JPS58201265A - 熱電池 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は熱電池の電解質の改良に関するもので、熱電池
の放電時間を著しく向上させるようにしたものである。

熱電池に用いられる電解質は、その融点かできる限り低
く、溶融時の電導度が良く、分解電圧か高く、かつ上極
物質と反応しない′物質が好ましいが、通常、この目的
のためには、塩化カリウｌ、と塩化リチウムの共融混合
物か使用されてきた１、この塩化カリウムと塩化リチウ
ムは、重量比で５５９６と４５％のとき、共融点６５２
°Ｃと比較的低い融点を示す。これに陽極活物質として
クロム酸カルシウム、陰極活物質として金属カルシウム
を使用した電池の開路電圧は、２，８ｖと極めて高く、
また放電時の電圧降下も極めて低い等の利点を有したか
、電解質の溶融状態が短かく、放電時間（よ例えば′重
接の面積当りの放電々流０．２５　Ａｇｅｎｔ　−Ｃ４
０〜５０秒程度しか得られなかった。

本発明は上記の問題点を解消したものであり、以下図面
により詳細に説明する。図面は熱電池の部分欠截断面図
であり、１は素電池、２（よ発熱イ本を示す。素電池１
は例えばクロム酸〕ｙ　／レシウムあるいはクロム酸鉛
よりなる陽極板ろと、塩化フ７１）ラムと塩化リチウム
の共融混合物を主体とした中へ本発明による硫酸リチウ
ムを添加してなる電解質層４と、金属カルシウム、金属
マクネシウムよりなる陰極板５、及び鉄又はニッケルよ
りなる集電板６より構成されている１３発熱体２は、例
え（まジルコニウムとクロム酸）くリウムとの混合粉末
を成型したもので、素電池１とは交互ｔこ配置されてい
る。又、７は例えはジルコニウムとり「コム酸ノ・リウ
ムとの混合粉末を帯状に成型した導火帯で素電池１と発
熱体２との積層体の外周へ配置される。

８は白金抵抗線のまわりにシアソラニ１−ｒｒフ、−フ
ールを主体とした点火薬を付着させた点火玉、９はカラ
スウールあるいは石綿よりなる断熱材、１（］、１１は
それぞれ鉄又はニンケルよりなる陽極リード線および陰
極リード線、１２はステンレス鋼製の電槽、１ろはステ
ンレス鋼製の蓋、１４．１５はそれぞれガラス材質で蓋
］ろと′上気的に絶縁された陽極端子、陰極端子、１６
は点火用端子である。

次に本発明に用いられる電解質層４の製法の一例を示す
と、５５重量りもの塩化カリウムと４５重量％の塩化リ
チウノ・の共融混合物９５部に硫酸リチウムを５部混合
し、これを完全に溶融し粉砕したものを、カオリン粉末
と混合し、例えば２ｔ／ｃｎの圧力で板状に成型するか
、あるいは溶融電解′１に例えはガラス布を浸漬し、引
トけて電解質を冷却固化させた後、所定寸法に打抜いて
電解層とＪる。

上記の構造の゛重油を放゛屯する。場合には、点火用端
子１６へ外部から電気エネルギーを与えると点火玉８が
発火し、これによって発熱体２が燃焼し１、更に導火帯
７へ燃焼か移り、他の発熱体２へ燃焼か進行し、その熱
によって素電池１か加熱され、電解質４か溶融し起電す
る。この場合の放電時間は、電解質に硫酸リチウムを加
えない場合（こ較へて約２０％増大し、例えは電流密度
０．２５　Ａ／−の放電々流の場合には５５〜６０秒程
度の放電時間となった。尚、硫酸リチウムの添加量は、
１〜１０重量％の範囲が良好で、１重量９４以下では硫
酸リチウムの添加効果はなくなり、また１０重重鼠６以
上では溶融塩の粘度が増大して作業性か悪くなると同時
に放電時間も減少する傾向にあった。

上記の如く、硫酸リチウムを添加することにより放電時
間が増大する理由は、例えは４重置％添加すると約２０
℃の融点降下か認められることから電解質の溶融状態の
時間が長くなり、その分数・電時間示延ひることの他、
硫酸リチウムか陰極の不動態化を防止していることも推
定される３、本発明は、上記の如く電解質中に硫酸リチ
ウノ・を添加することによって、放心時間を増大させる
ものであるから、その工業的価値は犬である。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示す熱電池の部分シコ裁断面
図である。 １・素′覗池　　　？・・・発熱体　　ろ・陽極板４・
・・電解質層　　　　　５・・・陰極板出願人　湯浅電
池株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 塩化カリウムと塩化リチウムとの共融混合物に硫酸リチ
   ウムを添加した電解質からなる熱電池３゜