JPS5821128B2 - 流体回転装置 - Google Patents

流体回転装置

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JPS5821128B2
JPS5821128B2 JP54003701A JP370179A JPS5821128B2 JP S5821128 B2 JPS5821128 B2 JP S5821128B2 JP 54003701 A JP54003701 A JP 54003701A JP 370179 A JP370179 A JP 370179A JP S5821128 B2 JPS5821128 B2 JP S5821128B2
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JP
Japan
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fluid
bearing
shaft
housing
protrusion
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丸山照雄
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Priority to DE3001432A priority patent/DE3001432C2/de
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Publication of JPS5821128B2 publication Critical patent/JPS5821128B2/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C17/00Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement
    • F16C17/10Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement for both radial and axial load
    • F16C17/102Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement for both radial and axial load with grooves in the bearing surface to generate hydrodynamic pressure

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Sliding-Contact Bearings (AREA)
  • Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)
  • Rotational Drive Of Disk (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は流体軸受によって支持される回転装置において
、流体軸受先端部を僅少量流体力学的に浮上させること
により、機械的接触部をなくし、摩耗を抹消した軸受構
造を提供するものである。
スラスト方向の位置規制を行うために、例えばラジアル
流体軸受と組み合わせた第1図の様な軸受構造は11次
の様な特長を有する。
■ 固定軸101の先端部に形成されたピボット軸受1
02には、ハウジング103の自重が加わるため、回転
時、静止時共に、ピボット軸受102は常に上端面10
4に圧着している。
ピボット軸受102は点接触であるために、回転負荷が
小さく、始動時低トルクで回転駆動出来る等の特長を有
する。
2 簡易な構成で、スラスト方向の位置規制が出来、例
えは、ラジアル流体軸受105と組み合わせる事により
、高精度な回転機能を得ることが出来る。
しかし、上記1,2の長所に対して、上記第1図の様な
プボット支持構造には次の様な短所が存在する。
例えば、高精度な回転機能が要求されるVTRシリンダ
等に、前記軸受構造を適用する場合、機械的な接触部で
あるピボット軸受102の先端部の長期使用後の摩耗が
問題となる。
VTRシリンダの場合、ピボット軸受102先端部の摩
耗によって、回転シリンダに設けられたヘッド位置(第
1図のH)が徐々に降下し、正確なトラッキングが必要
とされるテープ・ヘッド間の相対位置が変化してしまう
等が問題が生じる。
とくに、シリンダの場合、許容されるヘッド高さの経年
変化は、例えば、δ=3μ以内に収める必要がある。
その対策として、最も容易に考えられるのは、ピボット
軸受102及びその接触面に、耐摩耗性の優れた材質(
例えば、セラミック、超硬、宝石等)を組み合わせて、
用いる方法である。
しかし、長期にわたる連続駆動においては、上述の方法
でも、増々高精度化が要求されるVTRシリンダの仕様
を満足させる許容量内に摩耗量を減少させることは、コ
