JPS5821261Y2

JPS5821261Y2 - テレビジョン受像機

Info

Publication number: JPS5821261Y2
Application number: JP1976076986U
Authority: JP
Inventors: 細谷満; 飯田幹夫
Original assignee: ソニー株式会社
Priority date: 1976-06-11
Filing date: 1976-06-11
Publication date: 1983-05-06
Also published as: JPS52168522U

Description

【考案の詳細な説明】本考案は、テレビジョン受信信号とビデオテープレコー
ダ等からの外部信号とを切換えて受像管に送るためのモ
ード切換装置付きのテレビジョン受像機に関する。

この種のテレビジョン受像機の従来例を第１図に示す。

この第１図において、一般のテレビジョン放送のＴＶ信
号は、アンテナ１で受信され、チューナ２と選局装置３
とで選局され、中間周波増幅器４で増幅され、ビデオ検
波器５で検波されて、切換スイッチ８の切換端子ａおよ
び外部出力端子０１に印加される。

切換スイッチ８が端子ａに切換えられているときには、
前記ビデオ検波器５からのＴＶ信号が、ビデオ増幅器６
を経て受像管（ＣＲＴ）７に印加される。

切換スイッチ８は、端子ａに印加される前記ＴＶ信号と
、端子すに印加される外部信号とを切換えるためのもの
で、外部信号としては一般にビデオテープレコーダ（Ｖ
ＴＲ）やテレビカメラ等からの信号が用いられる。

図ではＶＴＲの場合を示しており、切換端子すは外部入
力端子０２を介してＶＴＲ９の出力端子に接続される。

また外部出力端子０１はＶＴＲ９の入力端子に接続され
る。

チューナ２は電圧制御型のものであり、内部のりアクタ
ンス素子（たとえばパリキャップ）２０の端子間に加え
る電圧を変えることにより、所定周波数のチャネルを選
択できるようになっている。

選局装置３は、チューナ２の素子２０に、選択すべきチ
ャネルに応じた電圧を印加するためのもので、選局用ス
イッチ３０１，３０２．・・・、スイッチングトランジ
スタ３１１，３１２．・・・２選局電圧プリセット用可
変抵抗５３２１，３２２．・・・選局チャネル表示用ネ
オンランプ３３１，３３２゜・・・、ダイオード３４１
，３４２．・・・、および選局用ＩＣ３０等から構成さ
れている。

この選局用ＩＣ３０は、端子Ｃに所定電圧（たとえば＋
ＢＬ電源電圧）が印加されているとき、各スイッチング
トランジスタ３０１，３０２．・・・、を１個づつ順次
ＯＮＬ、てゆくものであり、たとえばパルス発生器３１
、カウンタ回路３２、デコーダ回路３３等で構成されて
いる。

これはリングカウンタ回路を用いても構成できる。

選局動作について説明すると、まず任意のチャネル、た
とえば第１番目のチャネルが選局されているときには、
第１のトランジスタ３１１のみがＯＮ状態で、他のトラ
ンジスタ３１２等はＯＦＦ状態である。

このとき各可変抵抗６３２１，３２２゜・・・の出力電
圧は、可変抵抗器３２１のみがプリセットされた所定電
圧で最も低く、他の可変抵抗器３２２等はすべて十ＢＨ
電源電圧である。

したがってダイオード３４１のみが導通で、他のダイオ
ード３４２等は非導通であり、チューナ２の可変リアク
タンス素子２０には、可変抵抗器３２１からの所定のプ
リセット電圧が印加されている。

このときネオンランプ３３１のみが点灯し、他のネオン
ランプ３３２等はすべて消灯している。

また点Ａ１点Ｃの電圧はともにほぼ零である。

次に他の所望チャネル、たとえば第２番目のチャネルの
スイッチ３０２をＯＮすると、トランジスタ３１２はＯ
ＦＦ状態にあるため、十ＢＨ電源電圧が可変抵抗器３２
２およびスイッチ３０２を介して点Ａに印加される。

