスタ70は、複数の相互に縦続接続されたフリップ
フロップ71,72・・・・・・・・・78からなり、
各フリップノロツブ71〜78はそのデータ人力りに入
力されるデータに1ビツトタイムの遅延を与えて出力Q
に出力するようにクロックパルスφで調時されている。
1ビツトタイムづつの時間的へだたりをもつ出力MCI
N(+1 )、MCIN(+2)・・−・・・・・・M
CIN(+8)はビットパラレルなマルチプリカント入
力を形成し、ラッチ回路80によりサンプル・ホールド
される。
ラッチ回路80は、ラッチユニット81,82・・・・
・・・・・88により構成されており、各ラッチユニッ
ト81〜88は前述したようなサンプリング用電界効果
トランジスタFET及びデータストア用コンデンサCの
組合せからなっている。
サンプル・ホールド出力、すなわちラッチ出力は、各ビ
ット毎にMCI、MC2・・−・・・・・・MC8とし
て示されており、MCIが最下位ビット(LSB)、M
C8が最上位ビット(MSB)で且つサイン(符号)ビ
ットである。
マルチプライヤ入力MP I Nはマルチプライヤ入力
回路90aに順次下位ビットから加えられ、クロックパ
ルスY8+16の指示により最上位サインビットMPS
とそれ以下のビットMP1〜7とに区分されて演算回路
90に印加されるようになっている。
入力回路90aは図示の如く、2つのANDゲートと1
つのインバータとを含み、各ANDゲートの一方の入力
端にはマルチプライヤ入力MPINが入力されている。
クロックパルスY8+16は、一方のANDゲートの他
方の入力端にはインバータを介して加えられ、他方のA
NDゲートの他方の入力端にはインバータを介さずその
まま加えられている。
一方のANDゲートからはマルチプライヤピッ)MP1
〜7が出力され、他方のANDゲートからはマルチプラ
イヤサインピッ)MPSが出力される。
部分積・部分和・部分キャリイ演算回路90は、一方で
パラレルマルチプリカント入力(ラッチ出力)MC1〜
MC7,MC8を受取り、他方でマルチプライヤ入力M
P1〜7.MPSを受取って、部分和出力S1.S2・
・・・・・・・・S8、部分キャリイ出力Cy2・・・
・・・・・・Cy9を発生するものであり、求めるべき
有効桁数と等しい8つの演算ユニツ)91,92・・・
・・・・・・98を含んでいる。
各々の演算ユニットは、その主要構成要素としてそれぞ
れフルアダー91a、92a・・・・・・・・・98a
を有し、各フルアダーの一方の入力Aには部分積入力A
I、A2・・・・・・・・・A8がそれぞれ加えられて
いる。
最上位桁用のフルアダー98aの入力Bにはクロックパ
ルス¥1+9のタイミングでマルチプリカントサインピ
ッ)MC8が部分積として加わり、フルアダー91a〜
97aの入力Bにはそれぞれ前段のフルアダー92a〜
98aからの部分和出力82〜S8がそれぞれクロック
パルスY1+9の反転タイミングでB1〜B7として加
わるようになっている。
各フルアダー91a〜98aの和出力Sにはクロックφ
で調時されて入力り一出力Q間に1ビツトタイムの遅延
を与えるフリップフロップがそれぞれ接続されており、
キャリイ出力COとキャリイ入力CIとの間にも同様な
遅延フリップフロップによる1ビツトタイム遅延が与え
られている。
部分積入力A1〜AIは、MCI、MC2・・・・・・
・・・MC7をMP1〜7によりそれぞれAND演算し
たものと、MCLMC2・・・・・・・・・MC7をM
PSによりそれぞれAND演算したものとの論理和とし
て与えられ、部分積入力A8はMC8をクロックパルス
Y8+16でANDしたものと、MC8をMP1〜7で
ANDしたものと、MC8との論理和として与えられる
加算出力回路99は、演算回路90からのデータと、後
述する有効桁ストア回路100からの読出データと加算
人力ADとを加算してシリアルプロダクト出力Pを形成
するためのものであり、その主要構成要素としてフルア
ダー99aを含んでいる。
