JPS5832267B2 - 摺動式窓の開閉装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 こ０）発明は、摺動式窓の開閉装置であって、特に窓ガ
ラスが上下方向に移動する形式の摺動式窓の開閉装置に
関する。

従来の摺動式窓の開閉装置は、比較的剛性のプラスチッ
クス材料、例えば共重合化されたポリアセタル、で形成
され必要に応じて熱を使用して所定の曲率に曲げられる
プラスチックス製管を備えている。

上記プラスチックス製管は、駆動部ケーシングを貫通し
ており、駆動部ケーシングに収容されている駆動用小歯
車を貫通させる為の開口を駆動部ケーシングに収容され
ている部分に備えている。

駆動部ケーシングは、２つの鋼板から戒っており、上記
２つＱつ鋼板０夫々は、上記駆動部ケーシングを貫通し
ている上記プラスチックス製管の周囲で、上記プラスチ
ックス製管の半分を被うような形状に形成されており、
相互に組み合わされた後リベットによって固定される。

上記プラスチックス製管は、上記プラスチック製管の両
端側の外周面上に射出成形加工によって形成された２つ
いスリーブによってプラスチックス製管０軸方向に沿っ
た移動が不可能となるように駆動部ケーシングに固定さ
れており、また上記２つ０スＩＪ−１０間に設けられた
締付は装置によって自身の長手方向線を回転中心にした
回転が不可能となるように駆動部ケーシングに固定され
ている。

従来Ｑ）摺動式窓め開閉装置において駆動用小歯車の為
Ｑつプラスチックス製管Φ上記開口は、上記駆動用小歯
車０外直径と合うように上記プラスチックス製管に機械
加工された円弧形状の開口である。

上述した如き構成Ｏ従来の摺動式窓０開閉装置は、機能
上は信頼りおけるも０）であるが、経済的に安く作るこ
とが困難である。

例数ならば、プラスチックス製管め外周面上に射出成形
加工によって２つのスリーブを形成し、これら２つのス
リーブ相互間０距離を、許容誤差も含めて駆動部ケーシ
ング０つ幅と寺しくすることが非常に困難であるからで
ある。

さらに、上記スリーブの射出成形加工時に生じた余分Φ
プラスチックス材料、即わちはり、を、プラスチックス
製管を駆動部ケーシング中に入れる前に手作業によって
取り除かねはならないので、この作業に大変時間を要し
た。

また、さらにプラスチックス製管の上記円弧形状の開口
が、上記プラスチックス製管０断面における構造的な強
度を弱めるはかりですく、円弧形状θつ開口を形成した
後も手作業によって余分なプラスチックス材料を取り除
かねばならない。

またこの従来の摺動式窓の開閉装置においては、前述し
た如く２つのスリーブがプラスチック製管の外周面上に
射出成形加工により形成されることにより２つめスリー
ブ相互間の距離を許容誤差も含めて駆動部ケーシングの
幅と等しくすることが困難になっているので、プラスチ
ックス製管の開口を駆動部ケーシングの駆動用小歯車に
対して所定の最良の位置に固定することが難しい。

従って、プラスチックス製管の開口に挿入された駆動用
小歯車によってプラスチックス製管中の可撓性ケーブル
を移動させる時、可撓性ケーブルと駆動用小歯車との間
の軸間距離が変化して可撓性ケーブルに対する駆動用小
歯車め係合に滑りが生じることもあり、滑りが生じた場
合にプラスチックス製管Φ開口を駆動部ケーシングの駆
動用小歯車に対して所定の最良Ｑ）位置に固定する調整
作業が煩雑である。

この発明は上記事情に基づいてなされ、この発明の目的
は、従来のはり取り等の仕上加工Ｑ）必要がなく正確な
寸法精度でより経済的に安く製造することができ、さら
には駆動用小歯車と可撓性ケーブルとの間の軸間距離を
常に正確に保って可撓性ケーブルに対する駆動用小歯車
り係合に滑りが生じない摺動式窓の開閉装置を提供する
ことである。