この点Ａは抵抗３４、ダイオード３５を介し＋ＢＬ電源
（＋ＢＬ＜＋ＢＨ）に接続されているため、Ｃ点にはほ
ぼ＋ＢＬ電源電圧が印加される。

このとき選局用ＩＣ３０が動作して、スイッチングトラ
ンジスタ３１１．３１２゜・・・を順次１個づつＯＮさ
せる。

このＯＮ動作の推移時間は約０．７ｍｓ程度であり
、人間の手動操作によりスイッチ３０２をＯＮＬ、でい
る時間よりも充分短かいから、すべてのトランジスタ３
１１゜３１２、・・・が少なくとも１度ＯＮすることが
できる。

このようにしてスイッチ３０２をＯＮＬ、ている間にト
ランジスタ３１１等が順次ＯＮしてゆき、スイッチ３０
２に並列接続されたトランジスタ３１２がＯＮＬ、たと
き、点Ａの電圧が零となり、点Ｃの電圧も零となる。

したがって選局用ＩＣ３０の動作は停止し、トランジス
タ３１２がＯＮの状態で保持され、第２番目のチャネル
が選択される。

このようなＴＶ受像機の操作部の一例を第２図に示す。

チャネル選択用の操作ボタン２０１゜２０２、・・・は
、たとえは自動復帰する押ボタンであり、第１図の各ス
イッチ３０１，３０２．・・・に対応している。

すなわち操作ボタン２０１．２０２゜・・・の所望の１
個を抑圧操作すると、スイッチ３０１゜３０２、・・・
の対応する１個がＯＮする。

チャネル表示部２３１．２３２．・・・の背後には第１
図のネオンランプ３３１，３３２．・・・が配置され、
選局されたチャネルを表示する。

これら操作ボタン２０１．２０２．・・・、チャネル表
示部２３１゜２３２、・・・および図示しないがパワー
スイッチ、音量調節ボタン等は、頻繁に使用されるため
、ＴＶ受像機の正面側部等に露出して配置されるのに対
し、使用の頻度が少ないボタン等は蓋等で覆われたり、
ＴＶ受像機の側板や裏板の一部等に配置されることが多
い。

これは主として外観上の美感を高めるのに有効だからで
ある。

第２図では破線で囲った部分２００が蓋により覆われる
。

この部分２００には、第１図の選局電圧プリセット用可
変抵抗器３２１，３２２．・・・に対応するプリセット
ツマミ２２１，２２２．・・・、第１図の切換スイッチ
８に対応するスライドスイッチ２８等が配置される。

ところがチャネル選択用操作ボタン２０１，２０２゜・
・・と、ＴＶ受信モードとＶＴＲ再生モードとを切換え
るスイッチ２８とが分離して配置され、操作形態も異な
っているため、操作性が悪いという欠点がある。

たとえばＶＴＲを接続せずに使用する場合では、モード
切換用のスイッチ２８がＶＴＲ側に切換えられていると
、チャネル選択用操作ボタン２０１，２０２．・・・を
操作してもＴＶ受信画像が画面に表われない。

このような場合に、スイッチ２８が蓋等でかくされてい
たとすると、使用者がＴＶ受像機の故障と誤認すること
がある。

また、ＶＴＲを接続して使用する場合には、モード切換
操作とチャネル切換操作との操作形態が異なるため操作
性が悪く、ＶＴＲ再生からＴＶ受信の任意のチャネル選
択への移行等が面倒である。

本考案はこのような実情に鑑みてなされたもので、モー
ド切換えの操作性が高く誤操作が生じにくいテレビジョ
ン受像機の提供を目的とする。

以下本考案に係る好ましい実施例について図面を参照し
ながら説明する。

第３図は一実施例としてのＴＶ受像機の回路図、第４図
は該ＴＶ受像機の操作部の正面図を示すものであり、前
記した第１図および第２図と同等の部分には同一の番号
を付し説明を省略する。