フルアダー99aの一方の入力Aには、MPSを1ビツ
トタイム遅延フリツプフロツプで遅延させた部分積とし
ての出力MPS(+1)と、有効桁ストア回路100か
らの部分キャリイ出力との論理和からなる部分キャリイ
入力PCが加えられ、他方の入力Bには、有効桁におけ
る最下位桁データS1とクロックパルスY1+9とをA
NDした部分和出力GS1と、有効桁ストア回路100
からの部分和出力との論理和からなる部分和入力PSが
加えられている。
フルアダー99aのキャリイ出力COとキャリイ入力C
Iとの間には、1ビツトタイム遅延フリツプフロツプが
接続されており、このフリップフロップからの遅延デー
タは前述の各演算ユニットにおけると同様にクロックパ
ルスY1千9の反転タイミングで抽出されキャリイ入力
CIに加わるようになっている。
キャリイ入力CIにはORゲートが配置されており、上
記Y1千9と遅延データとのAND出力と、後述の加算
人力ADとの論理和からなるキャリイデータCyを与え
る。
プロダクト出力Pは、フルアダー99aの和出力Sから
得られる。
有効桁ストア回路100は、演算回路90が演算した部
分和及び部分キャリイの有効桁に相当するデータをビッ
トパラレルに同時的に読込み、一時的にストアするもの
で、そのデータは、ビットシリアルに読出されて前述の
加算出力回路99に加えられる。
ストア回路100は、有効桁数より1つ少ない7つのス
トアユニラ)102,103・・・・・・・・・108
からなり、それぞれのユニット102〜108にはクロ
ックパルスφで調時される部分キャリイスドア用フリッ
プフロップ102a。
103a・・−・・・・・・108aがそれぞれ設けら
れるとともに、同様なりロックφで調時される部分和ス
トア用フリップフロップ102b、103b・・・・・
・・・・108がそれぞれ設けられている。
フリップフロップ102aの入力りには、クロックパル
スY1+9と部分キャリイCy2とをANDしたものG
C2と、前段のストアユニット103における対応する
フリップフロップ(図示せず)の出力との論理和か加え
られるとともに、フリップフロップ102bの入力りに
は、部分和出力S2とクロックパルスY1+9とをAN
DしたものGS2と、前段のストアユニット103にお
ける対応するフリップフロップの出力との論理和か加え
られ、このような構成はストアユニット103〜108
まで同様である。
但し、最上位桁用のストアユニット108においては前
段のストアユニットとなるものがないので、それぞれG
C8及びGS8が加えられている以外の各ORゲートの
入力端には「O」入力が加えられている点が特別な構成
になっている。
ストア回路100は、演算回路90のユニット91〜9
8に所望の有効桁のデータがそろった時点で、その有効
桁における最下位桁のデータ(部分和)Slが加算出力
回路99に転送されるのに同期して、対応する演算ユニ
ットからストアユニット102〜108へ部分和・部分
キャリイデータをビットパラレルに同時的に送出し、そ
のデータを最下位ビットから先にビットシリアルに読出
し、加算出力回路99へ転送する。
尚、演算回路90はデータをストアユニット100に送
出する際、その内部のデータは全てクリアされる。
楽音合成装置のもう一つの構成部分である出力回路は第
10図に示されている。
第10図の回路において、一方の入力端にクロックパル
スY1〜8を受取るANDゲート122の他方の入力側
にはプロダクト出力Pが入力され、このゲート122か
ら合成楽音信号■が取出されるようになっている。
フルアダー99aのキャリイ入力CIへORゲートを介
して導かれる加算人力ADは、第8図に関して述べた制
御入力θ8H(+16)と、クロックパルス¥9とを受
取る2人力ANDゲート121によって発生される。
この加算入力の目的は、プロダクト出力を形成する際に
、第■及び第■象限のデータのLSHに「1」を付加す
ることであり、それによって2乗カーブによる正弦波の
