JPS5834688B2 - 自動車用成形板ばね - Google Patents

自動車用成形板ばね

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JPS5834688B2
JPS5834688B2 JP55043458A JP4345880A JPS5834688B2 JP S5834688 B2 JPS5834688 B2 JP S5834688B2 JP 55043458 A JP55043458 A JP 55043458A JP 4345880 A JP4345880 A JP 4345880A JP S5834688 B2 JPS5834688 B2 JP S5834688B2
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JP
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fiber cloth
leaf spring
folded back
leaf
polymer
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JP55043458A
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恒男 水野
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Chuo Hatsujo KK
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Chuo Hatsujo KK
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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
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    • B29D99/00Subject matter not provided for in other groups of this subclass
    • B29D99/0003Producing profiled members, e.g. beams
    • B29D99/0007Producing profiled members, e.g. beams having a variable cross-section
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C70/00Shaping composites, i.e. plastics material comprising reinforcements, fillers or preformed parts, e.g. inserts
    • B29C70/04Shaping composites, i.e. plastics material comprising reinforcements, fillers or preformed parts, e.g. inserts comprising reinforcements only, e.g. self-reinforcing plastics
    • B29C70/28Shaping operations therefor
    • B29C70/30Shaping by lay-up, i.e. applying fibres, tape or broadsheet on a mould, former or core; Shaping by spray-up, i.e. spraying of fibres on a mould, former or core
    • B29C70/34Shaping by lay-up, i.e. applying fibres, tape or broadsheet on a mould, former or core; Shaping by spray-up, i.e. spraying of fibres on a mould, former or core and shaping or impregnating by compression, i.e. combined with compressing after the lay-up operation
    • B29C70/347Shaping by lay-up, i.e. applying fibres, tape or broadsheet on a mould, former or core; Shaping by spray-up, i.e. spraying of fibres on a mould, former or core and shaping or impregnating by compression, i.e. combined with compressing after the lay-up operation combined with compressing after the winding of lay-ups having a non-circular cross-section, e.g. flat spiral windings