まず第３図において、ビデオ検波器５からのＴＶ信号は
、外部出力端子０１およびゲート回路８１の入力端子に
印加される。

外部入力端子０２からの外部信号（図ではＶＴＲ信号）
はゲート回路８２の入力端子に印加される。

これらゲート回路８１．８２はともにビデオ増幅器６を
介しＣＲＴ７に接続される。

また、外部機器であるＶＴＲ９の入出力端子はそれぞれ
端子０１，０２に接続される。

各ゲート回路８１．８２の制御端子には、モード（ＴＶ
／ＶＴＲ）切換回路１０からのモード切換信号が印加さ
れる。

このモード切換回路１０は、互いに逆相のモード切換信
号を出力するフリップフロップ（以下ＦＦと称す）１１
、このＦＦ１１を反転動作させるためのトリガ信号を与
えるスイッチ１２、ＴＶ固定とＴＶ／ＶＴＲ切換のいず
れかを選択する切換スイッチ１３、およびモード表示用
ネオンランプ１４１．１４２等を備えている。

なおスイッチ１２がＦＦ１１に与えるトリガ信号は、た
とえばリモコン操作部等を用い遠隔地から送ることも可
能である。

このＴＶ受像機の操作部は、たとえば第４図のように構
成される。

チャネル選択用操作ボタン２０１．２０２．・・・、チ
ャネル表示部２３１，２３２゜・・・、および同調ツマ
ミ２２１，２２２．・・・等は前述した第２図と同様で
あるため説明を省略する。

チャネル選択用操作ボタン２０１，２０２．・・・の列
の所定位置、たとえば上部の位置には、モード選択用操
作ボタン１２０が配置される。

この操作ボタン１２０はたとえば自動復帰する押ボタン
であり、前記スイッチ１２に対応する。

なおこれら操作ボタン１２０，２０１，２０２．・・・
とじて、タッチスイッチの接触電極等を用いることも可
能である。

前記モード選択用操作ボタン１２０の近傍には、ＴＶモ
モ−表示部１２１、およびＶＴＲモード表示部１２２が
配置され、これら表示部１２１．１２２の背後には前記
ネオンランプ１４１゜１４２がそれぞれ配置される。

さらに蓋で覆われる部分２００の所定位置には、ＴＶ固
定とＴＶ／ＶＴＲ切換とのいずれかを選択するスライド
スイッチ１３０が配置される。

このスライドスイッチ１３０は前記切換スイッチ１３に
対応するものである。

以下動作を説明すると、まずスライドスイッチ１３０を
ＴＶ固定側に移動させると、第３図のスイッチ１３は端
子ａ側に切換わり、常に十Ｂ電圧がゲート回路８１の制
御端子に印加される。

