JPS583906B2 - ばら状品として前計量された固形物を１つずつ送出するディスペンサ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は均一な形状及び寸法を有する前計量された固形
物から成るばら状品を１つずつ送出するための下方の少
なくとも１つの放出開口を備えたデイスペンサであって
、２つの回転体が設けられており、両回転体が互いに同
軸的にかつステップ動作的に相対回動可能に配置されて
おりかつ下方に環状ギャップを形成しており、同環状ギ
ャップが、前記放出開口を備えた底部によって覆われて
おり、同環状ギャップのギャップ幅が固形物の最小寸法
に少なくともほぼ相応しており、同環状ギャップ内で、
ポケットを形成すべく一方の回転体に下方の突起環が相
対回動不能に結合されており、かつ他方の回転体に上方
の連行突起が相対回動不能に結合されており、かつ、前
記放出開口及びポケットの円弧の長さが固形物の最大寸
法にほぼ相応している形式のものに関する。

製薬工業分野ならびに食品工業分野などでは市場に出さ
れる物質が前計量という意味でしばしば均一量の固形物
にまとめられる。

その場合、均一量の固形物のサイズは製造上の観点から
効果的には均一の形状および寸法を有している。

このようにすれば、消費者側での計量はこの固形物の数
を計算するだけでよいことになる。

この種の固形物としては例えばあらゆる種類の錠剤、カ
プセル入り薬剤、角砂糖、コンソメスープ固形物などが
かぞえられる。

特に小寸法の固形物にされた物質はコマーシャルサイズ
で包装されるさいには、すでに固形物単位で数えられず
に、ばら状品として秤量されているのが一般である。

これら固形物は球状でない限り、包装材内で不規則に位
置している。

回転の原理によって固形物を取出す取出装置が米国特許
第２２２７１６７号明細書に基づき公知であり、同取出
装置では、１つ１つの固形物が確実に包装材内から取出
される。

この種のディスペンサはスエーデン国特許出願公告第７
３１３９３４−７号明細書及び米国特許第３３２７８９
７号明細書にも開示されている。

２つの回転体のステップ動作的な相対回転の原理で構成
されたこれら公知ディスペンサでは、これを操作するた
めに両手が必要であるため、操作が簡単でない。

さらにこのデイスペンサは、ぱら状品として貯蔵された
固形物がしばしばひっかかり又は破損する等の機能的な
欠点を有している。

本発明の課題は、片手で、それも例えば指による押圧だ
けで操作することができるのみならず、機能的に確実で
あり、その上、各操作ごとにばら状品貯蔵物のひっかか
りのない運動が得られ、さらに合理的に製作されかつ簡
単に組立てられるとともに、場合によっては使い捨て容
器としても使用することができるような冒頭に述べた形
式のデイスペンサを提供することにある。

この課題を解決した本発明の要旨は、外側の回転体がス
リーブ内に相対回動不能かつ軸方向移動可能に挿入され
ておりかつばねの力によって同スリーブに対して相対的
な休止位置に保持されており、外側の回転体を軸方向で
押下げたさいに同回転体の並進運動を内側の回転体のス
テップ回転運動へ変換する部材が設けられており、その
場合、外側の回転体を軸方向に操作することによって回
動ステップが生じさせられ、かつ、重力及びデイスペン
サの操作の影響下でぱら状品と放出開口との間の整列プ
ロセスを生せしめるための部材が設けられていることに
ある。

本発明の有利な１実施例では、ディスペンサがただ５つ
の構成部品から成り、かつ両方の回転体及びスリーブが
それぞれ一体にプラスチックから成形されている。

この構成が可能な理由は、リブ及び案内みぞを備えた内
側の回転体の内面が、むだスペースを生せしめないよう
な軸方向の形状を備えているからである。

このデイスペンサの組立ては、ねじ及び特別な工具を使
用することなくたんに個々の部品を差しはめれば足りる
。

倉の場合、各部品は互いにスナップ式に嵌合され、簡単
には解離できない。

次に図示の実施例につき本発明を具体的に説明する。

まず、第１図乃至第４図について本発明の作動原理を説
明する。

開口を下に向けたコップ状の（幾何学的な意味での）回
転体１内には下方から比較的小さな（やはり幾何学的な
意味での）回転体２が第１の回転体１に対して同軸的に
回転体１の中空室内へ突入しており、このため、両方の
回転体１，２はあいまって回転対称的な中空室３を形成
しており、回転軸線に対して垂直な、該中空室３の横断
面は図面上方から下方へ移動するにつれて、完全な円形
から円環形へ移行し、しかも該円環形の内側の円および
外側の円が順次に変化し、ついには環状室が環状ギャッ
プ４にまで狭まる。