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    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C70/00Shaping composites, i.e. plastics material comprising reinforcements, fillers or preformed parts, e.g. inserts
    • B29C70/68Shaping composites, i.e. plastics material comprising reinforcements, fillers or preformed parts, e.g. inserts by incorporating or moulding on preformed parts, e.g. inserts or layers, e.g. foam blocks
    • B29C70/86Incorporated in coherent impregnated reinforcing layers, e.g. by winding
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F1/00Springs
    • F16F1/36Springs made of rubber or other material having high internal friction, e.g. thermoplastic elastomers
    • F16F1/366Springs made of rubber or other material having high internal friction, e.g. thermoplastic elastomers made of fibre-reinforced plastics, i.e. characterised by their special construction from such materials
    • F16F1/368Leaf springs

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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)
  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
  • Springs (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、合成樹脂を含浸させた連続した複数本の繊維
束よりなるテープ状の繊維布を、連続性を保ちつつ長さ
方向に折り返して重ね合わせ、積層して成形した自動車
用成形板ばねに関するものである。
従来自動車用板はねとしては、強靭なばね鋼材が用いら
れてきたが、最近では自動車の軽量化の傾向に伴い、か
つ繊維を含有せしめて成形する合成樹脂の強化技術(F
RP)が発達し、その強度や弾性を利用して軽量強靭な
板ばねを開発する研究が行われている。
鋼板製の板はねの場合には板ばねの厚さをリーフの中央
部において厚く、リーフの端部に至るに従い漸次厚さを
減するテーパ状としたもの(テーパ板ばね)を一枚懸架
ばねとして用いる場合もあるが、テーパ板ばねの加工が
困難であるため通常は重ね板ばねが使用される。
しかし繊維強化の合成樹脂で成形する場合にはテーパば
ねの成形は極めて容易であり、従来製作されている合成
樹脂成形ばねは、第1図に示すようにテープ状のガラス
繊維布に合成樹脂を含浸せしめ、これを長短様々の長さ
に切断し、その最も短い繊維布101を中心に配置し、
その両面に順次長さの長い繊維布102,103を積層
し、最外側に最も長さの長い繊維布104を配設して、
これを所望のテーパ板ばね形状に成形し、合成樹脂を硬
化せしめている。
場合によっては最外層の繊維布104の内側の各繊維布
101,102,103の部分を別途予め成形しておき
、その成形体の両面に繊維布104を重ねてテーパばね
に成形することもある。
このような板ばねは、繊維布の切断端部が多数板ばねの
内部に存在し、鉄部は積層中に繊維の自由端が弛緩して
曲り、または繊維間隔が拡開しやすく、ために繊維布の
端部の周囲の合成樹脂は繊維含有率が不均一となって強
度および耐久性に欠けることとなる。
本発明は上記の点に鑑み、成形板ばねの内部に繊維布の
切断端部を極力存在せしめない繊維布の積層構造を開発
したものであって、前記積層せしめる繊維布を連続した
一片のテープ状のものとし、該繊維布の一端部は、板ば
ねの長さ方向のほぼ中央部であってかつ鉄部の厚さ方向
のほぼ中央部に配設され、該一端部から板ばねの長さ方
