JPS5824765A - 吸収式ヒ−トポンプ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、排熱などの低温熱源を利用して、より高温
の熱を得る吸収式ヒートポンプの運転制御に関するもの
である。

この種の吸収式ヒートポンプ装置として第１図に示すも
のがある。図において（１）は吸収剤の希溶液を加熱し
て冷媒蒸気を発生させる発生器、（２）は冷媒蒸気を冷
却して凝縮させる凝縮器、（３）は冷媒液を加熱して蒸
発させる蒸発器、（４）は冷媒蒸気を吸収剤の濃溶液に
吸収させる吸収器で、発生器（１）ζ凝縮器（２）は冷
媒蒸気管（５）で、凝縮器（２）と蒸発器（３）は冷媒
−ンプ（６）を備えた冷媒液管（７）で、蒸発器（３）
と吸収器（４）は冷媒蒸気管（８）で、吸収器（４）と
発生器（１）は溶液ポンプ（９）と熱回収熱交換器ａＱ
を備えた濃溶液管０Ｉと希溶液管（６）とでそれぞれ接
続されている。また発生器（１）及び蒸発器（３）内に
は熱源用として用いる熱線体の流れる加熱用熱交換器（
至）、α◆が、凝縮器（２）内には冷却用熱交換器（至
）が、吸収器（４）内には、ここで発生する高温熱を取
り出し利用する利用側熱交換器ａ時がそれぞれ設置され
ている。

（ロ）は吸収器（４）内に設けられた吸収剤の濃溶液散
布用のスプレーである。

第２図は、この従来例の吸収式ヒートポンプサイクルの
動作点を温度−圧力−濃度線図上に描いた図であり、図
中、ξは溶液中の吸収剤の濃度でξ１くξ、であり、ξ
＝Ｏは冷媒液を示す。

次に動作について説明する。発生器（１）内の希溶液は
第２図中の状態■で示される濃度ξ１、温度Ｔ２（但し
圧力はＰｉであり、この状態を第２図上に正確には表示
できない。）の状態にあるが、加熱用熱交換器（至）に
より加熱され、温度Ｔ２の冷媒蒸気を放出し濃度ξ２．
温度Ｔ２．圧力Ｐ１の状態■の濃溶液となる。放出され
た冷媒蒸気は、冷媒蒸気管（５）を通って凝縮器（２）
に行き、ここで冷却用熱交換器（至）によって冷却され
て温度Ｔ２の蒸気からＴｌの蒸気さらにＴ１の液へと凝
縮・液化し第２図中の状態■の冷媒液（ξ＝０）となる
。液化した冷媒は、冷媒液管（７）を通り冷媒ポンプ（
６）によし圧力がＰｏからＰ２に昇圧されて蒸発器（３
）に行き、蒸発器（３）で加熱用熱交換器Ｑ４により加
熱されて温度はＴｌから１２に上昇し、さらに蒸発して
第２図中の状態■の圧力ＰＥＮ温度Ｔ２の冷媒蒸気とな
って冷媒蒸気管（８）から吸収器（４）に行く。−力発
生器（１）内で冷媒を放出した状態■の濃溶液は、濃溶
液管（ロ）を通り溶液ポンプ（９）によって圧力がＰｌ
からＰ２に、熱回収熱交換器ａ１によって温度がＴ２か
らＴ３近傍に上昇し、第２図中の状態■となって（但し
圧力はＰ２）ノズルＱηから吸収器（４）内に散布され
、冷媒浄気管（８）からの冷媒蒸気を吸収し、第２図中
の状態■で示される圧力Ｐ２、温度Ｔ３、濃度ξｌの希
溶液となるが、この状態■→の過程で温度Ｔ４の熱を発
生し、利用側熱交換器ＯＩＳを介して、この熱を系外に
提供する。吸収器（４）内分状態■の希溶液は、希溶液
管υを通り、熱回収熱交換器ＱＯで温度がＴ２近傍まで
下がり、また圧力もＰｌまで減じられて状態■（但し圧
力はＰｉ　）となり、発生器（１）に帰るサイクルを繰
り返す。

従来の吸収式ヒートポンプ装置は、以上のように構成さ
れているが、発生器（１）内での加熱量が増減するなど
の条件で、冷媒蒸気発生量が変化し、凝縮器（２）内の
冷媒液が減少すると、冷媒ポンプ（６）に冷媒蒸気が吸
い込まれ、音の発生、ポンプの動除去するためになされ
たもので、凝縮器内の冷媒液の量を検出して冷媒ポンプ
の動作状態を制御することにより、音の発生、４ンプの
動作不良の解（至）は凝縮器（２）内に設けられた冷媒
液の液面を検知する液面針、００はこの液面計（至）の
検出信号により例えば、液面がある設定レベル以下にな
ると冷媒ポンプをオフとするような制御を行う制御装置
である。