この該環状ギャップ４は固形物Ｓをその最も狭い幅でし
か受容することができない。

環状ギャップ４は下方部分のところで回転軸線に対して
垂直な平面内で少なくとも放出開口６を残してカバー５
によって閉鎖されている。

両方の回転体１，２は同軸的にステップ動作で相対回動
可能である。

カバー５は回転体２または回転体１に回動不能に結合さ
れている。

それゆえ、放出開口６は回転体１または回転体２に対し
て相対運動可能である。

環状ギャップ４のカバー５のすぐ上方には複数の突起７
ａから成る第１の突起項７が配置されている。

この突起環７は回転体１または２に固定されていてディ
スペンサ作動時には、放出開口６を有するカバー５に対
して相対的に回動する。

第１の突起環７の突起７ａは環状ギャップ４内へ突入し
ていてこの部分を閉鎖している。

これらの突起７ａは、カバー５が回転体２に回動不能に
結合されている場合（第１図）には回転体１に、かつカ
バー５が回転体１に回動不能に結合されている場合（第
３図）には逆に回転体２に結合されている。

規則的に環状ギャップ４の全周にわ＾潟分配されている
これらの突起７ａの隣り合う突起間には、固形物Ｓの最
大寸法の個所をひっかかりなしに位置せしめるような弧
方向でのギャップ長さを有する突起間ギャップ８が開放
されている。

要するにこれらの突起７ａの間には、回転体１，２およ
びカバー５によって制限されたポケット９が生じており
、このポケット９内へ、上方に位置するばら状品貯蔵物
から固形物が落ち込むことができる。

規則的に申し分なくこのポケット９内に固形物が落下で
きるように、上方に位置する不規則に配列されたばら状
品貯蔵物と、このポケット９のすぐ上方に位置する環状
ギャップ区域との間に整列プロセスが生じさせられなけ
ればならない。

この整列プロセスによって、すべての固形物Ｓが端面を
鉛直にして環状ギャップ４内へ装入されて環状に配置さ
れる。

このプロセスは以下に述べるようにして生じさせられる
。

（ａ）端面を鉛直にした固形物Ｓの位置が環状ギャップ
幅によって強制される。

（ｂ）ｉ状ギャップ４を閉鎖している、回転体１，２の
両回転面の相対回動が、各回動ステップことに両回転面
と固形物Ｓとの間の摩擦によって、各固形物Ｓ間のゆる
みを生ぜしめ、これによって環状ギャップ４内への固形
物Ｓの滑落を促進せしめる。

（ｃ）ポケット９を形成する突起環７のすぐ上方に少な
くとも１つの連行突起１０ａから成る第２の突起環１０
を配置する。

この連行突起１０ａはカバー５と回動不能に結合されて
いる方の回転体１または２の部分に固定される。

それゆえ、デイスペンサの作動時に、回転体１，２のス
テップ動作による相対回動によって、この連行突起１０
ａが、ポケット９を形成している突起７ａに対して相対
運動を行なう。

この連行突起１０ａは以下のことを行なう。

（ｃ１）この連行突起１０ａが該突起に衝突する固形物
Ｓを連行する。

（ｃ２）空いている固形物環状層が、この連行された固
形物Ｓによって充てんされ、このため、固形物Ｓが閉鎖
された環状位置を形成する。

（ｃ３）連行突起１０ａによって連行される固形物Ｓは
該固形物上に静止している別の固形物環状層に若干の滑
りｉ伴なう摩擦によって運動を伝達し、この運動を受取
ったこの固形物層が再び次の固形物層へ運動を伝達し、
これが繰返される。