向に配設された繊維布は折り返されて前記繊維布端部に
重ね合わされ、次いで所定長さ前進せしめられたところ
で板ばねの長さ方向に折り返され、先行する繊維布に重
ね合わされることが繰返され、前記テープ状の繊維布の
他端部は最外層の繊維布の表面適所に配設されるように
積層された繊維布重合体の成形板ばねに係るものである
第2図は本発明の成形板ばねにおける繊維布の積層状態
を例示したものであって、一方向性のガラスロービング
繊維等の多数本の繊維束をテープ状に形成した繊維布1
はロール状の供給源2から引き出され、浴槽3内におい
て硬化剤を調合した合成樹脂溶液を含浸せしめられ、絞
りロー24゜4によりその内部の気泡を脱泡せしめられ
る。
絞りロー24,4を経由した合成樹脂含浸の繊維布5は
、その自由端Aが点aから所定長さの点t1 で繊維布
5の長さ方向に折り返されて先行する点t、−a間の繊
維布の一面に幅を揃えて重ね合わされる。
該繊維布5はさらに点aより前方の点t2において繊維
布の長さ方向の折り返され、先行する点t2−a間の繊
維布の一面および点a −t 1間の繊維布の他面に幅
を揃えて重ね合わされ、点t1から所定長さの点t3に
おいて点t2方向に折り返され、点t2−t1間の先行
する繊維布に幅を揃えて重ね合わされる。
以下同様に点t4〜t1゜間で折り返し重ね合わせが行
われ、特に点t、−t1゜間では複数回折返し重ね合わ
せが行われ、連続した繊維布5は点すで切断され、その
他端部Bは点t10における折り返し点より若干内側の
部分において最外層の繊維布5に重ね合わされて繊維布
重合体6が形成される。
かかる繊維布重合体6をテーパ板ばね状の内腔を有する
上下型よりなる金型で成形し、加熱して合成樹脂を硬化
せしめると第3図に示す成形板ばねが得られ、該成形板
ばねの内部には第2図に示す繊維布重合体6の積層状態
のまま繊維布5が積層成形されてキュアされている。
上記の積層は例えば第4図に示す装置により容易に得ら
れる。
即ち1枚の基板21を回転軸22の周りに垂直面に回転
自在に基台23に設け、該基板210表面(図面の上面
)には回転軸22の付近に支板24を突出固定させ、該
回転軸22を挾んで前記第2図の点t1〜t10に相当
する位置に、ピンP1〜P1oを前記基板210面に垂
直に着脱自在または出没自在に、前記基板21およびそ
の裏面に固着した円筒形支持体25の中心孔内に配設す
る。
ピンP1およびP2は固定されていてもよく、支板24
の板厚はピンP1〜PIOの直径に等しいかあるいはこ
れより薄い厚さとする。
この装置を用いる繊維布50重ね合わせを説明すると、
絞りロー24から引き出された合成樹脂含浸の繊維布5
の一端部Aを前記支板24の一面に係止させ、基板21
上のピンP1.P2を表面に突出させた状態で基板21
を矢印gに示すように反時計方向に回転させると、ピン
P□が繊維布5に係合して該繊維布5を折り返され、次
いでピンP2が繊維布5に係合して折り返されることに
なる。
そこでピンP3を基板表面に突出せしめて基板21をさ
らに回転させると、ピンP3で折り返された繊維布5は
支板24とピッ21間の繊維布5上に重ねられることと
なる。
さらにピンP4を突出させて基板210回転を継続する
と、ピンP4で折り返された繊維布5はP2−23間の
繊維布5と重ね合わされる。
かかるピンP3〜P1oの突出と基板21の回転を順次
継続すると第2図に示す折り返しと重ね合わせが形成さ
れ、繊維布5を点して切断して繊維布5の他端部Bをピ
ッ2.〜21o間の最外層の繊維布5に重ね合わせ、基
板21およびピンP1〜P1oならびに支板24から脱
去せしめると繊維布重合体6が得られる。
このようにして形成された繊維布重合体6は各層の繊維
布に張力が加えられた状態で積層されており、その幅方
向は基板の表面を基準として重ね合わされるので各層の
繊維布は幅方向に揃えられる。
以下前記テーパ板ばね状に成形した成形板ばねの実施例
を示す。
実施例 1 第4図に示す基板のピンP1〜PIOのピン距離をPl
−22間を106mm1P3−24間を351朋、P5
−26間を578朋、P7−18間を779朋、P、−
216間を1190mmに設定し、繊維布として一方向
性ガラスロービング繊維で形成した幅50朋のテープを
用い、該繊維布にビニルエステル樹脂を含浸せしめ、よ
く脱泡せしめて、前記ピンP1−P2間、P3−24間
、P、−26間、P7−18間には夫々1回繊維布を掛
は渡して折り返させ、P9−P2O間は8回掛は渡して
折り返させ、最終回の掛は渡しの際にはそのピン間距離
の80%の点すで繊維布を切断し、繊維布重合体6を形
成してピンから脱去せしめた。
次いで第3図に示すテーパばね状の成形面を有する上下
型よりなる金型中に前記繊維布重合体を配置し、2kg
/cdの圧力で成形するとともに金型とともに120℃
の温度において20分間加熱し、ビ゛ニルエステル ℃で2時間のアフタキュア処理を行った。
得られた板ばねは全長が1200mm,幅50rran
、リーフ中央部の板厚x1が187W7M、IJ−フ両
端部の板厚x2が11順であり、ガラス繊維含有率は重
量比にして70%であり、この板ばねのばね定数は1.