近似の度合いを増すことにある。
第9図に示されたシフトレジスタ70からのシリアルマ
ルチプリカント出力MCOUT(MCIN(+8))は
、一方の入力端にクロックパルスY1〜8を受取るAN
Dゲート110の他方の入力端に加えられる。
ANDゲート110の出力CMPは、クロックパルスY
1〜8がインバータ111を介して一方の入力端に加え
られているANDゲート112の出力RMPとともにO
Rゲート113に加えられている。
ORゲート113は、クロックパルスY1〜8の反転・
非反転交互のタイミングで発生される出力CMP及びR
MPをシリアルに組合せた形のマルチプライヤ入力MP
INを前述のマルチプライヤ入力回路90aへ供給する
従って、前述のシリアル乗算回路においてはマルチプリ
カントとマルチプライヤとが同じ乗算、つまり2乗演算
(これは、第7e図の処理に対応する)がなされる。
先にも述べたように、この発明では2乗演算と座標変換
操作とを利用して楽音周波数と関連をもった近似正弦波
を合成することが1つの特徴である。
そして、もう1つの特徴は、得られた近似正弦波にエン
ベロープ入力を乗算することであり、特にその乗算を2
乗演算に使用したハードウェア(シリアル乗算回路)を
用いて行うことである。
この後者の乗算処理を実行するために、第10図の回路
ではフロダクト出力P、詳しくは2乗出力をマルチプラ
イヤ入力としてシリアル乗算回路の入力側へ帰還するよ
うになっている。
その帰還にあたっては、帰還路に座標変換手段(これは
、第7f図の処理に対応する処理を実行するためのもの
である。
)を設け、2乗カーブで近似された正弦波データが形成
されるようになっている。
具体的にいうと、プロダクト出力Pは、一方でインバー
タ116を介して3人力ANDゲート11701つの入
力端に加えられ、他方でインバータを介さずに2人力A
NDゲート118の一方の入力端に加えられている。
匍1111人力θ8H(+16)は、前述したよ−うに
位相人力θのMSBを16ビツトタイム遅延させたもの
であり、第■及び第■象限データに関して「1」であり
、第■及び第■象限データについては「O、jT−ある
θ8H(+16)はインバータ115を介してANDゲ
ート117に与えられるとともに、インバータを介さず
にANDゲート119に与えられている。
クロックパルスY16もインバータ114を介してAN
Dゲート117に加えられ且つインバータを介さずにA
NDゲート119に加えられている。
ANDゲート117,118,119の出力θN、θP
θSGは3人力ORゲート120の各入力端にそれぞれ
入力されている。
ORゲート120の出力は前述のANDゲート112に
おいてクロックパルスY1〜8の反転タイミングで近似
正弦波帰還出力RMPとして抽出されるようになってい
る。
出力RMPは、08H(+16 )−ro 1のときは
クロックY16の反転タイミングにおいてθN−Pとな
り、θ8H(−H6)−r I JのときはθP=Pと
なり、且つY16の反転タイミングでθPのMSBにθ
5G−rIJを付加したものである。
結局、ORゲート113の出力、すなわちマルチプライ
ヤ入力は、Y1〜8のタイミングに応じてCMP=MC
OUTと、PMP−θN又はθP+θSGとを交互にシ
リアルに組合せたものとなる。
楽音合成装置の動作例を全体として説明する前に、第1
1a及び第11b図を参照して近似正弦波合成動作につ
いて説明する。
前述した楽音合成装置は2の補数表現による8ビツトデ
ータな扱うよう設計されていたのである、これから述べ
る例では簡単のための2の補数表現によるビットデータ
の論理操作によって近似正弦波を合成する場合をとりあ
げる。
データのビット数が増すと量子化ノイズが減少し、近似
の度合いも増すが、近似正弦波合成の原理そのものには
特に変わるところがない。
第11a図において、I、II、III、IVは第7a
〜第7f図について説明した象限の番号を示し、SPは
ザンプル点番号を示す。