この滑りによって各固形物層間に相対運動が生じ、この
相対運動が固形物列に作用してこれのひっかかりを阻止
しかつこれをゆるめる。

（ｃ４）連行突起１０ａはその平面内に位置する固形物
Ｓを前方へ押し、このため、各回動ステップ時にポケッ
ト９と連行突起１０ａとの間の相対運動によってポケッ
ト９へ近付いていた固形物Ｓがポケット９内へ落下させ
られる。

（ｃ５）連行突起１０ａを適当に配置することによって
、この連行突起１０ａはさらに重要な機能を発揮する。

要するに、ギャップ閉鎖平面への回転軸線平行な突出部
がカバー５の放出開口６を少なくとも犬部分覆うように
連行突起１０ａがギャップ４内に配置されかつその弧方
向の長さが設計される。

放出開口６の上方の連行突起１０ａのこの位置は、カバ
ー５に回動不能に結合された同じ回転体１もしくは２に
連行突起１０ａが結合されているので放出開口６に対し
て固定的である。

要するに、相対回動中に第１の突起環のポケット９が放
出開口６の上方に移動し、これによって、内部に収容さ
れていた固形物Ｓｋ放出すると、連行突起１０ａは該ポ
ケット９の上方の入口の前に位置することになり、これ
によって、別の固形物Ｓが上方の位置から自由なポケッ
ト９を通ってデイスペンサから滑落するのが阻止される
ようになっている。

要するに、デイスペンサは１回動ステップ時に、開いて
いるポケット９内の内容物だけを放出することができる
。

（ｃ６）ポケット９を形成する第１の突起環７の突起７
ａはばら状品貯蔵物に而した側では傾斜しており、しか
も突起７ａの周方向運動時に低い方の突起端部が先行す
るようになっている。

突起７ａの最も高い個所は軸方向で見て若干固形物Ｓの
最大寸法に比して高くされており、かつ、最も低い個所
はポケット９内に位置する固形物Ｓに比して低くされて
いる。

これによって、一面においては、周方向運動する突起７
ａの運動方向で見て前方の縁が上方の固形物環状層に強
〈衝突することが回避される。

突起７ａの最も高い縁はいわば「引きずられて」おり、
上方の層の固形物Ｓは徐徐に突起７ａのこの高い個所へ
乗り上げる。

突起７ａの高い個所への固形物の乗り上げならびにポケ
ット９内に位置する別の固形物Ｓの高さへの固形物Ｓの
戻し落下は周期的な持上げ運動を生じさせ、この運動が
、さらに上方に位置する固形物Ｓに伝達され、これによ
って固形物Ｓの相互圧縮を取除く付加的な効果が得られ
、これによって整列プロセスが促進される。

これまで述べた構成および機能の原理に基づき種々異な
る実施態様が可能である。

例えは、つかむことのできる外部の構成部材を係止位置
から係止位置へ相対的に回動させて回転体１，２の回動
ステップ作動での相対回動を生じさせることができる。

その場合、１つの係止位置は常に、第１の突起環７のポ
ケット９が下方へ開いて内容物を放出することができる
位置に設けられる。

回転体１と２との間のステップ動作での相対回動が間接
的に機械的または電子機械的な運動変換機構によって作
動させられ、しかも作動が回転運動以外の運動によって
生じさせられてもデイスペンサの構成および機能原理は
何ら変らない。

本発明に基づくデイスペンサの充てん過程および１実施
例を第５図、第６図および第７図に基づき次に説明する
。

直径に比して軸方向に高い回転体１は所定の縁部分の高
さｈを残してばら状品としての固形物Ｓ、例えば甘味物
質タブレットによって充てんされる。

この回転体１上にはカバー５がかぶせられる。

このカバー５の内側には回転体２が結合される。

この回転体２はカバーから離れる方向ではじめはわずか
に次いで著しく次第に細くなっている。

回転体２の高さは、回転体１の充てん時に残された縁の
高さｈｖＣほぼ等しく、このため、回転体２はカバー５
の載着時に充てん物に接触する程度まで回転体１内へ突
入する。