こめ発明の目的は、駆動用小歯車０）２側面の一方及び
外周面を覆い上記２側面０）他方を露出させる凹所が形
成された平担な分離表面を有しており、射出成形加工に
より形成された第１のケーシング部材と：射出成形加工
により形成され、第１のケーシング部材の分離表面に重
複する分離表面を有しており、第１（Ｄケーシング部材
と連結し、駆動用小歯車を第１のケーシング部材と協働
して回転自在に支持するとともに、駆動用小歯車０）２
側面の他方を覆う第２のケーシング部材と；第１及び第
２０）案内管と；窓ガラスに連結される移動部材と連結
し、第１及び第２の案内管の中で移動方向を案内される
可撓性ケーブルと；射出成形加工により第１のケーシン
グ６１〕材あるいは第２０ケーシング部材のいずれか一
方と一体的に形成され第１の案内管Ｏ一方の端部の外周
面を被覆して第１の案内管と連結し可撓性ケーブルを第
１の案内管から第１のケーシング部材に導く第１ｃ））
スリーブと；第１の案内管の内周面と直線状に第１のケ
ーシング部材に形成されて分離表面に開口し、可撓性ケ
ーブルを第１の案内管から１駆動用小歯車の外周向上に
案内して、駆動用小歯車と係合させた後さらに１駆動用
小歯車から遠ざける案内溝と：射出成形加工により第１
のケーシング部材あるいは第２０）ケーシング部材のい
ずれか他方と一体的に形成され、第２の案内管Ｑ）一方
０端部の外周面を被覆して第２の案内管と連結し、第２
のケーシング部材が第１のケーシング部材に連結した時
案内溝と連通し、案内溝によって第１０）案内管から駆
動用小歯車の外周面上を介して移動方向を案内されて来
た可撓性ケーブルを第２の案内管へと導く第２のスＩＪ
−ブと；第１及び第２のケーシング部材の少なくとも一
方に設けられ、駆動用小歯車を第１及び第２０ケーシン
グ部材Ｑつ外部から５駆動して回転させる歯車駆動機構
と； を備えたことを特徴とするこＱ）発明の摺動式窓の開閉
装置によって達成される。

以下この発明Ｑ）一実施例を図面を参照して説明する。

第１図に示すこの発明の摺動式窓の開閉装置０一実施例
は、駆動部ケーシング１と、移動部材４の移動方向の案
内の為に長手方向に延出したスリット３を有した金属製
管２と、可撓性ケーブル５と、一端部を駆動部ケーシン
グ１に連結されたプラスチックス製管６と、プラスチッ
クス製管６の他端部上に射出成形加工によって形成され
プラスチックス製管６と金属製管２との連結部材として
作用するスリーブ７と、備えている。

モして町撓性ケーブル５は、金属製管２及びプラスチッ
クス製管６中に挿通されており一端部が駆動部ケーシン
グ１に導入されている。

この実施例においでは、金属製管２及びプラスチックス
製管６がこの発明における第１の案内管を構成している
。

可撓性ケーブル５の他端は、金属製管２のスリット３に
より移動方向を案内されている移動部材４に固定されて
おり、移動部材４は牛ヤリャプレート９に連結されてい
る。

この牛ヤリャプレート９は、金属製管２と平行に沿って
設けられている中央案内棒１１の外周面上に被嵌されて
いる２つの摺動式案内部材１０．１０によって移動方向
を案内されており、窓ガラス１２を上下に摺動動作させ
る。

一点鎖線で一部分のみが示されている窓ガラス１２は、
一点鎖線で示された支持部材１３と昇降帯金１４とによ
ってキャリヤプレート９に間接的に固定されている。

キャリヤプレート９と、摺動式案内部材１０゜１０と、
中央案内棒１１とで構成されている中央案内装置は周知
のものであり、ここでこれ以上詳しく説明しない。

なお、この中央案内装置は、窓ガラス１２の側端面の案
内が不十分な場合に窓ガラス１２０）平面に対して略直
交する方向への窓ガラス１２の傾きを減する為に作用す
る。

次に駆動部ケーシング１を、第２図ないし第５図を参照
して詳細に説明する。

駆動部ケーシング１は、第１の駆動部ケーシング部材１
５と第１の駆動部ケーシング部材１５に重複した第２の
駆動部ケーシング部材１６とを備えており、これらの第
１および第２の駆動部ケーシング部材１５゜１６は、夫
々適当なプラスチックス材料、例えばポリアセクール、
を射出成形加工することによって形成されている。

また、これらの第１および第２の駆動部ケーシング部材
１５，１６０）相互に対向、即わち重複、した表面は、
第４図に実線で示す如く、平担な形状をしており、第１
及び第２の駆動部ケーシング部材１５，１６の分離表面
１７を構成している。