スト、量産側を考りよした場合多くの困難を抱えていた
他の対策として、ピボット軸受102の先端部と相対す
る面(上端面104)に円錐溝を構成して点接触ではな
く線で接触させることにより軸受面の接触面圧を減少さ
せる方法である。
しかし、この場合、固定軸101の軸芯と、ハウジング
103の軸芯を一致させることが部分製作、組立の点で
難かしかった。
円錐形状の輔と、ころがり軸受を用いたピボット軸受も
通常用いられているが、前述した円錐溝の場合と同様の
問題に加えて装置全体の構造が複雑化する等の難点があ
った。
以上の欠点を解決するものとして第2図に示すように回
転中、相対移動面が非接触の状態を保つようにスラスト
流体軸受のフランジ108の両面to9.iioに構1
1L112を形成し両面に発生ず油膜圧力でもってハウ
ジング103を中立状態で支持する流体軸受構造が考え
られる。
第2図の様な構造において、油膜発生のない静止時にお
いては、ハウジング103が自重によつ;て降下してお
りフランジの上面109と、相対面するハウジング10
3の面が密着状態となっているため、回転始動時、大き
な駆動トルクを必要とし、例えば、小型ダイレクト・ド
ライブモータを内蔵したVTRシリンダ等に、第2図の
様な軸受;構造を適用した場合、モータのパワー不足で
回転始動不能におちいる等のトラブルがあった。
また回転時におけるハウジング103のスラスト方向位
置はフランジの上面109、下面110に発生する油膜
圧力と、ハウジング103の自重;との平衡関係から決
まるが、装置の姿勢が変わると、自重の軸方向分力の大
きさが変化し、ハウジング103のスラスト方向位置が
変化しその結果、ハウジング103に設けられたヘッド
の軸方向の位置Hも変化することになる。
したがって、ポー・タダブルVTRのシリンダに、第2
図の流体軸受構造を適用した場合、上記ヘッド位置の軸
方向姿勢差は重大な欠陥となる。
VTRシリンダは、装置のコンパクト化、高記録密度化
によって、ますます高精度化する傾向にあり、例えば、
実施例に)おいて、上記ヘッド位置の軸方向姿勢差を2
μ以内に収める要望があった。
本発明は、従来の流体軸受構造にともなう上述した問題
点を解消するものであり、以下にその実施例を第3〜1
2図にもとづいて説明する。
第3図は、本発明の一実施例の原理を示す装置の基本構
成図で、1は固定軸、2は下部ベース、3はハウジング
、4はフランジ、5はハウジング3は固定軸1、フラン
ジ4の間に封じ込められた潤滑油である。
6は第1のスラスト軸受であるマ・イクログループ、7
はフランジ4の上端面、8は上端面7の裏面に形成され
た第2のスラスト軸受であるステップ軸受である。
上端面7は平担になっており、その中央部には微小径の
突出部9が設けられ、その表面にはスパイラルグループ
が形成されている。
この部分をマイクロ・グループと称することにする。
すきまδ2はステップ軸受8とその対向面間のすき間δ
3は突出部9の上端面7からの突出量である。
以下の図において、黒く塗りつぶした部分はマイクログ
ループの溝部(凹部)を示す。
第5図イ、唱こおいて、ステップ軸受8には、凹凸の溝
が形成されており、ロスのごとく、円周上等分に分割さ
れた凸部10、四部11(斜線の部分)が形成されてい
る。
さて、本実施例では、前述した圧力の発生個所である2
つの流体軸受から構成されており、その作用は次の通り
である。
(1)マイクロ・グループ軸受(第1のスラスト流体軸
受)マイクログループ6に形成されたスパイラルグルー
プは油清流体を中心部に、第4図の矢印Pのごとく流入
する作用を有し、スパイラル・グループのポンピンダ作
用とくさび効果によって圧力が発生する。
本実施例では、グループ径dが小さく、それゆえスラス
ト流体軸受としての有効面積が小さいため発生圧力とす
きまδ1の関係は第5図ハのごとく、鋭敏な特性となる
(2)スラスト・ステップ軸受(第2のスラスト流体軸
受) ステップ軸受8の場合も同様に、くさび油膜のせん断力
によって、圧力が発生する。
円周上の流体径路が、ステップ状に先細りの部分で正圧
、末広がりの部分で負圧が発する(図示せず)力\負圧
の絶対値は正圧根太きくならないので、全体としては正
荷重が得られる。
第5図におけるステップ軸受8は、Dlが大きいため、
すきま・圧力特性は、ニーのごとく、なだらかな曲線と
なる。
さて、ステップ軸受8に発生する圧力及びハウジング3
の自重:Wは、ハウジング3を矢印A(第4図)のごと
く下降させる作用を有するが、マイクログ遁−ブ6に発
生する圧力は、ハウジング3を矢印Bのごとく、浮上さ
せる作用を有する。
したがって、ハウジング3の絶対高さく第3図における
寸法H)は、前記両軸受の圧力と、ハウジング3の自重
Wが平衡する位置から決まることになる。
さて、本実施例の特徴を列記する。
と、下記の通りである。
1 回転始動時・低トルクである。
本装置の様な流体軸受構造においては、静止時には、油
膜圧力の発生がなくなるため、ハウジング3が下降して
、マイクログループ6の軸受面と対向面12が密着する
ことになる。