使用状態では、カバー５が下側になりぱら状品貯蔵物が
上側となる。

カバー５は脚部または支台として役立つ。

使用位置では、固形物Ｓの一部は回転体１の内壁と回転
体２との間の環状横断面を有する中空室３０部分内へ落
下する。

環状横断面を有するこの中空室３は下方へ向かって狭め
られていて環状ギャップ４を形成しており、この環状ギ
ャップ４の内径は、固形物Ｓがその最も小さな寸法での
み環状ギャップ４内に位置するような大きさを有してい
る。

要するに、固形物Ｓは下方のカバー５まで達するために
は端面を垂直にして位置させられなければならない。

後述するデイスペンサ機構が作動させられると、回転体
１はカバー５に対して相対的かつ同軸的に所定角だけ回
動させられる。

回転体１の壁とカバー５に結合された回転体２とはそれ
ゆえ相対的に回動させられる。

固形物Ｓと回転体１および２の互いに相対的に回動する
壁との間の摩擦によって、圧縮およびひっかかりが解除
され、これによって固形物Ｓは端面を垂直にした所要の
位置へもたらされる。

この回動運動の起立させる作用は環状ギャップ４内に突
入している連行突起１０ａによって著しく強められる。

この実施例ではこの連行突起１０ａは回転体２に設けら
れている。

この連行突起１０ａはそれに衝突する固形物Ｓに回転体
２と回転体１との相対運動と同じ運動を強制する。

強制されたこの固形物Ｓはこの運動を同一環状層内の残
りの固形物Ｓへ伝達し、これによって、あらゆる場合の
ギャップが充てんされる。

この同一環状層内の残りの固形物Ｓは若干の滑りを有す
る摩擦によってこの運動を同様に上方の固形物環状層へ
伝達し、このことが繰返される。

この滑りによって、高い位置を占める固形物環状層が回
転体２に対するはっきりした相対運動を行なう。

この相対運動は回動運動による整列効果を高めるのに役
立つ。

この目的のために、回転体２の外とう面はねじ螺線形の
みそ状の凹所１１を有しており、この凹所１１のリード
および巻き方向は、該凹所１１に係合した固形物Ｓが持
上げられかつそれによって別の固形物Ｓとの相互圧縮が
めるめられるように設計されている。

このような形式で、上方で不規則に位置している固形物
Ｓが順次下方へ向かうにつれて整列させられ、下方位置
では固形物Ｓが整列されて閉じた環状層を成しつつ端而
を鉛直にして位置させられる。

これによって、各固形物Ｓの放出のための機械的な１つ
づつの取出しが可能となる。

固形物Ｓが１つづつ放出されるのに先立って、固形物Ｓ
の閉じた環状層が、ゆるい規則的な列を成すように整列
させられる。

この場合、互いに順次に続く固形物間のすきまは、著し
く誤差の多いそれゆえ安価な放出装置を使用できるよう
な、なかんずく回動運動および固形物Ｓの寸法安定性に
何ら特別な要求が課せられないような大きさに設計され
る。

ばら状品貯蔵物の監視の目的で、回転体１は透明な材料
から製作されていてもよい。

回転体１の手によってつかまれる部分に設けた軸方向で
延びるリブ１８によって、回転体１は回動しやすくされ
ている。

第８図、第９図、第１０図、第１１図および第１２図は
本発明の第２実施例を示す。

この実施例には機械的な運動変換機構が設けられている
。

この場合、操作は手によって行なわれる。

この操作の要点は、１つの構成部分の運動を別の構成部
分の別の運動に変換させる点にある。

この操作は例えばボールペンでボールペンスリーブから
上方へ突出しているピンを、手によってつかまれた該ス
リーブ内へ押し入れる操作と同様である。

この運動の変換のための構成部分１３，２１，２２ ，
２７以外はこのデイスペンサの原理的な構成はこれまで
述べた原理に相応している。

コップ状の回転体１はこの場合、別体の底部１ａを有し
７ており、このため、製作、組付けおよび運搬が有利と
なる。

放出開口を有する環状のカバー５は回転体２に固定的に
結合されており、それゆえ、第１の突起環７の突起７ａ
は回転体１に、他面において突起７ａの上方に位置する
連行突起１０ａから成る突起環１０は回転体２に結合さ
れている。