7 kg/mrn0総重量は1.59kgであった。
以上のような構造を有する成形板ばねは、その長さ方向
のほぼ中央部で核部における厚さ方向のほぼ中央部に配
設された繊維布の一端部Aから最外層の他端部Bに至る
まで連続した一片のテープ状の繊維布で積層され、合成
樹脂を含浸せしめられて型成形され硬化せしめられてい
るので、板ばね内部の各部分における繊維含有率が均一
であり、しかも繊維切断部分が2ケ所しかないので、仮
に前記両端部A,Bにおける繊維切断端が弛緩して曲り
あるいは拡開したとしても、成形板ばねの強度および耐
久性に影響を与えることなく、全体の繊維含有率が均一
であること、繊維が連続して平行的に体内に配設される
ことに伴う強度、靭性、耐久性の著るしい向上を得られ
る効果のあるものである。
次に第5図ないし第8図により本発明の板ばねに目玉部
を成形した成形板ばねについて説明する。
該成形板ばねは目玉部を囲繞する一端部からリーフ部を
経て他端部まで、前記したように内部に連続した一片の
テープ状繊維布の折り返し重ね合わせた積層構造を有す
るものである。
第2図に基いて説明したように前記繊維布5の一端部A
を板ばねの長さ方向のほぼ中央部であって、かつ核部の
厚さ方向のほぼ中央部に配設し、該一端部から板ばねの
長さ方向に所定の長さの点で折り返されて先行する繊維
布に重ね合わされ、折り返された繊維布は先行する繊維
布の折り返し点から所定距離前進した点で折り返されて
先行する繊維布に重ね合わされることが繰返され、前記
テープ状の繊維布の他端部Bは、最外層の繊維布の折返
し点から若干長さ内方の点しで切断され、最外層の繊維
布に重ね合わせた繊維布重合体6が先ず形成される。
本発明の目玉部を備えた成形板はねは、前記繊維布重合
体6の端縁7をブツシュ8の外周に巻き、かつ該端縁7
はブツシュ8より内方の板はねのリーフ部9の端部に重
ねられて厚内部10を形成して一体化するとともに、前
記繊維布5の他端部Bが前記厚肉部10のほぼ厚さ方向
中央部に配設されたものである。
即ち、前記のように繊維布5を積層した繊維布重合体6
の繊維布5の他端部Bを上面にして、繊維布重合体60
両自由端部の端縁7より若干距離内側の点にブツシュ8
を載置し、前記重合体6の自由端部をブツシュ8の外周
に巻きつけて目玉部11を形成するとともに前記端縁7
は板はねのリーフ部9に重ねられて目玉部に接続する厚
内部10を形成し、これを上下の金型により押圧成形し
て加熱し合成樹脂をキュアせしめて目玉部を備えた成形
板ばねが製造されるものであるから、第7図および第8
図に示すようにリーフ部9と目玉部11の中間に厚肉部
10が前記端縁1により成形され、前記厚肉部10およ
び目玉部11のブツシュ8の外周はすべて繊維布が平行
に積層されており、繊維布の他端部Bは厚肉部10の厚
さ方向のほぼ中央部またはブツシュ28に面して配設さ
れるので、前記繊維布の一端部Aがリーフ部9のほぼ中
央部の厚さ方向はぼ中央部に配設されていることととも
に、繊維の切断端が目玉部を備える成形板はねの上下両
面に全くあられれない。
以下に前記目玉部を備えた成形板ばねの実施例を示す。
実施例 2 実施例1と同一の装置を用い、ピンP、−P18間の距
離を1514mmに変更して実施例1と同一の方法で繊
維布重合体6を準備した。
このとき繊維布の他端部Bはその一端縁7より約40m
mのところにあられれた。
かかる繊維布重合体6を前記繊維布5の他端部Bが上面
にあるようにして、該重合体6の上にブツシュ7を、該
重合体60両端縁7より70mmのところに置き、該重
合体6の自由端部をブツシュ8の外周に巻きつけるとと
もに、その端縁7をブツシュ8より内側の繊維布重合体
6の上面に重ね合わせ、第5図の外形輪郭の成形面を有
する上下の金型でリーフ部9の板厚方向に約2kg/c
dの圧力で加圧成形し、120°Cの温変で20分間加
熱して合成樹脂をキュアせしめ、さらに120℃で2時
間アフタキュア処理を施して目玉部を備える成形板ばね
を得た。
