JPS5827804B2 - イオン交換基含有含フツ素ポリマ−の製造方法 - Google Patents

イオン交換基含有含フツ素ポリマ−の製造方法

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JPS5827804B2
JPS5827804B2 JP54032963A JP3296379A JPS5827804B2 JP S5827804 B2 JPS5827804 B2 JP S5827804B2 JP 54032963 A JP54032963 A JP 54032963A JP 3296379 A JP3296379 A JP 3296379A JP S5827804 B2 JPS5827804 B2 JP S5827804B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は含フツ素イオン交換体の製造方法に関する。
更に詳しく述べると、テトラフルオルエチレンと一般式
CF2−CFCOOCnH2n+1 (但し、nは1以
上の整数である)で表わされる1若しくは2以上のα、
β、β−トリフルオルアクリレートmは各々独立したO
〜11の整数である)で表わされる1若しくは2以上の
α−オレフィンとの3元共重合体若しくは4元以上の多
元共重合体又はこれらの橋かけ共重合体を加水分解する
ことにより共重合体中のα、β、β−トリフルオルアク
リレート単位に存在するエステル基をイオン交換基に変
換せしめることを特徴とするイオン交換体の製造方法に
関する。
イオン交換体は、イオン交換膜および粒状イオン交換樹
脂として、例えば、海水の淡水化、食塩の濃縮の如き電
気透析、各種塩類の電解等の分離工程に、ならびに電池
隔膜等のセパレーターとして広く用いられるようになっ
ているが、それに従ってその特性の要求もさらに複雑か
つ高度になってきている。
しかしながら、イオン交換膜ひとつをとりあげてみても
、これらの要求にもかかわらずイオン交換膜として必要
な機能、即ち選択性に優れ、耐熱性及び耐化学薬品性に
富み、かつ電気抵抗が小さいこと等の性能のすべてを満
足するものは得られていない。
そこで、本発明者は耐熱性及び耐化学薬品性に優れた含
フツ素ポリマーに注目し、これにイオン交換機能を付写
せんとする研究を長年にわたって進めてきた。
本発明はこのような観点から完成したものであって、耐
熱性および耐化学薬品性に富み、かつ電気抵抗の小さい
含フツ素イオン交換体の製造を可能にするものである。
本発明の原料として使用する含フツ素多元共重合体は、
本発明者の既発明(%願昭53128206号(特開昭
55−54311号公報))の製造方法によりはじめて
製造され得る重合体であって、含フツ素オレフィン類(
テトラフルオルエチレンと1又は2以上のα、β、β−
トリフルオルアクリレ−1・)とα−オレフィン類(1
又は2以上のα−オレフィン)のほぼ1:1組成から成
る交互性の強い多元共重合体であり、重合の際の単量体
混合物中のテトラフルオルエチレンとα。
β、β−トリフルオルアクリレート類の組成比を変化さ
せることにより共重合体中のエステル基濃度を容易に制
御し得るものであり、かつ、α−オレフィンの種類若し
くは複数のα−オレフィンの組成比を変えることにより
性状並びに成形加工性を自由に制御し得るものである。
したかつ看、本発明は特願昭53−128206号の発
明とともに本発明者の既発明(特願昭53−4645号
(特開昭54−991.87号公報)および74044
号(特開昭55−23111号公報))をさらに進歩、
発展せしめたものである。
すなわち、特願昭53−128206号の発明はこれら
の既発明では、α、β、β−トリフルオルアクリレ−1
・とα−オレフィンの交互共重合性が強いために不可能
であった共重合体のエステル基濃度や成形加工性の制御
を可能にしたものであり、本発明はこの特願昭53−1