この実施例では、回転体１内に突入している、回転体２
の部分は部分的には円筒状のかつ部分的には円すい状の
外面を有している。

両手によって作動される回動運動の代りに片手によって
生じる変換運動を行なわせるために、回転体１および２
はスリーブ１３によって覆われており、該スリーブ１３
は、回転体１および２から成るデイスペンサ主要部の下
端部から若干突出しており、他面において回転体１は上
方でスリーブ１３から突出しており、これによって下方
へ押すことができるようになっている。

スリーブ１３の下端部のところでは、半径方向に延びる
ウエブ２０が中央部分２１を有しておりこの中央部分２
１によって運動の変換が行なわれる。

この中央部分２１は第１に圧縮ばね２２のための支えと
して役立つ。

この圧縮ばね２２はデイスペンサの静止位置では回転体
１のストツパ２３を介して回転体１，２をスリーブ１３
の上方のストツパ２４に圧着している。

この中央部分２１は第２に回転体２の中空室３内の中央
の個所で該回転体２と一体成形された柱状のばね案内芯
２６のための案内プッシュ２５を有している。

第３にこの中央部分２１はデイスペンサの回転体１，２
とスリーブ１３との間の運動の変換によって回転体１と
２との相対回動を生せしめるための部材をスリーブ１３
に面した側に有している。

これらの部材は中央部分２１と一体に結合された舌状片
２７から成っており、該舌状片２７は中空円筒体２８の
セクタ部分として形成されている。

これらの舌状片２７の内面は中空円筒体２８の内面と合
致しており、他面において舌状片２７の外面３０は根元
２９のところでは中空円筒体２８の外面と合致しており
かつ、上方の舌状片端部へ向かって次第に著しく傾斜し
ている。

舌状片２７は回動力向で見て前方から後方へフライスカ
ツタの刃のように傾斜している。

舌状片２７Ｅの端面を垂直にした曲げに強い形状は中空
円筒体２８の外周面に対して接線方向で位置しており、
かつこの舌状片２７は半径方向でばね弾性的である。

回転体１内へ突入している、回転体２０部分の内面には
リプ３１の項と該リブ間に位置する案内みぞ３２が設け
られており、該案内みぞ３２は多条ねじの形式で形成さ
れていてかつ上方へ向かって減少する直径を有している
。

リプ３１は回転体２が射出法に基づき２部分構成の開放
可能な工具によって製作できるような形状を有している
。

これらのリプ３１間に位置する案内みぞ３２は、デイス
ペンサの回転体１，２が圧縮ばね２２の力に抗して上方
から下方へスリーブ１３内へ押入れられたさいにはね弾
性的な舌状片２７のための強制案内部材として作用する
。

舌状片２７と案内みぞ３２との協働によって、回転体２
が回転体１内で回動し、他面において舌状片２７が装置
軸線に向かってたわむ。

回転体１，２とスリーブ１３との運動の変換のためのこ
の運動はスリーブ１３の内側に配置された下方のストツ
パ３５によって下方へ向かって制限されており、要する
にこのストツパ３５に、回転体１に設けた別の相応する
ストツパ２３が衝突する。

ストツパ２３はスリーブ１３の内側に設けた別の上方の
ストツパ２４とも協働しておりかつ圧縮ばね２２の圧縮
力下で、互いに運動の変換を行なうデイスペンサ部分の
静止位置を規定している。

変換運動のこの制限によって、回転体１内での回転体２
の回動運動量が規定される。

回転体２の内部の案内みぞ３２の行程およびリードは、
ストツパからストツパへの完全な各１行程によｂｅ回転
体２が回動ステップ運動を完結し、かつこの回動運動が
、ポケット９を形成する第１の突起環７の部分運動と合
致するように設計されている。

カバー５の放出開口６が静止位置でポケット９の内容物
を解放すると、この放出開口６は第１の行程の終りに次
に続くポケット９を解放する。

これが繰返される。

舌状片２７および案内みぞ３２は，ばね力に基づく戻り
行程がもはや回転体１および２の相対位置へ何ら影響を
及ぼさないように形成されている。

要するに両回転体１，２は行程の終りで達した相対位置
にとどまったままである。

戻り行程の終りでは舌状片２７は次の行程運動時に次の
案内みぞ３２内へ走入するようになっている，回転する
回転体２が手によって接近不能であり、それゆえこの運
動機構の動作が損なわれることがないために、係止位置
を省くことができる。

