JPS5824029A

JPS5824029A - 杭打機

Info

Publication number: JPS5824029A
Application number: JP12330181A
Authority: JP
Inventors: Saburo Kiyokawa; 清川　三郎
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1981-08-06
Filing date: 1981-08-06
Publication date: 1983-02-12

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、重錘を上昇せしめるに圧油、水などの液体を
用い、重錘が下降するときは自重で落下し鉄床を撃打し
、該鉄床下部に配した杭頭を圧入せしめる液圧吊上自重
落下式の杭打機に関するものである。

一般に、油圧式の杭打機は、騒音公害が少なくて杭の打
込支持力も比較的良好であるため、現状では多く用いら
れるが、それでもなお問題を有している。すなわち、打
込支持力の点からみれば打撃式の方が良いが、油圧押込
式のものでは油圧力を大きく必要とするので装置も大型
化する傾向にあり、また重錘を油圧操作にて所定高さま
で吊り上げ、自重で落下させる場合も圧油の抜き方に技
術的困難を伴うので実用性のある装置が出現するに至っ
ていない。

そこで本発明は、重錘を液圧で吊り上げ以後自重で落下
させ杭頭を打撃することにより杭を打込む方式を実用的
にしたもので、重錘を液圧の操作にて吊り上げた後、重
錘を自１鷹落下にて急激に降下させる際、液圧の入換え
をなすことによって可能ならしめたものである。

以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。第１
図において、１は防音カバーを兼ねるアウターケーシン
グ、２は該アウターケーシング１の外側部においてリー
ダーマスト３のガイドレール４をチャックして上下動す
る把持部５．５の昇降案内装置である。６はシリンダで
アウターケーシング１に固定され、その下端に鉄床７を
有し、該鉄床７の下部には杭８が衝接される。シリンダ
６はその略中央部と上端部にシール９，１０を有すると
共に、このシール９，１０に接して給液口１１．１１’
をそれぞれ設け、このシール９・１０間のシリンダ６内
に密嵌合するピストン１２を略中央部に備えたラム１３
’、１３〃からなるハンマ１６を係合せしめ、上方のラ
ム１３’ハシール９と、下方のラム１３“はシール１０
とそれぞれ液密的に係合する。したがって、ピストン１
２の上方でラム１５′とシリンダ６との間には作動室１
４が、またピストン１２の下方でラム１５“とシリンダ
６との間には作動室１５がそれぞれ形成されるから、下
方の作動室１５に液体を送給するとピストン１２は上昇
し、ピストン１２と一体であるハンマ１５が上昇する。

このときハンマ１５はシリンダ６０頭部から突出してア
クタ−ケーシング１の上方内部空間に伸延する。そこで
、ピストン１２が上死点に達した状態で作動室１５の圧
液を抜けばピストン１２とハンマ１５は自重で落下する
ので、給液口１１，１１’を結ぶ圧液管１６．１６’を
設け、該圧液管１６．１６’に二位置切換弁１７を介し
てアウターケーシング１内に導いた排液管１８を連結す
る。排液管１８はチェックパルプ１９を介して液圧ポン
プＰに接続されている。２０はピストン１２が上昇する
際、作動室１５内における液体を排出するための排液管
で、第２図に示すように切換弁２１を介してタンク２２
に連通ずる。

第２図は上記ピストン１２が駆動される本発明に係る杭
打機の駆動回路を示している。同図において切換弁２５
は切換弁１７からパイロット管２４にて切換弁１７の圧
力を導き自動的に還流回路を構成する。

かくして、切換弁１７を操作し、作動室１５に圧液を供
給すると共に、切換弁２１が駆動し排液管１８を開くと
ピストン１２は上昇する。

ピストン１２が上死点に達すれば次に切換弁１７を操作
して作動室１５内の圧液を作動室１４に導くとラム１３
の自重でピストン１２が下死点に達し鉄床７を打撃する
。この場合に、ピストン１２はシール９，１０間におい
てのみ上下するので、作動室１５と作動室１４との総和
容積は常に一定であるから、作動室１５内の圧液は作動
室１４内に完全に収容される。そのため、切換弁２１が
排液管１８を閉じても作動室１５内の圧液を作動室１４
内に収容でき、しかもノ・ンマ１５は鉄床７を自重で打
撃することができる。

そして、ハンマ１５が鉄床７を打撃し終ると杭８は沈下
し、杭打機全体も把持部５，５とガイドレール４の作用
にてリーダーマスト３に沿って降下する。ついで切換弁
１７が操作されると作動室１５に再び圧液が導かれる一
方、作動室１４内の圧液は切換弁２１を経て排液管１８
からタンク２２に還流する。以後は前記同様の作動がく
り返され、杭８が連続打撃によって地中深く打込まれる
ものである。かくして、ピストン１２の下降に伴う作動
室１５の排液を作動室１４に導くこととすれば切換弁１
７を操作することで足りるから、排液の蓄圧タンクを用
意することなく、また操作も極めて単純化できる。なお
、切換弁１７．２１の操作は手動によるのもよいが、適
宜のタイマーなどを用いて制御すれば自動的な連続駆動
が可能であるのはいうまでもない。

しかして本実施例は単に本発明の基本的な−態様を示し
たものにすぎず、したがって本発明の要旨を逸脱しない
範囲において種々設計変更又は付加変更がありうること
はまたいうまでもないところである。

以上記載した本発明によると、ハンマの落下時に排液の
蓄圧タンクを要さず、壕だ操作も極めてシンプルになる
ことは勿論、自重にて落下するハンマはシリンダと液密
的に係合するラムとして形成するから、ラムの重量さえ
勘案すればその直径を小さくすることも可能であり、し
たがってハンマとシリンダの小型化が図れる。

更にこのように小型化しうろことにより、シリンダとラ
ムとの液密封止が極めて容易かつ強固になされ、圧液の
効果的な利用ができる。また、ハンマやピストンの内部
に液路又はスプール弁等が内設されることがなく、また
上下の作動室がピストンの移動によってその容積相を常
に一定に保つ一方、ハンマの打撃時において、下方の作
動室内の圧液が上方の作動室に導かれることとなり、圧
液の回収路が短くて液抜きに要する時間の短縮化が図れ
るので、所定時間内における打撃回数も多くなる。そし
て、装置全体としても構造的に極めて単純化される一方
、シリンダとアウターケーシングとの間の空間部を大き
く取ることもできるから、防音効果を増大することがで
きる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示し、第１図は縦中央断面図
、第２図は回路構成図である。１・・・アウターケーシング　２・・・昇降案内装置３
・・・リーダーマスト　４・・・ガイドレール５・・・
把持部　　　　　６・・・シリンダ７・・・鉄床　　　
　　　８・・・杭９．１０・・・シール　　　１１．１１’・・・給液口
１２・・・ピストン　　　１３・・・ハンマ（７）９１３’、１３”　・・・ラム　　１４．１５・・・作動
室１６・・・圧液管　　　　１７．２１．２５・・・切
換弁１８・・・排液管特許出願人　　　　　清　川　三　部

Claims

【特許請求の範囲】

ピストンの両側に、ピストンの直径よりも若干小径でシ
リンダとの間に作動室を形成しうるラムを形成し、シリ
ンダに上記作動室を液密に封止するシールを設け、かく
して構成される上下の作動室に二位置切換弁を介して交
互に切換え得る給液口を設ける一方、上方の作動室に排
液口を設けてなることを特徴とする杭打機。