JPS5821881B2 - 安定な農薬乳剤の製法 - Google Patents
安定な農薬乳剤の製法Info
- Publication number
- JPS5821881B2 JPS5821881B2 JP49133140A JP13314074A JPS5821881B2 JP S5821881 B2 JPS5821881 B2 JP S5821881B2 JP 49133140 A JP49133140 A JP 49133140A JP 13314074 A JP13314074 A JP 13314074A JP S5821881 B2 JPS5821881 B2 JP S5821881B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- emulsion
- producing
- stable agrochemical
- producing stable
- agrochemical emulsion
- Prior art date
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- Expired
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- Emulsifying, Dispersing, Foam-Producing Or Wetting Agents (AREA)
- Colloid Chemistry (AREA)
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、安定な性状を与える農薬乳剤の製法に関する
ものである。
ものである。
詳しくは活性成分として、有機燐系殺虫成分または有機
砒素系殺菌成分を含有する農薬乳剤の製造にさいし、貯
蔵安定剤としてアセトンまたはメチルエチルケトン類を
、当該乳剤全量に対し０．３〜５重量％添加することな
特徴とする、貯蔵中の安定性が改良された農薬乳剤の製
法に関する。
砒素系殺菌成分を含有する農薬乳剤の製造にさいし、貯
蔵安定剤としてアセトンまたはメチルエチルケトン類を
、当該乳剤全量に対し０．３〜５重量％添加することな
特徴とする、貯蔵中の安定性が改良された農薬乳剤の製
法に関する。
従来から、０・０−ジメチル０−４−ニトロ−ｍ−）リ
ルホスホロチオネート（ＭＥＰ）、０・０−ジエチル０
−２−イソプロピル−４−メチル−６−ピリミジニルホ
スホロチオネート（ダイアジノン）、０・０−ジメチル
０−２・２−ジクロロビニルホスフェート（ＤＤＶＰ）
、０・０−ジメチル５−Ｃ１・２−ビス（エトキシカル
ボニル）エチル〕ホスホロチオロチオネート（マラソン
）、メタンアルシンビスラウリルスルフィド（ＭＡＬＳ
）、３・４−ジクロロプロピオンアニリド（Ｄ ＣＰ
Ａ）など多種の有機合成化合物を活性成分とする殺虫乳
剤、殺菌乳剤、除草乳剤が使用されてきた。
ルホスホロチオネート（ＭＥＰ）、０・０−ジエチル０
−２−イソプロピル−４−メチル−６−ピリミジニルホ
スホロチオネート（ダイアジノン）、０・０−ジメチル
０−２・２−ジクロロビニルホスフェート（ＤＤＶＰ）
、０・０−ジメチル５−Ｃ１・２−ビス（エトキシカル
ボニル）エチル〕ホスホロチオロチオネート（マラソン
）、メタンアルシンビスラウリルスルフィド（ＭＡＬＳ
）、３・４−ジクロロプロピオンアニリド（Ｄ ＣＰ
Ａ）など多種の有機合成化合物を活性成分とする殺虫乳
剤、殺菌乳剤、除草乳剤が使用されてきた。
これらの乳剤は活性成分に有機溶剤および乳化剤を添加
し、混合溶解して乳剤とされ、使用に際しては水で希釈
して乳化液とし、被対象物に散布されている。
し、混合溶解して乳剤とされ、使用に際しては水で希釈
して乳化液とし、被対象物に散布されている。
しかしながら、ＭＥＰ、ダイアジノン、ＤＤｖｐ、マラ
ソン、ＭＡＬＳｌＤＣＰＡなどを活性成分として含有す
るこれまでの乳剤は、使用される活性成分の原料の品質
変動や乳剤そのものを長期間貯蔵した場合、乳剤中に沈
澱物が生じる欠点があった。
ソン、ＭＡＬＳｌＤＣＰＡなどを活性成分として含有す
るこれまでの乳剤は、使用される活性成分の原料の品質
変動や乳剤そのものを長期間貯蔵した場合、乳剤中に沈
澱物が生じる欠点があった。
このような乳剤を水で希釈して乳化液とした場合には、
沈澱物がエマルジョンとなりにくく、散布用のノズルを
つまらせる原因となる。
沈澱物がエマルジョンとなりにくく、散布用のノズルを
つまらせる原因となる。
また、ノズルがつまらなくても均一なエマルジョンにな
りにくいので散布むらができ、有用植物に対する薬害の
原因や効果の低下の原因となる。
りにくいので散布むらができ、有用植物に対する薬害の
原因や効果の低下の原因となる。
また、乳剤中に沈澱物を生じること自体品質粗悪の原因
となり、外観上も好ましくない。
となり、外観上も好ましくない。
従来、ＤＤＶＰ、マラソンなどの有機燐剤を含有する乳
剤の乳化安定性を改良する方法として、２０℃における
溶解度が水１００グに対し、０．２〜１５グである脂肪
族アルコール（イソアミルアルコールなど）または芳香
族アルコール（ベンジルアルコールなど）を０．５〜４
％添加する方法が知られている（特公昭４８−６４３８
号公報）。
剤の乳化安定性を改良する方法として、２０℃における
溶解度が水１００グに対し、０．２〜１５グである脂肪
族アルコール（イソアミルアルコールなど）または芳香
族アルコール（ベンジルアルコールなど）を０．５〜４
％添加する方法が知られている（特公昭４８−６４３８
号公報）。
しかしながら、この方法は乳剤を水で希釈した場合の乳
化安定性は優れているが乳剤そのものを長期間に亘って
貯蔵した場合、活性成分が乳剤中に析出するなど安定性
が悪く使用することができなかった。
化安定性は優れているが乳剤そのものを長期間に亘って
貯蔵した場合、活性成分が乳剤中に析出するなど安定性