通常、密着状態のスラスト軸受を垂直状態において回転
始動するには、大きなトルクを必要とするが、本装置に
おいては、マイクログループ6の密着面積(及び外径d
)が小さく、回転負荷として影響を与えにくい回転中心
部に、僅少サイズで形成されている。
そのため、極めて低トルクで、回転始動出来る。
マイクロ・グループ軸受は、鋭敏な圧力のエツジで荷重
を支持する非接触のピボット軸受と考えてよい。
■ 非接触の状態で回転駆動出来るため、摩耗が少ない
マイクログループ6の面に形成されたスパイラルグルー
プによって、微少厚さの油膜面を形成させ、機械的に非
接触の状態で、回転駆動することが出来る。
そのため、本装置を長期使用後も、前述した機械的接触
部を有するピボット軸受102(第1図)の様な摩耗が
少ない。
また、マイクログループ6に形成される油膜の厚みは僅
少であるが、フランジ4の上端面1バスラスト支持に無
効な部分とすることが出来る。
それゆえ、マイクログループ6の突出量:δ3は十分に
大きくてよく、十分な量の潤滑油5をマイクログループ
6の外回部近傍に封じ込めることが出来るという点が、
本軸受構造の特徴である。
それゆえ、極めて好ましい潤滑条件を得ることが出来る
■ 回転部の軸方向高さを、高精度に規制出来る。
第3〜4図で示した本装置の特徴の一つは、軸受有効面
積の大きく異なる2つの軸受、即ち、「変位・圧力特性
」の大幅に異なる2つの流体軸受を組み合わせたという
点にあり、装置の姿勢による平衡位置の変化を僅少に出
来る。
極径小であるマイクログループ6の特性は、第5図ハの
ごとく、すきま:δ1が僅少の部分(δ1く△H)での
み大きな発生圧力があるが、それに対してステップ軸受
8の変位・圧力特性は、ニスのごとくなだらかである。
そのため、ハウジング3が平衡点から少し浮上してすき
ま:δ1が大きくなったとすれば、ステップ軸受8面の
圧力は、はとんど変化しないのにもかかわらず、マイク
ログループ6面の圧力は大幅に低下してしまう。
その結果、マイクログループ軸受6は存在しないと同様
になり、回転部であるハウジング3は再度、平衡位置に
引きもどされる。
逆に、すきま:δ1が小さくなれは、マイクログループ
面6の圧力は大幅に上昇するため、やはり平衡位置にひ
きもどされる。
結局、浮上量:δ1は、特性曲線(ハ図)において、圧
力発生の有効なすきま:△Hの範囲で決定されることに
なる。
ハウジング3の絶対高さ:Hの許容される精度が△H以
下になるように、かつ、浮上量:δ1が次の値になる様
に、マイクロ:スパイラルグループの形状・寸法を決定
すればよい。
△H〉δ1 また、装置組立時の調整も、本装置では極めて簡易であ
り、静止時に回転部の軸方向高さく例えば、基準面から
マイクログループ面までの高さ)さえ出しておけばよい
なぜならば、回転時には、精度の許容寸法二△H以上に
浮上することはないからである。
参考として、VTRシリンダ構造に本発明を適用した場
合のマイクロ・グループの実施例を示す。
第6図は、回転数:ω= 180 Orpmy潤滑油粘
度二η二15 c5t 、及び下記の表1のパラメータ
でもってマイクログループを構成した場合の、浮上量:
δ1に対する負荷容量:C1の特性曲線である。
ステップ軸受8は、すきま:δ2二15μのとき、負荷
容量二02−300gとなる様に構成した。
本実施例では、回転部の自重:W=250gであり、正
置状態においてはW+C2=550gの荷重と、マイク
ログループに発生する全圧力とが平衡することになり、
このときの浮上量:δ1よ0.9μとなる。
装置が水平状態においては、回転部の自重の与える影響
はなく、C2二300gのみがマイクログループに発生
する圧力と平衡する事になり、浮上量δ1さ1.3μと
なり、いずれの場合も、VTRシリンダのヘッドの高さ
の変化の許容精度範囲(例えば実施例のシリンダではδ
〈3μ)を満足する事が出来た。
回転始動時の駆動トルクも十分小さくてよく、ポータプ
ルVTR用に内蔵したDDモータで、十分な機能を満足
する事が出来た。
なお、マイクログループの溝加工は、グループのパター
ン(拡大原図)を、マイクロ縮写するフォト・エツチン
グ加工を用いて行った。
以下、本発明の他の実施例について説明する。
第7図イ2口は、フランジ4の下面に形成される第2の
スラスト流体軸受としてヘリングボーン軸受を形成した
場合である。
内側グループ14は、潤滑油5を矢印aのごとく遠心方
向に、外側グループ15は矢印すのごとく中心方向に圧
送する作用を有する。
潤滑流体を積極的に圧送する第2のスラスト軸受として
例えば、スパイラルグループを用いた場合、前記第5図
口のステップ軸受等と比べて、フランジ径D1が比較的
小さいにもかかわらず、大きな負荷容量が得ることが出
来る。
第2のスラスト軸受に形成する溝パターンとして次の3
種類が考えられる。
A フランジ4の外側方向(第7図矢印a)に圧送され
る溝パターンのみで構成 り フランジの内側方向(第1図矢印b)に圧送される
溝パターンのみで構成 C外側方向、内側方向に圧送される2種類以上の溝パタ