この例では64個のサンプル点に関しそれぞれの振幅A
Mを合成すべく意図されている。
デジタル位相人力θINは、2の補数表現による6ビツ
トバイナリコードからなるもので前述の位相人力θに対
応するものである。
位相人力θINの上位2ビツトは第1象限では「00」
、第■象限では「01」、第■象限では「10」、第1
V象限では「11」である。
第11a図に示すような位相人力θINは、アナログ的
には第7a図に示したように表現されるものであり、第
8図に示したような入力回路において、第■及び第■象
限のデータ(下位4ビツト)について1の補数がとられ
る。
この過程は第7b図について説明したものに対応する。
これらのデータは全ての象限において2倍され(この処
理は第7d図のものに対応し、処理後のデータは第8図
のx(+i )に相当する)、しかる後LSBに「1」
を付加される。
これまでの処理を受けた結果として得られるのが、中間
信号MS1である。
この後、中間信号MSIからMSBを除くために第7c
図に示したような絶対値抽出操作がほどこされる。
5ビツトの絶対値データ(第8図のX’(+1)相当の
もの)はついで、第9図に示したものと類似のシリアル
乗算回路にマルチプリカント入力MCINとして加えら
れるとともにマルチプライヤ入力MPINとしても加え
られることによって2乗される。
この過程は第7e図に関して説明した過程に対応する。
2乗の結果として得られる中間信号は第11a図のMS
2に示されるようなものとなるが、この中間信号MS2
から上位有効桁の6ビツトテータEDのみを抽出する。
このような有効桁データの取出しは、第9図に示したよ
うなシリアル乗算回路を6ビツトデータ用に構成してお
くことによって自動的になされる。
このような有効桁データの出力過程において、第9図及
び第10図で加算人力ADに関して言及したように第■
及び第■象限の有効桁データのLSBに「1」を加える
第■及び第■象限に関しLSHに「1」が付加された2
乗有効桁データはプロダクト出力として第10図の回路
に導かれ、第■及び第■象限のデータについては1の補
数がとられ、第■及び第■象限のデータについてはその
MSBに「1」が付加される。
この過程は第7f図で説明したものに対応する。
この結果、第11a図に示すような波形出力WOUTを
得ることができる。
この波形出力は第10図の回路でいうと、ORゲート1
20の出力に相当する。
波形出力WOUTを10進数で表現したのが振幅AMで
あり、第11b図には、サンプル点SPとの関係におい
て振幅AMの変化が示されている。
第11b図は位相でπ/2まで(第1象限分)の波形を
構成する各サンプル点毎の振幅をすべて示しているが、
第■〜第■象限については部分的に省略されている。
第11b図によれば、波形出力WOUTが2乗カーブで
近似された正弦波を指示するデジタル出力であることは
容易に理解される。
ここで、第12a乃至第12h図を参照して第8乃至第
10図に関し前述した楽音合成装置の全体としての動作
例を説明する。
第12a図は、使用されるいくつかのクロックパルスを
例示しており、クロックパルスφは1μsの周期の矩形
波パルス列からなっている。
この1周期は1ビツトタイムの期間に相当する。
クロックパルスY1は16μsの周期をもつ1ビツトタ
イム幅の矩形波パルス列からなっている。
Y1〜8は、16μsの周期をもつ8μS(8ビツトタ
イム)幅の矩形波パルス列からなり、Y9はYlを9ビ
ツトタイム遅延させたパルス列である。
Y1千9及びY8+16はいずれも、8μsの周期をも
つ1ビツトタイム幅の矩形波パルス列からなるが、前者
より後者の方が1ビツトタイムだけ位相が進んだもので
ある。
Yl6は、Ylと同様なパルス列からなるが、それより
も1ビツトタイムだけ位相が進んでいる。
Yは、上述のような各クロックパルス間のタイミング関
係をわかりやすくするために16ビツトタイム毎にクロ
ックタイミングを期間TI、T2.T3・・・・・・・