この実施例によれば、第１の駆動部ケーシング部材１５
の分離表面１７４こは、円形め内周面を備えた凹所１８
が形成されており、この凹所１８の中には、金属製の円
筒形状部材１９が圧入または第１の駆動部ケーシング部
材１５の射出成形加工時に鋳込まれて固定されている。

第２の駆動部ケーシング部材１６ｏ）分離表面１７には
、第３図に示す如く駆動用小歯車２１を収容する為の凹
所２０が形成されており、凹所２０に収容された駆動用
小歯車２１は、２側面Ｕつ一方及び外周面を凹所２０の
内表面によって覆われでおり、また２側面の他方を露出
されている。

ざらに凹所２０に収容された駆動用小歯車２１の２側面
の他方は、第１の駆動部ケーシング部材１５によって覆
われている。

この実施例においては、第１の１駆動部ケーシング部材
１５がこの発明における第２０ケーシング部材を構成し
ており、第２の駆動部ケーシング部材１６がこの発明に
おける第１のケーシング部材を構成している。

第１及び第２０駆動部ケーシング部材１５゜１６には、
第２の１駆動部ケーシング部材１６の凹所２０中に第３
図に示す如く収容された駆動用小歯車２１の駆動軸２４
ｏ）為Ｑ）軸受穴２２及び２３が円筒形状部材１９と同
心的に夫々形成されているＯ 第１の駆動部ケーシング部材１５からの駆動軸２４の突
出部の外周面には、図示しない手廻しクランクを装着す
る為の歯２５が形成されている。

また第１０）駆動部ケーシング部材１５と第２の駆動部
ケーシング部材１６とで囲まれた駆動軸２４の部分には
、１駆動部材２６が固定されており、この、駆動部材２
６には図示しないキーによって１駆動用小歯車２１が固
定されている。

また第１の駆動部ケーシング部材１５のみによって囲ま
れた駆動軸２４０部分にほぼ円筒形状の制動部材２γが
固定されており、さらにこの制動部材２７の外周面上に
は、円筒形状部材１９と接触することにより協働して作
用する制動コイルスプリング２８が支持されている。

なおこの実施例においでは、駆動軸２４２図示しないク
ランク、１駆動部材２６が、この発明の第１及び第２の
ケーシング部材を構成する第２及び第１の駆動部ケーシ
ング部材１６．１５の外部から、駆動用小歯車２１を１
駆動して回転させる為の歯車駆動機構を構成している。

またこの実施例においては、歯車、駆動機構の、駆動軸
２４に固定された制動部材２７．制動コイルスプリング
２８９円筒形状部材１９が、制動スプリングによるこの
発明のブレーキ機構を構成しており、ブレーキ機構は第
１及び第２の駆動部ケーシング部材１５．１６の夫々の
分離表旧１７が相互に重複した時分離表面１７を超えて
この発明の第１のケーシング部材を構成している第２の
駆動ケーシング部材１６中に突出しない。

またこの実施例では、円筒形状部材１９を用いているが
、これは必ず用いなければならないも０）ではない。

もし円筒形状部材１９を省略した場合には、制動コイル
スプリング２８は、凹所１８の内周面と接触することに
より協働して作用し制動コイルスプリング２８によるブ
レーキ機構を構成する。

制動コイルスプリングによるブレーキ機構は、周知のも
のであり、ここではこれ以上の詳しい説明を省略する。

第２図と関連した第５図からもつとも明瞭に見ることが
できるように、第１の駆動部ケーシング部材１５および
第２の、駆動部ケーシング部材１６には、スリーブ２９
および３０が射出成形加工により第１及び第２０）、駆
動部ケーシング部材１５゜１６と一体的に夫々形成され
ている。

これら０スリーブ２９および３０は、第１の、駆動部ケ
ーシング部材１５および第２の１駆動部ケーシング部材
１６が夫々の分離表面１７を相互に重複させて組み合わ
され一体化された後、同心的に配置される。

スリーブ２９および３００つ夫々には、プラスチックス
製管６およびこの発明の第２の案内管を構成するプラス
チックス製管８が夫々嵌合され連結されている。

これらＱつスリーブ２９および３０は、射出成形加工時
にプラスチックス製管６および８の外周面上に被覆され
るので、それ故に、プラスチックス製管６および８の夫
々は、第２の駆動部ケーシング部材１６および第１０つ
、駆動部ケーシング部材１５の夫々に永久的に連結され
固定される。