ＦＦ１１は電源供給がないため動作しない。

したがってゲート回路８１のみが導通して、ビデオ検波
器５からのＴＶ信号をビデオ増幅器６を介してＣＲＴ７
に伝達する。

このときモード切換用操作ボタン１２０を操作してスイ
ッチ１２をＯＮＬ、てもＦＦ１１は動作せず、ＴＶ受信
モードが固定された状態にある。

これはＶＴＲを接続せずに、ＴＶ受信のみを行なう場合
には最適である。

次にスライドスイッチ１３０をＴＶ／ＶＴＲ切換モード
側に移動させると、スイッチ１３は端子すに切換わり、
十Ｂ電源電圧がＦＦ１１に印加される。

このとき抵抗１１３、コンデンサ１１４の時定数回路の
ためＥ点電圧は、Ｄ点電圧に比べて、立上りが遅れる。

このためトランジスタ１１２が先にＯＮＬ、、Ｅ点電圧
は低下してトランジスタ１１１がＯＦＦとなり、Ｄ点電
圧はほぼ十Ｂ電源電圧となる。

このＤ点電圧は、ダイオード１５１を介し、モード切換
信号としてゲート回路８１の制御端子に印加される。

したがってビデオ検波器５からのＴＶ信号がゲート回路
８１を介し、ビデオ増幅器６に送られる。

またこのときトランジスタ１４３がＯＮして、ＴＶモモ
−表示用ネオンランプ１４１が点灯する。

このようにＦＦ１１のトランジスタ１１１がＯＦＦ。

１１２がＯＮの状態にあるとき、操作ボタン１２０を操
作してスイッチ１２をＯＮすると、Ｆ点がコンデンサ１
２２、抵抗１２３の並列回路を介し接地される。

Ｆ点の電圧は、コンデンサ１２２に流れ込む電流により
変動するが、はぼ抵抗１２３と１２４とで十Ｂ電源を分
圧した値となる。

Ｄ点電圧はほぼ十Ｂ電源電圧であったため、ダイオード
１５３が導通し、Ｄ点電圧はＦ点電圧にまで下降する。

コンデンサ１１５は十Ｂ電源により充電されているため
、トランジスタ１１２のベース電圧はＤ点電圧よりもほ
ぼ十Ｂ電圧分だけ低くなり、負電圧となる。

このときトランジスタ１１２はＯＦＦし、Ｅ点電圧が上
昇してトランジスタ１１１がＯＮする。

操作ボタン１２０の操作（抑圧等）を停止すれば、スイ
ッチ１２は自動復帰してＯＦＦ状態になるため、Ｅ点電
圧はほぼ十Ｂ電源電圧となり、このＥ点電圧がダイオー
ド１５２を介してゲート回路８２の制御端子に印加され
る。

したがってＶＴＲ９からのＶＴＲ信号がゲート回路８２
を介してビデオ増幅器６に送られる。

またこのときトランジスタ１４４がＯＮして、ＶＴＲモ
ード表示用ネオランプ１４２が点灯する。

この回路１０において、トリガ信号が入力される点Ｆに
は比較的大容量のコンデンサ１２１が接続されているた
め、ＣＲＴ管内放電等により生ずるインパルス電圧が吸
収され、誤動作が防止できる。

また十Ｂ電源の変動はコンデンサ１２５により補償され
る。

なお各抵抗１１３，１１７．・・・の抵抗値Ｒ１１３＋
Ｒ１１７＋・・・、および各コンデンサ１１４゜１
１５、・・・の容量値Ｃ１１４＋Ｃ１１５、・・・を
例示すると、Ｒ１１３＝１８１．Ｒ１１□＝１００（
１，Ｒ１１８＝８２１．Ｒ１１３＝１ＯＯＫ、Ｑ＋
Ｒ１２４＝１００にβ・Ｃ１１，＝１０μＦ・
Ｃ１１５・Ｃ１１６＝０・００５μＦ、Ｃ１２１＝０．
０１μＦ、Ｃ１２□＝１０μＦ、Ｃ，□。

＝１０μＦである。

ゲート回路８１．８２としては、たとえば第５図のよう
な回路が用いられる。

これらゲート回路８１．８２の各抵抗８１２，８１３．
・・・の抵抗値Ｒ８１□ｔＲ８１３＋・・・、および
各コンデンサ８１５゜８１６、・・・の容量値Ｃ８１６
，Ｃ８１６，・・・を例示すれば箋Ｒ８１２・Ｒ８２２
−１０００８・Ｒ８１３・Ｒ８２３−３３にβ＋Ｒ８
１４＝ＩＯＫβ、Ｒ８□４＝１２Ｋ／？、Ｃ８，
、。