・・に区切って図式的に表現したものである。
各期間は8ビツトタイムの前半と8ビツトタイムの後半
からなっている。
このようなタイムベースYとの関連において各クロック
をみると、クロックY1は第1ビツトタイム目を指示し
、Y1〜8は第1〜第8ビツトタイム目を指示し、Y9
は第9ビツトタイム目を指示し、Y1千9は第1及び第
9ビツトタイム目を指示し、Y8+16は第8及び第1
6ビツトタイム目を指示し、Y16は第16ビツトタイ
ム目を指示しているのがわかる。
タイムベースYは、第12a〜第12h図に適宜引用さ
れる。
第12b図に示すように、デジタル位相人力θ及びデジ
タルエンベロープ人力Eはいずれも2の補数表現による
8ビツトのデータθ1〜θ8゜E1〜E7.ES(サイ
ンビット)からそれぞれ成っており、第1期間T1の前
半からシリアルに第8図の入力回路に入力される。
シリアル入力INは図示の如く、第1期間T1の前半で
は位相データθ1〜θ8を含み、後半ではエンベロープ
データE1〜E7.ESを含むようになっており、この
操作は、クロックY1〜8のゲー)40,42に対する
コントロールによりなされている。
シフトレジスタ44による遅延出力IN(+1)。
IN(+2 )、0TJT (=IN(+8 ))は図
示の如きタイミング関係になる。
第12b図にはまた、クロックY9に応じて出力IN(
+1)のMSBをサンプル・ホールドした出力θ8H1
及びそれをそれぞれ8ビツトタイム、16ビツトタイム
遅延させた出力θ8H(+8)。
θ8H(+16 )も示されている。
第12c図には、出力IN(+2)の5M5Bをラッチ
回路45によりラッチした出力θγHが示されている。
ORゲート57の出力Xは、θ7Hが「1」か「0」か
に応じて(すなわち第■及び第■象限データか、第■及
び第■象限データかに応じて)、第1期間T1の後半に
θかθとして得られる。
出力Xの各ビットはX1〜X8で示されている。
出力Xをフリップフロップ58により1ビツトタイム遅
延させた出力x(+i )はそのLSHに「1」を付加
されてX’(+1)となり、ANDゲート63を介して
5M5B(−C8)がマスクされて位相マルチプリカン
ト入力θMCI Nとなる。
エンベロープマルチプリカント入力EMCINはAND
ゲート63,64、ORゲート65を含む回路において
、θMCINと交互にシリアルに結合され、マルチプリ
カント入力MCINとなるのがわかる。
第12c図によると、座標変換を受けた位相データθM
CINが最初にMCINとしてシリアル乗算回路(第9
図)に入るのは第1期間T1の後半であり、以後エンベ
ロープデータE1〜E8と交互に連続的にマルチプリカ
ント入力MCI Nが入力されるのがわかる。
第12d図をみると、シフトレジスタ70において、遅
延されたマルチプリカント入力 MCIN(+1)、MCIN(+2)・・・・・・・・
・MCIN(+8 )=MCOUTが示されるとともに
、パラレルマルチプリカントビット(ラッチ出力)MC
1〜MC7、MCSが示されている。
CMPは、シリアルマルチプリカント出力MC0UTを
第10図の回路においてY1〜8でANI)した出力で
ある。
マルチプライヤ入力MPINは、第2期間T2の前半に
は出力CMPのデータC1〜C8を含み、その後半には
出力RMPのデータR1〜R8を含むように、第10図
のANDゲート110,112、ORゲート113によ
りシリアルに組合されたものである。
第9図のマルチプライヤ入力回路90aにて区分された
マルチプライヤピッ)MP1〜7と、マルチプライヤサ
インビットMPSとは第12e図に示されている。
PPは部分積入力を示し、第9図の回路のフルアダー9
1a〜98aの入力A1〜A 8 、B 8に加えられ
るデータである。
なお、データA1〜A7.A8の内容を表現するために
使用されている「・」印及び「+」印はそれぞれAND
及びORを示す。
各演算ユニット91〜98から出力される部分和出力8