きらに、プラスチックス製管６および８ｏ）夫々と、（
ＩＪ−ブ３０および２９の夫々との連結を強化し機械的
に錠止する為に、プラスチックス製管６および８の夫々
０外周面上には、第２図、第５図。

第７図に示す如く、１対の幅方向θつ切り溝により凹所
３１，３１が形成されており、凹所３１が錠止手段を構
成している。

そして、スリーブ３０および２９の射出成形加工中に、
プラスチックス材料が上記の切り溝による凹所３１中に
流れ込むので、プラスチックス製管６および８の夫々は
スリーブ３０および２９の夫々に引張力に対する抵抗を
備えて連結される。

駆動部ケーシング１中には案内溝３２が形成されており
、可撓性ケーブル５は、こり案内溝３２を介してこの発
明における第１の案内管め一部を構成するプラスチック
ス製管６から駆動用小歯車２１の外周面上に案内された
後さらにこ０）発明における第２の案内管を構成するプ
ラスチックス製管８へと移動方向を案内され、駆動部ケ
ーシング１中を貫通するようになっている。

案内溝３２は、この発明における第１０）ケーシング部
材を構成する第２ ＣＤ駆動部ケーシング部材１６の射
出成形加工中に、第２の駆動部ケーシング部材１６中に
形成され、第２０）１駆動部ケーシング部材１６の分離
表面に開口している。

第４図の断面図に示す如く、案内溝３２は１８０°以上
０範囲にわたった円弧形状の横断面を備えており、第５
図に示したこの発明における第１のスリーブを構成する
スリーブ３０からこの発明における第２０）スリーブを
構成するスリーブ２９まで駆動部ケーシング１の全長を
横断しており、またプラスチックス製管６および８と同
じ直径の内周面を備えている。

即わち案内溝３２は、この発明における第１の案内管の
一部を構成するプラスチックス製管６及びこの発明にお
ける第２０案内管を構成するプラスチックス製管８の夫
々の内周面と直線状になっている。

この発明０）摺動式窓０開閉装置においては、可撓性ケ
ーブル５をプラスチックス製管６から駆動用小歯車２１
め外周向上に案内して駆動用小歯車２１と係合させた後
さらに駆動用小歯車２１から遠ざけてプラスチックス製
管８へと案内する案内溝３２が第２の駆動部ケーシング
部材１６の分離表面１７に開口しているＱつで、歯車駆
動機構の駆動用小歯車２１の外周面上の歯が可撓性ケー
ブル５と係合した時に可撓性ケーブル５に加わる圧縮力
を案内溝３２０つ内周面で支持することができ、上記圧
縮力によって第１及び第２０）駆動部ケーシング部材１
５，１６の相互の連結が解除されることがない。

またこい発明０実施例においては、第１及び第２０）駆
動部ケーシング部材１５．１６（ａ相互Ｑ）連結が解除
される恐れがないめで、案内溝３２０）開口０幅を駆動
用小歯車２１０）外周面と対向する範囲内で可撓性ケー
ブル５の直径と等しくし、可撓性ケーブル５に対する駆
動用小歯車２１０）外周面上の歯の押圧力を強め、可撓
性ケーブル５に対する駆動用小歯車２１の係合をより確
実にして上記係合において滑りを生じさせない。

さらにこの発明の実施例においては、第３図でもつとも
明瞭に見ることができるように、分離表面１７が、可撓
性ケーブル５の外周面と同一平面内に配置されている。

さらに１８０°以上の範囲にわたった円弧形状の横断面
を有した案内溝３２め断面には、面取り部３３が形成さ
れているので、案内溝３２の内周面が分離表面１７に対
して垂直方向に向けられた力をも受は取ることが出来る
ようになっている。

組み合わせ後における、第１および第２の駆動部ケーシ
ング部材１５および１６０相互の中心位置保持は、第２
図および第５図に示すように、第１の駆動部ケーシング
部材１５Φ分離表面１７から垂直方向に射出成形加工に
よって突設された複数めピン３４と、第１及び第２の、
駆動部ケーシング部材１５．１６Ｚ）夫々の分離表面１
７が相互に重複した時このピン３４を受は入れピン３４
と協働して作用をするように第２の駆動部ケーシング部
材１６の分離表面１７に形成された複数め孔、即わち凹
所３５と、によって自動的に行なわれるようになってい
る。