28206号の発明により製造され得る含フツ素多元共
重合体を原料としてこれを加水分解することにより、当
該含フツ素多元共重合体中のエステル基をカルボキシル
基に転換せしめ、種々のカルボキシル基濃度の耐熱性お
よび耐化学薬品性の含フツ素イオン交換体の製造を可能
にする方法を提供するものである。
本発明にいうα、β、β−トリフルオルアクリレ−1・
は一般式CF2−CFCOOCnH2n+1(但し、n
は1以上の整数である)で表わされるα。
β、β−トリフルオルアクリル酸エステルであって、具
体的にはα、β、β−トリフルオルアクリル酸メチル、
α、β、β−トリフルオルアクリル酸エチル、α、β、
β−トリフルオルアクリル酸ブチルなどに代表される。
一方、本発明にいうαlおよびmは各々独立したO〜1
1整数である)で表わされ、エチレンを含み、プロピレ
ン、1ブテン 1−ペンテン 1−ヘキセン 1−ヘプ
テン、1−オクテン、1−ノネン、1−デセン、1−ラ
ンチセン、1−ドデセン、■−トリデセン、イソブチレ
ン、2−メチル−1−ブテン、2−メチル−1−ペンテ
ン、2−メチル−1−ヘキセン、2−メチル−1−ヘプ
テン 2−メチル−1−オクテンなどに代表される。
本発明において実施される原料含フツ素多元共重合体の
加水分解は公知ないし周知の手段により容易に行なうこ
とができるが、望ましくはKOHNaOHのような塩基
性水溶液で処理することが望ましい。
すなわち、原料共重合体中のエステル基(−COOCn
H2n+、基)を上記塩基性水溶液と反応させて、原料
共重合体をカルボン酸の塩に転換するか、あるいは次い
でHClのような無機強度と反応させてカルボン酸に転
換するのが望ましい。
また、塩基性水溶液と原料共重合体の接触を促進するた
めにメタノール、アセトン、テトラヒドロフラン等の水
溶性でかつ原料共重合体と親和性のある有機溶剤を添加
するのも望ましいが、これらをなんら添加しなくてもも
ちろん差支えない。
かかる加水分解処理は種々の温度で可能であるが、望ま
しくは、処理水溶液の沸点以下の温度で行なうことが望
ましい。
攪拌することも加水分解反応を促進する上で望ましいの
であるが、必ずしも絶対的に必要とされるものではない
例えば、処理水溶液中での原料共重合体の煮沸のみによ
って、あるいは循環流動する水溶液中に原料共重合体を
暴露することによってもその目的を達成し得る。
原料共重合体の形状等については特に制限はない。
成形工程の前後いずれの状態であっても差支えないし、
橋かけ工程の前後いずれの状態であっても差支えない。
例えば、イオン交換膜とする場合は、製膜前でも製膜後
であっても可能であるし、橋かけがしてあってもしてな
くても可能である。
通常は、加水分解処理後に製膜、橋かけする工程が望ま
しいのであるが、製膜、橋かけ後に加水分解処理する工
程も当然に採用し得る。
また、橋かけの工程は使用条件に応じて省略することも
可能である。
橋かけしていない共重合体を原料として使用した場合、
特にエステル基含有率の高い原料共重合体は上記加水分
解処理後処理水溶液中に溶解した状態となるが、この共
重合体水溶液からのイオン交換基含有共重合体の回収に
は酸の添加、蒸発乾固、適当な溶媒中への再沈澱等の種
々の方法の採用が可能であるが、酸の添加によって共重
合体を析出させる方法が最も容易な方法として勧めるこ
とができる。
本発明によるイオン交換体は耐熱性、耐化学薬品性に優
れているだけでなく、十分な機械的強度と低い電気抵抗
を兼備しており、f+!Iえば、イオン交換膜とした場
合、海水の淡水化工業、各種塩類の電解工業、電池工業
、原子カニ業、医薬材料工業等の各分野において有用な
膜としてその工業的利用を期待できる。
本発明の理解を助けるために次に実施例をもって説明す
るが、本発明はこれに限定されるものではない。
実施例 1゜ α、β、β−トリフルオルアクリル酸メチル28モル宏