ーンで構成(例えば第7図口) 上記A−C共、本発明に適用出来るが、第1のスラスト
軸受(マイクログループ6)と、第2のスラスト軸受を
近傍して設けた場合(第7図の様に軸1の開放端にフラ
ンジ4を固着し、かつ両軸受をフランジ4の裏表に設け
た場合)次の点に留意する必要がある。
Aの場合、第2のスラスト軸受の相対移動面間に介在す
る潤滑油5は、フランジ4の上端面7とその対向面の間
のオイル室50に圧送され、その結果、フランジ4上部
の圧力は上昇する。
フランジ4の下部は、軸径D2から決まる面積分だけス
ラスト流体軸受として有効な面積が小さく、フランジ上
下に発生する軸方向の力に不平衡を生ずる。
その結果、発生する圧力の大きさいかんによっては、回
転部であるハウジング3は上方向(第4図矢印B)に浮
上する。
とくに、水平状態で使用する場合のある回転装置では、
自重がなくなるため、ハウジングの軸方向の平衡条件は
発生圧力のみで決まり、この傾向は大きい。
Bの場合、オイル室50内の潤滑油5は、Aの場合とは
逆に、外部に流出する作用を受ける。
第2のスラスト軸受の流体圧送作用は、軸受有、効面積
の違いにより、マイクログループ6よりもはるかに大き
く、場合によっては、微少な油膜によって浮上するマイ
クログループ6の潤滑条件に好ましくない結果を与える
例えば、潤滑油5の枯渇をもたらし、最悪の場。
合潤滑油膜面の直接固体接触をもたらす危険性をはらむ
Cの場合、第7図イに示されるごとく、外側方向及び内
側方向の両方向の圧送量を平衡する様に、溝パターンを
形成することにより、オイル室50への潤滑油の一方的
な流動圧送作用はなく前記したA、Bの問題は解消され
る。
第2のスラスト軸受に、第5図口のステップ軸受を用い
た場合でも半径方向に流動圧送作用がないため、オイル
室50内に介在する潤滑油の密閉状態、あるいは、装置
の軸方向の力の平衡条件に影響を与えない。
しかし、ステップ軸受と比べて負荷容量の大きな例えば
、第7図口で示す様なヘリングボーン軸受を用いること
により、軸受外径をさらに小さく、また、すきまを大き
く出来るため、低トルク化が計れる。
なお、第2のスラスト軸受に形成される溝は、フランジ
4面、あるいはフランジ3側の面のいずれに形成しても
よい。
さて、第1のスラスト流体軸受を構成する。
マイクログループに形成する溝形状として、第5図イの
ごとく、軸芯に向かって潤滑流体が圧送される様なパタ
ーン(例えば、スパイラルグループ)ならば、マイクロ
グループ径ψdが小さいにもかかわらず大きな負荷容量
を得ることが出来る。
例えば、一方向のみに圧送作用を有するスパイラル・ス
ラスト軸受をマイクログループとして用いた場合ではそ
の駆動トルクは軸受外径4乗に比例し次式で表わされる
Ro’Ri’ T=f1ω2− (1)式ωは回転角速
度Roはスラスト軸受の外半径、Riは内半径、δはす
きま、flは溝形状(スパイラル角度、グループ本数、
溝深さ等)で決まる値である。
すきま:δが僅少(実施例ではδ=X〜2μ)であるに
もかかわらず、外半径:Roを小さくすることが出来る
ため起動時、及び定常回転時のトルクを前述した溝パタ
ーンを用いることにより、より小さく出来る。
これは、バッテリー内蔵型のポータプルVTR等に本発
明を適用したとき、極めて好ましい結果を与える。
溝パターンの形状は、スパイラルグループ(らせん溝)
でなくてもよく、例えば、第8図イで示される様な中心
方向に潤滑流体が圧送される作用を有する直線溝16で
もよい。
但し、回転部の自重が小さく、負荷容量がさ程必要とし
ない場合ならば、円周方向で、すきまがステップ状に変
化する溝17を有するステップ軸受(第8図口)でも、
本発明に適用することが出来る。
また、突出部の形状は半径方向に対して、急激に相対移
動面間のすきまが変化しなくてもよく、なだらかに変化
する、例えば、台形断面の形状でもよい。
また、突出部はフランジに形成しないで、その対向面側
に突出部21を形成してもよい。
マイクログループは、突出部、フランジのいずれの側に
形成してもよい。
マイクログループの圧力特性は、溝が形成された部分の
スラスト軸受としての有効な面積で決まるため、マイク
ログループの外径と、突出部の外径は等しくなってもよ
い。
例えば、第4図の軸受構造においてハウジング3側の対
向面12に、突出部9よりも径大のスパイラルグループ
を形成し、突出部9の面は溝のない平担面である様な構
成でもよい。
この場合、マイクログループ軸受としての有効な部分は
、突出部9の外径寸法で決まることになる。
また、一方向のみに圧送作用を有するスパイラルグルー
プ軸受をマイクログループとして用いた場合では、その
負荷容量は次式で得られる。
Ro’−Ri’ F=f2ω□ (2)式 (2)式において、(1)式同様、f2は溝形状(スパ
イラル角共、グループ本数、溝深さ)で決まる値である
例えば、一実施例である第5図イのマイクログループ6
では、Ri=0である。
また、本発明の実施例として、潤滑流体にオイルを用い
た場合について説明してきたが、本発明の基本的な考え
方は、潤滑流体にエアーを用いた場合でも同様である。