第１の１駆動部ケーシング部材１６との確実な結合は、
第６図に示す如く第１０つ駆動部ケーシング部材１５の
分離表面１１上に射出成形加工によって垂直方向に突設
され固定され先端部に係合爪３７を備えた複数の突起３
６と、第２の駆動部ケーシング部材１６の分離表面１７
上に射出成形加工によって形成され爪係止部３９を備え
た係合孔３８と、で行なわれる。

また上記結合作業を容易にする為に、係合爪３７の先端
に面取部４０が形成されており、さらにこの面取部４０
と協働して作用する面取部４１が係合孔３８の分離表面
１γ側に形成されている。

もしプラスチックス製管６に比較的剛性を備えさせたい
のなら、ポリアセクールを押出成形加工することによっ
てプラスチックス製管６を形成し、熱を利用して所望の
曲率を得るようにする。

スリーブ７も、第１０）駆動部ケーシング部材１５およ
び第２の１駆動部ケーシング部材１６と同様、ポリアセ
クールＱつ射出成形加工によって形成することが好まし
い。

また可撓性を要しない部分、例えばプラスチックス製管
８．の為には、車輌中の設置空間により適合するように
、例えば剛性を有したポリエチレンを使用することが好
ましい。

プラスチックス製管８は弾性を備えた可撓性のプラスチ
ックスを材料として形成することもでき、もしこの材料
が、上記の目的の為に選択されるのであれば、形状安定
性を充分に備えた材料でなければならない。

そして、この場合、例えばポリアミド１２又はポリテト
ラメチレンあるいはテレフタレートが適している。

プラスチックス製管６は、車輌中のすでに規定されてい
る設置空間に適合することができるように、弾性を備え
た可撓性０つプラスチックスを材料として形成されるこ
とが好ましい。

なぜならば保管中および運搬中にもつとも収納スペース
を取ることが少ない直線形状にすることができるからで
ある。

さらに上記設置空間が複雑な形状である場合、実際Ｑ）
どのような形状にも適合するようにプラスチックス製管
の形状を変化させることが出来るからである。

図面を参照して説明した上記の一実施例は、何個に独立
して製造できる２つのシステムに分割することができる
。

一方のシステムは、駆動部ケーシング１と、プラスチッ
クス製管６および８と、可撓性ケーブル５と、スリーブ
Ｉとから成る実際の、駆動システムである。

また他０システムは、中央案内棒１１と、中央案内棒１
１上で移動方向を案内されるキャリヤプレート９および
摺動式案内部材１０．１０と、金属製管２とから成る案
内システムである。

摺動式窓の開閉装置Ｑ）最終的な組み立て作業の間に上
記の駆動システムは、可撓性ケーブル５が金属製管２と
、この金属製管２に連結されたスリーブγとに挿通され
た後、スリーブ７がリベットによって中央案内棒１１に
固定されることによって上記０案内システムと組み合わ
される。

もし中央案内棒１１を省いたときには、図示しない金属
板が金属製管２に固定され、スＩＪ−ブ７がこの金属板
にリベットによって固定される。

スリーブ７０）代わりに、プラスチック製管６を、中央
案内棒１１および金属製管２０）両方にあるいは中央案
内棒１１又は金属製管２めどちらか一方にプラスチック
ス材料を射出成形加工することによって固定することも
できる。

こめ実施例による摺動式窓の開閉装置は、第２の駆動部
ケーシング部材１６に形成された取り付は孔４２．４２
および中央案内棒１１め両端部に形成された取り付は孔
４３．４３を利用して、例えば図示しない車輌の扉の金
属製の内壁に固定される。

また、もし中央案内棒１１を省いた時は、金属製管２を
、図示しない取り付は孔の形成されている図示しない帯
金を介して取り付けることができる。

図面を参照して上述したこり発明の一実施例では、金属
製管２がプラスチックス製管６を介して駆動部ケーシン
グ１ ｏ）第２の駆動部ケーシング部材１６に連結され
ており、プラスチックス製管８が第１の駆動部ケーシン
グ部材１５に連結されている。