テトラフルオルエチレン22モル咎、エチレン50モル
係から成る3元共重合体2.0gを水15m1.メチル
ア/L/、11]−ル45ml、NaOH59の混合溶
液中でリフラックスさせながら5時間煮沸した。
煮沸処理終了時には原料3元共重合体の大部分は処理溶
液中で強く膨潤した状態にあった。
次いで、この原料と処理溶液の混合物に濃塩酸を滴下混
合することにより共重合体を酸型に変換して処理溶液か
ら析出させ分離した。
回収した共重合体重量は1.8gであった。
回収共重合体はやや淡褐色を帯び、吸湿性があり原料エ
ステル型共重合体は溶けないテトラヒドロフラン又はア
セトン、メチルアルコール等の極性溶媒に溶解した。
また、この回収した酸型共重合体はNaOH水溶液に強
く膨潤ないし溶解し、これを酸で逆滴定の結果から計算
して求めた共重合体中のC0OH濃度は2、9 me
q/g−ポリマーであった。
また、回収した酸型共重合体の空気中での熱分解減量を
熱天秤で測定したところ(昇温速度5℃/m1n)、1
100Cに吸着水の脱離がみられ、250と355℃に
明らかな重量減少が観察された。
さらに、この酸型共重合体を180℃でホットプレスし
て製膜し、これを空気中で2MeV、1mAのエネルギ
ーの電子線を30Mrad照射して橋かけしたシートを
室温で1昼夜水中に浸漬した後の水膨潤による重量増加
率は11φであった。
このようにして得られた膜厚150μのイオン交換膜の
25°Gの2.0規定NaOH水溶液中における膜抵抗
は16.2.Q・−であった。
実施例 2゜ α、β、β−トリフルオルアクリル酸メチル22モル宏
テトラフルオルエチレン27モル宏プロピレン51モル
条から成る3元共重合体1.0gを水15m1.メチル
アルコール45 rnl、 N aOI−(5gの混合
溶液中でリフラックスさせながら5時間煮沸した。
煮沸処理終了後、実施例1−と同様の方法により酸型共
重合体0.729を回収した。
実施例1と同様の方法により求めた共重合体中のC0O
H濃度は3.5 m e q、 / g−ポリマーであ
った。
また、回収した酸型共重合体の空気中での熱分解減量を
測定したところ、109°Cにおける吸着水の脱離によ
るもののほか、252と3300Cに明らかな重量減少
が観察された。
さらに、この酸型共重合体を140℃でホットプレスし
て製膜し、これを空気中で2 MeV、 ]、 m A
のエネルギーの電子線を30Mrad照射して橋かけし
たシートを室温で1昼夜水中に浸漬した後の水膨潤によ
る重量増加率は50俤であった。
このようにして得られた膜厚100μのイオン交換膜の
25℃の2.0規定Na0)1水溶液中における膜抵抗
は0.5m、2−一であった。
実施例 3゜ α、β、β−トリフルオルアクリル酸メチル30モル宏
テトラフルオルエチレン19モル宏プロピレン51モル
φから成る3元共重合体1.0gを水1.5ml、メチ
ルアルコール45m1.NaOH5gの混合溶液中でリ
フラックスさせながら5時間煮沸した。
煮沸処理終了後、実施例1と同様の方法により酸型共重
合体0.84,9を回収した。
実施例1と同様の方法により求めた共重合体中のC0O
H濃度は5.2meq/g−ポリマーであった。
また、回収した酸型共重合体の空気中での熱分解減量を
測定したところ、1.12°Cにおける吸着水の脱離に
よるもののほか、250と325°Cに明らかな重量減
少が観察された。
さらに、この酸型共重合体を実施例2と同様の方法によ
り測定した橋かけしたシートの水膨潤による重量増加率
は190%であった。
このようにして得られた膜厚100μのイオン交換膜の
25℃の20規定NaOH水溶液中における膜抵抗は0
.055ff・−であった。
実施例 4 α、β、β−トリフルオルアクリル酸メチル25モル宏
テトラフルオルエチl/ン26モル係、エチレン12モ
ル俸、プロピレフ3フモル係から成る四元共重合体2.