マイクログループの中心部に圧力発生の無効な部分(溝
ナシ)があったとしても、負荷特性にほとんど影響を与
えない。
例えば、内半径:R1−1、マイクログループ外半径:
Ro=2の場合と、R1二〇の場合の負荷容量の比は7
/8程度である。
また、マイクログループ径dは、小さい程すきまに対す
る圧力特性は鋭敏となるが、マイクログループの外径を
小さく出来ない場合、溝深さを浅くすれば特性はより鋭
敏となる。
また球面、円錐面等に潤滑流体を圧送する溝を形成して
、すきまに対して圧力特性が鋭敏なマイクログループに
相当する軸受と、鈍感な例えばヘリングボーンに相当す
る軸受を構成してもよい。
(図示せず) 第9図は、マイクログループ35の中央部にボール36
を設ける事により、回転始動時の一層の低トルク化を計
った例である。
ボール35には、超硬あるいはセラミック等を用いる。
ボール35のマイクログループ35からの突出量:δ4
は、浮上量:δ1よりも、十分小さ目にする。
静止時には、マイクログループの対向面37とボール3
6の上面が密着する事になるが、点接触であるために、
一層の低トルクで始動出来る。
また、回転時には、ボール36と対向面37は非接触の
状態を維持出来るため、摩耗が発生する事はない。
第10図は、本発明をベースとして展開したもので、流
体軸受の潤滑流体に磁性流体38を用いて、かつ、マイ
クログループ6近傍に、永久磁石39を設ける事により
、マイクログループ6面の潤滑性能を向上させた例であ
る。
39は永久磁石であり、軸方向に磁化された細径の円柱
形状をしており、ハウジング3の上端部に設けられてい
る。
第10図において、イ図は装置の回転状態、ロスは静止
状態を示している。
永久磁石39によって、潤滑流体である磁性流体38は
磁極近傍に捕捉させるため、次の様な効果を有する。
1 回転始動時の接触面の摩耗が防止出来る。
永久磁石39の磁極近傍に吸着した磁性流体によって、
マイクログループ6面とその対向面4の間には、静止状
態(第10図口図)においても、油膜が形成されている
また、マイクログループ6に形成されたスパイラルグル
ープの溝部40(凹部)には、磁性流体38が磁極近傍
に集中捕捉される様に浸入している。
かように、マイクログループ6とその対向面の密着面に
は、十分な量の潤滑流体が存在するため、回転時始動時
における相対移動面の固体接触を防止することが出来、
摩耗を一層低下する事が出来る。
11 回転時の潤滑流体の涸渇がない。
回転時、静止時を問わず、永久磁石39は常に周辺の磁
性流体3Bをマイクログループ6の近傍に吸引させる作
用がある。
そのため、回転時において、多量の潤滑流体がマイクロ
グループ近傍にあるため、グループのボンピング作用に
よって、周辺の潤滑流体をマイクログループ6中心部に
流入することが出来、十分な流体潤滑を行うことが出来
る。
ハ図は、第10図の構造に本方法を適用した場合である
が、マイクログループ35とその対向面の間はボール3
6の突出した分の間隔部41があるため、磁性流体38
は、静止時においても、上記間隙部41に浸透する。
その結果、ボール36と対向面の間での潤滑条件を向上
し、接触面の始動時の摩耗を軽減する事が出来る。
なお、本発明の実施例で用いた磁性流体(あるいは磁性
潤滑流体)は、液体の特性である流動性と鉄・ニッケル
・フェライト等の合金(固体)から作られる磁性体とし
ての両方の性質を有するものである。
不発面の実施例では、フェライトの一種であるマグネタ
イト(FeO−Fe203)を100人の直径の微粒子
にして、界面活性剤の助けをかりて、溶媒中に分散させ
た市販品を用いた。
次に本発明からなる流体軸受構造をVTRの回転ヘッド
アセンブリに適用した場合について具体例をあげ説明す
る。
本発明により、簡易な組立によって正確なヘッド位置を
達成出来、姿勢差が僅少で、低トルク、かつ長期使用後
もヘッド高さに変化のない高精度なポータプルVTRを
提供することが出来るもので以下、第11図により説明
する。
301は回転ヘッド部である上部シリンダ、302は上
部シリンダ301に装着したヘッド、303は下部シリ
ンダであり、基板である下部ハウジング304に固定さ
れている。
305.306は、ヘッド302の信号を無接で回転側
から固定側へ伝達するロータリートランスの回転側用と
固定側用であり、回転側用305は、ボルト307でも
って回転スリーブ308に、固定側用306は、接着剤
でもって、下部シリンダ303に固定される。
308は回転スリーブであり、上部シリンダ301を装
置の上方向から着脱自在になる様に固着している。
309は上部フタであり、回転スリーブ308の上端面
に、ボルト324でもって固着される。
31L312,313は、本装置の回転部に、回転駆動
力を与えるための、ダイレクト・ドライブモータのステ
ータ311、ロータ・マグネット312、及びマグネッ
ト収納ケース313である。
301.308,305,313,312で、本装置の
主要な回転部を構成している。
下部ハウジング304に固定された中止軸314には非