得られた板ばねのリーフ部中央部の板厚y1は18mm
、IJ−フ部の目玉部に接続する部分の板厚y2はll
i、厚肉部の板厚y3は22間、総重量は1.95kg
、はね定数は1.7kVmmであった。
以上のような構造を有する成形板はねは前述したように
各部分における繊維含有率が均一であり繊維切断部が僅
かであることによる強度、靭性、耐久性の著るしい向上
のほかに前記2ケ所の繊維切断部の1つである他端部B
は目玉部とリーフ部を接続する厚肉部の厚さ方向はぼ中
央部に配設されるため、核部Bにおける繊維の弛緩や拡
開による強度劣化のおそれは全くなくなる特徴を有する
ものであり、しかも目玉部11、厚肉部10には繊維布
が平行の層状にあられれ、かつ核部の繊維はすべてリー
フ部9の繊維と連続されているので目玉部の剛性が増す
とともに、厚肉部10の厚さはこれに隣接するリーフ部
の板厚の約2倍に成形されているので、自動車の車軸懸
架に用いた場合リーフ部の受ける前後上下の衝撃に起因
する剪断応力および曲げモーメントが目玉部に作用する
際、前記厚内部の剛性が高いため目玉部近傍に亀裂を生
ずるおそれはない。
かつ成形時に厚内部をその厚さ方向に抑圧成形され、キ
ュアされるので、繊維布重合体内部の繊維は前記繊維布
端縁Iから厚肉部にかけて圧下され、これに伴って繊維
布巾の繊維は第6図中の符号fからe、d、cに向う張
力が付与されるので、目玉部の繊維が弛緩することなく
緊張状態を保った状態において合成樹脂がキュアされ、
目玉部の強度を優れたものとしている。
以上詳細に説明したように、本発明は合成樹脂を含浸せ
しめたテープ状の繊維布を積層して成形され、合成樹脂
を硬化せしめた自動車用成形板はねに係るものであって
、その成形板ばねの内部における積層された繊維布は、
該成形体内部の長さ方向のほぼ中央部であってかつ核部
の厚さ方向のほぼ中央部に一端部を位置せしめられ、核
部から成形体の長さ方向に所定の長さの点で折り返され
、次いでその折り返し点から先行する前記一端部に重ね
合わされるとともに前記一端部を超えて所定長さ前進し
た点で折り返されて先行する繊維布に重ね合わされ、さ
らに先行する繊維布の折り返し点を超えて前進した点で
折り返されて先行する繊維布に重ね合わされた複数層の
繊維布重合体に形成され、かつ前記繊維布の前記一端部
から該繊維布重合体の最外層にあられれる他端部まで繊
維布は一片のテープ状に連続しているものであるから、
成形体内部の何れの部分も繊維含有率が一様で疲労破壊
の原因となる繊維含有率が異る特定部分を有せず耐久性
に富み、かつ自動車用板ばねとしての弾性、靭性は繊維
補強合成樹脂(FRP)の特性を十分に利用したテーパ
板ばねが得られ、自動車の車軸懸架用の一枚板ばねとし
てのばね特性を有するものである。
また目玉部を具備する成形板はねにおいては、前記繊維
布重合体の繊維布の他端部のあられれた最外層を上にし
て前記繊維布重合体の端縁でブツシュの外周を巻き、か
つ該端縁をブツシュの内側においてリーフ部を構成する
繊維重合体に重ね合わせて成形されているから、前記繊
維布の他端部は厚内部の厚さ方向のほぼ中央部に配され
、目玉部および厚肉部は連続した繊維の積層により形成
されて繊維含有率が一様であることから耐久性にすぐれ
、特に目玉部近傍に繊維布の自由端があられれないので
目玉部近傍の強度に優れた板ばねである。
また自動車用板はねにおいては目玉部に剪断力のほかに
リーフ部の捩れによる曲げモーメント頻繁に作用し目玉
部近傍の疲労破壊の原因となっているが、リーフ部と目
玉部との間に隣接するリーフ部の板厚のほぼ2倍の厚肉
部を具備することから、前記曲げモーメントによる疲労
破壊に耐える十分な耐久性を有せしめることができる。
即ち前記実施例1,2に示す成形板ばねの寸法およびば
ね定数は1600CC級の乗用車用の懸架ばねの諸元に
相当するが、前記実施例を従来の鋼(SUP6)製重ね
板ばねでばね定数が1.7ky−のものと対比するため
同一荷重条件で繰り返し疲労試験を行ったところ、前記