0gを水15m1.メチルアルコール45m1.NaO
H5gの混合溶液中でリフラックスさせながら5時間煮
沸した。
煮沸処理終了後、実施例1と同様の方法により酸型共重
合体185gを回収した。
実施例1と同様の方法により求めた共重合体中のC0O
H濃度は3.2meq/g−ポリマーチあツタ。
また、回収した酸型共重合体の空気中での熱分解減量を
測定したところ、112℃における吸着水の脱離による
もののほか、258と3900Gに明らかな重量減少が
観察された。
さらに、この酸型共重合体を実施例2と同様の方法によ
り測定した橋かけしたシートの水膨潤による重量増加率
は310%であった。
このようにして得られた膜厚100μのイオン交換膜の
25°Cの20規定NaOH水溶液中における膜抵抗は
0.011)−一であった。
実施例5−8、参考例1−2゜ 第1表中央欄に示す組成のα、β、β−トリフルオルア
クリル酸メチル・テトラフルオルエチレン・プロピレン
3元共重合体を実施例1と同様の方法で加水分解処理を
行ない、右欄に示tCOOH濃度の共重合体を回収した
加水分解処理前の側鎖にエステル基をもつ共重合体のフ
ィルムから得た赤外吸収スペクトルを第1図に、また、
加水分解処理後の共重合体のフィルムから得た赤外吸収
スペクトルを第2図に示す。
加水分解処理前の共重合体の赤外吸収スペクトル(第1
図)にはエステル基のC−Oの吸収が1780cx−’
に、また、エステル基のCH3の吸収が14−50Cr
rL’に観察されるが、加水分解処理後の共重合体の赤
外吸収スペクトル(第2図)では、新たにOH基の吸収
が3300crrL−1附近にあられれ、エステル基の
CH3の吸収(1450cm−’ )が消失し、178
0cm、1のC=0(7)吸収はブロードになっている
これらの赤外吸収スペクトルから元の3元共重合体のエ
ステル基はNaOH溶液中での煮沸処理によりカルボキ
シル基に転換することは明らかである。
実施例 9゜ α、β、β−トリフルオルアクリル酸メチル28モル饅
、テ1へラフルオルエチレン22モル係およびエチレン
50モルφから成る3元共重合体2.0gを180℃で
ホットプレスして厚さ150μのシートに成形した後空
気中で2MeV、1mAのエネルギーの電子線を10M
rad照射して橋かけした。
この橋かけしたシートを水15m1.メチルアルコール
45m1!およびNaOH5,?の混合溶液中でリフラ
ックスさせながら10時間煮沸した。
煮沸処理終了後にはシートは処理溶液中で強く膨潤した
状態にあった。
次いで、このシートを処理溶液から回収した。
回収したシートはやや淡褐色を帯び、吸湿性があり原料
エステル型共重合体は溶けないテトラヒドロフラン又は
アセトン、メチルアルコール等の極性溶媒に溶解した。
また、この回収したシートはNaOH水溶液に強く膨潤
ないし溶解し、これを酸で逆滴定の結果から計算して求
めたシート中のC0OH濃度は2.9 me q/g−
ポリマーであった。
また、回収したシートの空気中での熱分解減量を熱天秤
で測定したところ(昇温速度5°C/m1n)、110
℃に吸着水の脱離がみられ、250と355℃に明らか
な重量減少が観察された。
このようにして得られたイオン交換膜の25℃の2.0
規定N a OH水溶液中における膜抵抗は16.2に
2・−であった。
実施例 10゜ α、β、β−トリフルオルアクリル酸メチル22モル宏
テトラフルオルエチレン27モル宏プロピレン51モル
係から成る3元共重合体1.0gを140℃でホットプ
レスして厚さ100μのシー!・に成形した。
このシートに2 Me V、1mAのエネルギーの電子
線を30 Mrad照射して橋かけした。
この橋かけしたシートを水15m1.メチルア、/L/
D −/L/ 45 rul、 NaOH5gの混合
溶液中でリフラックスさせながら10時間煮沸した。
煮沸処理終了後、実施例9と同様の処理を施した。
実施例9と同様の方法により求めたシート中のC0OH
濃度は3.5meq/g−ポリマーであった。
また、回収したシートの空気中での熱分解減量を測定し
たところ、109℃における吸着水の脱離によるものの
ほか、252と330℃に明らかな重量減少が観察され
た。
このようにして得られた膜厚100μのイオン交換膜の
25℃の2,0規定N a OH水溶液中における膜抵
抗は0.5mQ−critであった。
実施例 11゜ α、β、β−トリフルオルアクリル酸メチル30モル宏
テトラフルオルエチレン19モル宏フロピレン51モル
饅から成る3元共重合体1.1を1500Cでホットプ
レスして厚さ100μのシートに成形した。
このシートに2 M e V、1mAのエネルギーの電
子線を50Mrad照射して橋かけした。