が悪く使用することができなかった。
そのうえ、この方法は活性成分が有機燐系殺虫剤に限定
されるなど適用範囲が狭いという欠点を有している。
されるなど適用範囲が狭いという欠点を有している。
本発明者らは、このような欠点のない農薬乳剤の製造に
ついて種々検討した。
ついて種々検討した。
その結果、アセトンまたはメチルエチルケトンを従来の
乳剤に少量添加することにより、乳剤中の沈澱を防止し
、長期に亘って安定な農薬乳剤が得られることを見出し
た。
乳剤に少量添加することにより、乳剤中の沈澱を防止し
、長期に亘って安定な農薬乳剤が得られることを見出し
た。
本発明において、乳剤の安定剤として使用される前記ケ
トン類は、乳剤中の沈澱物の防止効果を有するのみなら
ず、乳剤そのものの長期間に亘る貯蔵中の安定性効果を
賦与し、またこのような乳剤は、水で希釈して実際に散
布する場合にも、均一なエマルジョンとすることができ
るので、散布むらや薬害もなく安定した防除効果が期待
できる。
トン類は、乳剤中の沈澱物の防止効果を有するのみなら
ず、乳剤そのものの長期間に亘る貯蔵中の安定性効果を
賦与し、またこのような乳剤は、水で希釈して実際に散
布する場合にも、均一なエマルジョンとすることができ
るので、散布むらや薬害もなく安定した防除効果が期待
できる。
本発明において農薬乳剤の安定剤として添加さ：れるア
セトンおよびメチルエチルケトンの添加量は乳剤全量に
対して０．３〜５重量％で効果があり、最適には１〜２
重量％添加することが好ましい。
セトンおよびメチルエチルケトンの添加量は乳剤全量に
対して０．３〜５重量％で効果があり、最適には１〜２
重量％添加することが好ましい。
また本発明の安定な農薬乳剤の製造に際して使用される
乳化剤は、通常乳剤の製造に使用されている陰イオン型
界面活性剤や非イオン型界面活性剤が使用される。
乳化剤は、通常乳剤の製造に使用されている陰イオン型
界面活性剤や非イオン型界面活性剤が使用される。
次に、本発明の方法により製造された農薬乳剤の安定性
を試験例により具体的に説明する。
を試験例により具体的に説明する。
試験例
所定の試験条件により製造した乳剤１００ｍ１を褐色細
目ビンに入れ、密栓して常温で１年間放置した後、乳剤
中の沈澱物量を測定し、その指標により効果を表示した
。
目ビンに入れ、密栓して常温で１年間放置した後、乳剤
中の沈澱物量を測定し、その指標により効果を表示した
。
その結果は次の第１表および第２表のとおりである。
効果の指標
＋＋＋：沈澱が多量に認められる（散布不可能）＋：沈
澱がかなり多く認められる（散布不可能）＋：沈澱がわ
ずかに認められる ±：沈澱がほとんど認められない ｍ：沈澱が全黙認められない 上記の試験例から明らかなように、本発明の方法により
製造された乳剤は、アセトン、メチルエチルケトンを添
加しない場合に比較し、はるかに安定な乳剤であること
がわかる。
澱がかなり多く認められる（散布不可能）＋：沈澱がわ
ずかに認められる ±：沈澱がほとんど認められない ｍ：沈澱が全黙認められない 上記の試験例から明らかなように、本発明の方法により
製造された乳剤は、アセトン、メチルエチルケトンを添
加しない場合に比較し、はるかに安定な乳剤であること
がわかる。
Claims (1)
- １ 活性成分として、有機燐系殺虫成分または有機砒素
系殺菌成分を含有する農薬乳剤の製造にさいし、貯蔵安
定剤としてアセトンまたはメチルエチルケトン類を、当
該乳剤全量に対して０．３〜５重量％添加することを特
徴とする安定な農薬乳剤の製法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP49133140A JPS5821881B2 (ja) | 1974-11-21 | 1974-11-21 | 安定な農薬乳剤の製法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP49133140A JPS5821881B2 (ja) | 1974-11-21 | 1974-11-21 | 安定な農薬乳剤の製法 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13522782A Division JPS5844641B2 (ja) | 1982-08-04 | 1982-08-04 | 安定な農薬乳剤の製法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5159778A JPS5159778A (en) | 1976-05-25 |
| JPS5821881B2 true JPS5821881B2 (ja) | 1983-05-04 |
Family
ID=15097675
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP49133140A Expired JPS5821881B2 (ja) | 1974-11-21 | 1974-11-21 | 安定な農薬乳剤の製法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5821881B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110663685B (zh) * | 2019-10-23 | 2021-10-12 | 扬州大学 | 一种介孔二氧化硅负载ppte的纳米农药制剂 |
-
1974
- 1974-11-21 JP JP49133140A patent/JPS5821881B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5159778A (en) | 1976-05-25 |
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