実施例に示す成形板はねは鋼製重ね板ばね03倍以上の
耐久寿命を示し、重量は前記鋼製重ね板はね04枚構成
で8.5kpであるのに比し18.7%および22.9
%にすぎなかった。
さらに前記実施例20目玉部を備えた成形板ばねを自動
車の車軸懸架にとりつけ、実車試験、振動減衰物性試験
等を行ったところ、重ね板ばねにみられる板間摩擦がな
いため異音等の発生もなく、また繊維強化合成樹脂材(
FRP材)特有の内部減衰の特長があられれて極めて良
好な振動減衰物性を示し乗心地も極めて良好であった。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の繊維補強合成樹脂成形板はねの繊維布の
配列積層の状態を示す概要図、第2図は本発明の繊維布
の折り返し重ね合わせによる積層の状態を示す概要図、
第3図は本発明の一実施例の側面図、第4図は本発明の
成形板ばねを積層形成する装置の側面図、第5図は本発
明の他の実施例の側面図、第6図はその目玉部の拡大側
面図、第7図および第8図は目玉部内の積層状態を示す
図である。 なお図中、1は繊維布、5は合成樹脂含浸の繊維布、6
は繊維布重合体、7はその端縁、8はブツシュ、9はリ
ーフ部、10は厚肉部、11は目玉部、A、Bは繊維布
の端部を夫々示すものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 合成樹脂を含浸せしめたテ・−プ状の繊維布を積層
    して形成され、合成樹脂を硬化せしめた成形板ばねにお
    いて、 被板はねの成形体内部における積層された繊維布は、被
    板はねの長さ方向のほぼ中央部であってかつ故郷の厚さ
    方向はぼ中央部にその一端部が位置するとともに、該一
    端部から板はねの長さ方向に所定の長さの部分で折り返
    され、 該繊維布は前記折り返し部から前記一端部を超えてさら
    に板ばねの長さ方向に所定の長さ前進した点で折り返さ
    れて前記先行した繊維布に重ね合わされ、 該繊維布はさらに先行した折り返し点から所定の長さ前
    進した点で折り返されて前記先行した繊維布に重ね合わ
    されて複数層の繊維布の重合体に形成され、 かつ前記繊維布の前記一端部から、該繊維布の重合体の
    最外層にあられれる他端部まで、繊維布は一片のテープ
    状に連続していることを特徴とする自動車用成形板はね
    。 2 合成樹脂を含浸せしめたテープ状の繊維布を積層し
    て成形され、合成樹脂を硬化せしめた成形板はねにおい
    て、 被板はねの成形体内部における積層された繊維布は、被
    板はねの長さ方向のほぼ中央部であって、かつ故郷の厚
    さ方向のほぼ中央部にその一端部が位置するとともに、
    該一端部から板はねの長さ方向に所定の長さの部分で折
    り返され、 該繊維布は前記折り返し部から一端部を超えてさらに板
    ばねの長さ方向に所定の長さ前進した点で折り返されて
    前記先行した繊維布に重ね合わされ、 該繊維布は、さらに先行した折り返し点を超えて所定の
    長さ前進した点で折り返されて前記先行した繊維布に重
    ね合わされて複数層の繊維層の繊維布の重合体に形成さ
    れ、 かつ前記繊維布の前記一端部から繊維布重合体の最外層
    にあられれる他端部まで一片のテープ状に連続しており
    、 前記繊維布重合体の両端部はブツシュの外周を巻いて該
    ブツシュの内側の重合体に重ね合わされた厚肉部を形成
    し、 前記テープ状の繊維布の他端部はブツシュに接して前記
    厚肉部の厚さ方向のほぼ中央部に存在する目玉部を備え
    たことを特徴とする自動車用成形板はね。 3 前記目玉部の厚肉部は、これに隣接する板はねのリ
    ーフ部の厚さのほぼ2倍の厚さを有することを特徴とす
    る特許請求の範囲第2項に記載の自動車用成形板ばね。
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