スリーブ１３内での回転体１，２の運動の変換のための
滑りはみぞ３３および歯３４によって案内されており、
これらのみぞ３３および歯３４は同時に回転体１とスリ
ーブ１３の相対回動を阻止しており、換言すれば回転体
２０強制された回動時に回転体１は回動しない。

ばら状品貯蔵物の監視のために、回転体１およびスリー
ブ１３は透明な材料、例えばプラスチックから製作され
ていてもよい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の１実施例に基づくデイスベンサの構成
および機能の原理を示す略示図、第２図は第１図の■−
■線に沿った断面図、第３図は本発明の別の実施例に基
づくディスペンサの構成および機能の原理を示す略示図
、第４図は第３図のＩＶ−ＩＶ線に沿った断面図、第５
図は本発明の１実施例に基づくコップ状の回転体内に内
容物を充てんするさいの状態を示す断面図、第６図は第
５図に示すコップ状回転体にカバーおよび部分的に円す
い状の第２の回転体を取付けた状態を示す断面図、第７
図は本発明の１実施例に基づく充てんされたデイスペン
サの両回転体に設けた突起の配置を示す図、第８図は本
発明の別の実施例に基づくデイスペンサの縦断面図、第
９図は第８図に示すデイスペンサのスリーブの縦断面図
、第１０図は第９図に示すスリーブの上面図、第１１図
は第８図に示すデイスペンサのコップ状回転体の縦断面
図、第１２図は第１１図に示す回転体の上面図である。 １，２・・・・・・回転体、１ａ・・・・・・底部、３
・・・・・・中空室、４・・・・・・環状ギャップ、５
・・・・・・カバー、５ａ・・・・・・板、６・・・・
・・放出開口、７・・・・・・突起環、７ａ・・・・・
・突起、８・・・・・・突起間ギャップ、９・・・・・
・ポケット、１０・・・・・・突起環、１０ａ・・・・
・・連行突起、１１・・・・・・凹所、１３・・・・・
・スリーブ、１８・・・・・・リブ、２０・・・・・・
ウエプ、２１・・・・・・中央部分、２２・・・・・・
圧縮ばね、２３．２４・・・・・・ストツパ、２５・・
・・・・案内プッシュ、２６・・・・・・ばね案内芯、
２７・・・・・・舌状片、２８・・・・・・中空円筒体
、２９・・・・・・根元、３０・・・・・・外面、３１
・・・・・・リプ、３２・・・・・・案内みぞ、３４・
・・・・・歯、３５・・・・・・ストツパ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 均一な形状及び寸法を有する前計量された固形物か
   ら成るばら状品を１つずつ送出するための下方の少なく
   とも１つの放出開口を備えたデイスペンサであって、２
   つの回転体が設けられており、両回転体が互いに同軸的
   にかつステップ動作的に相対回動可能に配置されており
   かつ下方に環状ギャップを形成しており、同環状ギャッ
   プが、前記放出開口を備えた底部によって覆われており
   、同環状ギャップのギャップ幅が固形物の最小寸法に少
   なくともほぼ相応しており、同環状ギャップ内で、ポケ
   ットを形成すべく一方の回転体に下方の突起環が相対回
   動不能に結合されており、かつ他方の回転体に上方の連
   行突起が相対回動不能に結合されており、かつ、前記放
   出開口及びポケットの円弧の長さが固形物の最大寸法に
   ほぼ相応している形式のものにおいて、外側の回転体１
   がスリーブ１３内に相対回動不能かつ軸方向移動可能に
   挿入されておりかつばねの力によって同スリーブ１３に
   対して相対的な休止位置に保持されており、外側の回転
   体１を軸方向で押下げたさいに同回転体１の並進運動を
   内側の回転体のステップ回動運動へ変換する部材が設け
   られており、その場合、外側の回転体を軸方向に操作す
   ることによって回動ステップが生じさせられ、かつ、重
   力及びデイスペンサの操作の影響下でばら状品Ｓと放出
   開口６との間の整列プロセスを生ぜしめるための部材７
   ａ，１０ａ，１１が設けられていることを特徴とするば
   ら状品として前計量された固形物を１つずつ送出するデ
   イスペンサ。