この橋かけしたシートを水15m4 メチルアルコー
ル45ml、NaOH5gの混合溶液中でリフラックス
させながら20時間煮沸した。
煮沸処理終了後、実施例9と同様の処理を施した。
実施例9と同様の方法により求めたシート中のC0OH
濃度は7.2meq/、9−ポリマーであった。
また、回収したシートの空気中での熱分解減量を測定し
たところ、112℃における吸着水の脱離によるものの
ほか、250と325℃に明らかな重量減少が観察され
た。
このようにして得られた膜厚100μのイオン交換膜の
25°C2,0規定N a OH水溶液中における膜抵
抗は0.055J2・aであった。
実施例 12゜ α、β、β−トリフルオルアクリル酸メチル25モル宏
テトラフルオルエチレン26モル宏エチレン12モル係
、プロピレフ3フモル係から成る4元共重合体2.0g
を130℃でホットプレスして厚さ100μのシートに
成形した。
このシートに空気中で2MeV、1mAのエネルギーの
電子線を30Mrad照射して橋かけした。
この橋かけしたシートを水15mA、メチルアルコール
45m1゜NaOH5,?の混合溶液中でリフラックス
させながら7時間煮沸した。
煮沸処理終了後、実施例9と同様の処理を施した。
実施例9と同様の方法により求めたシート中のC0OH
濃度は4.1meq/g−ポリマーであった。
また、回収したシートの空気中での熱分解減量を測定し
たところ、112℃における吸着水の脱離によるものの
ほか、258と390℃に明らかな重量減少が観察され
た。
このようにして得られた膜厚100μのイオン交換膜の
25℃の2.0規定NaOH水溶液中における膜抵抗は
0.011!2・dであった。
【図面の簡単な説明】
第1図は加水分解処理前の共重合体フィルムから得た赤
外吸収スペクトルを示す。 第2図は加水分解処理後の共重合体フィルムから得た赤
外吸収スペクトルを示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (1) (イ)テトラフルオルエチレン及び(
    〇一般式 CF2−CFCOOCo■12n+、(但し
    、nは1以上の整数である)で表わされる1若しくは2
    以上のα、β、β−トリフルオルアクリレート から成る含フツ素オレフィンと (2)一般式 (但し、lおよびmは各々独立したO〜11の整数であ
    る)で表わされる1若しくは2以上のα−オレフィンと
    のほぼ1:1組成から戒る3元若しくは4元以上の多元
    共重合体、又はこれらの橋かけ共重合体を加水分解する
    ことを特徴とするイオン交換基を含有する含フツ素重合
    体の製造方法。 2 α、β、β−トリフルオルアクリレートがα。 β、β−トリフルオルアクリル酸メチルである3元若し
    くは4元以上の多元共重合体又はこれらの橋かけ共重合
    体を特徴とする特許請求の範囲第1項の製造方法。 3 α−オレフィンがエチレンである3元共重合体又は
    この橋かけ共重合体を特徴とする特許請求の範囲第1項
    若しくは第2項の製造方法。 4 α−オレフィンがプロピレンである3元共重合体又
    はこの橋かけ共重合体を特徴とする特許請求の範囲第1
    項若しくは第2項の製造方法。 5 α−オレフィンがイソブチレンである3元共重合体
    又はこの橋かけ共重合体を特徴とする特許請求の範囲第
    1項若しくは第2項の製造方法。 6 α−オレフィンがエチレンとプロピレンである4元
    共重合体又はこの橋かけ共重合体を特徴とする特許請求
    の範囲第1項若しくは第2項の製造方法。 7 α−オレフィンがエチレンとイソブチレンである4
    元共重合体又はこの橋かけ共重合体を特徴とする特許請
    求の範囲第1項若しくは第2項の製造方法。 8 α−オレフィンがプロピレンとイソブチレンである
    4元共重合体又はこの橋かけ共重合体を特徴とする特許
    請求の範囲第1項若しくは第2項の製造方法。 9 α−オレフィンがエチレンとプロピレンとイソブチ
    レンである5元共重合体又はこの橋かけ共重合体を特徴
    とする特許請求の範囲第1項若しくは第2項の製造方法
    。 10 α、β、β−トリフルオルアクリレートがα。 β、β−トリフルオルアクリル酸エチルである3元若し
    くは4元以上の多元共重合体又はこれらの橋かけ共重合
    体を特徴とする特許請求の範囲第1項の製造方法。 11 α−オレフィンがエチレンである3元共重合体
    又はこの橋かけ共重合体を特徴とする特許請求の範囲第
    1項若しくは第10項の製造方法。 12 α−オレフィンがプロピレンである3元共重合
    体又はこの橋かけ共重合体を特徴とする特許請求の範囲