1〜S8と、有効桁データとしてストア回路100にス
トアされるべく並列送出されたデータGS1〜GS8と
が第12f図に示されている。
ここで、部分和データS1におけるPS1〜PS8&礼
タイミングY1〜Y8又はY9〜Y16のときにフルア
ダー91aから和出力Sとして順次に送出される8ピツ
)P31〜PS8を和出力S遅延用のフリップフロップ
を介して取出すことにより得られるものである。
また、タイミングY1又はY9において演算ユニット9
2・・・・・・・・−97,98の各フルアダーから和
出力Sとして送出される1ビツトをそれぞれPS2・・
・・・・・・・PS7.PS8とすると、上記したと同
様にして部分和データ52(PS2〜PS)・・・・・
・・・・57(PS7〜PS14)、58(PS8〜P
S15)か得られる。
この場合、有効桁データとなるのはPS8〜PS15の
データであることがわかる。
有効桁データのLSBであるpS8が加算出力回路99
へ転送されるのに同期して上位桁データPS9〜PS
15のストア回路100への並列送出がなされ同時に各
演算ユニットの内部がクリアされる。
このため、各演算ユニット91〜98は直ちに次の組の
マルチプリカント−マルチプライヤ入力についての演算
を実行できる。
従って、ハードウェアの効果的使用が可能になり、演算
速度も向上される。
なお、第12e図及び第12f図を見ると、第2期間T
2の前半には波形形成のためのデータC1〜C8の2乗
演算CXCに関して部分和データが形成され、その後半
には2乗演算CXCの積R(R1−R8)とエンベロー
プデータE(Ei 〜ES)との乗算EXRに関して部
分和データが形成されることがわかる。
第12g図は、フルアダー99aに入力されるビットシ
リアルな部分和データPSと、各演算ユニット91〜9
8における部分キャリイデータCy2〜Cy9と、部分
積としてのマルチプライヤサインビット MPS(+1)と、パラレルにストアされるキャリイデ
ータGC2〜GC8と、フルアダー99aにシリアルに
転送される部分キャリイデータPCとがタイムベースY
との関連において示されている。
ここで、部分キャリイデータCy2におけるPC2〜P
C9は、タイミング¥1〜Y8又はY9〜Y16のとき
にフルアダー91aからキャリイ出力COとして順次に
送出される8ビツトPC2〜PC9をキャリイ出力CO
遅延用のフリラフフロップを介して取出すことにより得
られるものである。
また、タイミングY1又はY9において演算ユニット9
2・・・・・・・・・97,98の各フルアダーからキ
ャリイ出力COとして送出される1ビツトをそれぞれP
C3・・・・・・・・・PC8,PC9とすると、上記
したと同様にして部分キャリイデータCy3(PC3〜
pcio)・・・・・・・・・Cy8(PC8〜PC1
5)、Cy 9(PC9〜pC16)が得られる。
部分和データPSと部分キャリイデータPCとキャリイ
データCyとを加算出力回路99のフルアダー99aに
加えることにより得られるプロダクト出力Pは、キャリ
イデータCyとともに第12h図に示されている。
すなわち、プロダクト出力Pにおける順次のビットPS
−P15は、部分和データPS8〜pS15と部分キャ
リイデータPP8,PC9〜PC1 5とを対応するビ
ット毎に順次加算して得られるもので、p15はサイン
ビットである。
また、キャリイデータcyの順次のビットθ8,cy9
〜cy 1 5は加算人力ADを受取るORゲートから
フルアダー99aにキャリイ入力CIとして供給される
もので、キャリイデータCyのLSBにはY9のタイミ
ングでθ8(第■及び第■象限のみ「1」)が付加され
ているのがわかる。
第2期間T2の後半には、第10図の回路においてプロ
ダクト出力Pのマルチプライヤ入力MCINへの帰還が
なされ、帰還出力RMPは、各ピッ)R1〜RS=θN
、又はθP+θSGとなるようにコントロールされてい
る。
第12h図に示されるように、第3期間T3の前半には