真円軸受の一種であるスパイラル・グループが上下に形
成されており、流体軸受特有の不安定現象であるオイル
ホクールの発生を防止した軸受構造となっている。
(図示せず)317は、中心軸314の開放端側に設け
られたスラスト軸受のフランジ、318はフランジ31
7の中心部に形成された第1のスラスト軸受・であるマ
イクログループである。
中心軸314には鋼材SK4を用いて、マイクログルー
プの先端部及びその相対面する回転部の面だけ部分焼入
した。
中心軸314と、回転スリーブ308の間には潤滑油と
しての磁性流体319が限りなく封じ込めら、れており
回転スリーブ308の下部開口部には磁性流体319の
漏洩を防止するための磁気シールが設けられている。
320は磁気シールのための永久磁石、321・はその
収納ケースであり、回転スリーブ308に固定されてい
る。
さて、流体軸受による本シリンダ構造は、一端を基板(
下部ハウジング304)に固定された中心軸314に潤
滑油膜を介して回転可能に係合された回転スリーブ30
8が、DDモータによって、旋回する構造になっており
、流体潤滑の特徴を生かした高精度な回転機能を得るこ
とに成功している。
また、上部、下部シリンダ301.303、’DDモー
タ312、ステータ311の内側に位置個所(中心軸3
14と回転スリーブ308の間)に流体軸受が形成され
ており、ラジアル荷重に対して、十分に大きな油膜剛性
を得ることが出来、また従来の玉軸受支持によるシリン
ダ構造の様な、玉軸収納のためロススパンがなく、コン
パクトな構成となっている。
実施例である第11図のシリンダ構造において次の点が
主要なポイントとなっている。
1 回転スリーブ308の内壁に流体軸受が形成; さ
れており、その上端は密封構造である。
2 中心軸314の密封側に、スラスト軸受のフランジ
317及び中心軸314の端部にマイクログループ31
8が形成されており、この部分が上部シリンダ301に
設けられたヘッド302の軸方向高さを規制する。
3 回転スリーブ308の上端には、上部シリンダ30
1が設けられている。
4 回転スリーブ308の下端には、駆動手段と、して
のDDモ振夕が設けられている。
上記1〜4が、本シリンダの基本構造であり、例えば、
上記1は、潤滑流体の密封性を高めるのに効果的な条件
であり、また、上記3は、ヘッド302の交換時(長期
使用による摩耗のために)上部シリンダ301を簡易に
上方か6取りはずし可能とするために必要な条件であっ
た。
上記1〜4が、今後、流体軸受によって、VTRシリン
ダを構成する場合の基本構造の1つになるものと考えら
れる。
第11図のシリンダ構造では第7図で示したマイクログ
ループ6とへリングボーン軸受13の組み合わせからな
る軸受構造を用いた。
第12図は、本軸受構造の機能を説明するためのグラフ
でその2つの軸受から装置の水平状態と垂直状態におけ
るシリンダの平衡状態を示すものである。
曲線Aは表1のパラメータで構成されるマイクログルー
プの特性を示す。
(第6図と同じ)回転部の重量は、第3〜5図の構成と
異なりW二200gであった。
曲線Bは、装置の水平状態において、マイクログループ
318の発生圧力と平衡する軸方向の力を示しおもに、
ヘリングボーン軸受325のすきま・負荷容量特性から
決まるものである。
曲線Bの傾がAと逆なのは、すきまδ1が小さくなる程
逆に、すきまδ2は大きくなるからである。
実施例においては、ヘリングボーン軸受の軸方向すきま
: δ2が30μのとき負荷容量f2−280gとなる
様に構成した。
したがって、水平状態の平衡位置は、第12図。
において、曲線Aと曲線Bが交差する点で決まることに
なり、実施例では、すきまδ1=1.4μとなる。
曲線Cは装置が垂直状態におけるマイクログループ31
8と平衡する力を示し、上記へリングボ・−ン軸受32
5の負荷容量に本装置の回転部301.308,305
,313,312の自重W二200gが加わったもので
ある。
このとき、曲線Aと曲線Cの交点が垂直状態における平
衡位置を示し、実施例では、すきまδ二1.1μとなる
したがって、本装置において、水平状態と垂直状態の姿
勢差は △二1.4−1.1 = 0.3μであり実施例である
VTRシリンダの姿勢差スペックを十分に満足すること
が出来た。
ポータプルVTRの場合、装置の操作は通常、垂直状態
から水平状態の範囲で使用されるが、本発明の適用によ
って、姿勢差に無関係に安定した性能を持つ流体軸受シ
リンダ内蔵のポータプルVTRが実現出来た。
また、マイクログループ径d(実施例では突出部326
の径と等しい)が小さいため、平滑の垂直状態における
静止時において、その対向面(上部フタ309)との密
着面積及び密着部の回転半径が小さいため、回転始動時
低トルクでよい。
また、突出部326の突出量δ3が十分大きいため、定
常回転においがも、スラスト軸受部の負荷トルクは全体
として小さくてすむ。
したがって、小型のDDモータを内蔵するポータプル、
VTR等に好適である。
また、装置の姿勢によらず回転部の浮上量がδ1=1.