しかし、このような構成はもちろん変更が可能であり、
例えはプラスチックス製管６を第１の駆動部ケーシング
部材１５に連結し、プラスチックス製管８を射出成形加
工によって第２の１駆動部ケーシング部材１６に連結し
ても良い。

金属製管２は、鋼で形成しても良いし、−ｒルミニウム
で形成しても良い。

また、さらに、図示しないこの発明０他の実施例では、
金属製管２を、グラスファイバーで強化したプラスチッ
クス製管と取り代えても良い。

また、この実施例では案内溝３２を、単純化の為に直線
状に形成したが１．駆動力が与えられた時に可撓性ケー
ブル５がそれるのを防ぐ為に、１駆動用小歯車２１０）
範囲内の可撓性ケーブル５ ｏ）外直径、即ち彎曲した
可撓性ケーブル５の彎曲の外直径までは彎曲させること
が出来る。

また、長手方向の半径が減じられた、即ち上記彎曲の曲
率が大きくなった、案内溝３２は、内周面を円形として
も良い。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の摺動式窓の開閉装置の一実施例の設
置状態を示す正面図、第２図は、第１図中０駆動部ケー
シングにプラスチックス製管が連結した状態を拡大して
示す断面図、第３図は、第２図のＩＩＩ−ＩＩＩ切断線
に沿って示す断面図、第４図は、第３図に示した第１の
駆動部ケーシング部材と第２の駆動部ケーシング部材お
よび第１の１駆動部ケーシング部材に固定された金属製
円筒形状部のみを示す断面図、第５図は第２図０）Ｖ−
■切断線に沿って第１の駆動部ケーシング部材と第２の
駆動部ケーシング部材とに分割して示す断面図、第６図
は、第２図のＶｌ−Ｖｌ切断線に沿って拡大して示す断
面図、第７図は、第２図のｖＩＩ−■切断線に沿って示
す断面図である。 １・・・・・・駆動部ケーシング、２・・・・・・金属
製管（第１０）案内管）、３・・・・・・スリット、４
・・・・・・移動部材、５・・・・・・可撓性ケーブル
、６・・・・・・プラスチックス製管（第１０つ案内管
）、８・・・・・・プラスチックス製管（第２の案内管
）、１２・・・・・・窓ガラス、１５・・・・・・第１
の１駆動部ケーシング部材（第２０）ケーシング部材）
、１６・・・・・・第２の駆動部ケーシング部材（第１
のケーシング部材）、１７・・・・・・分離表面、１９
・・・・・・金属製円筒形状部材、２１・・・・・・駆
動用小歯車、２４・・・・・・駆動軸、２８・・・・・
・制動コイルスプリング、２９・・・・・・スリーブ（
第２０）スリーブ）、３０・・・・・・スリーブ（第ｉ
ｏｖスリーブ）、３１・・・・・・切り溝（凹所）、
３２・・・・・案内溝、３３・・・・・・面取部、３４
・・・・・ピン、３５・・・・・・孔（凹所）、３６・
・・・・・突起、３７・・・・・・係合爪、３８・・・
・・・係合孔、３９・・・・・・爪係止部。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 駆動用小歯車の２側面の一方及び外周面を覆い上記
   ２側面の他方を露出させる凹所が形成された平担な分離
   表面を有しでおり、射出成形加工により形成された第１
   のケーシング部材と；射出成形加工により形成さ石、第
   １０）ケーシング部材の分離表面に重複する分離表面を
   有しており、第１０）ケーシング部材と連結し、駆動用
   小歯車を第１０つケーシング部材と協働して回転自在に
   支持するとともに駆動用小歯車の２側聞の他方を覆う第
   ２０）ケーシング部材と： 第１及び第２０）案内管と； 窓ガラスに連結される移動部材と連結し、第１及び第２
   の案内管め中で移動方向を案内される可撓性ケーブルと
   ： 射出成形加工により第１０ケーシング部材あるいは第２
   のケーシング部材めいずれか一方と一体的に形成され第
   １０）案内管の一方の端部め外周面を被覆して第１０案
   内管と連結し可撓性ケーブルを第１０案内管から第１０
   ）ケーシング部材に導く第１０）スリーブと； 第１の案内管の内周面と直線状に第１０）ケーシング部
   材に形成されて分離表面に開口し、可撓性ケーブルを第