、クロックY1〜8及びプロダクト出力Pを受取るAN
Dゲート122から、合成楽音信号Vが出力される。
楽音信号■は、2乗演算CyCのfJjRにエンベロー
プ入力Eを乗じた8ビツトのデータv1〜■8からなる
ものである。
楽音信号Vは第1図に示したようにD−A変換装置15
によりアナログ変換され、増幅器16により増幅され、
スピーカなどの音響変換器17により音響出力に変換さ
れる。
なお、上述したようなデジタル楽音合成系列を複数組設
けるとともに、各系列から得られる異なるデジタル楽音
信号を混合することにより所望の音色の楽音を発生させ
るようにすることは当業者に明らかである。
以上、この発明を好ましい実施例について詳述してきた
が、この発明によれば、次のような優れた作用効果が得
られる。
(1)波形合成は、波形記憶用ROMを用いず論理演算
により実行されるので、ハードウェアが少なくてすむ。
(2)2乗演算と、2乗結果及びエンベロープデータの
乗算とを共通のシリアル乗算回路で実行するようにした
ので、上iQi)の点と相俟ってハードウェアの効率的
使用が可能になり、使用ハードウェア量の低減に有効で
ある。
(3)2乗カーブで近似された波形は、 のような関数形式で表現され、実質的に正弦波に近いこ
とがわかる。
(4)これらの近似正弦波を複数個それぞれ適宜の振幅
で発生させ組合せることにより任意音色の楽音を発生さ
せることが容易にできる。
【図面の簡単な説明】 第1図は、この発明を実施するためのデジタル電子楽器
を示すブロック図、第2図は、位相合成の原理を説明す
るためのグラフ、第3図は、波形発生の原理を説明する
ためのグラフ、第4図は、エンベロープ合成の原理を説
明するためのグラフ、第5図は、第2図に示される位相
合成の原理にしたがう位相合成装置を示すブロック図、
第6図は、第4図に示されるエンベロープ合成の原理に
したがうエンベロープ合成装置を示すブロック図、第7
a〜第1f図は、2乗演算を使用して近似正弦波を合成
する方法の一例を示すグラフ、第8図は、この発明の一
実施例によるデジタル楽音合成装置における入力回路を
示すロジックダイアグラム、第9図は、上記楽音合成装
置におけるシリアル乗算回路を示すロジックダイアグラ
ム、第10図は、上記楽音合成装置における出力回路を
示すロジックダイアグラム、第11a及び第11b図は
、この発明の原理にしたがう波形合成の一例を示すそれ
ぞれバイナリ信号表及びデジタル波形図、第12a乃至
第12h図は、第8乃至第10図の回路の動作を説明す
るためのタイムチャートである。 符号の説明、14・・・・・・デジタル楽音合成装置、
44・・・・・・遅延用シフトレジスタ、70・−・・
・・直往変換・遅延用シフトレジスタ、80・・−・・
・ラッチ回路、90・・・・・・演算回路、100・・
・・・・有効桁ストア回路、θ・・・・・・位相入力、
E・・・・・・エンベロープ入力、MCIN・・・・・
・マルチプリカント入力、MPIN・−・・・・マルチ
プライヤ入力、P・・・・・・プロダクト出力、■・・
・・・−楽音信号。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (匈 発音すべき楽音の周波数に応じて決定された
    ほぼ一定の変化率で変化する各位相毎の振幅を示すよう
    にデジタル位相入力を順次に発生する過程と、 (b) 前記各位相入力毎に振幅の符号を調べること
    により各位相の属する象限を検知する過程と、(e)
    前記各位相入力毎に振幅の絶対値を抽出する過程と、 (d) 抽出された絶対値を2乗する過程と、(e)
    検知された第1及び第2象限又は第3及び第4象限
    について2乗値を座標変換して2乗カーブで近似された
    正弦波状のデジタル楽音信号を得る過程と を含むデジタル楽音合成方法。
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