1〜1.4μと僅少であるために、以下、述べるように
、基準面Sからの正確なヘッド302の軸方向位置Hが
簡単な組立によって得られる流体軸受シリンダが実現出
来た。
実施例である第11図の構造の特徴を組立性の面から要
約すれば下記の2点である。
[軸の一端が基板(下部ハウジンン304)に固定され
たシリンダ構造であり、組立後も中心軸314と基準面
(第11図の8面)の相対位置は不変である。
1i 中心軸314の上部先端部位置するところk(
マイクログループ318が設けられているがマイクログ
ループ318面の浮上量が微少なために、上記先端部の
基準面Sからの高さの精度さえだしておけば、組立後、
回転状態でのヘッド302高さ:Hは、高い精度で確保
出来る。
すなわち、基準面Sに対するマイクログループ318の
高さδ2は基準面Sを、VTRセットに取付るのと同じ
状態で治具に固定し、着実に測定することが出来る。
マイクログループ318の面は、微少の面積に出来た、
中心軸314の軸芯部に設けることができるために、基
準面Sに対する寸法h2の管理は極めて容易である。
また、例えば、突出部326が上部フタ309の側に設
けられ、スラスト軸受のつば317の上面が平担の場合
でも、圧力発生に有効な部分は溝が形成された相対移動
面だけであるため、上記寸法:h2の測定の際には中心
軸314の中心先端部周辺のみを測定すればよい。
フランジ311の外周部に、加工上のうねりがあったと
しても、上記浮上量:δ1に、(すなわち寸法:h2)
lこ、はとんど影響を与えないというのが、本構造の特
徴である。
以下、実施例で示されるごとく、本発明によれば上部シ
リンダが装置されるスリーブを係合して流体軸受を構成
し、かつ前記中心軸の上端部の相対移動面に、微少の油
膜でもって回転ヘッド部を浮上させるマイクログループ
を設けた、流体軸受構造によって様々な特徴を有するV
TRシリンダが実現出来るものである。
その効果を要約すると 1 粗加工などを必要としない簡易な組立によって、回
転時の正確なヘッド高さが得られる。
2 装置(VTRセット)の姿勢差によるヘッド高さの
変化が僅少である。
3 回転始動時、及び定常回転時においても低トルクに
出来る。
4 長期使用後も、ヘッド高さの経年変化がない。
以上1〜4以外にも、シリンダ構造は、潤滑油の長期に
わたる密封性に優れコンパクト等ノ多くの特徴を有する
ことは勿論である。
以上の軸受構造は、マイクログループに発生す。
る力と逆方向の力を与えるスラスト軸受(例えばヘリン
グボーン325)を、マイクログループ318の周辺で
ある回転スリーブ308の密封側に設けているが、回転
スリーブ308の中間部あるいは、開口側にスラスト軸
受のフランジを形成。
し、かつ、軸の先端部(開放側)にマイクログループを
形成する様な構成でもよい。
(図示せず)また、本発明の詳細な説明してきた軸受構
造は固定軸1のまわりをスリーブ(ハウジング3)が回
転するが、勿論、固定されたスリーブに軸が回転する逆
の構造の場合でも、同様である(図示せず)。
このように本発明によれば、回転始動時低トルクで、か
つ、長期使用においても摩耗がなく、スラスト方向の正
確な位置規制が出来る流体軸受が実現出来、本装置を用
いて様々な装置への応用、展開が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は球面ピボット軸受を用いたシリンダの正面断面
図、第2図はフランジの両面の溝付スラスト軸受を形成
したシリンダの正面断面図、第3図は本発明の一実施例
における軸受構造を示す正面断面図、第4図は同軸受構
造の要部拡大断面図、第5図イは同軸受構造におけるマ
イクログループの平面図、第5図口は同軸受構造におけ
るスラスト軸受の底面図、第5図ハ及び二は同軸受構造
における各軸受のすきまに対する圧力特性を示す図、第
6図は同軸受構造における負荷容量特性を示す図、第7
図イは本発明の他の実施例における軸受構造の要部断面
図、第7図口は同軸受構造の底面図、第8図イ及び口は
本発明の他の実施例におけるマイクログループの平面図
、第9図イは本発明の他の実施例における軸受構造の要
部断面図、第9図口は同要部拡大断面図、第10図イは
本発明のさらに他の実施例における要部断面図、第10
図口は同要部拡大断面図、第10図ハは本発明のさらに
他の実施例における軸受構造の要部拡大断面図、第11
図は本発明の他の実施例におけるVTRシリンダの正面
断面図、第12図は同VTRシリンダの軸受特性図であ
