JPS5828501A - バルブクリアランス簡易調整装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本幾羽はダブルオーバヘッドカムエンジン等カ五による
バルブ直叩き式動弁系を有するエンジンの動弁系Ｋｌｌ
するものであり、とくに該動弁系のバルブクリアランス
を簡易に調整する機構に関するものである。

カムによるパルプ直叩き式の動弁系をもつエンジンのバ
ルブクリアランス測定は、従来、シックネスゲージによ
り、調整前のクリアランスを測定し、規準値との差分だ
けパルプアジヤスティングパッドの厚さを増減してパル
プアジヤスティングパッドを交換することＫより、バル
ブクリアランス調整を行なっていた。

そ、のため、エンジン間の機差と摩耗前後の差を考慮す
ると、パルプアジヤスティングパッドの種類だけでも４
０種類以上用意しなければならず、補給パーツの製作、
保管が大変釦なっていた。また耐摩耗後の調整において
も、ラインでのエンジン組付時同様、パルプアジヤステ
ィングパッドを交換する必要があゆ、この交換には通常
カムハウジン°グからカムを外して行なわれるのでその
交換、調整の手数が大とな抄、かつ長時間を要するとい
う欠点があった。

本発明は、バルブクリアランス調整の度にパルプアジヤ
スティングパッドを交換することを避け、１つのパッド
で数段階のクリアランス調整ができるようＫＬＩバルブ
クリアランス簡易調整装置を提供することを目的とする
。

この目的に沿う本発明の簡易調整装置は、カムＫＸるバ
ルブ直呼き式動弁系のエンジンにおいて、パルプアジヤ
スティングパッドの外周部に半径方向外方に向って延び
る爪を延設し、該パルプアジヤスティングパッドを内装
するバルブリフタの円筒部には内周に向って闘い九前記
爪を迎入しうる巾でかつ、深さの真なる数種の溝を設け
、パルプアジヤスティングパッドの爪を前記溝に係合さ
せてバルブリフタ内に装入し、かつその爪を譲さの異壜
る溝に入れ替えることＫよりバルブクリアランスを吸収
するようＫし念ものからなる。また、大まかな調整用に
は、厚さの異なる数種のパルプアジヤスティングパッド
を用意して、適当なパッドを当初装着するようＫＬ、前
記爪と溝との保合によるパルプクリアランスの微調整と
併せて広範囲にわたりて正確な調整を可能としている。

以下に本発明のバルブクリアランス調整装置ンの場合を
例にとって、図面を参照しながら説明する。

第１図は本実施例装置の全体を示している。

図中、カム１はバルブリフタ３に装着されているパルプ
アジヤスティングパッド２に摺接している。バルブリフ
タ３はパルプスプリング４によって力、ム１側に付勢さ
れていて、カム１の回転に伴なうバルブリフタ３の上下
動はバルブ５に伝見られてバルブ５を開閉するようＫな
っている。

バルブリフタ３の上部は上方に向って筒状に延びていて
その内部にパルプアジヤスティングパッド２が内装され
るようＫｎっている。パルプアジヤスティングパッド２
は第２図および第３図に示すように、円梗状の外周に適
当側（図示例では３個）の半径方向外方に向って延びる
爪６を有したものから成っている。パルプアジヤスティ
ングパッド２として数種類の異なる厚さのパッドが用意
される。そして、あるパルプアジヤスティングパッド２
を厚さの異々るパルプアジヤスティングパッド２と変え
るととＫよってパルプクリアランスの粗調整が可能なよ
うになっている。

バルブリフタ３の上方に延設された筒状部分の内周には
、第４図および第５図に示すように、パルプアジヤステ
ィングパッド２の爪が入る巾で、かつ互に深さの異なる
溝７が設けられる。

本実施例装置では深さの異なる溝７として、７ａ。

７ｂ、・７ｃ、７ｄの４種の深さの異なる溝が設けられ
た場合を示している。ただし４種に限るものではない。

そして、バルブアジヤスティングパッド２をバルブリフ
タ３．に取付は九とき、パルプアジヤスティングパッド
２の爪６が同一の深さの溝に入るように１爪６と溝７ｍ
、７ｂ。