Ｃ８２５＝４．７μＦ、Ｃ８，６，Ｃ８□６＝１０μ
Ｆである。

いまこれらゲート回路８１．８２に前述のＦＦ１１のＤ
点、Ｅ点を、ダイオード１５１．１５２を介さずに接続
した場合について第６図を参照しながら考えてみる。

まず第４図のＦＦ１１のトランジスタ１１１がＯＦＦで
、トランジスタ１１２がＯＮの定常状態にあるときには
、Ｄ点電圧がほぼ十Ｂ、Ｅ点電圧がＯ（接地電圧）にあ
る。

このとき第５図のゲート回路８１の８１点電圧（トラン
ジスタ８１１のベース電圧）は所定電圧ＶＢＩ（はぼ抵
抗８１４の分電圧に相当）にある。

各コンデンサ８１５゜８１６にはそれぞれほぼ抵抗８１
３，８１４に応じた分電圧が印加され、所定の電荷が蓄
積される。

ゲート回路８２の８２点電圧（トランジスタ８２１ノヘ
ース電圧）は０であり、各コンデンサ８２５゜８２６の
蓄積電荷もＯである。

この状態でＦＦ１１が反転動作すると、Ｄ点電圧が０、
Ｅ点電圧がほぼ十Ｂになる。

このときゲート回路８１では、コンデンサ８１５および
８１６の蓄積電荷の放電が行なわれるが、Ｒ８１２がＲ
８１３、Ｒ８１４より小である（１／１０以下）ため、
コンデンサ８１５の電荷は抵抗８１２を介して比較的急
激に放電する。

したがって８１点電圧はいったん負となり、次にコンデ
ンサ８１５と抵抗８１３の閉回路により電圧０に向かっ
て比較的ゆるやかに回復する。

一方ゲート回路８２では、抵抗８２２゜８２３（および
コンデンサ８２５）を介しコンデンサ８２６に充電され
８２点電圧は比較的ゆるやかに所定電圧ＶＢ２まで上昇
する。

したがってこれらＢｌ、Ｂ２点の電圧変化は第６図のよ
うになり、トランジスタ８１１と８２１との動作が正確
に逆相とならず、出力抵抗６１を流れる電流Ｉｃに変動
が生じ、これがビデオ増幅器６等に影響を与える。

このため、ビデオ信号では黒の直流レベルが瞬時上がり
過渡的にビーム電流が流れて両開が明るくなったり、オ
ーディオ信号では直流レベル変動によりスピーカ雑音が
生じたりする。

ここで点り、Ｅからゲート回路８１．８２までの間にそ
れぞれダイオード１５１，１５２を挿入接続することに
より上記過渡現象をおさえ（第６図破線参照）、上記悪
影響を防いでいる。

以上の説明から明らかなように、ＶＴＲを接続せずにＴ
Ｖ受信のみを行なう場合は、スライドスイッチ１３０を
ＴＶ固定側にしてスイッチ１３を端子ａに切換えておく
と、モード切換用操作ボタン１２０の操作に無関係に常
にＴＶ受信モードが得られる。

またＶＴＲを接続する場合には、スライドスイッチ１３
０をＴＶ／ＶＴＲ切換モード側に移動してスイッチ１３
を端子すに切換えることにより、モード切換用操作ボタ
ン１２０を操作して容易にＴＶ受信とＶＴＲ再生のモー
ド切換えが行なえる。

このモード切換えはチャネヌ選択と同様の操作形態で行
なえ、操作性が極めて良好である。

さらに切換えられたモードは表示部１２１゜１２２で表
示され、誤認が生じない。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は従来例を示し、第１図は回路図、
第２図は操作部の正面図、第３図および第４図は本考案
に係る実施例を示し、第３図は回路図、第４図は操作部
の正面図、第５図はゲート回路の一例を示す回路図、第
６図は第５図の動作を説明するための波形図である。２・・・・・・チューナ、３・・・・・・選局装置、２
０１．２０２゜・・・・・・・・・チャネル選択用操
作ボタン、１２０・・・・・・モード切換用操作ボタン
、１３０・・・・・・スライドスイッチ、１０・・・・
・・モード切換回路、１１・・・・・・フリップフロッ
プ。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

テレビジョン受像機の操作部に配列されたチャネル選択
用操作ボタンおよびモード切換用操作ボタンと、通常の
テレビジョン信号受信状態とモード切換可能な状態との
いずれかの状態を選択するスイッチと、このモード切換
可能な状態のとき前記モード切換用操作ボタンの操作に
応じて反転動作するフリップフロップと、このフリップ
フロップの出力により所定の信号を受像管に伝達するゲ
ート回路とを備えることを特徴とするテレビジョン受像
機。