    第1項若しくは第10項の製造方法。 13 α−オレフィンがインブチレンである3元共重
    合体又はこの橋かけ共重合体を特徴とする特許請求の範
    囲第1項若しくは第10項の製造方法。 14 α−オレフィンがエチレンとプロピレンである
    4元共重合体又はこの橋かけ共重合体を特徴とする特許
    請求の範囲第1項若しくは第10項の製造方法。 15 α−オレフィンがエチレンとイソブチレンであ
    る4元共重合体又はこの橋かけ共重合体を特徴とする特
    許請求の範囲第1項若しくは第10項の製造方法。 16 α−オレフィンがプロピレンとインブチレンで
    ある4元共重合体又はこの橋かけ共重合体を特徴とする
    特許請求の範囲第1項若しくは第10項の製造方法。 17 α〜オレフィンがエチレンとプロピレンとイソ
    ブチレンである5元共重合体又はこの橋かけ共重合体を
    特徴とする特許請求の範囲第1項若しくは第10項の製
    造方法。 18 α、β、β−トリフルオルアクリレートがα。 β、β−トリフルオル酸ブチルである3元若しくは4元
    以上の多元共重合体又はこれらの橋かけ共重合体を特徴
    とする特許請求の範囲第1項の製造方法。 19 α−オレフィンがエチレンである3元共重合体又
    はこの橋かけ共重合体を特徴とする特許請求の範囲第1
    項若しくは第18項の製造方法。 20 α−オレフィンがプロピレンである3元共重合
    体又はこの橋かけ共重合体を特徴とする特許請求の範囲
    第1項若しくは第18項の製造方法。 21 α−オレフィンがイソブチレンである3元共重
    合体又はこの橋かけ共重合体を特徴とする特許請求の範
    囲第1項若しくは第18項の製造方法。 22 α−オレフィンがエチレンとプロピレンである
    4元共重合体又はこの橋かけ共重合体を特徴とする特許
    請求の範囲第1項若しくは第18項の製造方法。 23 α−オレフィンがエチレンとインブチレンであ
    る4元共重合体又はこの橋かけ共重合体を特徴とする特
    許請求の範囲第1項若しくは第18項の製造方法。 24 α〜オレフィンがプロピレンとインブチレンで
    ある4元共重合体又はこの橋かけ共重合体を特徴とする
    特許請求の範囲第1項若しくは第18項の製造方法。 25 α〜オレフィンがエチレンとプロピレンとイソ
    ブチレンである5元共重合体又はこの橋かけ共重合体を
    特徴とする特許請求の範囲第1項若しくは第18項の製
    造方法。 26 α、β、β−トリフルオルアクリレートがα。 β、β−トリフルオルアクリル酸メチルとα、β。 β−トリフルオルアクリル酸エチルである4元以上の多
    元共重合体又はこれらの橋かけ共重合体を特徴とする特
    許請求の範囲第1項の製造方法。 27 α、β、β−トリフルオルアクリレートがα。 β、β−トリフルオルアクリル酸メチルがα、β。 β−トリフルオルアクリル酸エチルである4元以上の多
    元共重合体又はこれらの橋かけ共重合体を特徴とする特
    許請求の範囲第1項の製造方法。 28 α、β、β−トリフルオルアクリレートがα。 β、β−トリフルオルアクリル酸エチルとα、β。 β−トリフルオルアクリル酸ブチルである4元以上の多
    元共重合体又はこれらの橋かけ共重合体を特徴とする特
    許請求の範囲第1項の製造方法。 29 α、β、β−トリフルオルアクリレートがα。 β、β−トリフルオルアクリル酸メチルとα、β。 β−トリフルオルアクリル酸エチルとα、β、β−トリ
    フルオルアクリル酸ブチルである5元以上の多元共重合
    体又はこれらの橋かけ共重合体を特徴とする特許請求の
    範囲第1項の製造方法。 加塩基柱水溶液中で多元共重合体を加水分解処理するこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項から第29項まで
    のうちのいずれかの製造方法。 31塩基性水溶液がLiOH,KOH,NaOH。 NH4OHのいずれかの水溶液である特許請求の範囲第
    30項の製造方法。 32酸性水溶液中の多元共重合体を加水分解処理するこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項から第29項まで
    のいずれかの製造方法。 お酸性水溶液がHCz 、H2SO4,HNO3゜CH
    3CO0Hのいずれかの水溶液である特許請求の範囲第
    32項の製造方法。
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