JPS5830492A - 歯車ポンプの駆動軸 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は歯車ポンプの駆動軸に関する。

歯車ポンプでは、駆動軸のポンプ内部にある端面に作用
する液正によって駆動軸をポンプ外方へ向って押し出そ
うとするスラスト力が発生して、摺動抵抗を大きり１７
動力損失が大きくなるため、このスラスト力を軽減、さ
らには無くすことが重要である。

従来、上記スラスト力を無くすためにポンプ部品の種々
な構成が提案されているが、何れも構成が複雑で、部品
点数も多くなっている。

そこで本発明は駆動軸端面部から駆動軸に沿−・だ液漏
れを防止するよう装着された」イルシールの前面部まで
軸内部を通る中空路を形成することによって上記問題点
を回避し、構成が簡単で少ない部品点数で歯車ポンプの
駆ｕＪｌｌｌｌｌＩのスラスト力の軽減を実現するもの
であって、以下本発明の一実施例を従来例と比較して説
明する。

第１図と第２図は従来の歯車ポンプを示す。駆動軸（１
）と一体に構成した駆動歯車（２）と、従１１１１１軸
（３）と一体に構成した従動歯車（４）とはケーシン、
グ（６）に形成した円筒部（７）　（８）に嵌り込んで
いる。駆動軸（］）と従動軸（３）は、各々中心に軸受
を圧太し歯車外径と同じ外径で一部を平面に仕上げた４
個のブツシュ０００ηｏａ　ｏ埠で支えられている。ケ
ーシング（６）には両側に液漏れ防止用の０リングＱｌ
ｅＯ・を挟んで側板乾とフレーム０枠が一体的に通しボ
ルト〔図示せず〕で固定されている。そしてフレーム０
賜には駆動軸（１）を通す穴と、軸に沿って漏れを防止
するオイルシールＯｅが圧入しである。更に、ブツシュ
θＱ〜０３と側板Ｏｉとフレームθ枠の間に、ポンプの
吐出口（ホ）側を分離して液シールする角リング（ハ）
（ト）がブツシュＯｎ〜α枠に形成された溝に嵌め込ん
である。第２図に示すように角リング（ハ）は駆動軸（
１）および従動軸（３）を吸入口（イ）側に連通させて
シールしているため、駆動軸（１）端面に作用する力は
大気圧とほぼ同じとなり、スラスト力は発生しない。ま
たオイルシール０傷に作用する液圧も同様に大気圧と同
一になるので一般的なものを使用できる。なお、この場
合、従動軸（３）に関しては両端から同圧力が作用する
ため、基本的にスラスト力が発生しないことは明らかで
ある。このように従来の歯車ポンプではスラスト力を無
くすことはできるが、構成が複雑になり部品点数も多く
なっている。また各部品の寸法精度も要求され、コスト
高になると云う欠点がある。

これに対して第８図と第４図は本発明の一実ＭＩｉ例を
示す。ポンプケース＜ｙ目こは、駆動軸く０と一体的に
形成された駆動歯車（→とこの駆動歯車ζ５ゆと噛み合
う従動歯車との一対の１４：Ｊ車より（吊かに太きｆ、
【ポンプ室弼が形成されており、段部（１つに弾性体（
１０を介して蓋０諺で押圧された側板θ・０との間に前
記一対の歯車が収まっている。また、ポンプケース（り
には前記ポンプ室（２）に通ずる吸入路（１イ９および
吐出路（ハ）が設けられており、更には駆１ＩｌＩｊ軸
＜Ｃ’Ｊの軸受部頓とメタル軸受ＩＢ’Ａとオイルシー
ルＦＡ）を圧入固定する圧入穴−が形成されており、従
動歯ｔＢ　（＊）を軸支する従動１１１１１６ｑｌが圧
入固定されている。そしてオイルシール鉤）の前面部か
ら吸入路０（９に連通ずる導通口＆ｉｎがポンプケース
くｌの内部に形成されている。

また、駆動軸（（つの内部には駆動歯車Ｃ→の端面から
オイルシール０傷の前面まで中空部−が形成されており
１該中空部θ（２）を駆動軸くψ外へ連通ずる貫通穴（
財）がオイルシールβυの前面部へ向って設けられてい
る。

このように構成したため、駆動軸（イ）を使用した歯車
ポンプは次のように動作する。

駆動歯車（ロ）の従動歯車（至）との回転によって、作
動液は吸入路θＱから吸い込まれ、昇圧されて吐出路（
→へ送り出される。この時、駆動歯車（財）の側面とポ
ンプケースに）の間の隙間を通って漏れる液は高圧側〔
吐出路（７）〕から低圧側〔吸入路θＯ〕へ流れると同
時に軸受部■と駆動軸に）との隙間を通ってオイルシー
ル匹→前面まで達する。更に前記漏れ液は導通口虹；旬
を通って吸入路０１１１へ復帰するのでオイルシール（
財）前面の圧力は吸入路θ・の圧力と同程度となり、オ
イルシール（ハ）４）には過負荷がかからず一般市販品
を使うことができる。そして、駆動歯車（ロ）の側面と
側板■の間の隙間を通って流れる液も上記の様に高圧側
から低圧側に流れると同時に駆動軸０邊内部に設けた中
空部（財）から貫通穴−）へ、中空路を通ってオイルシ
ールミ５荀前面に達し、更に、導通口■を通って吸入路
値）へ復帰する。このため、中空部（財）における液圧
は貫通穴−）における流路抵抗分の差はあるが、はぼ吸
入路θ呻の圧力と同じになり、かつ中空部（６４の駆動
歯車（→の端面部の断面積を駆動軸（効の断面積と同じ
にしであるので、１パ動歯車（→の両側面に作用する液
圧がほぼ釣合ってスラスト力が発生しない。これによっ
て従来の様にポンプケース（ト）に駆動歯車が押し付け
られて摺動抵抗による動力損失が生じることを防Ｉにで
きる。

以上説明のように本発明の駆動軸によると、歯車ポンプ
の駆動歯車に作用するスラスト力を部品点数が少なくし
て無くすことができ、低価格高性能の歯車ポンプの製作
が可能となり、その効果は極めて大きいものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の歯車ポンプの断面図、第２図は第１図の
Ａ−Ａ線に沿う断面図、第８図と第４図は本発明の一実
施例を示し、第８図は歯車ポンプの断面図、第４図は第
３図のＢ−Ｂ線に沿う断面図である。 （２）・駆動軸、（→・・・駆動歯車、−・・・従η１
１ＪＩＩｉｌｌ１１←）・・・従動歯車、０珈　ポンプ
ケース、（至）・・ぽンプ室、←）・・・吸入路、θ枠
・・・吐出路、（財）・・・オイルシール、…・・・導
通口、（６カ・・・中空部、伯４）・・・貫通穴代理人
　森本義弘 （７） 第７図 第２図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、駆動軸を有する駆動歯車と、この駆動歯車と噛合っ
   て回転する従動歯車との一対の歯車と、前記駆動軸に沿
   った液漏れを防止するオイルシールと、オイルシール前
   面部から吸入口側に通じる導通口と、駆動軸端面部から
   前記オイルシール前面部まで軸内部を通る中空路とを具
   備したことを特徴とする歯車ポンプの駆動軸。 ２、中空路を、駆動軸端面において軸断面積と同じ面積
   に構成したことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載
   の歯車ポンプの駆動軸。