る。 1・・・・・・軸、3・・・・・・ハウジング、5・・
・・・・潤滑流体、4・・・・・・フランジ、6・・・
・・・マイクログループ(第一のスラスト流体軸受)、
8・・・・・・ステップ軸受(第二のスラスト軸受)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 少なくとも、一方を開放端とする軸と、前記軸に潤
    滑流体を介在して、相対的に回転可能に係合するハウジ
    ングと、前記軸の開放端側の端面もしくはその対向側の
    ハウジング面に両面間の軸方向のすきまが一部において
    小さくなる突出部を形成し、この突出部の端面とその対
    向面の少なくとも一方の面に、相対移動面間の距離が円
    周方向で変化する溝部を形成して第一のスライド流体軸
    受を構成するとともに、前記軸にフランジを形成し前記
    突出部が形成されている側と反対側のフランジ面もしく
    はそのフランジ面の対向面であるハウジング面のいずれ
    かに、円周方向で相対移動面間のすきまが変化し、両面
    間の流体圧力を高める様に作用する溝部を形成すること
    により、前記突出部とその対向面間の距離を小さくする
    方向に作用する第2のスラスト軸受を構成したことを特
    徴とする流体回転装置。 2 前記第1のスラスト軸受の溝部は潤滑流体が軸の中
    心方向に向って圧送される溝パターンを有していること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の流体回転装
    置。 3 前記軸の開放端部にフランジを形成したことを特徴
    とする特許請求の範囲第1項に記載の流体回転装置。 4 前記第2のスラスト軸受において、フランジ面もし
    くはハウジング面のいずれかの外周側及び内周側のそれ
    ぞれの溝を形成し、前記外周側に形成される溝は内周側
    に、前記内周側に形成される溝は外周側に潤滑流体を圧
    送する作用を有する様に構成されていることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項に記載の流体回転装置。 5 突出部の中央部に、微少量突出した球部を設けたこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の流体回転
    装置。 6 潤滑流体に磁性流体を用い、かつ突出部近傍に、前
    記磁性流体を捕捉するための永久磁石を設けたことを特
    徴とする特許請求の範囲第1項に記載の流体回転装置。 7 少なくとも一方を開放端とする軸と、前記軸に潤滑
    流体を介在して相対的に回転可能に係合するハウジング
    と、前記軸の開放端側の端面もしくはその対向側のハウ
    ジング面に両面間の軸方向のすきまが一部において小さ
    くなる突出部を形成し、この突出部の端面とその対向面
    の少なくとも一方の面に、相対移動面間の距離が円周方
    向で変化する溝部を形成して第一のスラスト流体軸受を
    構成するとともに、前記突出部とその対向面間の距離を
    小さくする方向に作用する第2のスラスト流体軸受を設
    け、前記軸及びハウジングの一方に磁気ヘッドを設けて
    回転ヘッド部とすると共に、他方に軸と同心の円筒面を
    有する固定シリンダを形成し、かつ前記軸とハウジング
    とに相対回転を与える駆動源を備えたことを特徴とする
    流体回転装置。
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GB8000501A GB2043182B (en) 1979-01-16 1980-01-08 Bearing assemblies
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CA343,739A CA1132170A (en) 1979-01-16 1980-01-15 Rotary mechanism with axial bearings
DE3001432A DE3001432C2 (de) 1979-01-16 1980-01-16 Drehmechanismus mit einer fluid-geschmierten Axiallagerung

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