７ｃ、７ｄ・・・・・・の相対位置が定められている。

この場合爪６が３個ある場合は、１個に対して夫々４種
の溝があるので溝は合計１２個設けられるととＫなる。

また、第６図に示すように、バルブリフタ３の溝の深さ
の差がつぎの条件に合うように設定されてｂる。すなわ
ち、バルブリフタ３の溝の深さの差、たとえばＩｈｂ−
ｈａｌ＝バルブクリアランス最小調整巾とされている。

以上のように組付けることによって、パルプクリアラン
ス調整決定式は次式のようになる。

ｈｘ　−ｔ　＝　ｂｙ　−ｔ’＋　（Ａ　−Ｈ）　・・
””−−＝　（１１ことで、 ｈｘ、　ｈｙ：バルブリフ）３の溝深さ・・・・・・ｈ
ａ又はｈｂ又はｈｃ又はｈｄ ｔ、ｔ’：バルブアジヤスティングパッド２の厚す（パ
ルプアジヤスティングパッド無 交換の時はｔ’　＝　ｔ’　） Ａ　：調整前のパルプ隙間測定値 Ｈ：パルプ隙間整備規準値 上記のように構成されたパルプクリアランス簡易調整装
置においては、バルブクリアランスはつぎのように調整
される。

まずバルブアジヤスティングパッド２がバルブリフタ３
に装着されている状態でカムｌとパルプアジヤスティン
グパッド２関忙シックネスゲージを挿入する等してパル
プクリアランスを測定する。

パルプクリアランスを調整する必要があるときはパルプ
スプリング４に抗してパルプリフタ３を押し、バルブア
ジヤスティングパッド２を溝から取出して、その爪６を
より浅い溝に保合し直してパルプクリアランスの微調整
を行なう。

そして溝７と爪６による微調整を趨える調整が必要なと
きはパルプアジヤスティングパッド２を更に厚い板厚の
亀のに交換し、溝７と爪６の係合による微調整を行ない
パルプクリアランスを吸収する。この手順により、広範
囲にわたるパルプクリアランス調整を行なう。

本発明のパルプクリアランス簡鼻調整装置は上記の構成
、作用を有するものであるから、本発明によるときはつ
ぎの種々の効果が得られる。

まず、バルブリフタの溝深さとパルプアジヤスティング
パッドの厚さとの組合せを替えることで巾広いクリアラ
ンス調整が可能であり、とくにパルプアジヤスティング
パッドの厚さ交換はエンジン機差調整、つまりライン組
付時のみ行すい、同一エンジンでのメインテナンス調整
はバルブアジヤスティングパッドの爪をバルブリフタの
別の溝へ落し込むことで調整でき、バルブアジヤスティ
ングパッドの交換部品費用および交換時の工数を大巾に
削減できる。

また、カムを取付けたま＼バルブアジヤスティングパッ
ドの爪を別の溝へ移動できるよう罠なっているので、従
来のようにカムをカムハウジングから外したりする必要
がなく、大巾な工数低減をはかることができる。

さらに１本発明のパルプクリアランス調整はねじ等によ
るクリアランス調整を一切用いていないので、ねじ等の
ゆるみＫよるパルプクリアランスの変化が生じることは
なく、確実なパルプクリアランス設定ができるという効
果もある。

【図面の簡単な説明】

［１図は本発明のパルプクリアランス簡易調整装置が適
用された動弁系の全体断面図。 第２図は１１１１１図の装置のパルプアジヤスティング
パッドの平面図、 第３図は第２図のバルブアジヤスティングパッドの正面
図、 第４図は第１図の装置のバルブリフタの平面図、 第５図は第４図のバルブリフタの断面図、第６図は第４
図のバルブリフタの６溝の深さの関係図、 である。 図中の主な符号の意味はつぎの通りである。 １・・・カム、２・・・パルプアジヤスティングパッド
、３・・・パルブリ７り、４・・・パルプスプリング、
５・・・パルプ、６・・・爪、

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）　　カムによるパルプ直叩き式の勘弁系を備えた
   エンジンにおいて、バルブアジヤスティングパッドの外
   周部に爪を設け、バルブリフタには前記爪を迎入しうる
   巾でかつ深さの異なる数種の溝を設けたことを特徴とす
   るバルブクリアランス簡易調整装置。 （２、特許請求の範囲第１項に記載のバルブ）−リアラ
   ンス簡易調整装置において、前記パルプアジヤスティン
   グパッドは厚さの異なる複数のパッドからなるもの。