   １の案内管から、駆動用小歯車０外周面上に案内して駆
   動用小歯車と係合させた後さらに駆動用小歯車から遠ざ
   ける案内溝と： 射出成形加工により第１０）ケーシング部材あるいは第
   ２のケーシング部材いいずれか他力と一体的に形成され
   、第２の案内管０一方め端部の外周面を被覆して第２０
   ）案内管と連結し、第２０）ケーシング部材が第１０）
   ケーシング部材に連結した時案内溝と連通し、案内溝に
   よって第１０）案内管から駆動用小歯車の外周面上を介
   して移動方向を案内されて来た可撓性ケーブルを第２の
   案内管へと導く第２０スリーブと： 第１及び第２のケーシング部材０少なくとも一方に設け
   られ駆動用小歯車を第１及び第２０）ケーシング部材め
   外部から１駆動して回転させる歯車１駆動機構と。 を備えたことを特徴とする摺動式窓の開閉装置。 ２ 歯車駆動機構が、第１及び第２０）ケーシング部材
   に回転自在に支持された駆動軸を有していることを特徴
   とする特許請求の範囲第１項記載の摺動式窓の開閉装置
   。 ３ 歯車駆動機構が、制動スプリングによるブレ千機構
   を備えていることを特徴とする特許請求の範囲第１項あ
   るいは第２項記載の摺動式窓の開閉装置。 ４ 制動スプリングによるブレーキ機構が、第２０ケー
   シング部材に設けられており、第１０）ケーシング部材
   への第２０ケーシング部材の連結時に分離表面を超えて
   第１０）ケーシング部材中に突出しないことを特徴とす
   る特許請求の範囲第３項記載の摺動式窓の開閉装置。 ５ 制動スプリングによるブレーキ機構が、駆動用小歯
   車の駆動軸に対して同心的に配置されて制動スプリング
   と接触し第２０つケーシング部材に固定された金属製の
   円筒形状部を備えていることを特徴とする特許請求の範
   囲第３項あるいは第４項に記載の摺動式窓の開閉装置。 ６ 第１０つ案内管が、第１のスリーブと連結したプラ
   スチックス製管部とプラスチックス製管部に連結され移
   動部材の移動方向を案内するスリットを有した金属製管
   部とを備えており、第２の案内管が第２のスリーブと連
   結したプラスチックス製管部を備えていることを特徴と
   する特許請求の範囲第１項ないし第５項のいずれかに記
   載の摺動式％式％ ７ 第１０）ケーシング部材の案内溝中に配置され分離
   表面に露出した可撓性ケーブルの外周面が、第１０）ケ
   ーシング部材の分離表面と同一平面内に配置されている
   ことを特徴とする特許請求の範囲第１項ないし第６項Ｑ
   ）いずれかに記載の摺動式窓の開閉装置。 ８ 第１及び第２のケーシング部材の分離表面のいずれ
   か一方が分離表面から略垂直方向に突出した複数個のピ
   ンを備えており、第１及び第２のケーシング部材の分離
   表面のいずれか他方が複数個の凹所を備えており、第１
   及び第２のケーシング部材の分離表面が相互に重複した
   時複数個のピンが複数個の凹所に受は入れられることを
   特徴とする特許請求の範囲第１項ないし第７項のいずれ
   かに記載の摺動式窓の開閉装置。 ９ プラスチック製管部が、弾性的な可撓性を有してい
   ることを特徴とする特許請求の範囲第６項記載０）摺動
   式窓の開閉装置。 １０ 第１及び第２の案内管が、第１及び第２の案内管
   を第１及び第２０）スリーブと機械的に錠止する錠止手
   段を有していることを特徴とする特許請求の範囲第１項
   ないし第９項のいずれかに記載の摺動式窓の開閉装置。 １１ 錠止手段が、第１及び第２の案内管の外周面に
   形成された凹所であり、第１及び第２のスリーブの射出
   成形加工時に第１及び第２０案内管０凹所に第１及び第
   ２のスリーブ０）一部が流入することを特徴とする特許
   請求め範囲第１０項記載の摺動式窓の開閉装置。 １２楽内溝の開口の幅が、駆動用小歯車の外周面と対向
   する範囲内で可撓性ケーブルの直径と同じであることを
   特徴とする特許請求の範囲第１項ないし第１１項のいず
   れかに記載の摺動式窓の開閉装置。