上記のような制御機構を備えた吸収式ヒートポンプ装置
において、通常の運転時には、上記従来装置と同じサイ
クルを繰り返す。運転中に、例えが熱源側の加熱能力が
減少すると、加熱用熱交換器（至）、　Ｑ４での加熱量
が減少し発生器（１）では希溶液からの冷媒蒸気の発生
量が減少する。仁のため冷媒蒸気管（５）を通って凝縮
器（２）に行キ１、凝縮・液化する冷媒量が減少するが
、冷媒ギンプ（６）は、はぼ定量的に凝縮器（２）から
蒸発器（３）に冷媒液を送り込むため、凝縮器（２）内
の液冷媒量が減少し、液面が低下するが、ある設定値に
まで液面が低下すると液面計重がこれを検出し、この検
出信号を受けた制御装置Ｏ呻は冷媒ポンプ（６）を停止
させ、ついで凝縮器（２）内の冷媒の液面が上昇しであ
る設定値以上になると、液面計（至）からの検出信号に
より制御装置（Ｉ・は再び冷媒ポンプ（６）をオンとす
る。

なお上記実施例では、制御装置αりにより、冷媒ポンプ
（６）をオン・オフ制御する例について述べたが、オン
・オフさせるかわりに、液面の位置によって冷媒ポンプ
（６）の回転数を増減させる速度制御を行うようにして
も良い。また、液面計θ枠は第８図では凝縮器（２）内
に取り付けているが、液面が波立つときは、第４図に示
すように凝縮器（２）の側面に連通管に）を設け、この
な°かに液面計（ト）を取り付ければ、波立ちによる影
響を解消することができ当該装置の冷媒蒸気を冷却して
冷−液にする凝縮器内に配設された液面針と、この液面
計の検出信号に応じて当該冷媒液の液面が所定レベルよ
り下らないように当該凝縮器内の冷媒液を送出する冷媒
ポンプの動作を制御する制御装置を備えたことを特徴と
するもので、冷媒ポンプが冷媒蒸気を吸入することがな
く従って蒸気吸入に伴う不都合が解消する効果が得られ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の吸収式ヒートポンプ装置のブロック図、
第２図は吸収式ヒートポンプの動作点を温度−圧力−濃
度線図上に示した図、第８図はこ６　　の考案の一実施
例のブロック図、第４図はこの萼秦−の他の実施例の凝
縮器を示す図である。 図において（１）は発生器、（２）は凝縮器、（３）は
蒸発器、（４）は吸収器、（６）は冷媒蒸気管、（６）
は冷媒（昇圧）ポンプ、”　（７）は冷媒液管、（８）
は冷媒蒸気管、（９）は溶液（昇圧）ポンプ、（へ）は
熱回収熱交換器、ｏ珍は濃溶液管、（２）は希溶液管、
（至）は液面計、（２）は制御装置、（転）は連通管で
ある。 なお、図中、同一符号はそれぞれ同一、又は相当部分を
示す。 代理人　葛野信−（外１名） 第１図 第２図 １１　　　　　　　　　　　　１２　　　　　　　　　
１３第：３図 第４図 手続補正書（自発） 特許庁長官殿 １、事件の表示　　　　特願昭３６−１１１１８１号２
、発明の名称 吸収式ヒートポンプ ３、補正をする者 明細書の発明の詳細な説明の欄および図面６、　補正の
内・容 （１）明細書の第８頁、第１行の「スプレー」を「ノズ
ル」と訂正する。 （２）同、第４頁、第７行の「冷媒浮気管」を「冷媒蒸
気管」と訂正する。 （３）図面の第２図を別紙のとおり訂正する。 以上 ７、　添付書類の目録 （１）図面（第２面）　　　　　　　　１通以上 第２図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）吸収式ヒートポンプ装置において、当該装置の冷
   媒蒸気を冷却して冷媒液にする凝縮器内に配設された液
   面計と、この液面計の検出信号に応じて当該冷媒液の液
   面が所定レベルより下らないように当該凝縮器内の冷媒
   液を送出する冷媒ポンプの動作を制御する制御装置を備
   えたことを特徴とする吸収式ヒートポンプ。
2. （２）凝縮器の側面に連通管を設け、このなかに液面計
   を配設せる構成としたことを特徴とする特許請求の範囲
   第１項記載の吸収式ヒートポンプ。
3. （３）冷媒ポンプの動作状態の制御の態様が、当該冷媒
   ポンプの駆動用モータのオン・オフ制御、または回転速
   度を制御するものである特許請求の範囲第１個記載の吸
   収式ヒートポンプ。